FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和6年6月3日放送分

公開日 2024年06月05日

更新日 2024年06月05日

音声ダウンロード

音声データダウンロード(6月3日放送分)29分(外部サイト:YouTube)

【前半】

  • 歯科検診について
  • 株式会社タイミーとの「労働力確保・関係人口創出に関する連携協定」について
  • クマの出没の注意喚起について
  • 小樽伝統文化の会「和を遊ぶ」について

【後半】

  • 小樽港のフェリー航路について

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、いよいよ6月になりました。北海道らしい爽やかな季節が到来ということになりますが、明日6月4日から10日までは歯と口の健康週間とのことで、本日は歯科検診についてお伺いをしていきたいと思うんですが、今年度予算で、迫市長は、歯科検診に関わる事業に力を入れてらっしゃるんだそうですね。

(市長)
そのとおりです。近年、口の中、口腔の健康は、全身の健康にも影響を及ぼすと言われておりまして、歯を失う主な原因である歯周病と虫歯を予防することで健康寿命を延ばすことにつながると言われています。歯周病菌が原因で動脈硬化ですとか、誤嚥性肺炎などを引き起こしたり、あとは糖尿病の症状を悪化させたり、悪影響を及ぼすことがあるそうなのです。

(FMおたるパーソナリティー)
糖尿病や動脈硬化など聞き慣れた病名が出てきますと、心配になる方も多いんじゃないでしょうか。

(市長)
そうですよね。そのような病気を予防するためにも、歯周病を早期に発見し治療することが大切となりますので、今年度は976万円の予算を計上しまして、成人を対象とする歯周病検診を新たに実施することにしました。対象となるのは、今年40歳、50歳、60歳、70歳になる方で、7月から8月にかけてご案内を差し上げる予定ですので、ご確認をいただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
歯周病検診を受けることで安心できると思いますので、案内が届いた際にはご確認いただきたいですね。そして、大人の方の検診はもちろん大切だと思いますが、歯の健康を考えますと、子どもの頃から予防というのも必要な気がしますよね。

(市長)
乳歯が虫歯になると永久歯にも影響を及ぼすことがあるということですので、小さい頃からの予防というのは、やはり大切になってくると思います。9歳までのお子さんについては、歯科検診や虫歯予防のためのフッ化物塗布ができる小児歯科相談を保健所で実施していますので、まずはご利用いただきたいと思っています。また、今年度からの新たな取り組みとして、市内の全小学校で2学期から児童を対象にした定期的なフッ化物洗口を導入することにしています。

(FMおたるパーソナリティー)
フッ化物塗布やフッ化物洗口をすることで虫歯菌の作る酸に負けない、丈夫な歯になると聞いたことがありますが、これ継続することがなかなか難しかったりするんだそうですね。

(市長)
フッ化物洗口を小学校で実施することで、児童が継続して虫歯の予防措置を受けられるようになるのではないかと思っています。虫歯になりますと、子どもさんが痛い思いするだけではなくて、治療費も当然かかりますので、口腔内の健康づくりは、お子さんにとっても、またご家族にとってもメリットがあるのではないかと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
子どもの頃の虫歯予防が将来の健康にもつながるというのであれば、乳幼児期からきちんと予防することが大切ですよね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
今お聞きした事業の他にも、妊娠をされてる方、妊婦の皆さんに対する歯科検診というのもあるんだそうですね。

(市長)
妊娠中の歯周病は、早産ですとか、あるいは低体重児の出産のリスクを高めると言われていますので、これも今年度から歯科検診費用の1回分を全額助成することとしていますので、10月以降に母子手帳を受け取られる方に対しましては、母子手帳と一緒に受診券をお渡しする予定で今進めています。妊娠中の方は、お出かけするのも億劫になりがちですが、面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、母体と、それから胎児の健康を保つためにも、ぜひこの歯科検診も受けていただきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ぜひご確認をして、足を運んでいただければなと思います。さて、話は変わりますが、小樽市と株式会社タイミーは、3月に「労働力確保・関係人口創出に関する連携協定」を締結したそうですね。タイミーといいますと、短期雇用マッチングサービスでも知られていますが、この協定を結んだ目的というのは、どんなことなんでしょうか。

(市長)
株式会社タイミーは、地域の潜在的な労働力を活用して、企業の人手不足を解消するためのサービスを提供する会社なのですね。コロナ後は、小樽市にも国内外から多くの観光客が訪れていますし、市内には新たな宿泊施設が開設されるなど、より多くの宿泊客の受け入れが可能になったこともあり、令和5年度の宿泊客数は、統計を開始した昭和38年度以降、最高の90万人になっています。ただ一方で、人口減少により働き手が不足しているという状況にもありますので、この協定を締結いたしまして、学生さんですとか、子育て世代の皆さん、それからシニア層などの労働力を呼び起こすことで、人手不足の解消を目指すことを目的にしてます。

