10月は「脳卒中月間」です

公開日 2023年10月02日

更新日 2023年10月02日

10月29日は、世界脳卒中機構が定めた「世界脳卒中デー」です。

さらに、日本脳卒中協会では2021年から、毎年10月の1か月間を「脳卒中月間」と定めています。

脳卒中とは

「脳卒中」とは、脳の血管が詰まったり破れてしまうことにより、急に脳の一部の働きが悪くなり、それに伴い急に身体の働きが悪くなる病気です。

脳卒中は、日本の死因第4位、要介護者の2割を占めるなど、発病すると死の危険があり、身体の麻痺や言語障害などの後遺症を残すことが多いとされています。

脳卒中の主な症状

脳卒中では、以下の症状が突然現れます。症状が現れた時には、早めの対処が必要ですので、一刻も早く救急車を呼びましょう。

①片方の手足・顔半分の麻痺やしびれが起こる(手足だけ、顔だけの場合もあります)

②ろれつが回らない、言葉が出ない、他の人の言うことが理解できない

③力はあるのに、立てない、歩けない、ふらふらする

④片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける

⑤経験したことのない激しい頭痛がする

※重症の時は意識がなくなることもあります

脳卒中の予防

脳卒中の最大の原因は、高血圧であり、その他にも糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病と深い関係があります。また、過度な飲酒やたばこも脳卒中を引き起こすリスクとなります。

普段の生活から、塩分や脂肪を控えたバランスのとれた食事や、適度な運動を心がけるなど、生活習慣を改善することが大切です。さらに、定期的に検診を受け、健康管理に役立てましょう。

また、日本脳卒中協会は、脳卒中を予防するための「脳卒中予防十か条」を作成しています。これをもとに、自分の生活習慣を見直してみませんか。

1 手始めに 高血圧から 治しましょう
2 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4 予防には たばこを止める 意志を持て
5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6 高すぎる コレステロールも 見逃すな
7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8 体力に 合った運動 続けよう
9 万病の 引き金になる 太りすぎ
10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

脳卒中予防十か条 – 公益社団法人 日本脳卒中協会 (jsa-web.org)

 

お問い合わせ

保健所 健康増進課
住所:〒047-0033 小樽市富岡1丁目5番12号
TEL:0134-22-3110
FAX:0134-22-1469
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