FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和6年4月15日放送分

公開日 2024年04月17日

更新日 2024年04月17日

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【前半】

  • クルーズ船の寄港について
  • 放課後児童クラブの利用手数料の無償化について
  • 市施設の営業状況について

【後半】

  • 民生委員・児童委員について

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!、前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話を伺いします。迫市長よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、4月も半ばなのですが、何か4月とは思えないような温かさというか暑さになっていますね。

(市長)
そうですね。今、車出ましたら23度、外気温23度でしたもんね。5月の気候ですよね。

(FMおたるパーソナリティー)
観光するには大変いい日和になってきたんじゃないかと思いますが、4月に入ってから、先週からクルーズ船が続々と寄港してますよね。

(市長)
第一船は、4月8日に「ル・ソレアル」という船が入りまして、10日には「ウェステルダム」という船が入港していますが、この2隻とも、もう何回も入っています。お好きな方にとってはなじみの船ではないかなと思っていますが、今年は10月までの間に30回の寄港が予定されています。この30回といいますのは、コロナ禍前の令和元年を上回る回数ですので、私も大変うれしく思っていますし、初めて小樽港に寄港する船舶が5隻もありますので、お好きな方にとっては、楽しみにされているんではないかなと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
大型のクルーズ船といいますと、これまでは勝納埠頭を利用していましたが、今年は第3号ふ頭になってるんですよね。

(市長)
平成26年から、国土交通省によりまして、岸壁の改修が行われておりまして、これは先月で改修を終えてますので、この春からは、大型船が第3号ふ頭に接岸できるようになっていました。これまでは7、8万トンクラスでしたが、この改修によりまして、14万トンクラスの大型クルーズ船の寄港が可能となっていますし、あわせてクルーズターミナルですとか大型バスの専用駐車場も整備されていますので、ほとんどの船舶がこの第3号ふ頭に接岸することが予定されています。

(FMおたるパーソナリティー)
寄港するほとんどの船が第3号ふ頭に接岸をするということで、これから港を中心ににぎわいそうですね。

(市長)
船そのものは接岸できるんですが、大型船になりますと、観光バスが横付けされますので、第3号ふ頭ですと28台なのですよね。でも、それを超えてしまいますと、やはり勝納ふ頭に接岸するというケースも考えられますので、今、ほとんどということでお話をさせていただきましたが、今週17日には初寄港の「セブンシーズ・エクスプローラー」という船が入りますし、「カーニバル・ルミノーザ」というのが18日に入港予定になっておりまして、21日の日曜日には、皆様よくご存じの「ダイヤモンド・プリンセス」という船が入港することになっておりまして、この21日のダイヤモンド・プリンセスの入港に合わせて、第3号ふ頭の竣工式も行われることになっています。

(FMおたるパーソナリティー)
21日の日曜日には、さらに港がにぎやかになりそうですね。

(市長)
第3号ふ頭といいますのは小樽運河にも近くて、小樽駅前までも一直線ということですので、乗船客の方が栄町通りですとか都通りなどを散策することも多くなると思いますし、できるだけ私たちもそういう形で観光振興に寄与するような形で、戦略も考えていかなければいけないなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
寄港、発着のときには、市民の皆さんがね、ボランティアでお見送りされたりしますが、そういった見送りも活発になるといいなと思いますよね。

(市長)
ボランティアの皆さんが、出迎えとか出港時の見送りに駆けつけていただいていますが、ぜひ市民の皆さんもですね、機会があれば、第3ふ頭にお越しいただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、話が変わりまして、小樽市における子育て支援の取り組みについてお伺いしたいと思いますが、子育て支援策として、4月1日から放課後児童クラブの利用手数料の無償化が始まりました。改めてなのですが、この放課後児童クラブとはどういったものなのか教えていただけますか。

(市長)
学校が終わった放課後に、保護者の方がお仕事などで留守にしていて、家庭で保育を受けることができない小学生をお預かりする事業です。皆さん方、学童保育と言ってるものなのですが、子どもたちが安心して過ごせる場所として、集団生活の中で遊びや生活の場を提供いたしまして、健全な育成を図ることを目的として、開設をさせていただいています。子どもたちにとりましては、放課後の安全で安心な場所ですし、友達と楽しく遊び、学び合う場所になっていると思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
うちも夫婦共働きですから、息子も放課後児童クラブを利用させていただいてますが、子どもたちが遊びを通して成長する場所になるということで大変助かっていますし、また、この利用手数料の無償化、非常にありがたいなと思いますが、その効果についてはどのように市長はお考えですか。

