FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和6年7月15日放送分

公開日 2024年07月17日

更新日 2024年07月17日

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音声データダウンロード(7月15日放送分)29分(外部サイト:YouTube)

【前半】

  • 小樽市の子育て支援策について
  • おたる潮まつり、小樽がらす市について

【後半】

  • 特別展「現代日本のガラスアート~35人の精鋭がガラスの街・小樽に大集合」について

放送の内容

オープニング

明日へ向かってスクラムトライ!毎月第1、第3月曜日のこの時間は、明日へ向かってスクラムトライ!をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
明日へ向かってスクラムトライ!では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
今日は海の日で祝日なんですが、特別に生放送ということで、よろしくお願いします。ちょうど住吉神社の例大祭が昨日から始まりまして、今日が本祭で、ちょうどFMおたるのすぐ前で子ども神輿がスタートしていきました。

(市長)
そうですね、入船六・三町会の皆さんたちでしたね。

(FMおたるパーソナリティー)
元気にお神輿を担いでいましたが、こども神輿の「わっしょい」という掛け声もかわいらしくてよいですよね。さて今日は、そんなこどものお話から行きたいと思いますが、小樽市では人口対策として、様々な取組をされていますが、子育て支援策について、今日はお伺いしたいと思います。先日、給食費を軽減されてるということについてお話をお伺いしましたが、今回も具体的な取組をいくつか教えていただけますか。

(市長)
はい。小樽市では、人口減少対策を最重要課題と位置付けていまして、その中でも、子育ては対策の大きな一つの柱として取組を進めています。「安心して子育てできる環境づくり」をテーマに、様々な事業を行っていますが、今日はまずその中で、病児保育のことについてお話しをさせていただきたいと思います。これは、子育て世代で働く親御さんも増えている中、お子さんの急な発熱などで保育所に行けない、そばにいてあげたいけれど仕事を休めない、そういったことを経験された方もいらっしゃるかと思いますが、そうした時に御利用いただけるのが病児保育なんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
確かに、こどもは急に熱が出たりということがよくありますから、それは働くお父さんやお母さんにとっては大変心強い制度ではないかなと思います。小樽市の場合は、どちらで行っているのですか。

(市長)
小樽市では、稲穂にあります認定こども園いなほ幼稚園の病児保育施設「たつのこルーム」で行っています。場所としては、竜宮神社の境内にあります平家建ての建物でして、一見、カフェかなと思うような建物なのです。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね、カフェを連想させる建物とはおしゃれで素敵ですよね。

(市長)
はい。専用の建物でお子さんをお預かりしていますので、安心してご利用いただけると思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ここはどのようなお子さんが利用することができるのでしょうか。

(市長)
年齢は1歳から小学校6年生までとなっていまして、小樽にお住まいで、保育園、認定こども園、幼稚園、認可外保育施設、そして小学校に通っているお子さんが対象になっています。

(FMおたるパーソナリティー)
多くの方が利用されているのでしょうか。

(市長)
ここは令和元年度から始めたものですが、最初のころは年間10名程度の利用でしたが、その後、対象年齢を引き上げたり、受け入れる病気、それから怪我の種類を増やしたりすることで、徐々に利用は増えてきていました。その後、令和5年度からは、おやつ代として300円はいただいていますが、利用料を無償化しまして、令和5年度の年間利用者は169人となりまして、大変大きく増えています。

(FMおたるパーソナリティー)
困ったときに預かってもらえるだけでもありがたいと思いますが、利用料も無料とはさらに助かりますよね。利用されたいという方はたくさんいらっしゃるのではないかと思いますが、利用にあたっての手続きは、どのようにするとよろしいですか。

(市長)
いくつかありますが、利用にあたっては事前登録が必要となります。登録は病児保育を使っても使わなくてもいつでもできますので、もしものときのために登録をされておいたほうがよろしいかと思います。実際に利用する時には、前日の午後5時までに、いなほ幼稚園に電話をして、まず仮予約をしていただきます。そして利用する前までに、かかりつけのお医者さんに病児保育を利用することお伝えいただいて、お医者さんから連絡票をもらい、利用申込書と併せて提出をいただくという流れになっています。医師の指示のもと、看護師と保育士が、お子さんの体調を最優先にお預かりしますので、困った時には是非、ご利用していただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
病気以外でも、親御さんのお仕事の関係だとかで、急に預かってもらいたいということもあると思いますが、そういった時の支援というのはないのですか。