(FMおたるパーソナリティー)
これから観光シーズンとなりますから、ますます働き手を求める企業の皆さんというのはありそうですよね。

(市長)
まず、観光需要が高まる夏場に、観光業から活用を始め、その後はさまざまな業種に展開をしていきたいと考えています。また、地方で「はたらく」体験を通じて、第2のふるさとを見つけられる機会を提供する「タイミートラベル」というサービスを活用いたしまして、今後は道外から来て、仕事をしながら短期滞在をするいわゆる関係人口の創出ですとか、移住定住にも取り組んでいければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
短期的に滞在した方が小樽を第2のふるさとと思ってくれて、そこから移住や定住につながるようになるといいですね。短期雇用のマッチングということで、市内の企業の皆さんと、そのワーカーさんの登録状況というのも気になるところです。こちらはいかがですか。

(市長)
連携協定から2カ月が経ちますが、事業者さんもワーカーさんも、協定を締結した3月よりも増えていると伺っていますので、人手不足の解消には今後期待をしているところです。

(FMおたるパーソナリティー)
では、企業の皆さんが利用する場合には、具体的にはどのような活用方法というのがありますか。

(市長)
小売り業の場合ですと、品出し業務をタイミーで募集した人にお願いすることで、常に商品がそろっている売り場を作ることができますし、観光客の増加に対応しながら、売り上げの向上にもつながったという実際の例もあると伺っています。市内の事業者さんはタイミーを利用することで、必要な時に、迅速に労働力を確保できるようになるのではと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
働き手が不足している企業の方にとっては、ありがたい仕組みですよね。企業さん向けのセミナーもあるんだそうですね。

(市長)
繁忙期に向けた人材確保とタイミーの活用術について、事業者さん向けのセミナーを6月6日木曜日に開催をします。小売り業、宿泊業、飲食業と、それぞれの業種に応じて開催時間が異なりますので、詳しくは市のホームページをご覧いただくか、市役所の企画政策室までお問い合わせください。

(FMおたるパーソナリティー)
繁忙期に人手が欲しいというお悩みがある企業の皆さんはぜひご参加いただきたいと思います。今回は企業向けのセミナーということですが、働きたいがタイミーの利用方法がわからないという市民の方を対象としたセミナーの開催というのはありますか。

(市長)
市民の皆さんに向けたセミナーも、7月以降に開催する予定で今進めていますので、これも市のホームページなどでご確認いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
ぜひ、小樽市のホームページ、ご覧なっていただければと思います。

(市長)
お願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、変わっては、ヒグマについてのお話なのですが、最近、クマの目撃情報についてのニュースを耳にすることが増えていますし、5月には小樽市内でも目撃情報があったそうですから、ちょっと心配なところですよね。

(市長)
今、市内ではクマが頻繁に目撃されているような状況ではありませんが、昨年は6月に「北海道ヒグマ注意報」が発令されましたので、これからの時期、山林ですとか野山では注意が必要になってくると思います。

(FMおたるパーソナリティー)
「北海道ヒグマ注意報」という言葉を聞いて、ちょっと驚いたことを覚えていますよね。

(市長)
「北海道ヒグマ注意報」というのは、市街地付近でヒグマが頻繁に出没し、農業被害の発生ですとか、あとは一般住民への人身被害の発生が懸念されるとき、市町村の意向を踏まえ北海道が発出をいたしまして、おおむね1カ月程度の期間で発令をされることになっています。クマの出没が昨年と比べてどのように推移するかまだわかりませんが、注意報が出ている、出ていないにかかわらず、山菜取りですとか登山などで山に入る際には、十分お気をつけいただきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
これからの時期は、ますます山に入られるという方が多いと思いますが、具体的にはどのような注意というのが必要ですか。

(市長)
山菜取りや山登りなどに行くときは、人間の存在をヒグマに知らせるために、ラジオや鈴など音を出しながら行動をする。また一人では入山をしない。早朝や夕方、濃霧や雨など薄暗いときには行動しないということが必要だと思います。また、人間の食べ物の味を覚えたヒグマが「問題グマ」になるため、ごみなどを必ず持ち帰る。糞や足跡を見つけたら速やかに引き返すということをお願いしたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
「ヒグマに出会ってしまったら、大声を出したり、走って逃げたりせず、クマを興奮させないように、慌てず、静かに立ち去りましょう」と言われていますが、まずはこちらからは近づかない、そして、クマを呼び寄せるような行動をしないということが大切ですよね。

