FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和5年9月4日放送分

公開日 2023年09月06日

更新日 2023年09月06日

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【前半】

  • 暑さ対策について
  • 小樽市議会第3回定例会について
  • 小樽運河竣工100周年を記念した「運河100年プロジェクト」について

【後半】

  • 第51回小樽市民大学講座について

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
9月に入ってようやく涼しくなってきたかな、という感じがしますね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
8月は本当に暑かったですね。

(市長)
暑かったですよね。今日は少し涼しいなという感じがします。

(FMおたるパーソナリティー)
夜になってもなかなか寝苦しいというかね。

(市長)
そうですね。記録的な暑さで40日以上、真夏日が続いたということで、やはり気候の変動を考えますと、この傾向はまだまだ続くのかなという感じはしますよね。

(FMおたるパーソナリティー)
冬の雪の降り方なんかにも影響してきそうですね。

(市長)
そうですね、ちょっと心配ですよね。

(FMおたるパーソナリティー)
いずれにしても、9月になりまして、ようやくちょっと涼しくなってきたかなということですが、この夏は市役所や小・中学校でも暑さの対策の動きというのがあったんですよね。

(市長)
そうですね。まだまだ完全なものではありませんが、新聞などでも報道されていたように、市役所の庁舎で言うと、特に室温が高くなるのは別館の4階と5階なので、そこにウインドエアコンやサーキュレーター、あるいはブラインド、日よけですね、こういったものを設置しましたし、保健所の子育て世代包括支援センター「にこにこ」も暑いというような利用者の皆さんの声もいただきましたので、スポットクーラーを設置しました。

(FMおたるパーソナリティー)
この暑さ対策に対する市民の方々のご意見というのはかなりあったんではないでしょうか。

(市長)
そうですね。市長への手紙でもいただいていますが、特に学校の冷房設備です。これを求めるご意見というのが、伊達市で女児が熱中症でお亡くなりになるという悲しい出来事もありましたし、保護者の方々から、さまざまな声をいただいています。8月29日までに市内の小・中学校全校の保健室にウインドエアコンを設置しましたが、来年度以降、抜本的に学校での暑さ対策をしっかり考えていかなければいけないなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
やはり私たちが子どもの頃のような、夏でも北海道は別に扇風機をつけておけば大丈夫だ、というような気候とは随分違いますね。

(市長)
違いますね。これから新年度に向けた予算編成になりますが、教育委員会としっかり協議を重ねて、冬だけではなくて暑さ対策というものが新たな行政需要といいますか、行政課題になっているわけですので、来年度に向けて、特に学校の暑さ対策については、教育委員会と協議しながら、しっかり対応していきたいと思っていますし、なかなか一度にというのは難しい面もあるかもしれませんが、それでも計画的に整備できるような形で考えていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
うちの息子も小学校に1年生で通っていますが、小まめに水分補給をしたり、体育の授業はちょっと休みにしたりと学校でもいろんな形で工夫していますよね。

(市長)
そうですね。ですから、そういったソフト対策と、設備の配置といいますかハード整備を、ソフトとハードをうまく組み合わせながら、暑さ対策を進めていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。さて、明日からですが、市議会の第3回定例会が始まるそうですね。

(市長)
明日の9月5日に、本会議で私から提案の説明をさせていただきまして、本格的な議論や代表質問は来週の11日月曜日からスタートとなります。第3回定例会は決算の議会でもありますので、この審議が終わったあと10月に入りますと、今度決算特別委員会というのが入りますので、約1カ月この議会が続くことになります。

(FMおたるパーソナリティー)
今回の議論のテーマですが、市長はどのように捉えていらっしゃいますか。

(市長)
そうですね、まだ議員の皆さんからどのような質問をされるかということは、把握していませんのでわかりませんが、やはり先ほどのお話ではありませんが、この夏の記録的な暑さがありましたので、今後の暑さ対策については、議会でもさまざまなご意見やご質問が出されるのではないかと思っていますし、また補正予算を何本か提出していますので、その補正予算の事業の内容についても、議論になるのではないかなと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
補正予算の主な内容はどのようになっていますか。

(市長)
一つは、公会堂のトイレですとか集会室の改修にかかる費用を予算計上しています。公会堂を今後観光資源として活用していってはどうかということを視野に、観光庁からの補助金を活用して改修を行うというものです。今はどちらかというと、貸館みたいにホールをお貸ししたり、使っていただいたりしてますが、それとは別に、ちょっと観光資源として、歴史的な建造物でもありますよといったことを考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
公会堂と言いますと能舞台もありますし、あとこの夏は期間限定でカフェですとか、バーとしても利用されていましたね。