(市長)
おっしゃるとおりだと思います。日々の生活の中では、急に預かってほしいということも多々あるのではないかなと思っています。そうした時に利用できるのが、ファミリーサポートセンターになります。

(FMおたるパーソナリティー)
ファミリーサポートセンターなんですね。何か家族を大きくサポートしてくれる感じがしますが、具体的にはどのような制度なのでしょうか。

(市長)
ファミリーサポートセンターは、依頼会員という子育ての援助を受けたい方と、それから提供会員という援助をしたい方、それぞれが会員となって、助け合い、地域の子育ての支援を行う会員制の組織なのです。

(FMおたるパーソナリティー)
地域の子育て支援というのが、いいですよね。これはどのような支援をしていただけるものなのでしょうか。

(市長)
日常的な預かりももちろん可能ですし、病気の時ですとか緊急の時、そのほかでは、宿泊を伴う預かりにも対応させていただいています。

(FMおたるパーソナリティー)
宿泊もですか。預かりの対象が幅広いですね。

(市長)
そうですね。ファミリーサポートセンターを利用する場合も、病児保育と同じように、事前登録が必要になります。事前にお子さんのご家庭での様子や利用する際のご希望などを、センターに配属されているコーディネーターが聞き取りまして、会員同士による援助活動が円滑に行えるように、連絡、調整を行うことになっています。会員登録の際に利用方法をご説明させていただきますし、サービスを受ける日までの日にちに余裕がある場合は、依頼会員さんと提供会員さんの顔合わせもできますので、ぜひ事前登録をお願いしたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
こちらも事前登録が必要になっているのですね。先ほど、依頼会員・提供会員という言葉がありましたが、これは、どのような方々が対象となるのでしょうか。

(市長)
依頼会員は市内にお住まい、あるいは勤務している方で、小学校6年生までのお子さんがいる保護者が対象となります。それから提供会員につきましては、子どもの世話や遊び、それから病気になった時の支援など、センターが行う養成講習会を受けていただいた方になります。

(FMおたるパーソナリティー)
子育ての手を借りたい依頼会員の方々と、自らの子育て経験を生かして役に立ちたいという提供会員のマッチングからなる、まさに「地域の子育て」という形になるのですね。今日は、子育て支援のことについてお伺いしております。まだまだ小樽市の子育て支援策は、他にも沢山ありますよね。

(市長)
そうですね。小樽市では、毎年、子育てガイドブックとしまして、これから出産される方ですとか、現在、子育てをされている方への情報誌を作っておりまして、今年も先日、2024年度版が完成したところです。この中には、先ほどお話をさせていただいたような保育のことのほか、親子で楽しめる施設ですとか、行政から受けられるサービス、それから困った時の相談窓口など、子育て支援について幅広く紹介しています。

(FMおたるパーソナリティー)
ぜひお手に取っていただきたいと思いますが、このガイドブックですが、どちらに行くといただけるのでしょうか。

(市長)
市役所のほか、駅前・塩谷・銭函のサービスセンターですとか子育て支援センターにも配置をさせていただいています。また、市のホームページからダウンロードすることもできますので、是非、お手に取ってご覧いただきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
子育てのことがコンパクトにまとまっています子育てガイドブック、放送をお聞きの子育て中の皆さんも是非お手に取っていただいて、普段身近な場所に置いていただいて、疑問があったときには開いていただければと思います。

(市長)
よろしくお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、今日は海の日ということで祝日、小樽の夏も本番となってきましたが、来週末からはもう潮祭りがスタートなんですね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
今年は「よし今だ!鼓動高鳴る新たな夏」こちらをテーマに、26日金曜日から29日日曜日までの3日間で開催をされるということなのですね。楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。今年はどのような状況でしょうか。

(市長)
昨年の潮まつりは、コロナの位置付けが5類に移行されたことで、行動制限することなく開催ができ、多くの方にお楽しみいただきましたが、一方では、かつてない猛暑でしたから、暑さにより体調を崩される方が出ないかということが心配されました。昨年のねりこみの日は、小樽市で32.6℃を記録しましたが、お子さん達も約1,000人参加していたことから、学校から熱中症対策を求める声も寄せられていました。そこで今年は、出発前の待機で直射日光に当たらないようにするために出発地点をサンモール一番街に変更すると伺っております。

(FMおたるパーソナリティー)
サンモール一番街からということは、距離は短くなりますが、どのくらいになるのでしょうか。

(市長)
距離といたしましては、これまでが約1.6kmと言われていましたが、サンモール一番街からですと1kmということですので、600m程短くなるということです。