(市長)
そうですね。また、クマを目撃したとき、足跡ですとか糞などを発見したときは、時間や場所、大きさや何頭見たのかなどの情報を、時間を置かずに、警察署または市役所の農林水産課に、平日休日にかかわらず、直接電話で連絡をお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
クマをいざ目撃したら、ちょっと動転してしまいそうですが、まずは身の安全を確保していただいて、早めに通報することが大切なのですね。

(市長)
そうですね。動揺していると思いますが、早めの通報により、警察や市で迅速な対応をとることができます。目撃情報があった場合、市では現地の痕跡調査、それから関係機関に情報提供、注意看板の設置など必要な対応をしますので、ご協力をお願いします。また市のホームページには、「クマ出没情報」や「ヒグマにご注意を!」を掲載していますので、そちらもご覧になって、事前に情報を確認してから行動していただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。さて、話題はがらっと変わりますが、6月9日日曜日、市民会館で開催されます小樽伝統文化の会「第13回和を遊ぶ」、こちらについてちょっとお話を伺っていきたいと思います。

(市長)
この催しは、小樽に息づく伝統文化を後世に伝えたいということで、小樽市文化団体協議会にも加盟している小樽伝統文化の会と市民会館が共同で主催をしている催しで、今年で13回目になります。お琴の箏曲、それから詩吟、日本舞踊の創作企画作品は、毎回小樽を題材にしておりまして、今年は小樽幻想を上演します。

(FMおたるパーソナリティー)
昨年からは英語での上演アナウンスも取り入れられてるんですよね。

(市長)
海外の方が小樽に訪れた際に、日本の伝統文化を楽しむことができたら、日本と小樽の心を伝える機会になるとのことで、外国人の方にも楽しんでいただけるように工夫をしていると伺っています。

(FMおたるパーソナリティー)
国内外を問わずいろんな方に楽しんでいただきたいですね。大変恐縮なのですが、昨年に引き続き、私は日本舞踊、日舞の方でメンバーとして参加しますが、迫市長もお琴の演奏で出演をされる予定なのですよね。

(市長)
私も村岡さんの日本舞踊楽しみにしていますので、本番まで間もないですが、お互い頑張りましょう。

(FMおたるパーソナリティー)
もう本番まであと1週間ですからね。頑張りたいと思います。前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。市長、どうもありがとうございます。

(市長)
ありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!後半は小樽市職員の方にお話を伺います。今日は、小樽港のフェリー航路について、産業港湾部港湾室港湾振興課の鈴木匠幹(すずきたくみ)さんにお話をお伺いします。鈴木さん、よろしくお願いします。

(鈴木)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
鈴木さん、小樽港には本州と行き来する長距離フェリーが運航していますよね。まずは、この小樽港のフェリーについて、改めて教えていただけますか。

(鈴木)
小樽港では、新日本海フェリーが運航する小樽と舞鶴、小樽と新潟を結ぶ定期フェリー航路があります。フェリーにあまりなじみがない方もいらっしゃるだろうと思いますので、まず、フェリーってどういう船なんだろうというところからお話してみたいと思います。フェリーとは、乗客以外にバイクや乗用車、トラック、トレーラーなどの貨物車両を運ぶことができる船のことを言います。船体の下側に車両を積み込むことができ、上側のフロアには客室やエントランスなどがあります。身近なところで例えると、大きな地下駐車場があるホテルをイメージしてもらえるといいと思います。小樽港からは、毎日、多くの旅客やトラックなどが、小樽と本州の日本海側を行き来しています。

(FMおたるパーソナリティー)
私もフェリーターミナルに停泊したフェリーに、大きなトラックが乗り込んで行くところを見かけましたが、いや、なんていう大きさなんだろうと、本当にすごく感心した記憶がありますね。

(鈴木)
トラックなどが直接船に乗り込んでいくのも、フェリーの特徴ですね。

(FMおたるパーソナリティー)
フェリーでは、どのような貨物が運ばれているんでしょうか。

(鈴木)
小樽からは、北海道の新鮮な水産品や農産品のほか、生乳などが安定的に本州に輸送されています。本州からは、多くの生活物資や宅配便などが運ばれてきています。小樽港にフェリー航路が就航した当時、小樽港のフェリーが取り扱う貨物量は年間で20万トン程度でしたが、今では年間で1,100万トンを超えるほどになっています。