(市長)
今回の手数料の無償化によりまして、世帯の所得の状況などにかかわらず、仕事の都合などによって子どもの放課後の預かりが必要な子すべての子育て世帯を支援することで、安全で安心して過ごせる子どもの居場所づくりができるようになると思っています。これまでも子育て世帯への経済的負担の軽減ですとか、居場所の充実など子育て支援策に努めていますが、子どもの成長に合わせて切れ目のない子育て支援策というものを、引き続き、進めていきたいと思っています。保護者の方からのご要望としては、やはりその開設時間を延ばしてくれと、午後6時で終わってますので、もう少し延ばしていただきたいとお話しされる保護者の皆さんも多いので、これはちょっと1年ぐらいかけて、検討していきながら、支援員の方の勤務の状況も変わるということですので、1年ぐらいかけて庁内で議論させていただきたいなとは思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
利用されてる方が小樽もたくさんいらっしゃると思いますし、私たちのように夫婦共働きで、どうしても預けなければいけないという方は多いと思いますが、そういった方にも非常に助けになるんじゃないかなと思います。

(市長)
できるだけ利便性のいい形で制度設計をしていきたいなとは思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。

(FMおたるパーソナリティー)
変わりまして、小樽市内のそれぞれの施設の営業状況についてお伺いしたいと思うんですが、4月の後半には大型連休も始まってくるということで、市内の各施設営業を開始すると思いますが、今年はどのような形になってますでしょうか。

(市長)
1つちょっと残念なお知らせがあるんですが、総合博物館の蒸気機関車アイアンホースの運休についてですが、昨年9月に、ブレーキシステムに故障が見つかりまして、安全な運航に支障があるということから、運休を決めさせていただきました。これの修理費用が約500万円ということで、ふるさと納税、小樽ファンが支えるふるさとまちづくりというのがあるんですが、これまでの寄付金をもとに修理をしていますが、部品を新たに作ったりなど修理の工程が複雑だということもあるので、時間がかかるような状況になっておりまして、そのことからゴールデンウィークに間に合うことができないとなっています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。前回の放送で、ふるさと納税を担当された職員の方からお話をお伺いしましたが、全国からの寄付がこのような形で活用されてるというわけなのですよね。ただ、やはりアイアンホース号のファンの方がたくさんいらっしゃって、運行を待ってる方も多くいらっしゃるでしょうね。

(市長)
このアイアンホースは、7年前の2017年に重大な故障が発生したときもクラウドファンディングに寄せられた多大なご支援によって、無事、修理が完了して運行が再開されたという経過もありますが、ファンの方がとてもたくさんいらっしゃると私も感じています。重要文化財であります機関車庫、それから転車台を実際に使っての運行というのは、他に例がないと思っていますし、鉄道ファンの方だけではなくて、お子さんたちも運行を楽しみに待っていると思っていますが、まずは安全を最優先に考え、慎重に進めていますので、ご理解をいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。まずは安全が最優先で修理が終わるのを待ちたいと思いますが、再開の予定とはいつ頃になりそうでしょうか。

(市長)
運行再開は夏休み前を予定しています。運行が決まりましたら、小樽市のホームページや総合博物館のFacebookでお知らせをさせていただきたいと思いますので、もう少しお待ちいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
アイアンホース号の運行はもう少し待つことになりますが、小樽市総合博物館ではその他の展示やイベントも大変人気がありますもんね。

(市長)
そうですね、プラネタリウムでの星空の投影ですとか、日本遺産炭鉄港を紹介するガイダンス展示、こういったものも人気になっています。イベントも多数予定されておりまして、昨日と一昨日には、野外展示車両のシート外し体験が行われまして、27日土曜日からは、屋外の展示車両の公開が始まります。毎年、この車両のシートを外したり、またシートを被せたりということは、鉄道文化保存会の皆さん方が中心にお手伝いいただいていますが、一生懸命やられておりまして、本当に私からも感謝申し上げたいと思っています。また、20日土曜日からは、紙とストローで工作をしながら、飛行機が飛ぶ原理を学ぶイベントも予定されています。小学校3年生から中学校3年生までを対象とした面白そうなイベントだと思いますので、興味のある方は総合博物館の本館の方にお申し込みいただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
面白く楽しく、学べるという機会が、この総合博物館のところじゃないかなと思いますが、そしてもう1件、ちょっと残念なのですが、休館のお知らせがあるんだそうですね。

