市長記者会見記録令和4年10月31日

公開日 2022年10月31日

更新日 2022年11月07日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見 令和4年10月31日(外部サイト:YouYube)

■会見資料1:小樽市子育て世帯応援クーポン券事業[PDF:260KB]
■会見資料2:放課後児童クラブ稲穂小移転[PDF:376KB]
■会見資料3:令和5年小樽市二十歳を祝う会について[PDF:541KB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午前11時〜)

(総務部長)

定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは、市長、よろしくお願いします。

 

(市長)

それではよろしくお願いいたします。今月21日(金)に市民センター(マリンホール)において、市制施行100周年記念式典を、約300人の方々をお招きして、無事に執り行うことができました。式典では、保育所や幼稚園の子どもたち、また、小中学校の児童・生徒たちの元気な声を収録した「ビデオメッセージ」の上映や、小樽潮陵高校生書道部の皆さんによる書道パフォーマンス、小樽商科大学「翔楽舞(しょうがくぶ)」によるよさこい演舞など、とりわけ、子どもたちや若者たちの元気な若さはじける表現をご覧いただくことができたと思っています。今後も新たな100年に向けて、次代を担う子どもたちに、ふるさと小樽の歴史をつないでいきたいという決意を新たにしたところです。式典の様子については、市のホームページにYouTube動画を掲載していますので、当日会場にお越しになれなかった皆さんにも、ぜひ、ご覧いただきたいと思っています。それでは、本日の会見項目に移りたいと思います。

はじめに、子育て応援クーポンについてです。お手元の資料をご覧ください。新型コロナウイルス感染症による影響が長期化し、物価等が高騰していることから、子育て世帯の家計負担を軽減するとともに、市内での消費を喚起し、市内経済の活性化を図るため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した本市の独自事業として、18歳以下のお子さんに対して、市内でのみ使用できるクーポンを配布しています。対象となるのは、本年9月1日時点で本市に住民登録のある平成16年4月2日以降に生まれたお子さんです。また、9月2日から12月31日までの間に生まれた、または、転入されたお子さんも対象とします。なお、世帯の所得制限は設けず、対象となるお子さん一律に配布します。クーポンの金額は一人当たり1冊1万円となっています。1000円分のクーポン10枚綴りで、市内に本社・本店がある登録店舗で使用できる「地域応援券」と、市内のすべての登録店舗で使用できる「市内共通券」の2種類が、それぞれ5000円ずつとなっています。対象となる方には、10月21日から本日10月31日までの間に、簡易書留によりクーポンを送付しています。使用期間は、明日11月1日から令和5年1月31日としていますので、期間内にぜひ使用していただければと思います。なお、クーポンを使用できる店舗は、子育て応援クーポン専用サイトで確認いただくようお願いします。

次に、勤労女性センター放課後児童クラブの移転についてです。お手元の資料をご覧ください。勤労女性センターで開設している放課後児童クラブについては、稲穂小学校内に移転することとし、令和4年度中に改修工事を行い、令和5年度から利用開始としていましたが、その工事が10月で終了し、移転の準備が整いましたので、移転時期を前倒しし、来月11月7日から稲穂小学校内で放課後児童クラブを開設することとなりました。移転後の開設時間については、平日は、下校時から午後6時までで変更ありませんが、土曜日および長期休業の際には、他の学校開設の児童クラブと同様に、午前8時20分から午後6時までとなります。クラブ数はこれまでと同じく二つのクラブで、全体の定員数は54人となります。かねてより保護者の方から要望されていたお子さんの安全確保という長年の懸案がようやく解決できます。お子さんと保護者の方に安心してご利用いただけるものとなります。また、稲穂小学校のご理解とご協力もあり、学校活動に支障のない範囲で体育館やグラウンドも使用できるようになりますので、過ごし方を工夫しながら、より充実した放課後児童クラブの運営となるよう努めていきたいと考えています。

最後に、「令和5年 小樽市二十歳を祝う会」についてです。お手元の資料をご覧ください。毎年1月に開催している「小樽市成人式」については、本年4月の民法改正に伴い、成年年齢が20歳から18歳に変更されましたが、本市では、二十歳という節目を祝う祝賀行事として、これまでと同様に20歳の方を対象に実施します。新しい名称については、「小樽市二十歳(はたち)を祝う会」とします。令和5年は、1月8日(日)に市民会館にて、午後3時から市内全地域を対象に1回で開催します。対象となる方は約880名で、11月1日現在、小樽市に住民票がある方には、11月下旬に案内状を送付します。進学や就職により本市に住民票が無い方については、案内状は送付いたしませんが、出席いただくことができます。出席される場合は事前申し込みが必要となりますが、12月1日(月)から12月15日(木)の間に市ホームページを通して申し込みを受け付けることとしています。感染対策として、当日は出席者の連絡先を把握するため、市から送付した案内ハガキを受け付けにて回収するほか、式の時間を短縮して実施します。また、密を避けるため、会場内での記念撮影コーナーやお茶席の設置は行いません。出席される皆さまには、マスクの着用や手指の消毒、検温などの感染防止対策についても、ご協力をお願いしたいと思っています。詳しくは、案内状や市ホームページなどでお知らせしますので、ご確認ください。なお、今後の感染状況によっては変更となる場合がありますので、ご承知おきください。

