FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和5年12月4日放送分

公開日 2023年12月06日

更新日 2025年02月04日

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【前半】

  • リスナーからのメッセージについて
  • 小樽市議会第4回定例会について
  • 子育て支援の取り組みについて

【後半】

  • 令和5年度の雪対策について

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
12月になりまして今年の放送もあと2回ですね。今日もよろしくお願いします。さて、まずは番組に届いたリスナーメッセージをご紹介します。「電気料金について尋ねようと、北電小樽支店に行ったら、ここは別会社なので電気料金についてお答えできないと言われた。また、電話トラブルについてNTTに電話で聞いても、口頭だけではわかりにくいし、窓口が欲しい。小樽から大企業の支店がなくなって不便を感じている市民がいる状況に対して、市長の考えを教えてほしいです。」という70代のタクシー運転手の方からご意見をいただきました。

(市長)
はい。まずご意見ありがとうございます。電気、それから電話の窓口が小樽から無くなって生活に不便を感じているというご意見だと思います。まず電気料金についてお尋ねになろうと北電小樽支店に行かれたということですが、おっしゃる通り現在は北海道電力ネットワーク株式会社小樽支店となっていまして、これはこれまでの北電から送配電部門というのが分社化された、新しい会社なのです。

(FMおたるパーソナリティー)
名前には「ほくでん」と入ってはいますが、これまでの「ほくでん」とは別会社ということなのですね。

(市長)
ここからのお話は、ほくでんネットワーク小樽支店に確認させていただいた内容になりますが、北海道の電力というと、長い間、北海道電力、私たちは「ほくでん」と言ってますが、ほくでんさんが、この発電事業と、それから送配電事業、そして小売電気事業、つまり電気を売る事業ですよね。こういったものを一貫体制で運営していましたが、2015年に電気事業法という法律が変わることによって、電気を売るということに、ほくでん以外の会社も新規に参入することができるようになりました。その法改正の対応のために、ほくでんは送配電事業を分離しまして、2020年4月にほくでんネットワークという新しい会社ができました。小樽支店は、北電の小樽支店ではなくて、ほくでんネットワークの支店になったという経過があるんです。

(FMおたるパーソナリティー)
分社化をして、ほくでんのグループ会社ではあるものの、そのときから電気料金やお客様への対応などは、ほくでんネットワークという会社では取り扱ってないのですね。

(市長)
はい。ですから、電気料金や契約変更などの対応というのは、札幌にある、ほくでんの道央支店に集約されているということなのです。また、ご意見にありましたNTTにつきましても、お客様対応はすべて電話やインターネットでの対応になっていまして、現在、対面での窓口というのは、全国的にどこにも設置していないと伺っています。企業の業務体制の変更や組織の見直しによって、地方都市の支店がなくなっていくということについては、人手不足の問題や、あるいは企業が経営を維持するために、これからも起こり得ることなのかなと感じています。

(FMおたるパーソナリティー)
大手企業の経営の見直しということに、行政が口を挟むというか、関与するというのは難しそうな気がしますよね。

(市長)
そうですね。私としても、企業の撤退というのは、雇用が失われたり、あるいはこの地域の経済活動というのが停滞したり、また、市民の皆さんの利便性の低下、それから小樽市の人口減少にもつながるということになりますので、やはりさまざまな企業や支店が小樽に残っていただけるように、努力していく必要もあるかと思います。市民生活に大きな影響が及ばないように行政としてできることはしていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
今回ご意見をいただいた方の「窓口がなくなって不便だ」というお気持ちには大変共感するところがありますし、やはり電話とかではなく、直接対面で相談したいということもあったりしますよね。

(市長)
そうですよね。インターネットで、ということもなかなか高齢の方は対応できない部分もありますし、ご意見には共感するところが確かにありますね。市役所にもさまざまな窓口があって、市民の方と直接接していますが、こういったご意見があるということはしっかり受けとめなければいけないし、何か良い方法があればと思っています。また、市役所では行政のデジタル化を進めていく中で、市役所の閉庁時間にかかわらず、手続きや問い合わせができるように、手続きのオンライン化ということも検討していますが、一方では、やはり対面の窓口の必要性というのも認識していまして、市民目線での対応というのは検討して進めなければいけないなとは思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
今回はリスナーの方からいただいたご意見を紹介しました。ありがとうございます。