(市長)
鰊御殿の休館についてですが、昨年9月に発生しました大雨の影響で鰊御殿前の法面が崩壊したことから、これも安全確保のために、今年も引き続き休館をさせていただくことになりました。

(FMおたるパーソナリティー)
鰊御殿は大変眺望もいい場所ですから、再開を待たれてる方も多いでしょうね。

(市長)
そうですね。展望台からの景色はもちろん素晴らしいですし、北海道有形文化財にしん漁場建築として文化財に指定された鰊御殿の中には、鰊漁や鰊加工に使われた道具ですとか、番屋で暮らした人々の生活用具、それから写真なども展示されていますので、多くの方に訪れていただきたいと思いますが、改修工事完了まで半年以上は要すると見込みになっていますので、やはりこれも安全を第一に考えていかなければなりませんので、ご理解をいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
こちらも安全に訪れることができる日を楽しみに待ちたいと思います。さて、これからいよいよお花見のシーズンが到来となりますが、公園の利用についてはいかがでしょうか。

(市長)
お花見のシーズンがもう少しで参りますが、小樽公園それから長橋のなえぼ公園、平磯公園と朝里川公園、この指定場所では届け出をすることで火気を使用することができますので、マナーを守って楽しんでいただけたらなと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
コロナ前のときのようにジンギスカン食べながらお花見ができるってのはうれしいですよね。公園内の施設の開館とはいつになりますか。

(市長)
長橋なえぼ公園の森の自然館は4月11日木曜日から、それから手宮緑化植物園は4月23日の火曜日からそれぞれ開館をします。手宮緑化植物園ではキッチンカーの募集もしていますので、お店が出ている日があるかもしれません。

(FMおたるパーソナリティー)
これは楽しみです。手宮緑化植物園、天気の良い日は小樽港を一望できます。眺めも大変いいですから、私も行きたくなりましたね。

(市長)
5月6日のスクラムトライ!、この番組では、公園緑地課の職員が出演をさせていただくことになっていますので、その時に市内の公園について詳しいお話が聞けると思います。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですか。では、次回のスクラムトライ!も楽しみにしています。再来週にはもういよいよゴールデンウィーク、大型連休始まりますが、毎年恒例の図書館で行われる迫市長の読み聞かせ、今年も開催されるんでしょうか。

(市長)
5月6日に図書館発小樽子ども読書の日の中でですね、11時15分から、私が絵本の読み聞かせをさせていただきますので、前日5月5日までに申し込んでいただきたいと思っています。また、この日は、主にお子さんを対象としたワークショップですとか、おはなし会など、楽しい行事をいろいろと用意していますので、ぜひご参加をいただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
事前の申し込みが必要ですので、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長どうもありがとうございます。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございました。


後半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!、後半は小樽市職員の皆さんにお話を伺っていきます。今日は、民生委員児童委員についてお話をお伺いします。福祉保険部福祉総合相談室福祉総務グループの林沙希(はやしさき)さん、そして本日は小樽市民生児童委員協議会会長の西尾伊都子(にしおいつこ)さんにもお越しいただきました。林さん、西尾さん、どうぞよろしくお願いします。

(林、西尾)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
それではまずお1人ずつ自己紹介をお願いしてもよろしいですか。

(林)
福祉総合相談室の林沙希です。令和4年4月に福祉総合相談室に配属となりまして、昨年度より民生委員業務を担当しています。

(FMおたるパーソナリティー)
西尾さん、お願いできますか。

(西尾)
私は、小樽市民生・児童委員協議会の西尾です。平成11年10月に民生委員となり、令和4年12月からは、民生・児童委員協議会の会長をしています。

(FMおたるパーソナリティー)
西尾さんは、24年以上、民生委員をお務めになられているということで、ただこの民生委員について、何となく聞いたことがあってもどのようなお仕事をされてるのか、よく知らない方も多いのではないかと思います。改めて、民生委員とはどういった方なのか、林さん、教えていただけますか。

