公開日 2023年08月09日
更新日 2023年08月09日
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【前半】
- 熱中症による救急搬送について
- おたる潮まつりを終えて
- お盆期間のお墓参り、戦没者追悼式について
- 市長への手紙について
【後半】
- 長橋なえぼ公園~森の自然館、観察会などについて
放送の内容
オープニング
(FMおたるパーソナリティー)
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長迫俊哉市長にお話を伺います。迫市長よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
8月に入りましたが連日暑い日が続いています。市長は、夏バテや体調の方は大丈夫ですか。
(市長)
はい。おかげさまで何とかやっています。ありがとうございます。
(FMおたるパーソナリティー)
今年は、連日ニュースで災害級の暑さと報道され、盛んに熱中症対策が叫ばれているように感じますが、小樽でも熱中症で救急搬送されている方が多いという状況なのでしょうか。
(市長)
消防本部の方に確認したところ、先月7月で申し上げますと、救急の出動件数は685件。6月と比べて112件多くなっています。救急搬送の人数は607人で、これも6月と比べて184人多くなっていますが、この中で熱中症で搬送された件数と人数を確定した値というのは、集計がまだ取れていませんが、やはり割合としては、熱中症が疑われる方の搬送が多いということでした。ただ、前年の同時期と比べますと、今年が特別多いわけではなく、例年並みということでしたね。ただ7月28日金曜日から30日日曜日まで潮まつりが行われた3日間については、特に救急出動が多くて、特に30日日曜日の救急の出動件数は1日で50件ありまして、これは過去5年間で、最多の数字だったと聞いています。
(FMおたるパーソナリティー)
1日50件ですと救急隊の方も大変だったんじゃないでしょうか。
(市長)
天候に恵まれて気温も高かったということもありますし、お祭りで人出が多かった、こういった特殊的な状況でもあったということだと思いますが。
(FMおたるパーソナリティー)
まだまだ暑い日は続くと思いますので、対策をしっかりとって元気に乗り切りたいですね。
(市長)
そうですね。それから消防からのメッセージをお伝えいたしますと、熱中症のサインが現れたら、涼しいところに行く、それから、体を冷やすなどの早めの対処をしていただきたいということと、その中でも、けいれんですとか、まっすぐ歩けない、意識がない、こういった状況があれば、ちゅうちょなく救急車を呼んでほしいということでした。もう一つ付け加えますと、市民の皆さんの中には「救急車は一度呼ぶと断れない」と思っている方が意外と多いらしいのです。
(FMおたるパーソナリティー)
確かに「断る」っていう発想がなかなか浮かびにくいですよね。
(市長)
そうですよね。ただ、救急車を待っているよりも自家用車など、自力で医療機関に行った方が早い場合は、救急車を呼んだから待っていないといけないとは思わずに、遠慮なく断っていただいて構わないということでした。「救急車は必要なくなりました」ということで、消防に連絡をとっていただければいいということなのです。
(FMおたるパーソナリティー)
確かに、こういうことを知っておくことで、安心材料にもなりますからね。皆さんにもぜひ、これは覚えておいていただきたいことですね。
(市長)
よろしくお願いしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、先ほどお話にも出ましたが、7月28日から30日の3日間は、おたる潮まつりが開催されました。4年ぶりの通常フル開催、またドローンショーなどの話題もあり、非常に多くの方がお祭りを楽しまれましたね。
(市長)
そうですね。来場者数については、実行委員会の方で3日間合計で100万人と発表しましたが、昨年の90万人を上回る人出となりました。29日土曜日の潮ねりこみは、約5000人の方が参加されるなど、小樽のまちを元気にしてくれたと思いますね。
(FMおたるパーソナリティー)
とりわけ最終日は4年ぶりの神輿パレード、また東京ディズニーリゾート40周年を記念したスペシャルドローンショー、さらに3000発の花火大会など、多くの来場者でにぎわいましたね。
(市長)
ドローンショーは会場から離れた場所からもよく見えたという声を聞いていますし、楽しまれた方もたくさんいらっしゃったと思っています。小樽を会場に選んでいただいたということには、本当に光栄に思っていますし、感謝しています。
(FMおたるパーソナリティー)
事故やトラブル等はなかったんでしょうか。
(市長)
