FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和5年12月18日放送分

公開日 2023年12月20日

更新日 2023年12月20日

音声ダウンロード

音声データダウンロード(12月18日放送分)29分(外部サイト:YouTube)

【前半】

  • リスナーからのメッセージについて
  • 小樽市議会第4回定例会について
  • 2023年を振り返って

【後半】

  • 北海道新幹線新小樽(仮称)駅のデザインについて

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
令和5年最後の放送になります。本日もよろしくお願いします。さて、まずはリスナーからのメッセージが届いていますので紹介します。10月2日の放送で、市長から献血PRのことを取り上げていましたが、その話題についてのご意見です。「献血に関して、市長から説明がありました。少子高齢化の中、若者の献血が重要であるという当たり前の説明がありました。より具体的な、定量的な献血推進の施策について、改めて番組などで説明が欲しいです。」というメッセージが届きました。

(市長)
はい。ありがとうございます。10月2日の回では、私が献血推進協議会の会長も務めているということもありまして、献血の協力のお願い、それから、赤十字献血センターの取り組みとして、休日の人が集まる商業施設での献血や、ラブラットという献血のスマホアプリですね。こういった紹介をさせていただきました。「より具体的な、定量的な献血推進の施策」について紹介して欲しいということですね。ご最もなご意見だなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
この方のご意見には続きが実はありまして、「具体的な、定量的な献血推進の施策」の例として、一つ目に、北海道全体で一日当たり確か700人ほどの献血が必要と言われており、これに対して小樽市は十分なのかを定量的に市民に周知してはどうか。二つ目に、若手の献血の必要性から、札幌地区では学校別に順位を争って競っていると。これを小樽でも真似してみてはどうか。三つ目に、健康な高齢者は70歳まで献血が可能だが、50歳代までの献血の実績が必要などの条件があると。このように50歳代から始める献血などのスローガンを掲げてみてはどうかと。最後に、献血車ではなく、病院での献血を行ってはどうかという具体的な案をご提示いただいてるんですよね。

(市長)
はい。本当にいろいろとお考えいただいて、本当に感謝したいなと思っています。ありがとうございます。

(FMおたるパーソナリティー)
一つ目の「献血が必要な人数について、小樽市は十分なのか」ということなのですが、献血に必要な人数の目標というのようなものはあるんでしょうか。

(市長)
あります。北海道と赤十字血液センターでは、献血計画というのを策定していまして、献血可能な人口と、あとは献血車の運行数などから、市町村ごとに目標数値というのが定められています。小樽市は一年間に一人400ミリリットルでの換算になりますが、約1,900人に協力をいただくということが目標になってるんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
400ミリリットル換算で一年間におよそ1,900人の方という具体的な目標があるんですね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市はその目標達成されてるんでしょうか。

(市長)
はい。献血推進協議会の総会でも毎回発表されてますが、令和3年度は達成率が112.8%。それから令和4年度は達成率が108.8%ですので、いずれも目標数値は上回る結果となっています。令和5年度の目標達成のために皆さんのご協力をお願いしたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
では、1か月にすると、およそ160人の方に協力してもらうことが目標ということになんですね。

(市長)
そうですね。あとは、「学校別の献血の順位を争う」というようなご提案もありましたが、順位は争ってはいませんが、小樽商科大学の学生さんですとか、あるいは未来創造高校の生徒さんに献血に協力していただいています。そのほかにもいろいろなご提案をいただきましたが、今後も血液センターと協力しながら、献血に協力してくれる事業所ですとか献血車の運行ルートの確保に努めまして、多くの方が献血協力できる環境をつくっていくということが必要だと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ちなみにですが、献血に協力できる年齢というのは、16歳以上69歳以下。中でも65歳から69歳までの方で、60歳から64歳までの間に献血の経験のない方はご遠慮いただくということですので、改めて献血へのご協力お願いしたいと思いますね。

(市長)
そうですね。今後ともよろしくお願いしたいと思います。小樽は高齢化率が高いので、献血可能人口っていうのはどんどん減ってきてるんですよね。ですから、将来のことを考えますと、できるだけ若い方にご協力をいただきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。ご協力よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いしたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、現在、市議会の第4回定例会の開催中ということで、活発な議論が行われていると思いますが、主なテーマといいますと、今回どのようなものがありますか。