(FMおたるパーソナリティー)
1,100万トン。ちょっともう想像がつかないぐらいの、ものすごい量の貨物が運ばれてるんですねえ。

(鈴木)
小樽港で取り扱われる貨物量全体の9割以上が、フェリーで運ばれているんですよ。

(FMおたるパーソナリティー)
9割以上ですか。小樽港で扱われている貨物のほとんどがフェリーで運ばれているんですね。いや、そこまでとは知りませんでした。貨物だけではなくて、観光客の方もたくさん利用されてるんではないでしょうか。

(鈴木)
もちろんそうなのです。小樽港では、年間20万人を超える方がフェリーで小樽と本州を行き来しています。小樽-舞鶴間は毎日、小樽-新潟間は月曜日から土曜日まで週6便運航しているので、旅行の予定に合わせて便利にご利用いただけます。

(FMおたるパーソナリティー)
フェリーは自家用車も一緒に運べますから、旅行にもぴったりですよね。

(鈴木)
自家用車で現地に渡ることができるので、旅行先での選択肢が広がります。乗り慣れたマイカーで、旅行先のドライブを目一杯楽しむことができるのは、フェリーの旅行ならではですね。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。そんなフェリーですが、今年は記念の年だと伺いましたが、詳しく教えていただけますか。

(鈴木)
小樽と新潟を結ぶ新潟航路は、今年6月に就航50周年を迎えます。新潟航路は今から50年前、昭和49年6月7日に、敦賀~新潟~小樽間を結ぶ長距離フェリーとして就航し、その後、昭和52年に小樽新潟直行便の運航が開始されました。

(FMおたるパーソナリティー)
就航50周年なのですね。もう大変な歴史を感じますが、当時のフェリーというのはどのような船だったんでしょうか。

(鈴木)
当時、新潟航路に就航した第1船「フェリーあかしあ」。こちらは北海道のフェリー航路では初めて1万トンを超える大型のフェリーでした。新潟航路は当時から大変人気があり、就航から6年後の昭和55年には、週2便の運行から週6便に増便されています。新潟航路の就航は、小樽と本州の交流や取引を活発にして、市内には企業の進出が増えるなど、小樽の経済に大きな恩恵をもたらしてくれました。

(FMおたるパーソナリティー)
フェリー航路が就航するというのは、その港や地域にとって、とても大きなことなのですね。北前船の寄港地として発展した小樽の歴史に照らし合わせると、まさに「現代の北前船」と言えそうですね。

(鈴木)
「現代の北前船」、いい表現ですよね。フェリーは就航当時から今も変わらず、小樽港の発展と小樽の経済を支えるとても重要な存在です。フェリー輸送は環境にも優しく、CO2排出量がトラック輸送と比べて約5分の1と言われています。また、今年4月からはトラックドライバーへの時間外労働時間の規制、こちらが強化され、トラックでの長距離輸送が難しくなる、いわゆる2024年問題の対策として、トラック輸送から船との輸送に振り替えるモーダルシフトが注目されています。フェリーは、乗船中のドライバーが休息時間を確保できるなどのメリットがあるので、2024年問題の解決策としての役割がフェリーに期待されています。

(FMおたるパーソナリティー)
昔も今も、そしてこれからもフェリーはとても重要な存在ですね。何だか私もフェリーに乗りたくなってきましたが、鈴木さんはフェリーに乗られたことはあるんですか。

(鈴木)
実は私、昨年初めてフェリーに乗りました。今の部署に配属されるまでは、昔見たドラマや映画の印象のまま、フェリーは大部屋で雑魚寝というイメージがありました。ですが、今のフェリーはすっかり進化していて、個室には専用テラスやバス・トイレがついていたり、オーシャンビューのレストランや大浴場のほか、トレーニングルームであったりと、大満足の船旅を楽しめる施設がたくさんそろっています。

(FMおたるパーソナリティー)
なんだか、まるで動くホテルみたいですね。飛行機もいいですけど、フェリーでゆったり船旅というのも楽しそうですね。

(鈴木)
おっしゃるとおり、まるで海上のホテルで過ごすような快適な船旅を楽しんでいただきますし、海の上を動くホテルで非日常を感じていただけると思います。

(FMおたるパーソナリティー)
鈴木さんの考えるフェリーの良さというのは、どんなところがありますか。

(鈴木)
やはり船旅でこそ味わえるゆったりとした時間でしょうか。フェリーは移動そのものを楽しんでいただけるので、今、自分は旅をしているんだという実感があります。他の交通手段にはない快適さも魅力です。ホテルで一泊過ごしたら目的地についているようなものですから。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですよね。ますます私もフェリーで旅行に出かけてみたくなりました。そんなフェリーをもっと身近に感じられる企画があるそうですが、詳しく教えていただけますか。