大きな事故ですとか、トラブルはなかったようで、私としてもほっとしています。ただ、最終日は小樽港の第3号ふ頭内のエリアの来場者数が多くて、会場内の人のコントロールに苦慮したところもあったようですので、安全対策、それから熱中症対策について、来年度に向けて課題を整理して、警察ですとか、それから関係者の方々と協議、検討が必要だと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。来年も通常フル開催で、皆さんと楽しめるといいですよね。
(市長)
そうですね。
(FMおたるパーソナリティー)
また今年は同じ期間で4年ぶりに小樽がらす市も開催されました。こちらはいかがでしたか。
(市長)
小樽がらす市は、4年ぶりの開催となりましたが、開催時間が午後6時までということで、今回は夜間の開催がなかったということと、また日中の気温も高く、非常に暑かったということもありまして、来場者数は、4年前に比べますと1万7000人少ない1万9000人という結果になりました。
(FMおたるパーソナリティー)
入り込みの面ではちょっと残念だったということですね。
(市長)
そうですね。それでも、風鈴トンネルですとか、子どもさんのクイズラリーなど、イベント内容には工夫を凝らして、訪れた方には非常に好評だったと思っていますし、出店したガラス工房ですとか、制作者の方々への聞き取りも「参加してよかった」という声を多くいただいていますので、来年以降も開催できればと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、今週末から来週にかけてはお盆期間に入ります。お盆の期間は市営墓地で交通規制があるんでしょうか。
(市長)
広報おたる8月号ですとか、市のホームページでもお知らせしていますが、中央墓地、銭函墓地、長橋墓地、それから塩谷墓地では、8月11日から15日まで、例年通りの交通規制を行うことになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
中央墓地、銭函墓地、長橋墓地、そして塩谷墓地ですね。
(市長)
そうですね。まず中央墓地については、墓地内に車両で進入することはできませんので、車でお越しになる場合は、からまつ公園の駐車場をご利用いただくということと、それから墓地内を循環するワゴン車を運行していますので、必要な方はご利用いただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
中央墓地は車両乗り入れができないとのことですね。ご注意ください。
(市長)
また銭函墓地では、墓地周辺の道路が狭いため、一方通行にさせていただきます。渋滞緩和と歩行者の安全確保のため、ご協力をお願いしたいと思っています。また、長橋墓地と塩谷墓地につきましても、周辺道路が混雑いたしますので、交通誘導員の指示に従って、通行いただきますようお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
他にお墓参りをされる場合、注意点などございますか。
(市長)
これはもう皆さんご存知のこととは思いますが、ご供物ですとかごみは、必ずお持ち帰りいただきたいと思っています。墓地にごみ箱は用意していませんので、ご供物をはじめ、墓地から出た雑草等も含めて、お持ち帰りいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ゴミ袋を、皆さん持って行かれた方がいいですね。
(市長)
そうですね。墓地は皆さんでお使いいただいているところなので、ぜひお願いしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
よろしくお願いします。そして、毎年行われる夏の事業としては、8月15日、終戦の日に戦没者追悼式が行われますが、こちらは今年も執り行われるんでしょうか。
(市長)
昨年と同様、市民センターで、11時55分から行うことになっています。ご招待された方以外でも申し込み不要で、どなたでも参列いただくことができます。ぜひ会場にお越しいただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
今日は夏の話題をお届けしていますが、例年この時期、迫市長は毎日のように届く「市長への手紙」を読んでいらっしゃるそうですね。
(市長)
これは、毎年広報の7月号に「市長への手紙」の募集記事を掲載していますので、7月から8月の真夏の時期に割とお手紙が集中するという状況です。ですから、毎日のように、皆さんからのお手紙が届きますので、それを読ませていただいています。
(FMおたるパーソナリティー)
どんな内容が多いのでしょうか。
(市長)