(FMおたるパーソナリティー)
集合場所に集まってから、出発までには一定程度の時間がありますので、安全・安心にお祭りを楽しむには必要な対応かなと思いますね。その他で、ねりこみに関して変わることは何かありますか。

(市長)
ねりこみのゴールとなります、第3号埠頭会場の中央ステージですが、老朽化のため、今回の潮まつり終了後には解体をいたしまして、来年からは一回り小さくなるとお聞きしておりますので、ステージ上を通り抜けできるのは今回が最後となる見込みなのです。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですか。ということは、暑い中、ゴールを目指して踊り続けて、第3号埠頭会場に入り、アナウンサーの方に紹介されながら、最後の力を振り絞って中央ステージを踊り抜けていくというのが定着していたかと思いますが、それだけ長く続いているということなのですね。ぜひ噛みしめながら踊っていただければと思います。そして祭りの最終日には花火大会もありますが、今回、新たに有料の観覧エリアが設けられるのですね。

(市長)
その通りです。場所は、今回新たに完成いたしましたクルーズ船ターミナルの前、第3号埠頭になりますが、花火を身近で見られ、海に映る花火も楽しめる絶景の鑑賞エリアとなります。エリア内は自由席で、シートやイスは御自身で用意していただく形となっています。お一人様2,000円でチケット販売しておりますが、まだ若干のスペースがありますので、放送をお聞きの皆さんも御検討してみてはいかがでしょうか。

(FMおたるパーソナリティー)
まだ若干空きがあるということですから、花火を特別な席で見たいという方はご覧になっていただければと思います。是非ご覧になっていただきたいというと、小樽がらす市もご覧になっていただきたいですね。

(市長)
そうですね。この小樽がらす市なのですが、実は、私が市の職員時代に、産業振興課長を務めていた時に立ち上げたイベントでもありますので、大変思い出深いものがあります。

(FMおたるパーソナリティー)
迫市長も思い入れのあるイベントですので、是非こちらも併せて楽しんでいただければと思います。今日はここまで、小樽市長、迫俊哉市長にお話を伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

(市長)
どうもありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!後半は小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今日は、市立小樽美術館で開催中の特別展「現代日本のガラスアート35人の精鋭がガラスの街・小樽に大集合」について、市立小樽美術館の山田菜月さんにお話を伺っていきます。山田さん、よろしくお願いします。

(山田)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
山田さんは、小樽美術館に勤めて1年目の時にもご出演をいただきました。美術館でのお仕事はいかがですか?

(山田)
前回は小樽美術館に勤めて1年目の冬に出演させていただきましたが、今回4年半ぶりになりました。そのときには気が付いていなかった小樽の美術の魅力がたくさんあります。

(FMおたるパーソナリティー)
それは、どんなところですか。

(山田)
それは、北海道全体の美術を色々勉強したり研究したりしていると、絶対に小樽の人が出てくるのです。それくらい、小樽は北海道の美術にとってすごく重要な場所だったということがわかりました。

(FMおたるパーソナリティー)
北海道全体の美術を調べると、小樽が出てくると。どうしてなんでしょう?

(山田)
小樽は、港町として早く栄えたこともあって、外国の文化の影響をすごく受けていたこともあり、芸術文化がとても豊かに発展してきた街なのです。街として美術を愛好している人も多く、北海道でいち早く、1920年代の大正初期頃くらいから画家を目指してパリやフランスに留学する人というのも沢山出てきていました。その後、留学を終えた画家たちが、小樽で絵の展覧会を開くなどして、北海道の画家たちにパリで学んだ最新の技術を伝えたこともあって、そこから北海道に油絵というものが広まっていったのです。なので、北海道の美術史を調べていると、絶対に小樽の人というのは重要人物として出てくるのです。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽が、北海道の芸術の発展において、重要な役割を担っていたということなのですね。

(山田)
そうなのです。歴史に残るような絵描きさんが小樽にたくさんいたということは、すなわち「絵描きさん」という職業が身近だったとも言えると思います。身近に絵描きさんが当たり前に住んでいたり、すごい絵描きさんからもらった絵が普通の一般家庭の中にも飾ってあったり、小樽と言うのはすごく美術というのが生活の中にある街だなと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
言われてみるとそうかもしれないですね。

(山田)
今、小樽には美術館や博物館というのが、私が知っているだけで7館もありまして、特に、この人口規模で総合の文学館と美術館が2つともあるという街は、全国探してもすごく珍しいことですね。