(市長)
ありがとうございました。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、明日から市議会の第4回定例会が始まるそうですね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
今回の主な議案としてはどのようなものがあるんでしょうか。

(市長)
そうですね。すでに発表させていただいていますが、市役所の別館と図書館に業務用エアコンを設置するための整備費用、それから、こども医療費の助成を高校生まで対象を拡大しようと考えていますので、そのシステムの改修費用ですね。それから、ふるさと納税による寄付が増えていますので、寄付額の積立金と、半分は返礼品にかかりますので、返礼品に要する費用を計上させていただいています。また、子育て支援の取り組みとして、これまでもすでに発表させていただいていますが、来年度から放課後児童クラブの無償化を実施するための手数料条例の改正案なども、議案として提出をさせていただくことになっています。

(FMおたるパーソナリティー)
私も子育て世帯で、大変ありがたいお話もあったりするわけですが。市役所別館と図書館にまずはエアコンが整備される予定ということで、前回の放送では、すべての小中学校の普通教室にエアコンを設置するというお話をしていただきましたし、それ以外の公共施設についても、対応可能なところからということでしたが、市役所と図書館にもエアコンが設置されるんですね。

(市長)
そうですね。市役所も図書館も全館というわけではないのですが、市役所は市民の方が多く利用する、別館の1階と2階に業務用エアコンを、それから特に室温が高い4階と5階にエリア空調機を設置しようとしています。それから図書館につきましても、特に多くの市民の皆さんが利用する学習室ですとか視聴覚室、それから児童閲覧室に業務用エアコンを設置しようと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
これもやはり優先度をつけて徐々に設置していくという考え方からでしょうか。

(市長)
そうですね。一度にというのはなかなか難しいので、これからもいろいろと庁内で議論を重ねていきますが、今、村岡さんがおっしゃるように優先度をつけて整備を段階的に進めていきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
今から準備をして暑い夏までには間に合わせるということですよね。

(市長)
そうですね。前回もお話をさせていただきましたが、小中学校のエアコンの設置も、来年の夏に整備するためにはいつ準備しなければいけないかを逆算していった結果、この11月のタイミングで準備を進めないとスケジュール的に間に合わなくなるということで、整備に必要な予算を専決処分という形で、市長が議会に代わって決定する方法で予算措置をさせていただきました。要は議会の審議を経ないわけですが、こういった形で議会のご理解をいただいて、予算措置をさせていただいたということです。市役所別館と図書館のエアコン設置に必要な予算は、今回の議会で議決をいただきましたら早急に設置の準備を進めていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
今年の夏の猛暑を思い出しますと、エアコンが設置されると聞くと、ホッとする方も多いかもしれませんよね。

(市長)
そうですね。まさに危険な暑さというのを実感しましたので、市民の皆さんの安全と安心を守るという意味からも、大事な事業だと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そして、こども医療費助成の対象拡大も発表されてますが、これも人口減少対策の一環ということでしょうか。

(市長)
人口減少に歯止めをかける対策として、子育て世代の方々に安心して小樽市で子育てをしてもらうには、やはり経済的支援やご家庭の負担軽減、特にご家庭の負担軽減というは私の二期目の公約でもあります。こういったことが重要だということから、医療費の実質無償化の対象を高校生まで拡大することにしました。

(FMおたるパーソナリティー)
具体的にはどのように変わるんですか。

(市長)
現在は、小学生以下の方は入院と通院ともに、それから中学生の非課税世帯の方は入院時のみ一部自己負担金がかかるほかは、実質医療費無償化となっています。令和6年8月からは、中学生、そして高校生まで、入院・通院ともに、確か580円だったと思いますが、初診時一部負担金のみの自己負担とさせていただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
中学生だけではなくて高校生まで一気に対象を拡大するのですね。お子さんのいる、かなり多くの世帯で経済的負担が減ることになりますね。また、子育て支援として、放課後児童クラブの利用手数料も、無料になるということですが、来年4月からですか。