いろいろありますが、6月の初めごろまでは、すでに報道がありましたが、小樽余市間の風力発電計画に関するお手紙が非常に多かったと感じていますが、6月中旬からこれまではさまざまな分野のいろいろなご意見、それからご要望をいただいています。例えば騒音ですとか、ご自宅付近の除雪のことですとか、生活道路でのお困り事から、例えば「道路を直してもらいたい」だとか「歩道の草刈をお願いしたい」、特に「小樽は有数の観光地だから、もっとまちをきれいにしてほしい」と、こういったご意見が最近は多いように感じています。
(FMおたるパーソナリティー)
この市長への手紙は、本当にすべて、市長が目を通されているんですか。
(市長)
必ず読ませていただいていまして、内容を確認してから、担当者の方に指示を出しています。特に現場に関わる問題は、私がお手紙で返事をするよりも、すぐに市の担当者が、ご本人に連絡をしてお話を聞いて、直接説明した方が解決が早いと思っていますので、できるだけそういう現場の管理については、担当者が直接対応するような形にしていまして、私からはどちらかというと、市政だとか、市長の政治姿勢についてとか、こういうものについては、私からお手紙でご返事をさせていただいています。市の担当者から電話や連絡がいきましたら、しっかりとお話をしていただいて説明を聞いていただければと思っています。「市長からの指示でご連絡させていただきました」と伝えるように指示をしていますので、よろしくお願いしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。ちなみにこの市長への手紙ですが、今の時期にたくさん届いているとのことですが、締め切りはなくて、1年を通していつでも受け付けしているのですか。
(市長)
1年を通じてお受けしていますので、いつでも結構です。
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長ありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
後半は、小樽市職員の方にお話を伺っていきます。本日は、「長橋なえぼ公園、そして公園で行われている自然観察会など」について、建設事業室公園緑地課の佐々木さんと、長橋なえぼ公園の観察指導員である山本さんにお話を伺います。お二方、よろしくお願いいたします。
(佐々木・山本)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
それではまずお1人ずつ自己紹介をお願いできますでしょうか。
(山本)
長橋なえぼ公園の森の自然館で観察指導員をしています、山本です。林野庁の営林署で42年間勤めたあとに、縁がありまして、なえぼ公園の案内人となり、4月から11月までの7カ月勤務ですが、今年で6年目になります。仕事をするモットーは、1人でも多くの方になえぼ公園に来ていただいて、訪れた方から「楽しかった、ためになった、気持ちが落ち着いた、また公園に来たい」といわれるように仕事をすることを心にとめています。
(佐々木)
公園緑地課の佐々木です。今年の4月から公園緑地課に配属となりました。担当業務は、公園の維持管理で主に公園の除草や遊具の補修を行っています。長橋なえぼ公園については、山本さんをはじめとする管理人の方やシルバー人材センターの方に日々の管理をお願いしていますが、少し大きめの枯れ木の処理などを公園緑地課の職員で処理を行っています。他にはベンチなどの施設の補修や新設なども行っています。
(FMおたるパーソナリティー)
長橋なえぼ公園に常勤しているのは山本さんで、佐々木さんは公園緑地課でなえぼ公園以外の公園についても担当されているということですね。
(佐々木)
そうです。
(FMおたるパーソナリティー)
この番組で長橋なえぼ公園のことを話題にするのは初めてなのですが、改めてどんな公園なのかご紹介していただけますか。では佐々木さんからご紹介をお願いします。
(佐々木)
現在の長橋なえぼ公園が整備され、オープンされたのが今から26年前の1997年、平成9年のことです。公園になる前は旧営林署の苗畑(なえはた)跡地だったのですが、その苗畑の歴史をさかのぼると、1893年、明治23年に旧陸軍省の用地を北海道庁が借り受けをして森林に植栽する苗木の生産を開始したのが始まりです。これは小樽市が市制を施行する30年もの前の話で、現在まで130年の歴史がございます。
(FMおたるパーソナリティー)
何だかすごい歴史の話になってきましたが、昨年、市制施行100周年でしたからその30年前、つまり130年前から森林の苗木を生産する場所だったんですね。
(佐々木)
そうです。苗木の生産は1985年、昭和60年まで続けられていて、まさに森に植える苗木を作っていた「なえぼ」(苗圃)だったのです。今は「幸」の住所になっていますが、伝統ある「長橋苗圃」の名がそのまま公園の名前としてつけられています。
(FMおたるパーソナリティー)