(市長)
12月に行われる市議会は第4回定例会と言ってますが、前回9月の第3回定例会ですとか、来年2月に行われる新年度予算を審議する議会に比べますと、議論のテーマというのは、比較的、例年少ない傾向があるんです。それでも今回は子育て支援、それから福祉、学校教育に関する事など、議員からのご質問というのは多岐にわたっていますね。また、今回の議会で、市が提出した議案の中には、この「小樽港の臨港地区内の分区における構造物の規制に関する条例」、ちょっと長いですが、いわゆる私たちは分区条例と言っていますが、この分区条例の改正案がありましたので、そのことについても議題に上がっています。

(FMおたるパーソナリティー)
この「分区条例」ですが、これが改正されると、これまで制限されていたところに旅館やホテルを建てることができるようになるんですよね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
ただ、そもそも「分区条例」というのは、一体どんなものなんでしょうか。

(市長)
小樽港の臨港地区内の土地利用の目的や利用の方針、これは商業として使う、あるいは工場を建てる、漁港として使うというようなことなのですが、こういったことを明確にいたしまして、その港湾活動の円滑化を図るということが、いろいろなものが混在したり入ったりしますと、港湾活動に支障が出ますので、そういったことから港湾施設の有効活用を図るための条例です。平成8年11月から施行されています。各分区の建物の用途に規制をかけて、港を使いやすくするための決まり事だと思いますね。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽港は、商業港でもあり、工業港でもあり、そして漁港もあり、マリーナや公園など人々が集う場所でもありますから、それぞれを地区に分けて、地区内に規制をかけて使いやすくしていると。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
では、条例の改正でその規制を緩和するということでしょうか。

(市長)
そうですね。正確には、今回の改正は規制緩和だけが目的ではなくて、この小樽港の「物流空間」と「交流空間」の効果的な住み分けを行うということが目的です。ですから「物流空間」、これは分区上は商港区とか工業区、漁港区がありますが、こういったところには制限をかけるということ。逆に「交流空間」、マリーナ港区とか、修景厚生港区と言ってますが、こういったところは制限を緩和するということになります。

(FMおたるパーソナリティー)
規制緩和だけでなく、制限がかかる部分というのもあるんですね。

(市長)
そうですね。そして、交流空間は地域住民や観光客のためのにぎわいの空間をつくりまして、交流拠点とするために、飲食店や物販店の床面積の制限を緩和するほか、旅館やホテルを建てられるようにします。ですから、民間の皆さんが投資しやすい環境を作っていくということは大きな目的ですし、そのことによって市内経済の活性化につながっていければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
議案が可決されると令和6年4月から施行されるということですね。
それと話は変わりますが、緊急生活支援給付金、住民税非課税世帯に対する7万円の給付について、関連予算案をこの議会中に追加提案したそうですが、小樽市ではいつ頃の支給になるのでしょうか。

(市長)
そうですね。昨今、このテーマが新聞でも報道されてますから、市民の皆さんも気にかけられているところではないかなと思っています。本市では、関連の予算案を12月13日に追加提案をさせていただきましたので、本会議は12月25日が最終日になりますが、この最終日に可決、成立する見込みです。予定では、1月中旬に対象世帯に確認の書類を送付させていただいて、2月上旬までには初回の支給ができるように準備を進めたいと思っています。市の方にもお問い合わせをいただいていますが、確認書類が届くまでお待ちいただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。さて、今日は令和5年最後の放送ということで、今年を少し振り返ってみたいと思います。迫市長は、今年どんなことが印象に残ってますか。

(市長)
そうですね。毎年いろいろな判断を求められることがありますが、最近で言いますと、並行在来線のバス転換ですとか、あるいは、北海製缶の第三倉庫をお譲りいただくなど、いろいろな大きな判断してきましたが、今年放送の中でもお話をさせていただきましたが、余市と小樽の間にできる風力発電計画がありました。これはいろいろな観点から考えて、また市民の皆さんのご意見などにも耳を傾けまして、反対の意思表示をさせていただいたというのが、私にとっては一番大きな出来事だったかなとは思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
これも市民の皆さんにとっては大きな関心事でしたよね。