私からは、以上です。

 

出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。

 

(総務部長)

ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

 

(北海道新聞)

小樽市二十歳を祝う会について質問です。20歳という節目を祝う祝賀行事として開催されるということですが、18歳からが成人ということですので、18歳の方々を祝うという選択肢もあったと思いますが、あえて従来どおり20歳の方を祝うという選択された理由をお聞かせください。

 

(市長)

成年となる18歳は、受験や就職活動などの時期と重なるということを考えると、式への参加が難しくなります。多くの方々が、集うことが難しくなるだろうということで、より多くの若い方々が集うことができる20歳を対象にすることが望ましいのではないかという判断と、全道の市町村、自治体の状況も調べましたが、ほとんどの自治体が20歳を祝う集いといった形で開催するようですので、私たちも20歳を祝う会という形にさせていただくことにしました。

 

(北海道新聞)

同じく二十歳を祝う会について、資料に書いてあるとおりだと思うので、言わずもがななことを聞いて恐縮ですが、今の感染状況を見て、分散して開催するとか、そういったことではないという理解でいいですか。

 

(市長)

令和5年1月の開催に向けて、国のガイドラインでは、支障がないと示されていますので、今後の状況にもよりますが、今の時点では1回で開催する予定です。前回は2回に分けましたが、やっぱり学生時代の交友関係だとかを考えると、一度に開催してもらいたいという要望も多かったので、一つには国のガイドラインの考え方と、そういった要望も踏まえて、今回は1回で開催するということでご案内を差し上げたいと思っています。

 

(北海道新聞)

放課後児童クラブの関係ですが、安全確保の懸案が解消されるというのは、稲穂小学校から施設まで距離があって、子どもたちが通わなければいけないので、交通安全の面などの懸念があったという理解でいいですか。

 

(市長)

そうですね。これは本当に長年の懸案だったので、私としては、稲穂小学校内に放課後児童クラブを開設できることは大変うれしく思っています。子どもたちが、学校が終わってから、勤労女性センターまで来るわけですが、特に冬期間は雪の山を歩いて来たりしていて、そういったことが解消できますので、稲穂小学校内に開設されることで、安心安全を確保できるのではないかと思っています。

 

(小樽ジャーナル)

子育て応援クーポンに関してですが、利用できる店舗数はプレミアム商品券とだいたい同じような店舗数でしょうか。

 

(こども未来部こども福祉課長)

プレミアム商品券と同じくらいの店舗数を想定しているのですが、10月26日時点で、790店舗登録されています。プレミアム商品券は1200店舗。10月から登録店舗を募集していますので、今まだ登録作業を継続して実施中ですので、これからまだ店舗は増えると思います。

 

(小樽ジャーナル)

ホームページには11月1日にアップされるのですか。

 

(こども未来部こども福祉課長)

店舗はホームページにはすでにアップされています。何月何日時点ということで、随時更新していきます。

 

(北海道新聞)

韓国のハロウィーンに絡むイベントで、大変大きな事故が起きてしまいました。小樽市も本日は確か梁川通りあたりで、ハロウィーンイベント等がありますが、道内有数の観光都市である小樽市、そして、冬場も雪あかりの路ですとか、いろいろあります。コロナ禍ではありますが、外国人の観光客も徐々に戻りつつある状況です。小樽市として、こういう問題に対してどのように取り組まれていかれるのでしょうか。

 

(市長)

本当に衝撃ですよね。昨日も堺町通りを見ますと、かなりの人出があって、ようやく戻ってきたなという安堵感もありましたが。例えばで言うと、今年の潮まつりの花火もものすごい数でしたよね。以前、明石市かどこかの花火大会で同じような事案が発生したと思いますので、これから人がたくさん集まるようなイベントを実施するときの安全対策は、具体的にはこれからですが、改めて考え直さなければいけないと思っています。特にイベント開催時に十分配慮していきたいと思います。

 

(北海道新聞)

市長は先週後半に上京して、いろいろ要望活動をしたと思います。小樽市単独のものもあれば、後志管内全体でというものもあると思いますが、小樽市の事業や、管内で抱えている事業の関係で、関係の各省庁や大臣らと会った中で、何か紹介できるような成果があれば、お聞かせください。

 

(市長)

