市長記者会見記録令和4年11月8日

公開日 2022年11月08日

更新日 2022年11月10日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長臨時記者会見 令和4年11月8日(外部サイト:YouTube)

下記のとおり、市長から発表がありました(午後3時30分〜)

(総務部次長)

定刻となりましたので、これより市長臨時記者会見を開催いたします。本日は、副市長の任期満了についてご説明させていただきます。市長よろしくお願いいたします。

 

(市長)

皆さん、急きょお集まりをいただき、ありがとうございます。今、担当から話がありましたが、平成30年12月5日に就任した小山秀昭副市長の退任についてご報告します。小山副市長は、12月4日の任期満了をもって退任することになりました。また、当面、副市長は置かず、来年の第1回定例会において選任同意をいただけるよう、内外問わず、人選を進めていきたいと考えています。この間(来年の第1回定例会まで)、人事や予算の編成と重なる時期ではありますが、職員の協力を得ながら、市政の運営に当たっていきたいと考えています。ただちに副市長を選任しない理由としては、従来、副市長は内部から人選しており、通常、人事異動に合わせて任期がスタートしていましたので、通常の年は4月1日が任期の始期で、選挙の年は6月1日に任期の始期となります。ご存知のように、パーティー券問題で副市長が不在であったり、前市長時代の副市長の問責決議を受けて、途中退任であったり、また、私の時代になってからは前市長の辞任等によって、副市長の任期の始期が定まらない期間が長く続いていましたので、今回、内外を問わず人選を進める上でも、4月1日に任期が始まることが望ましいと考えました。小山副市長には、私が就任した当時に混乱をしていた市政の安定化にお力添えもいただきましたし、議会や経済界との信頼回復に向けても、お力添えをいただきました。そして何よりも、山積する行政課題の解決に向けて、お力添えをいただいたことには、心から感謝をしているところです。

私からは以上です。よろしくお願いします。

 

出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。

 

(総務部次長)

ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

 

(北海道新聞)

小山副市長からはどのような申し出があって、任期満了での退任と市長が判断したのか、最終的に決めた時期、タイミングは、どういったことですか。

 

(市長)

小山副市長の就任経過を申し上げると、私が市長に就任したときは副市長が不在で、人選に悩みましたが、当時、市役所を退職して、社会福祉協議会の専務理事であった小山さんを訪ねて、「何とか1期だけでも」と依頼しました。本人も元々1期のつもりで任に当たったと聞いていますし、改めて正式に話をする前から、日常的な会話の中でも、ご自身が1期のつもりで任期を終えようとしていることは感じていましたので、私が強く翻意を迫る場面はありませんでした。なかなか膝を詰めて話し合う時間はありませんでしたが、10月の後半に改めて小山副市長と話をして、その意思の固さ、思いの強さを感じたところです。

 

(北海道新聞)

改めてそういった場面はなかなかということですが、2期目含めて、市長から強く慰留するようなことはしなかったのですか。

 

(市長)

今申し上げましたが、本人の思いを察しますと、一応お願いはしましたが、強く私が翻意を迫る場面は、基本的にはありませんでした。

 

(北海道新聞)

後任の選定は、4月の人事に向けて、第1回定例市議会に提案できるように、内外を問わず人選を進めたいということですが、考えられるのは、もちろん庁内からの昇格もあれば、道庁なり、他の自治体、あるいは国、もしかしたら民間ということもあり得ると思います。今、副市長は1人体制ですが、以前、2人体制に、という話が出た時期もありますが、もう少し具体的にどのようにお考えですか。

 

(市長)

具体的にはこれからだと思っています。もちろん、第一義的には庁内からの人選ということになるのでしょうが、それ以外にも、今おっしゃられた道庁だとかは、これから幅広く考えていきたいと思っています。外から、2人体制はどうなのか、というご意見もしばしば伺いますので、そういったことも考えていきたいと思います。ただ、来年の4月1日から2人体制に持っていけるかどうかは、時間的には少し厳しいと思っていますので、そこは少し時間をかけて考えてもいいと思っています。

 

(北海道新聞)