(市長)
そうですね。やはり地球温暖化の中で、再生可能エネルギーというのは一定程度導入していかなければいけないとは思っていますが、やはりケースバイケースで考えていかなければいけないなと改めて思いました。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。あと、明るい話題ですと、コロナが5類に移行した後は行動制限が完全になくなりましたので、外国クルーズ船の寄港もありましたし、潮まつりも神輿パレードが4年ぶりに復活となりました。復活と言うと小樽がらす市も4年ぶりの開催となりましたし、また、今年は小樽運河が完成して100年ということで、いろいろなイベントがありましたね。

(市長))
そうですね。特に若い方々が「運河100年プロジェクト」を立ち上げて、この小樽運河の100周年をみんなでお祝いしてくれた。大変うれしく思っていますし、これからのまちづくりを考えると本当に心強く思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
運河100年プロジェクトの企画ですが、今週の土曜日23日に行われる「ナイトカーニバル」で締めくくりとなるということですよね。

(市長)
そうですね。記念花火の打ち上げもあるということですので、皆さん楽しんでいただきたいと思っていますし、私も時間を見てお伺いしたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
来年も良い年になるといいですね。そして、なんと次回、来年、新年最初の放送は、1月1日ということで元日になるのですが、ぜひ迫市長にも、またお話を伺っていきたいと思います。前半は、小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長どうもありがとうございます。

(市長)
どうもありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
後半は小樽市職員の方にお話をお伺いします。今回は北海道新幹線の(仮称)新小樽駅のデザインについて、建設部新幹線・まちづくり推進室の西尾真美さんにお話を伺っていきます。西尾さんどうぞよろしくお願いします。

(西尾)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、北海道新幹線は道南の新函館北斗駅まで開業していますが、この先、札幌まで延びてつながるということになるんですよね。

(西尾)
北海道新幹線は、今から約8年前の平成28年3月に新函館北斗駅まで開通しました。札幌までの延伸につきましては、約7年後の令和13年3月の開業を目指して工事が進められています。

(FMおたるパーソナリティー)
令和13年ですから7年後ということなのですが、いよいよという感じがしますね。

(西尾)
そうですね。平成24年8月に新函館北斗・札幌間の工事が開始されてから11年が経過しました。この区間は約212キロメートルありまして、8割がトンネルですが、11月末現在で約7割の掘削が完了しています。今年6月には、(仮称)新小樽駅の安全祈願と起工式が執り行われまして、目に見える部分での工事も増えてきておりまして、本格化してきたなと感じているところです。一部では工事の遅れなどが報道されていますが、予定通り2030年度末に東京と札幌が新幹線につながるよう作業が進められています。

(FMおたるパーソナリティー)
札幌まで北海道新幹線が来ることで、小樽にも天神に新しい駅ができます。天神地区が選ばれたのには何か理由があるんでしょうか。

(西尾)
新幹線の走行ルートは、カーブや勾配などの技術面や自然環境、市街地への影響などを基本要件に設定されています。小樽市内を通るルートの上で、トンネルではない部分は、天神地区の365メートルと朝里川温泉地区の300メートルの区間となりますが、駅をつくるには朝里では短くて足りないということで、天神に新幹線駅をつくることになりました。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。本日は、新幹線駅舎のデザイン選定についてお話しいただけるということですね。

(西尾)
はい。新幹線の駅舎は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、いわゆる鉄道・運輸機構が設計建設を行いますが、デザインについては、自治体が作成したコンセプトをもとに進められます。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市ではどのようにコンセプトを作成したんでしょうか。

(西尾)
令和3年の5月、鉄道・運輸機構から、駅舎デザインコンセプトの作成について依頼を受けました。市では、かねてから新幹線に関するまちづくりなどの検討をしてきました「北海道新幹線活用小樽まちづくり協議会」に駅舎デザイン検討部会を立ち上げまして、その会議の中で議論を重ね、駅舎デザインコンセプトに関する提言書としてまとめました。その提言書をもとに、令和4年5月に駅舎デザインについての要望書を、鉄道運・輸機構に提出したという流れです。