今朝も部長会議で言いましたが、先週金曜日に国の総合経済対策が閣議決定され、国の方も相当慌ただしい動きの中で対応していただきました。用務は二つありまして、一つは北海道港湾協会のメンバーとして、私は役員ではないので、構成員として、港湾整備の促進の要望です。小樽の港だけをPRしたわけではなく、やはりカーボンニュートラルの関係で、洋上風力の問題だとか、ブルーカーボン、日本海溝、千島海溝の大型地震が想定されていますので、そういった意味の国の強靱化対策の強化。各自治体、港湾管理者が、保有している施設が老朽化していますので、老朽化対策。また、小樽市としては、今回の国の骨太方針の中に、観光立国の復活という項目もありまして、そういった意味ではクルーズ振興にもお力添えをお願いしたいとお願いをしてきました。それからもう一つの用務は、北海道横断自動車道、小樽・黒松内間の建設促進期成会、これは私が会長になっていますので、北海道局、道路局、それから鈴木財務大臣にもお会いできました。後志道の余市・仁木間が、令和6年度までには仁木まで開業することになりますので、倶知安までのさらなる建設促進と、倶知安・蘭越間は計画調査段階になっていて、今、小委員会も開かれまして、この前の北海道新聞にも出ていましたが、現道を利用する案と別案の二つがありますので、今はそういった状況になっていて、地域の意識の醸成にもしっかり努めていきたいと話しました。私が北海道港湾協会と北海道横断自動車道の中で話したのは、建設促進と言っても、いずれにしても資材が高騰していますので、通常どおりやっていくと単年度の事業は目減りしていくことになります。そういった事情はよく理解はしていますが、引き続き建設促進にはご理解をお願いしたいと要望してきました。

 

(北海道新聞)

商工会議所がニトリから寄付金をもらって着手し始めている、オタモイの旧遊園地の周辺の再開発の関係です。近々、基本計画案がまとまって、今までより方向性が見えてくるという流れだと思いますが、今のところ構想案があっても、どこが具体的に主体として事業を担っていくのか、どれくらいの規模の金額をどこが負担していくか、事業を進める上で一番大事な事業主体がはっきりと見えていません。市であるのか、地元の経済界であるのか、あるいはもっとニトリに加わってもらうのか、いろいろな考え方があると思いますが、観光という意味では、オタモイも大事な機能になると思います。事業主体について、現時点で市長はどのように考えていますか。

 

(市長)

それは考えていかなければいけないと思っています。商工会議所とも協議しなければならないと思っています。行政としての役割は当然あるはずなので、先日も庁内の関係する職場の職員が現地を見に行って来ました。行政としてどんな関わり方をしていけるのか、これから詰めていかなければならないと思います。計画自体は、かなり大きな計画になりますので、いっぺんにスタートしていくことは現実的には難しいと思います。どこから手を掛けていくのが一番現実的なのかという議論は、庁内でもしようと思っていますので、観光や建設の職員が現地を見に行っています。例えば、下まで降りていく道路は市で整備していかなければなりませんし、費用負担もあるので、そういうことも考えながら、これからの進め方については、商工会議所と協議していきたいと思っています。

 

(毎日新聞)

最近、観光客が戻ってきて、キャリーケースを持って歩いている方が目につきますが、その一方で、北海道の感染者数がまた増えていて、「またか」みたいな雰囲気もありますが、その中で憂慮しているところや、これまでと対応のアプローチを少し変えるなどの考えがあれば、お聞かせください。

 

(市長)

それはこれから考えていかなければいけないと思っていますが、たくさん来ていただいているのは確かに私も実感していまして、先ほども言いましたように、昨日もかなりの観光客がお見えになっていると思っています。先週末から感染者数が1日5000人を超えるという、全国でもトップですので、今のままでいいかどうかは考えなければいけませんし、まだ保健所長と詳しく話を詰めていませんが、部長会議では、保健所長はフェーズを上げなければいけないかなという話をしていましたので、今の時点で詳しくお話はできませんが、そういうことも踏まえながら、対応は考えていきたいと思っています。

 

(毎日新聞)

せっかく落ち着いた段階で、国の観光支援が始まり、少し追い風みたいなものがある中で、また逆風みたいな形で不安感もありますし、そのあたり観光都市として、どういったことを国に要望したり、道に対してこういうアプローチを仕掛けたりしたいなどがあればお願いします。

 

(市長)

特にありませんが、ここにきて国が緊急事態宣言だとか逆行していくような動きは、基本的には考えられないと思いますので、やはり一人一人が基本的な感染防止対策を講じていくことが現実的な対応ではないかと思っています。

 

(総務部長)

ほかになければ、以上を持ちまして本日の市長定例記者会見を終了させていただきます。次回につきましては、令和4年11月30日(水)午前11時からを予定していますので、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
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