公園の名前の由来はそういった歴史があったのですね。ずっと北海道や営林署の苗畑だったことが、今の長橋なえぼ公園の環境を作ったのでしょうか。山本さんいかがでしょう。
(山本)
そうだと思いますね。昭和50年代までは営林署の事業地であったために、通常は一般の方が入れなかったということで、結果的に豊かな自然が残されたということになります。唯一、花見の時期だけ明治のサクラを見るために一般の方が入場が許可されていたそうです。ただ、自然が残されたと言っても、明治期に苗畑が開設された時代には、原生の自然には人の手が入っています。森林に植栽する樹木の剪定(せんてい)のために、外国や本州から木を植栽する、いわゆる林業試験が行われました。その痕跡を私たちはブナ、ケヤキの巨木とか、スギ、ヒノキ、ドイツトウヒをはじめとする、30種類近くの樹木の見本として見ることができるのです。
(FMおたるパーソナリティー)
本来の北海道の原生林ではなく、人の手が入っているということですね。
(山本)
そうですね。でも人の手が入ったとはいえ、それから100年に渡って、あまり自然に手を加えてこなかったために、現在では人工のものと、自然のものが融合して、調和して、豊かな自然が保たれている。そういうところが「長橋なえぼ公園」なんです。具体的には、31.1ヘクタールの敷地の中に、植林された樹木を含めて400種類近くの植物が見られます。周囲は住宅地に囲まれていまして、孤立した森林ですので、大型の動物は生息できません。つまり、ヒグマがいないのが利点なのです。ただ、エゾシカとかですね、リスなどの動物、野鳥、昆虫などはたくさん見ることができます。また菌類ですね、キノコ、粘菌も多く見られます。
(FMおたるパーソナリティー)
植物だけではなくて動物も見ることができるんですね。シカもいるんですか。
(山本)
はい。見れます。
(FMおたるパーソナリティー)
では、山本さんおすすめの、なえぼ公園の楽しみ方を教えていただけますか。
(山本)
それでは、代表的な四つの楽しみ方を紹介したいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
四つですね。ではまず、一つ目と二つ目をお願いします。
(山本)
一つ目はですね、「森の自然館のまわり、川の中、みんなの原っぱで遊ぶ」ということです。最も公園で利用されてるエリアで、小・中学校の遠足や桜の花見など、家族連れ、友人、町内会、それから職場の仲間で楽しむのに最適な場所です。緑いっぱいの原っぱで遊ぶことができます。二つ目は「中央園路を歩く」ということです。これは片道700メートルありまして、ほぼ直線の主要な遊歩道となっています。この遊歩道でエゾリスや野鳥を探したり、オタルスゲという植物や四季折々の草花、そして園路脇には100年以上前に植えた外国の樹木を見られます。そして終点には、人気のザゼンソウの湿地があります。
(FMおたるパーソナリティー)
では続いて、三つ目と四つ目もお願いいたします。
(山本)
三つ目は「もっと自然の中を歩くために、自然探勝路を歩く」ことです。園内の自然探勝を全部歩きますと、総延長は3キロメートル近くあります。所要時間も2時間以上かかります。ショートコースもありますが、この中央園路を、中間から山道を上っていきますと、スギとか、ヒノキ、カラマツのうっそうとした、異次元の世界に入ることができます。そしてさらに進んでいくと、アカマツ、クヌギといった、本州の武蔵野を思わせるような、北海道では味わえない、そういう景色も見られます。また、中央園路では見られないカタクリの群生地や、より多くの動植物も観察できます。四つ目は「あずまや区域を歩く」ということです。駐車場から幸の小桜団地に向かっていくエリアがありますが、平成のサクラが固まって植えられています。桜の時期が終わっても、ツツジとか、トチノキ、ハナミズキをはじめとして、多種多様の高木・低木が植えられています。樹木の花や実を一年中見ることができまして、希望される方がおられましたら、このエリアの詳細な樹木位置図を作っていまして、提供することもできます。
(FMおたるパーソナリティー)
これまたありがたいですね。いろんな楽しみ方がありますね。来園される方の目的や時間、体力等に合わせて楽しんでいただけるといいですね。さて、山本さんは観察指導員ということですが、どのようなお仕事をされているんですか。
(山本)
私の業務は「公園内の自然生態の案内、相談、指導業務、また館内展示の利活用とイベントの業務」です。
(FMおたるパーソナリティー)
そんなにいろいろな種類の仕事をされてるんですか。
(山本)
実際には観察会や個別のガイドのほかに、小・中学校の総合学習のための事業の協力や、教師の方々を含めた自然野外活動、観察に関する助言を行います。また、森の自然館に訪れた方からの質問や、電話・文書でのお問い合わせにも、できる限り対応しています。さらに、外来種の対策ということで、例えば特定外来生物で、オオハンゴンソウという黄色い植物がありますが、この駆除が必要で、自然環境を保全し、生態系の維持のためにできることは積極的に行っています。