今の時点で「こういう人」というのは、なかなか難しいと思うのですが、小山副市長も市長も60歳代で、できるだけ若い人がいいとか、市長が2期目に進める人口減少の対策だとかを含めて、こういった分野に長けた人がいいとか、求める副市長像はありますか。

 

(市長)

一つだけ小山副市長が話しているのは、職員は60歳で定年退職になりますが、特別職は年齢制限がありませんから、どんどん職員との年齢差が広がっていきます。これから市政を進めていく上で、特にデジタル化の推進などもありますので、市長と職員をつなげていくためには、より若い人の方がいいのではないかという小山副市長の考えがあります。私もそれに共感していますので、年齢的には、小山副市長より若い方を人選していきたいと思っています。私が求める副市長像で言うと、イエスマンは困りますので、市長に対してしっかりと自分の思いなり考えなりを述べることができて、私と政策議論ができる方が望ましいと思っています。また、市長と職員とは、業務や行事との関係でなかなか時間が取れませんので、職員の話にしっかりと耳を傾けてくれる、そういった人材を副市長に充てたいと思っています。そういったことが理想像だと思います。

 

(北海道新聞)

第1回定例会に間に合うようにということで、1定は2月の開会だと思いますが、内定というか、いつぐらいまでに人事案を固めるスケジュールですか。

 

(市長)

議会のスケジュールにもよりますが、2月の上旬くらいには、ある程度、腹は決めておかなければいけないと思います。2月下旬には議会が始まっていますから、遅くても2月の上旬までには人選を済ませておかなければいけないのではないかと思います。

 

(北海道新聞)

小山副市長は、副市長以外のさまざまな、いわゆる当て職に就いていると思います。その中でも、除雪対策本部長を務めていると思いますが、これから本格的な降雪のシーズンに入ってくる中で、旗振り役というか、トップとして動く方がいないというのは、危機管理の面から大丈夫かなという不安もあります。そのあたりはいかがですか。

 

(市長)

そのことについては昨日も職員に伝えてありますが、副市長がトップになっている組織はいくつもあります。当面する問題として、除雪対策本部長を務めていますので、そこは建設部にも伝えてありますが、今までも過去に森井市政時代に不在のときもありましたが、副本部長が代わりを務めています。基本的に、対策本部に市長は関わっていませんが、場合によっては、私が指示をする場面も出てくるのではないかと考えています。副本部長に任せるだけではなくて、そういった形でフォローしていきたいと思っています。

 

(北海道新聞)

看護専門学校についても、保健所の他に小山副市長も入って議論しています。小山副市長の代わりに、どのように進めていこうと思っていますか。

 

(市長)

OBC、ウイングベイに看護学校を開設するという動きには、スタートから私も関わっていますので、仮に副市長が3カ月、4カ月いなくても、私がフォローできると思っています。

 

(北海道新聞)

除雪対策本部長もそうですし、看護学校の件もそうですが、12月ごろから新年度の予算編成が本格化する中で、副市長が抜けるという影響は小さくないと思います。もちろん、市長はいるので、市政の空白が生まれるとまでは言えないとは思いますが、実際、新年度、来年度1年間の市政運営や予算を決める中で、副市長がいないのは大変なのではないかと考えます。その辺りをどういった体制でカバーするのか、新年度の予算編成の場にいなかった方が、4月1日から新しい副市長として就任され、市長が進めようとしている政策や予算執行をうまくつないでいけるのか、ということも心配になりますが、どのように考えていますか。

 

(市長)

多くの皆さんがそこを心配されると思います。冒頭で申し上げましたが、副市長の任期の始期を、ある程度固定していきたいという思いもありますので、ここはやむを得ない措置だと思っています。特別な体制を組むつもりはありませんが、職員の協力を得ながら、乗り越えていくしかないだろうと思っています。いろいろ厳しい場合もあるだろうと私も想定していますが、乗り切るしかないと思っています。1月が山場かもしれないですね。1月を何とか乗り切れるようにと思っています。

 

(総務部次長)

他になければ、以上をもちまして、本日の市長記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

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