(市長)
そうですね。カフェとか、バーは観光協会の事業として行っていただきましたが、これもやはり観光資源としての利活用に向けた、一つの取り組みだったわけです。公会堂はご存知のように、旧岡崎家の能舞台と合わせまして市の歴史的な建造物でありますので、今後どのように利活用を進めていくかということは、こういった今年の事業を参考にしながら、検討していきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
より多くの方にご覧いただく、知っていただくためにもですね。

(市長)
そうですね。この夏は能舞台もいろいろな形で公開されていましたし、ライトアップもされていて多くの皆さんが足を運ばれたのではないかなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
楽しみにしたいと思います。他にはどういったものがありますか。

(市長)
もう一つは、総合公園の再整備事業費というのを計上しています。これは総合公園の遊び場の再整備に当たりまして、整備方針ですとか、概算の事業費を算出するための費用を予算に計上しました。

(FMおたるパーソナリティー)
総合公園の遊び場ですか。

(市長)
そうです。通常私たちが市の事業としてやっているのは、皆さんのご自宅の近くにある街区公園という、比較的規模の小さな公園の遊具の整備や、古くなった遊具を取り換えたりとか、草刈りをしたりということをやっていますが、どうも市民の皆さんが求める要望というのはそれだけではなくて、もっと大きな公園を整備していただきたい、そういう声が実際には多いものですから、総合公園という比較的大きな公園を、これから整備をしていきたいと思っています。公園の整備は、特に若い世代の方々に移住、定住してもらうために最も多い要望の一つでもありますので、この機会に、どのぐらいの費用がかかるのか、あるいは費用の算出を今年度中に行いたいと思いまして、まず予算計上しているのです。

(FMおたるパーソナリティー)
うちも子どもが小さい頃は、子どもが伸び伸びと遊べる公園の数というのが、やっぱりちょっと小樽は少ないのかななんていう印象があったりしましたが、これも人口減少対策の一環ということですね。

(市長)
そうですね。やはり皆さん、札幌の公園などに行かれていたと思いますので、そういった意味では、公園の整備というのは、私にとって人口減少対策の一つとしてしっかりやっていきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
総合公園といいますと規模もかなり大きくなると思いますが、どのあたりを想定されてますか。

(市長)
市内で総合公園と言われますと、花園の小樽公園、それから手宮公園、それから長橋のなえぼ公園と、比較的それぞれ規模の大きなものになっていますが、まずこの総合公園全体を、どういった形で今後整備を進めていこうか、ということを考えていかなければいけませんし、市民の皆さんがいろいろ望まれてる遊具施設もありますので、どんな遊具施設を整備するかということなども含めて、考えていきたいなと思っています。ただやはり、有力な候補、中心部にある小樽公園の公園整備を視野に入れながら考えていきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
かつてはこどもの国なんかもありましたしね。やはり子どもたちのためのという形でいくと、この公園の再整備というのも、楽しみですよね。

(市長)
そうですね。ですから、あまり補正予算を年度途中で出していくというのはまれだと思うのですが、それだけ急いでやりたいと思いまして、新年度予算ではなく、この9月の議会で予算を計上したということです。

(FMおたるパーソナリティー)
その他の補正予算案でいくと、何かありますか。

(市長)
そうですね。公園もそうですが、ある意味、市民の皆さんの声に応える形で予算を計上していますが、市有施設の利便性向上のために、市民会館や図書館、それから市役所別館1階などにWi-Fi設備を整備する「Wi-Fi設備整備事業費」。これをまず計上していきます。それから、すでに新聞でも報道されていますが、総合博物館の展示車両から取り出された高濃度のPCB機器の処理と、車両の一部を保存する費用などを計上しています。

(FMおたるパーソナリティー)
総合博物館の車両ですが、確か純鉄道記念物に指定されているなど価値の高いもので、この解体を惜しむ声というのが上がっていましたが、保存されることになったんですよね。

(市長)
そうですね。実際にPCBを取り出す作業を終えて、車両の外観を保存できるということがわかったと教育委員会から報告があって、保存をしたいということです。私も保存には賛成ですし、何より小樽は鉄道発祥の地ですから貴重な車両であれば、鉄道文化や鉄道遺産については、できるだけ将来に残していきたいなと思っています。ただこれまでと同じように、野ざらしで展示するということは、私としては賛成ではありませんので、何らかの工夫をしてもらいたいということで、教育委員会には条件をつけて、保存をしましょうということにしていますので、その保存方法については今後検討させていただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
喜んでいる鉄道ファンの方は多いでしょうね。