(FMおたるパーソナリティー)
その提出された要望書の内容については教えていただくことは可能ですか。

(西尾)
はい。まず、駅舎デザインコンセプトは「浪漫が薫るぬくもりと心地よさを感じる駅~まちの記憶を未来へ~」としました。新幹線駅は新たな小樽の玄関口として、そして地域のシンボルとして、訪れた方に小樽らしさを印象づけ、市民が愛着を持てるデザインが望まれると考えました。これには、小樽運河や石造り倉庫、銀行街など、歴史を色濃く残すまちなみ。そしてガス灯やランプ、ろうそくといった灯の温もり。豊かな自然環境。そういった小樽らしさを町の記憶として駅舎に映し出し、後世へ受け継いでいきたいという思いが込められています。そして、そのコンセプトに加えて、“歴史と文化”、“新旧の融合”、“自然環境との調和”といった観点をデザインに取り入れていただくようにも求めました。

(FMおたるパーソナリティー)
この新幹線の駅舎にいろんな思いが込められてるんですね。

(西尾)
そうなのです。そして、要望書提出後、約1年半をかけて、鉄道・運輸機構において検討が進められ、当初、10案程あったものから絞り込まれた3案がデザインの最終案として示されました。

(FMおたるパーソナリティー)
では、そのデザインの三つの案についてお伺いをしていきます。一つ目は、A案「小樽の歴史と懐かしさを後世に受け継ぐ品格のある駅」ですね。

(西尾)
はい。A案は、小樽の歴史・文化に重きを置き、石造りの倉庫や銀行建築などの商都として栄えた小樽の街並みにふさわしい品格のある駅をデザインしたものになります。中央部の大きなガラス面には、小樽の街並みを構成する建築物にも見られる石やレンガをモチーフにしたデザインを取り入れて、レトロ感を演出しています。また、ガラス越しに見える屋根を支える構造をアーチ形状とすることで、建築物としての美しさを表現する意図があるとのことです。

(FMおたるパーソナリティー)
確かにガラス越しに見える構造部分がポイントといえるかもしれませんね。では次に、B案「小樽のまちの記憶を継承し、未来へつなぐ端正なたたずまいの駅」についてお願いします。

(西尾)
はい。B案は、新旧の融合に重きを置いています。1階部分は歴史的街並みを感じさせるレンガタイルを、上部には未来感のある大きなガラススクリーンを配置することで、歴史と未来の融合を意図したものです。ガラススクリーンはカーブを描くR形状が特徴で、海運で栄えた小樽の北前船に見られるような帆船をイメージして、新幹線の新しい駅舎と、過去に栄えた北前船というところでも新旧の融合を表現しています。

(FMおたるパーソナリティー)
こちらは北前船、帆船をイメージしたアルファベットのRですね。R形状のガラススクリーンが特徴という駅なのですね。では最後に、C案「自然に溶け込み、小樽のまちに明かりを灯す洗練された温もりの駅」についてお願いします。

(西尾)
はい。C案は、自然と調和して、季節や時間による変化を見せるというところに重きを置いた案となります。こちらは、奥沢水源地の水すだれをイメージしてデザインに取り入れてみたそうです。これからの小樽の新しい建築表現として親しまれるようなデザインを目指しているとのことです。ガラス・金属という映り込みのある素材を使用することで、夜には灯りが漏れて「雪あかりの路」のような雰囲気を醸し出すようにしたいとの思いが含まれています。

(FMおたるパーソナリティー)
こちらは窓からの明かりがポイントになっているということですね。三つのどのデザインにもさまざまな思いや意図が込められているということがわかりましたが、十から三つに絞るだけでも大変だったかと思いますが、何かこういった苦労話はありますか。

(西尾)
駅舎のデザインについては、建築主体である鉄道・運輸機構から委託を受けたJR東日本建築設計が手掛けたものになりますが、新幹線の駅舎はどうしても四角く大きいものになりますので、さまざまな制約のある中での設計となります。その結果、やはり似たようなものになってしまうということで、小樽市からのデザインに関する要望書で出しました「小樽らしさの反映」という部分について、どのように表現するのか、大変苦慮されたと聞いています。