(林)
民生委員は、国から委嘱された非常勤の地方公務員で、無給のボランティアとして働いています。活動内容としては、それぞれの地域で生活上のさまざまな相談に乗って、福祉制度の紹介や必要なサービスを受けられるように、他の場所への「つなぎ役」を務めたり、ご高齢の方への見守りなど、幅広く活動をしています。また、全ての民生委員は児童委員も兼務していますので、地域の子どもたちの見守りや、子どもの心配事などの相談も行っています。民生委員さんは古くから活動していて、100年以上の歴史があるんですよ。

(FMおたるパーソナリティー)
そんなに古くから民生委員はいらっしゃったんですね。最近は、民生委員以外にもいろいろと相談するところがあると思うんですが、民生委員はどのような立ち位置になるんでしょうか。

(林)
民生委員は地域の方の中から選ばれるので、一番身近な相談員であり、見守り役だと思ってください。確かに、今は民生委員以外にもいろんな相談先がありますが、だからこそ、どこに相談してよいのかよく分からなかったり、相談したくてもちょっとハードルが高く感じてしまうこともあるかと思います。そんなときはぜひ民生委員に相談してみてください。民生委員さんは相談を受ける立場でありながらも、地域住民の一員でもあるので、皆さんと同じ目線に立ちながら、どうしたら良いか考えてくれますよ。

(FMおたるパーソナリティー)
困ってる事があっても、どこに相談すべきか分からないことも多いと思います。身近に相談に乗ってくれる方がいると安心ですよね。では、具体的にはどのような相談を受けてらっしゃるのか、西尾さん教えていただけますか。

(西尾)
介護で困っている事や、自身の体調や障害に関する心配事、生活費の悩み、子育てについての不安や不登校、近所に心配な方がいるので様子を見てきてほしいなど、本当にさまざまです。冬場は、雪で困っているという相談を受けることも多いですし、マンション内でのトラブルも寄せられています。

(FMおたるパーソナリティー)
本当にいろいろな相談を受けてらっしゃるんですね。ところで、民生委員というのは、いつ活動されてるんでしょうか。

(西尾)
活動は日々行っています。皆さんから連絡をいただくこともあれば、気になってこちらから声をかけることもあります。特に、毎年5月から6月にかけては、「ふれあい訪問強化月間」といって、民生委員が各家庭を回っています。皆さまのところにも伺うことがあるかと思いますので、訪問に協力をお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
訪問に協力とありますが、具体的には、私たちはどういったことをするとよろしいんでしょうか。

(西尾)
民生委員から、ご家族の状況やお困りの事がないかなどを確認させていただきます。特に、一人暮らしのご高齢の方などは、ご家族の連絡先を教えていただけますと、緊急時などに民生委員がお役に立てる場合もあります。もちろんお答えいただける範囲で構いません。

(FMおたるパーソナリティー)
それなら協力できそうですよね。ところで、今、ありましたふれあい訪問ですが、どのような目的で行うものなのか、林さん教えていただけますか。

(林)
ふれあい訪問を通じて、地域で見守るきっかけづくりや、民生委員とのふれあいを通じて地域の人々に支えられているという安心感を得ていただくことが大きな目的となっています。それから、訪問時の何気ない会話の中から、日頃の悩みや健康状態を把握することで、課題の早期発見にも繋がっていると考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
それは大切な機会ですよね。ふれあい訪問以外のときにも相談してもよろしいんでしょうか。

(西尾)
もちろんです。気軽に何でも相談してください。最近は、コロナの影響でなかなか訪問しにくかったこともあり、民生委員の活動についてご存じない方もいるかと思いますが、この機会にぜひご相談いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
地域で活躍する民生委員にとって、コロナ禍での活動というのはより一層大変だったんではないかと思いますが、久しぶりに訪問したことで地域の方から驚かれたこともあったんではないでしょうか。

(西尾)
はい、そうなのです。昨年度からふれあい訪問強化月間を再開したのですが、民生委員の活動内容についてご存じない方も多く、訪問しても話すことなんかないのに何しに来たんだと言われてしまったり、個人情報を聞くことで怪しまれてしまうこともあります。