(市長)
そうです。令和6年度からということになります。

(FMおたるパーソナリティー)
放課後児童クラブといいますと、うちもそうですが、保護者が働いてる世帯のお子さんが、放課後や夏休み・冬休みなどの期間中に、安心して過ごしていただく場所になりますが、今、何人くらいのお子さんが利用されているんですか。

(市長)
今年度は約650人の登録があると聞いていまして、小中学生の約18%の方が利用しているということですね。

(FMおたるパーソナリティー)
人口減少対策は市の最重要課題ということで、これまでも伺っていますが、子育て支援策について、ここ数年の施策を挙げてみますと、令和4年8月からは、小学生以下のこども医療費実質無償化、そして今年4月から病児保育の無料化、また9月分から保育料の引き下げと第2子以降の保育料無償化と、ほかにも小樽公園のリニューアル計画の検討など、小樽市の子育て施策の充実に対する意気込みを感じますが、迫市長の思いを伺えますか。

(市長)
私としても、特に力を入れて取り組んできましたし、こういった家計負担の軽減だとか、公園の整備というのは、少子化対策の大事な柱だと思っていますので、さまざまな子育て支援策を一つ一つ進めていまして、まだ実現していないものもありますが、財政状況を見ながら、さらに拡充していければと思っています。新年度の予算議論の中で、できることを具体的に決めていきたいと思いますし、重要な少子化対策の施策だという位置付けで、これからも引き続き取り組んでいきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
明日からは、いよいよ議会ということになります。よろしくお願いします。

(市長)
ありがとうございます。

(FMおたるパーソナリティー)
前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

(市長)
ありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
後半は、小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今日は今年度の雪対策について、除雪対策本部事務局の天野さんにお話をお伺いしたいと思います。天野さんよろしくお願いします。

(天野)
除雪対策本部事務局の天野です。よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
いきなりですが、除雪対策本部について教えていただけますか。

(天野)
はい。除雪対策本部は、市道等の適切な除排雪を実施することにより、冬期間における道路の円滑な交通を確保し、安全で快適な市民生活を実現することを目的に設置された組織です。

(FMおたるパーソナリティー)
道路の除雪を行って、円滑で安全な交通を確保することが目的ということですね。今、除雪対策本部には何人くらいの職員がいらっしゃるんですか。

(天野)
本部長の上石副市長以下117名となっており、複数の課の職員が兼務しています。

(FMおたるパーソナリティー)
117名もいらっしゃるんですね。しかも複数の課からということだそうですが、どういった部署の方たちが関わってるんですか。

(天野)
私の所属している建設事業室維持課を含めて、用地管理課や建築指導課などの職員が関わっています。

(FMおたるパーソナリティー)
だからメンバーが多いんですね。除雪対策本部が設置されている期間ですが、どのくらいになるんですか。

(天野)
除雪対策本部は、早期の降雪や路面凍結に対応するため、11月1日から翌年の3月31日まで設置しています。

(FMおたるパーソナリティー)
除雪対策本部を早期に設置することは、市民の皆さんにとっては安心する冬の体制となるのではないかと思います。天野さんは除雪対策本部の中でどのような役割を担ってらっしゃるんですか。

(天野)
除雪対策本部は、目的ごとに班分けされていて、私が所属する建設事業室維持課の職員は、事務局を兼任しながら「除排雪事業班」として除排雪業務を実施する実働部隊になります。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。天野さんは今の職場に来てどのくらいになるんですか。

(天野)
私は2年前の令和3年度に小樽市役所に入庁し、建設事業室維持課に配属になりました。ですので、3年目になります。

(FMおたるパーソナリティー)
もう入庁してずっと、3年間携わってらっしゃるということなのですね。建設事業室維持課に配属ということですが、この維持課という部署はどのような業務を行ってらっしゃるんですか。

(天野)
維持課は14名の職場になりまして、市が管理している道路や河川等の維持管理全般を担当している部署です。夏は道路の舗装等の損傷部の補修、冬は除雪対策本部の除排雪事業班として除排雪業務を実施しています。私は主に雪対策に関わる業務を担当しています。