(鈴木)
小樽市と小樽港に関係する民間事業者などで構成される小樽港貿易振興協議会という団体があるのですが、協議会では小樽港フェリー新潟航路の就航50周年を記念して、市民の皆様限定の特別企画を実施します。まず一つ目ですが、市内の小学生を対象として、小樽港に停泊するフェリーの船内見学会を6月29日土曜日に開催します。当日は、普段見ることのできないフェリーの操舵室やスイートルームなどをスタッフがご案内します。また当日は、船内のレストランで人気のカレーランチが参加者に振る舞われます。もちろん参加無料です。

(FMおたるパーソナリティー)
いやあ、普段なかなか見ることができないフェリーの船内の見学ができて、そしてカレーまでいただけるなんて、何か50周年の特別感がありますね。詳しい確認ですとか応募というのは、どのようにするとよろしいですか。

(鈴木)
こちらは市のホームページに詳細を載せていますのでご確認いただき、市のホームページからお申し込みをお願いします。小学生と保護者の方50組100名限定となっています。応募多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。

(FMおたるパーソナリティー)
私が小学生だったらぜひ参加したいところですが、他にもまだあるんですよね。

(鈴木)
こちらも小樽市民限定企画として、小樽港発着フェリーの旅を楽しめる特別プランを格安でご提供します。小樽港発着フェリーを使ったお得プラン「ドライブパック」が通常の値段からさらに、1組2万円引きの格安価格でご利用いただける特別プランです。

(FMおたるパーソナリティー)
2万円引きとは、ちょっと驚きなのですが、このドライブパックというのはどういうものなんでしょうか。

(鈴木)
ドライブパックとは、フェリーの乗船料金と乗用車1台の輸送料金に現地宿泊ホテルがセットになったプランで、もともとお得な人気プランなのですが、こちらが市民限定でさらに1組当たり2万円引きとなっています。料金は、フェリーの部屋の種類や行き先、時期によって変わってくるのですが、一番価格の低いものだと、小樽から新潟往復のフェリー乗船料と、お車の輸送量、現地ホテル1泊を含めた3泊4日の工程で、何とお二人様4万5,000円でご利用いただけます。

(FMおたるパーソナリティー)
お二人様4万5,000円、大変お得ですね。いやちょっと何とか予定を調整して行けないか本気で考えてしまいますが、こちらの申し込みについてはどのようにするとよろしいですか。

(鈴木)
こちらは販売している旅行会社ヴィーナストラベルさんに直接お問い合わせ、お申し込みをお願いします。なお、こちらは先着80組限定の企画となっていますので、お早めの申し込みをお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
本日ご紹介いただいた企画の内容などは、小樽市のホームページなどでも見ることができますか。

(鈴木)
今ご紹介しました50周年特別企画については、市のホームページや広報おたる6月号の特集ページにも掲載していますので、ぜひチェックしていただければと思います。よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。さて、迫市長、50周年を盛り上げようということで、特別企画がめじろ押しですね。

(市長)
北海道に港のある町というのはたくさんありますが、長距離フェリーの定期航路がある港というのは、小樽と苫小牧だけなのですね。特に、北海道の日本海側を運行する長距離フェリーがあるのは小樽だけになりますし、その歴史は今お話もありましたが、北前船が原点です。小樽は古くは北前船による公益で栄え、現代の北前船であるフェリーによって経済が発展したと言えます。そういった意味において、フェリー航路を抜きにこの小樽港は語れないと思っていますし、また、まちの誇りだとも思っています。今年は新潟航路が就航して50周年の記念の年でありますので、この機会に、市民の皆さんにもフェリーをもっと身近に感じていただいて、ぜひご利用いただければと思っていますのでよろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は、小樽港のフェリー航路について、産業港湾部港湾室港湾振興課の鈴木さんにお話をお伺いしました。迫市長、鈴木さん、どうもありがとうございました。

(市長、鈴木)
ありがとうございました。

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
留守番電話・ファクスは0134-21-2000、E-mailは763@fmotaru.jp、またFMおたるのメッセージフォーム新しいウィンドウで外部サイトを開きますからもお寄せいただくことができます。 はがきでという方は、郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1、FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
この番組の再放送は、6月5日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、6月17日月曜日です。どうぞお楽しみに。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線223・394
FAX:0134-27-4331
このページの
先頭へ戻る