(FMおたるパーソナリティー)
確かに、民生委員がどなたか知らないという方にとっては、もしかしたら怪しい人なんじゃないかなって思ってしまうかもしれませんよね。民生委員かどうか、確かめる方法というのはないんでしょうか。

(西尾)
あります。民生委員が担当地区の家庭を訪問する際には、必ず「民生委員・児童委員の身分証明書」というものを携帯しているので、確認していただければと思います。訪問の際に、個人情報をお聞きすることがありますが、私たちは守秘義務があるので、安心してほしいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
必ず証明書、身分証明書がありますのでご確認できますし、また守秘義務もありますので、そう言っていただけると大変相談しやすいのではないかなと思います。さて、民生委員ですが、各地区にいると伺っていますが、何名くらいの方がいらっしゃるんでしょうか。

(西尾)
小樽市の民生委員は、16地区に分かれています。定員は344人となっています。ただ、実際には、選考中、要するに欠員となっている地域もあります。そういった場合は、地区の会長が業務を代行しています。

(FMおたるパーソナリティー)
344人って思ったよりも多いなと思ったんですが、ただ、民生委員も人手不足ということなのですね。

(西尾)
全国的にも民生委員のなり手不足が課題となっているんですよ。

(FMおたるパーソナリティー)
これはやはり民生委員は大変な仕事ということなんでしょうか。

(西尾)
確かに地域の皆さんからは大変な仕事と思われています。ただ、民生委員での活動を通じて人との関わりが増えることは、日々の生活の充実に繋がっています。私も地域の皆さんから学ばせてもらい、助けてもらうこともあります。民生委員同士で支え合ったり、福祉の制度について知ることができたり、私自身も地域の一員として、より住みやすいまちにするにはどうしたら良いか、考えられることはとても有意義なことだと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
大変やりがいのある仕事なのですね。私もちょっと民生委員に興味が湧いてきましたが、どういった方が民生委員になれるんでしょうか。

(西尾)
民生委員になるには、地域からの推薦が必要になるのですが、地域の実情を知っていて、福祉活動やボランティア活動などに熱意がある方などが対象になります。日中お仕事をされていたり、家族の介護や子育てがあることで、活動に費やす時間がないことから、民生委員になるには難しいと考えてしまうかもしれませんが、そのような中でも、民生委員を務めている者もいます。自分の時間を十分に持つことができます。

(FMおたるパーソナリティー)
よりよい小樽市にするために、民生委員は欠かせない存在なのですよね。担当の地区の民生委員を知りたい方や民生委員に興味のある方は、どちらに連絡するとよろしいでしょうか。

(林)
民生委員にご興味のある方は、民生・児童委員協議会の事務局にご連絡をいただきたいです。電話番号は23-7844です。平日の8時50分から17時20分までにご連絡をお願いします。また、その他にもお住まいの地区の担当民生委員について知りたい方は、今お伝えした民生委員の事務局の他に、市役所の福祉総合相談室福祉総務グループでもお伝えしています。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。民生・児童委員協議会の事務局、電話番号は23-7844です。電話番号のかけ間違いにはどうぞお気をつけください。さて、自らも地域の一員でありながら身近な相談役として、また、地域の見守り役として活動している民生委員ということで今日はお話をお伺いしてきましたが、迫市長、やはり市民の皆さんにも、民生委員の活動について知っていただいて、より住みやすいまちになるようにしていきたいですよね。

(市長)
地域での関わりが薄くなっていると言われていますが、民生委員の活動は、さまざまな人や機関をつなぐ架け橋になっていると思っています。特に、ご高齢の方が多い小樽市にとりましては、この民生委員が本当に身近な相談役、そして地域の見守り役としてご活躍いただくということは、大変重要なことだと思っています。市といたしましても、より良いまちにできるようにしっかりと取り組んで参りますが、市民の皆さんにもご理解とご協力をお願いしたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は迫市長、そして福祉保険部福祉総合相談室の林さん、小樽市民生児童委員協議会会長の西尾さんにお話をお伺いしました。迫市長、林さん、西尾さんどうもありがとうございました。

(市長・林・西尾)
ありがとうございました。

エンディング

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この番組の再放送は、4月17日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、5月6日月曜日です。どうぞお楽しみに。

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