(市長)
そうですね。やはり鉄道ファンって多いですから、大変喜んでいただいてる声も私の方にも届いていますし、しっかりやっていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
さて話題は変わりますが、今年は1923年、大正12年に小樽運河が完成して、ちょうど100年に当たるという記念の年なのですよね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
9月1日発行の広報おたる9月号でも、巻頭に小樽運河100年の特集記事が載ってましたよね。

(市長)
そうですね。今年は運河100周年記念を掲げて、市としてもさまざまな企画展を博物館や図書館などで行っていますし、市民の方、民間の皆さんにもですね。いろいろ企画をいただいておりまして、大変感謝しています。

(FMおたるパーソナリティー)
以前この番組でもご紹介しましたが、運河100年プロジェクトがいよいよ今月から始まるんですよね。

(市長)
そうですね。今年もまちづくりに関心のある若い世代が中心となって、運河100年プロジェクト実行委員会を組織いただいておりまして、9月から12月まで長丁場になりますが、さまざまなイベントが予定されています。実行委員会の皆さん方がしっかりと本番に向けて、準備を整えてくださっていることに心強く感じています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。運河100年プロジェクトの公式サイトによりますと、今月の11日月曜日から「北運河ナイトマーケット~Yummy(ヤミー)市」で始まって10月15日までの35日間行われるということですもんね。楽しみですよね。

(市長)
そうですね。ナイトマーケットですので、当然夜に行われるんですが、北運河地区への人の誘導ですとか、夜の観光の充実というのは小樽観光の課題の一つにも従来からなっていますので、こうしたイベントが、これらの課題の解決に向けての何らかのヒントになればいいなと、私も期待しています。

(FMおたるパーソナリティー)
そして16日土曜日から18日月曜日敬老の日までの3日間ですが、「オタルオータムフェス2023」が行われるということで、こちらは昨年の「オタルサマーフェス」を踏襲したイベントになるということだそうですね。

(市長)
初日のオープニングセレモニーには、私も出席をさせていただきたいな、と思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですか。ぜひ運河100年プロジェクト、楽しんでいただきたいと思います。

(市長)
私も楽しみにしています。

(FMおたるパーソナリティー)
前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。どうもありがとうございました。

(市長)
ありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
後半は小樽市役所職員の方にお話を伺っていきます。今日は、小樽市民大学講座についてお話をしていただくということで、担当の小樽市教育委員会生涯学習課、谷口央さんと髙野比紗子さんにお越しいただきました。谷口さん、髙野さん、どうぞよろしくお願いします。

(谷口・髙野)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて谷口さんには昨年も、こちらの番組にご出演していただきましたよね。

(谷口)
そうですね。私は昨年と、令和2年の2回、生涯学習課から出演させてもらったことがありますので、今日は新しく担当になった髙野さんに主に話してもらおうと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。今日は、谷口さんは応援で来ていただいたということで、ありがとうございます。では髙野さんにお伺いしていきますが、生涯学習課というのはどのようなお仕事をされるところなんでしょうか。

(髙野)
はい。私ども生涯学習課は、乳幼児期から高齢期まで、生涯のあらゆる時期に行われる学習活動に関すること、文化芸術に関すること、文化財に関することなど、さまざまな仕事を行っています。例えば、稲穂小学校に併設されている生涯学習プラザレピオに関すること、小学校のお休みの日等に子どもたちに向けて実施している体験教室、毎年1月に開催の二十歳を祝う会、秋に美術館などを会場に開催される小樽市文化祭、小樽市の貴重な財産である文化財なども、生涯学習課の担当です。

(FMおたるパーソナリティー)
幅広いことをされている部署なのですよね。生涯にわたって学ぶということで言いますと、何かを学びたいという意欲は年齢関係ないですもんね。

(髙野)
はい。今、日本人の平均寿命が約50年前と比べて10年以上、70年前と比べると20年以上伸びているそうです。長寿社会となって、平均寿命がもう80歳代となっている昨今では、ご高齢の方も健康に生きがいを持って過ごしていただけるように、学びの機会を提供していくことが、これからの生涯学習分野に求められていると感じています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですよね。高齢の方でも趣味をきわめたり、また新たな仕事に挑戦したりと、ボランティア活動で地域貢献をしたりということもあるかもしれませんが、いろんな可能性がありますよね。