(FMおたるパーソナリティー)
確かに三つの案それぞれ特徴がありまして、工夫されたんだなということがうかがい知れますよね。ちなみに、どのデザインが高くて費用がかかるといったような違いはあるんですか。

(西尾)
どれもほぼ変わらない金額となるようにした上でのデザインということです。使用する資材などによって調整しているそうです。そして、例えば、A案の1階部分とB案の上の部分を組み合わせるなどといったようなデザインのミックスはできないのかというふうに考える方もいらっしゃるかもしれませんが、デザインとしてそれぞれが完成したものになりますので、良いとこ取りはできないと聞いています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。A・B・Cのいずれかに決まるということなのですね。では、この三つの案から一つに絞り込むにはどのような流れになるんでしょうか。

(西尾)
はい。デザイン案に関する提言書を取りまとめました北海道新幹線活用小樽まちづくり協議会の駅舎デザイン部会において選定の作業を行います。その際の参考とするため、現在、アンケートを実施しています。

(FMおたるパーソナリティー)
このアンケートについては、広報おたる12月号にも掲載されてましたよね。

(西尾)
はい。広報おたる12月号に掲載した用紙のほか、インターネット経由でも回答を回収しています。ぱっと見た印象やデザインの意図、コンセプトや小樽らしさを表現しているか、自然環境と調和するかという視点と、総合的に(仮称)新小樽駅にふさわしいと思うものを選んでいただくような調査になります。

(FMおたるパーソナリティー)
どうでしょう。市民の皆さんからはどのくらいの反響がありますか。

(西尾)
12月15日9時の時点で、インターネット経由が962件、用紙での回答が223件集まっており、高い関心を寄せていただいていることをとてもうれしく思っています。また、小中学生には学校経由でお願いしまして、最も良いと思う案について聞いてみました。こちらも大変多くの反応があり、年代による好みの違いが垣間見られるような回答となっています。

(FMおたるパーソナリティー)
こちらのアンケートは今週木曜日21日まで受け付けているということですが、どちらで回答できますか。

(西尾)
インターネットでの回答は、「小樽 新幹線 デザイン」と検索していただいて、アンケートフォームからお願いします。アンケート用紙の回収ボックスは、市役所別館1階の渡り廊下のほか、駅前・銭函・塩谷のサービスセンターと図書館に設置しています。郵送やファクスでも受け付けています。

(FMおたるパーソナリティー)
広報おたるではデザイン案の写真は白黒でしたが、カラーで見ていただいた方がよりイメージできると思います。どこで見ることができるでしょうか。

(西尾)
小樽市のホームページをご覧いただくか、市役所や図書館など市内各所にポスターを掲示していますので、そちらでご確認いただければと思います。アンケートの回収期間は、今日を含めて残り四日間ですが、皆さんの声をたくさんお聞かせください。よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて迫市長、今回は小樽に新しくできますこの新幹線の駅舎についてということですが、市民の皆さんからも高い関心が寄せられているようですね。

(市長)
そうですね。たくさんご応募いただいておりまして、本当に関心が高いなと感じています。私も6月の起工式に参加させていただきました。10月には鉄道・運輸機構から、駅舎のデザイン案をお受けいたしまして、本当に今年は新幹線の開業に向けまして、いよいよ本格的に動き出したなと感じています。駅舎のデザインは、3案それぞれに小樽らしさが表現されておりまして、どれも実物を見てみたいなと思いますが、この中から一つに絞らないといけませんので、アンケートと、それから今担当からお話がありましたように、駅舎デザインの検討部会の選考結果がどうなるのか、私としても楽しみにしています。新たな小樽のシンボルとなる駅でありますので、皆さんもぜひご注目いただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は迫市長、そして建設部新幹線・まちづくり推進室の西尾さんにお話をお伺いしました。迫市長、西尾さんどうもありがとうございます。

(市長・西尾)
ありがとうございました。

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
留守番電話・ファクスは0134-21-2000、E-mailは763@fmotaru.jp、またFMおたるのメッセージフォーム新しいウィンドウで外部サイトを開きますからもお寄せいただくことができます。 はがきでという方は、郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1、FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
この番組の再放送は、12月20日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、1月1日月曜日です。どうぞお楽しみに。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線223・394
FAX:0134-27-4331
このページの
先頭へ戻る