(FMおたるパーソナリティー)
ということは、天野さんは、もう1年を通して雪対策に関わる業務を担当されてるということですよね。夏の間はどのようなことをされてるんですか。

(天野)
夏の間についても、前年度の除雪の内容や排雪費用などを検証したり、今年度の除排雪業務の発注に関わる業務を行っています。そして、冬になると、担当地域の除排雪費用を支払う業務や、予算の管理などを行いますので、年間を通して雪対策に関わっています。

(FMおたるパーソナリティー)
雪があってもなくても、夏の暑い時も含めて、一年を通して雪のことを考えてらっしゃるということなのですね。今、担当地域があるというお話でしたが、どのように地域分けされてるんですか。

(天野)
市内を七つの地域に分けており、塩谷方面の北地域、松ケ枝地域、望洋台・朝里地域、銭函地域、手宮地域、勝納地域、若竹・桜地域としています。それぞれの地域に除排雪作業等に対する窓口として除雪ステーションを設置し、市民の皆さんからの問い合わせなどに対応しています。

(FMおたるパーソナリティー)
問い合わせの対応というのはそれぞれの地域の除雪ステーションで行ってるんですね。

(天野)
はい。除雪ステーションには、その地域の除排雪作業を請け負う業者が詰めています。除雪ステーションの場所や連絡先については、先月発行の広報おたる11月号に折り込まれている「除雪だより」や、市のホームページを見ていただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。小樽は山坂が多くて、雪の対策については、市民の皆さんも生活に直結することですから関心も高いと思いますが、毎年どのくらいの問い合わせがあるんですか。

(天野)
過去5カ年平均で言いますと、冬期間の11月から3月の間に約2,000件の問い合わせがあります。

(FMおたるパーソナリティー)
なんと、2,000件。そんなに多くの問い合わせがあるんですね。どういった内容が多いんですか。

(天野)
一番多いのは、除雪後に家の前に置いていく雪、置き雪についてですね。

(FMおたるパーソナリティー)
置き雪ですか。

(天野)
はい。市の除雪作業は限られた除雪機械で、交通量の少ない深夜から朝方の通勤・通学の時間の前までに短時間で完了させなければならないことから、道路脇に雪を寄せる「かき分け除雪」を実施しています。このため、これに伴い発生する「置き雪」は、沿道の各ご家庭で処理していただいており、市民の皆さんにはご不便をおかけしていますが、ご理解をいただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
どうしてもこの置き雪が発生してしまうというのは、そういう理由があったわけですね。

(天野)
なお、自力での除雪が困難な方を対象とし、市道の除雪路線に面している世帯に対して、除雪後に発生する間口の置き雪を約1メートルの幅で除雪する「置き雪除雪」という福祉除雪の制度があります。その他の福祉除雪や雪に関わるボランティア募集の情報についても、先月発行の広報おたる11月号に詳細を掲載していますので、ご覧いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
福祉除雪という制度があるんですね。冬期間の除排雪が困難という方は一度相談されるといいかもしれませんね。さて、除雪対策本部では今年度の雪対策について、どのような取り組みを考えてらっしゃるんですか。

(天野)
道路パトロールによって、道路脇の雪山や幅員の状況をしっかりと見極め、気象状況も十分に勘案しながら、適切なタイミングで計画的に排雪作業を行っていきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
計画的な排雪作業とありますが、これはどのようなイメージですか。

(天野)
昨年度に引き続いて、道路の重要度、緊急度を考えながら、幹線道路、補助幹線道路、生活道路の順番に作業を行っていく方法で、円滑に進めていきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
道路の種類によって、順番に作業を行うんですね。

(天野)
そうですね。重要度で言いますと、特に、小中学生の歩行路の安全確保には配慮したいと思っていますので、小中学校周辺の主要な通学路、それから交通量のある主要交差点の見通しの確保に重点を置いて、適切なタイミングで予防保全的に作業を進めていきたいと考えています。また、観光客に配慮した取り組みとして、小樽駅から小樽運河までの間、小樽駅前広場や南小樽駅周辺について、冬の小樽観光を楽しんでいただけるよう、状況に応じた対応をしていきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
適切なタイミングでの作業というのは、相手が自然ということもあって難しい問題かと思いますが、そういった中でも、通学路ですとか主要な交差点、観光に力を入れて取り組んでいくということなのですね。