(髙野)
はい。実際に私もプライベートの活動にはなるんですが、太鼓や笛などの和楽器の音色が好きでしたので、日本の伝統芸能みたいなものをやりたいなと思って、国の指定の貴重な無形民俗文化財である松前神楽小樽保存会に、9年前に入会しました。10代から70代の保存会のメンバーと神楽のお稽古をしたり、あと小学生以下のお子さまたちへ伝承事業でお稽古のお手伝いをしたりなどいろいろ携わってます。その他にも趣味のカメラを通じて国や地域を超えた友人もできましたし、70代、80代の友人にスマートフォンの操作のお手伝いを頼まれてお教えしたら、お礼にとニシン漬けの作り方を教えていただいたりして、学びを通じて世代を超えた交流が生まれています。

(FMおたるパーソナリティー)
松前神楽に、カメラに、ニシン漬けだったり、幅広いいろいろな趣味をお持ちなのですね。70代、80代の友達がいて、とてもすてきなことですね。学んだことを、仕事とか地域貢献に生かしていくというのは、高齢の方に限らず、やはり現役世代の方にとっても大切なものかもしれませんね。

(髙野)
はい。小樽の土地だからこそ、こうやっていろいろな交流が生まれて、うれしいなと思ってます。生涯学習をいろいろな世代の方が長く学びに親しんでいただけたらうれしいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですよね。今日は、小樽市の生涯学習のイベントの中でも今、申し込みを受け付けているという小樽市民大学講座についてご紹介いただけますか。

(髙野)
はい。小樽市民大学講座は「現代を生きる」というメインテーマに沿って、生きがいや視野を広げる生涯学習の場として、幅広い分野で活躍している一流の講師を道内、道外からお招きして、昭和48年度から開催している講演会になります。

(FMおたるパーソナリティー)
昭和48年といいますと1973年ですから、ちょうど50年前になるんですね。

(髙野)
はい。新型コロナウイルス感染症の影響で、2年ほど中止になった年がありましたが、50年前から続いている事業を継ぐことができて大変うれしく思っています。今年の潮まつりも第57回目でしたし、小樽は本当に歴史のあるものを大事に継いでいくまちだなと感動しています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。もう今もこうやって続いているのは、本当にすばらしいことだと思います。

(髙野)
たくさんの方にご受講いただいて、これからも続いていってほしいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
では、今年の市民大学講座ですが、いつ開催で、会場はどちらになりますか。

(髙野)
はい。会場はすべて小樽経済センターとなっています。そして、今年は全部で5回の講座になりまして、初回の第一講座が9月28日木曜日、以後10月5日木曜日、10月19日木曜日、10月23日月曜日、最後が11月5日日曜日となります。開催時刻が、第一講座から第四講座までは午後6時30分から午後8時まで、最後の第五講座のみ午後1時30分から午後3時までとなっています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。9月から11月にかけて、5回の講座が開催されるということですが、今回はどのような方が講師になられるんですか。

(髙野)
はい。まず9月28日は、ITエバンジェリスト、若宮正子(わかみやまさこ)さん。10月5日は、小樽商科大学副学長の鈴木将史(すずきまさふみ)さん。10月19日は建築家・クリエイティブディレクターの福島慶介(ふくしまけいすけ)さん。10月23日はノンフィクション作家・評論家の保阪正康(ほさかまさやす)さん。11月5日はプロアドベンチャーレーサーの田中陽希(たなかようき)さんに講師をお願いしています。

(FMおたるパーソナリティー)
バラエティーに富んだ豪華な講師の方々ですが、若宮正子さんのITエバンジェリストというのは、どういう意味なのですか。

(髙野)
はい。やはり気になりますよね。エバンジェリストとは伝道師という意味だそうです。

(FMおたるパーソナリティー)
伝道師ですか。ITですから、インターネットテクノロジーを皆さんに伝えます、という肩書きなんでしょうかね。

(髙野)
そうですね。若宮正子さんは今年で88歳の世界最高齢のプログラマーとして、世界中から注目されご活躍されている方です。昭和10年生まれで高校卒業後、銀行に勤務しまして、定年退職直前の58歳で初めてパソコンを買いました。独学で学習を続け80代で高齢者が楽しめるスマートフォンアプリを自分で作ろうと、プログラミングの勉強を始めます。その半年後に「hinadan(ひなだん)」というアプリをリリースしたということで、国連などで高齢者のデジタル活用について講演されるなど、ご活躍されてます。今回は、「人生100年時代を楽しく有意義に生きるには」というテーマでお話いただきます。