(FMおたるパーソナリティー)
大変ではありませんか。
(山本)
いえ、とても楽しく働かせていただいています。大変なことといえば、自然観察会の企画とか、下見などの準備や、参加者を募集するためのチラシ・ポスターの作成、観察会の当日に作成する案内図とか、しおりを作りますので、手間がかかります。ですが、私に協力してくれるボランティアスタッフの方もおりまして、当日のスタッフを含めて、そういう協力者の方々と実行できるということが幸いになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
自然観察会ですが、長橋なえぼ公園では4月から9月まで毎月行われているのですよね。
(山本)
毎月1回、2時間程度行います。その時期に咲いている樹木とか、草花の開花を見るのが中心です。毎回歩くコースを変えてるのですが、花から果実へ、種に変わっていくという変化、様子を継続して、観察していくということが中心です。また、歩きながらエゾリスや、いろいろな動物等に出会うこともできます。また、毎月の自然観察会のほかに、先月7月には、小学生以下のお子さんと、保護者を対象とした、親子自然観察会も行いました。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。8月の自然観察会はいつ行われますか。
(山本)
今月の20日日曜日、10時から行います。2日前までに森の自然館へ申し込んでください。先着20名まで募集しています。今回は、ミヤマウズラ、ヤブハギ、ヤマハギ、その他キク科の草花など30種以上の花が見られます。動物は、その日次第になります。運がよければ、エゾリス、クマゲラなどに出会えるかもしれません。お申し込みをお待ちしています。
(FMおたるパーソナリティー)
まだまだ長橋なえぼ公園についてお聞きしたいことがたくさんあるのですが、佐々木さんにもお話を伺いしたいと思います。佐々木さん、公園緑地課の仕事に対する抱負やこれからのやりたいことは、なんですか。
(佐々木)
公園緑地課へ配属されて1年目なので、まだまだわからないことがたくさんあります。これからいろいろ経験し、よりよい公園づくりに励んでいきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ちなみに長橋なえぼ公園のほかにはお勧めする施設はありますか。
(佐々木)
手宮緑化植物園です。春には桜、7月にはラベンダーやバラ。秋には紅葉といった年中お楽しみいただける施設になっています。ぜひご利用ください。
(FMおたるパーソナリティー)
迫市長、今日は公園について紹介していただきましたが、いかがでしょうか。
(市長)
はい。長橋なえぼ公園は、今職員からのお話にもありましたとおり、旧営林署の内部跡地を活用して、野鳥や小動物なども観察できる、自然生態観察公園として整備をさせていただいたもので、小・中学校の遠足ですとか、自然観察会などで多くの方に利用されています。あと、本市の公園全般に関しまして申し上げますと、子育て支援策を進めるに当たりまして、公園に対する、それこそ先ほどの市長への手紙ではありませんが、ご要望ですとか、課題も大変多いと認識していますので、なえぼ公園のように、自然と触れ合う楽しみですとか、それから健康と癒しを提供している施設をこれからも大切に守っていきたいと思っていますし、可能な限り市民の皆さんのご要望にお応えできる公園整備をこれからも進めていければなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
本日は、迫市長、公園緑地課の佐々木さん、長橋なえぼ公園の観察指導員、山本さんにお話を伺いました。お三方ありがとうございました。
(市長・佐々木・山本)
ありがとうございました。
エンディング
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
留守番電話・ファクスは0134-21-2000、E-mailは763@fmotaru.jp、またFMおたるのメッセージフォームからもお寄せいただくことができます。 はがきでという方は、郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1、FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
この番組の再放送は、8月9日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、8月21日月曜日です。どうぞお楽しみに。