(天野)
おっしゃる通りです。さらに、観光に配慮した取り組みにおいて、今年度新たに歩道路線を追加し、取り組みを強化します。なお、今月の広報おたるでも雪対策の特集を組んで、皆さんに雪対策に関わるいろいろな情報について掲載していますので、ご覧いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。そのほかに市民の皆さんにお伝えしたいことはありますか。

(天野)
はい。冬期間、市民の皆さんに守っていただきたいルールとお願いがあります。一つ目は、道路への雪出し禁止についてです。宅地内の雪を道路に出すと通行の妨げや事故の原因となり、大変危険です。道路への雪出しは道路交通法等で禁止されていますので絶対にやめてください。

(FMおたるパーソナリティー)
確かに道路に雪を出すというのは本当に危険なことなのですが、法律で禁止されているというのは知りませんでしたね。

(天野)
二つ目は、ロードヒーティングについてです。小樽は急坂な地形が多く、道内でもロードヒーティングが多い街になります。ロードヒーティングは雪を溶かして凍結を防ぐ設備のことですが、降雪状況によっては、融雪が追いつかない場合もありますので、冬期間は常に慎重な運転をお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
ロードヒーティングも万能ではないということなのですよね。特に大雪や風が強い日、そして気温の低い日というのは注意が必要になってきますよね。ちなみにですが、ロードヒーティングに関わる経費というのは、年間でどのくらいになるんでしょうか。

(天野)
今年度でいきますと、雪対策に関わる予算の合計は18億5,000万円であり、そのうちの約24%の4億4,510万円が、ロードヒーティングに関わる経費となっています。

(FMおたるパーソナリティー)
24%、4億円以上がロードヒーティングに関わる経費となってるんですね。やはり電気代が上がってきているというのも、費用がかかる要因の一つでしょうか。

(天野)
そうなのです。最後に、雪押し場の情報提供をお願いします。先ほども説明した通り、「かき分け除雪」によって置き雪が発生してしまいますが、近くに雪押し場があれば道路脇に堆積する雪の量を減らすことができます。お住まいの住宅付近に雪押し場として使える空き地等がありましたら、建設事業室維持課まで情報提供をお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
置き雪が軽減されれば、今までよりも冬期間の市民生活が良くなりますよね。空き地などをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報をいただければと思います。さて、迫市長、今日は雪対策について伺いましたが、あまり雪もひどくならなければいいなと思うのですが、市民の皆さんには、やはり直結してることですので大変な部分がありますよね。

(市長)
そうですね。市長として市民の皆さんからいろいろなご意見を伺いますが、やはり市民の皆さんから一番多いのは、除排雪の問題です。ですから、市民の皆さんにとって最も関心の高い市の事業と言っていいと思います。先ほど村岡さんからもお話がありましたが、自然が相手ですので、自然を相手にするということはとても難しいことだと思います。今、担当から予防保全という言葉がありましたが、事前に予測をして備える予防保全的に早め早めに手を打っていくことが必要ですね。予防保全に対する言葉として事後保全という言葉がありますが、1度に大雪が降った場合に除排雪の対応が追いつかないということになりますと、生活にも大きな支障を及ぼしますので、できるだけ備えという意味から、予防保全的な観点から除排雪を進めていきたいなと思っています。いずれにしましても、冬期間における道路の円滑な交通を確保して、安全で快適な市民生活を実現するために、除雪対策本部の目的を実現するために、今、担当から話がありましたが、117名が勤務していますので、117名が一丸となって取り組んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。今日は迫市長、そして除雪対策本部事務局の天野さんにお話をお伺いしました。迫市長、天野さんどうもありがとうございます。

(市長・天野)
ありがとうございました。

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
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この番組の再放送は、12月6日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、12月18日月曜日です。どうぞお楽しみに。

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