(FMおたるパーソナリティー)
80代でプログラミングを勉強するってすごいなと思いますが、大注目ですね。その若宮さんがトップバッターとなって、そのあとはどのような講座が続くんでしょうか。

(髙野)
第二講座小樽商科大学副学長の鈴木将史さんからは、「文系学問を学ぶということ~教養教育との兼ね合いから」、第三講座の建築家・クリエイティブディレクターの福島慶介さんからは、「街に残された資源を利活用する取り組み」、第四講座では、ノンフィクション作家・評論家の保阪正康さんから、「終戦80年、昭和100年に向けて」というテーマでそれぞれお話していただきます。

(FMおたるパーソナリティー)
また分野が幅広いですね、皆さん貴重なお話をしていただけると思いますが、最後の第五講座ですが、どういう内容になるんですか。

(髙野)
第五講座では、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが講師をされます。NHKのBSのテレビ番組「グレートトラバース」で、日本の三百名山を一切の公共交通機関を使わずに、人力で踏破するという偉業を成し遂げたという方でして、テレビでご存知の方もいらっしゃるかと思います。田中さんは6歳から高校生までを北海道で過ごされていて、北海道にも縁の深い方です。今回は、「グレートトラバースをゴールに導いたチャレンジ精神の大切さ」というテーマでお話いただく予定です。そして、田中陽希さんは、11月5日の小樽市民大学の講演直前、10月下旬に南アフリカで開催されるアドベンチャーレースの国際大会に参戦されるとお聞きしてますので、その体験談もお話しいただけるのではないかなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
直前にレースがあるんですねえ。ちなみにアドベンチャーレースというのはどのようなものなのですか。

(髙野)
はい。アドベンチャーレースというのはジャングルなどの大自然をフィールドに、トレッキングやマウンテンバイク、カヌーなどの種目をこなしながらチームでゴールを目指すレースです。

(FMおたるパーソナリティー)
何とも過酷そうなレースですが、いろいろな挑戦の話が聞けそうで楽しみですね。バラエティーに富んだ講師をお迎えする市民大学講座ですが、どのように申し込むといいですか。

(髙野)
はい。8月1日からすでに申し込みの受け付けを開始していまして、申し込みの締め切りが9月15日金曜日となっています。申し込み方法はチラシやホームページに掲載しているQRコードからのお申し込みのほか、メール、はがき、電話、ファクスからもお申し込み可能です。また、生涯学習プラザもしくは小樽市役所の別館地下1階の売店にて、直接チケットをお買い求めいただくこともできます。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。受講料はいくらになりますか。

(髙野)
はい。1講座の受講券が1500円と、5講座すべての受講が可能な通し券、全講座受講券が5000円です。例えば三つの講座を受講したい場合、合計で4500円となりますので、4講座以上受講される方は、全講座受講券の方がお得になりますね。

(FMおたるパーソナリティー)
受講したい講座だけを選んで申し込むこともできますし、4講座以上受講されたいなら通し券の方がお得だということになるんですね。

(髙野)
はい。その通りです。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市民大学講座、楽しみになってきましたね。迫市長、今回もバラエティーに富んだ講師陣で、講座が楽しみですね。

(市長)
そうですね。今お話があった通り、さまざまな分野で活躍をされている、一流の講師の方々の講義を直接、聞くことのできるまたとない機会となりますので、ぜひご友人などお誘いの上、多くの市民の皆さんに受講いただければと思っていますし、またこの市民大学講座だけではなくて、日本人の寿命が延びる中で、小樽市ではこの市民大学講座も含め、さまざまな生涯学習の場を用意していますので、多くの市民の皆さんにご参加をいただいて、学習の機会、あるいは趣味の機会を新たに作るきっかけになればいいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。今日は、9月28日木曜日から5回にわたって開催されます、第51回小樽市民大学講座について、小樽市教育委員会生涯学習課の谷口さん、髙野さんにお話をお伺いしました。迫市長、谷口さん、髙野さん、どうもありがとうございます。

(市長・谷口・髙野)
ありがとうございました。

エンディング

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この番組の再放送は、9月6日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、9月18日月曜日です。どうぞお楽しみに。

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