(FMおたるパーソナリティー)
全国を探しても珍しい、これはもう小樽市民は自慢していいですね。

(山田)
そうなのです。それくらい、小樽に住んでいる人というのは、知らず知らずのうちに芸術文化に触れながら生きているなと感じます。自分から絵を見に行こうと思わなくても 病院や公共施設の中にも美術館にあるようなすごい絵が飾ってあって「あ!これは誰の絵だ!」と思うのは私のような人しかいないかもしれないですが、そういう美術作品ですとか、絵になる風景がやっぱり身近にある環境というのが、なかなかないのではないかなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
私たちが住む小樽というのは、そういった恵まれた環境にあるのですね。

(山田)
それは小樽の子どもたちにも言えると思っていて、小中学校の先生が全国的に活躍する画家の先生だったり、学校の中にも、先ほど言ったように、当たり前のように美術館にあるようなすごく大きい絵が飾ってあったりします。子供向けの工作教室をたまに開催させていただくと、すごく皆さんのびのびと表現している子が多いなと感じています。大人が「これ上手だな!」と思う立派な作品だけじゃなくて、感じたことですとか好きなものを率直に表現することができていて、皆さんすくすく素直に育っているなと感じています。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽にそんなに魅力があるなんて知らなかったです。さて今回は、そんな小樽美術館で、ガラスの展示ですということですが、とてもこれは小樽らしい展覧会ですね。

(山田)
小樽はガラスの街としても有名で、歴史をさかのぼっていくと、明治時代に浮玉やランプの製造が始まりましたが、1970年代頃から市内のいろんな所にガラスのショップやガラス工房が開かれるようになり、次第にガラスの街というのが代名詞になっていきました。小樽駅に降り立つと、駅舎はガラスのランプで飾られていたり、観光客の皆さんが行かれる堺町通にはガラスのショップがすごくたくさんありますよね。市内のガラス工房は20を超えていて、ガラス作品を常設展示している美術館もいくつかあります。私も小樽に住む前は、小樽と言えばガラスの街というイメージも強かったですし、美術館のお客様からもよくガラスのことについて聞かれることが多いです。

(FMおたるパーソナリティー)
でも小樽美術館では、普段はあまりガラスに関する展覧会はしてないようなイメージでしたよね。

(山田)
そうなのですよね。美術館では、ガラスに関する展示を、私が入職してからはしていなくて、調べたら2018年度、今から大体6年前ぐらいに小樽のアーティストによるガラスの作品を展示して、それからしていなかったみたいです。そんな美術館に、2022年に新しい館長がやってきまして、その館長がガラスをずっと専門で研究されていたということありまして、美術館でガラスについて講演してくださったりですとか、ガラス関係者の知り合いもすごくたくさんいる方だったんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
これはもう、まさに小樽美術館の館長になるべくしてなった館長さんということになりますね。

(山田)
そうなのです。館長とお話ししている時に、小樽美術館でこそガラスの展示をやれたらいいよねという話をしていて、日本でトップで活躍している人を35人も呼んできてくれることになりまして、それで実現したのが、今回、美術館で開催中の展覧会「現代日本のガラスアート 35人の精鋭がガラスの街・小樽に大集合」という展覧会になります。出品してくださったのは、国立の工芸館に作品が収蔵されて飾られている人ですとか、国内のトップの美術の大学でガラスを教えている教授の先生など、日本のガラスアートの最先端と言える人たちになっています。

(FMおたるパーソナリティー)
今、少しお話をお伺いしているだけでも、ものすごい顔ぶれなのですね。

(山田)
そうなのです。こんな豪華な展覧会をみられるのは、今、日本中を探しても小樽にしかないと思っています。ガラスは小樽の人にとっては身近ですが、作品としての、アートとしてもガラスというのは、あまりイメージがないのかなと思っていて、実は私もそうで、ガラスはお土産や体験のイメージが強くて、アートとしてのガラスとはどんなものなのだろうと思っていました。そんな小樽市民の皆さんにこそ、ぜひ見ていただきたいと思っている作品展です。

(FMおたるパーソナリティー)
私もガラスというと、コップだとかお皿というイメージありますが、アートとしてのガラス、これは気になりますよね。例えば、どんな作品があるのでしょうか?

(山田)
今回、出品者の皆様の作品が載っている小冊子を持ってきまして、事前に少し市長に手に取っていただいたのですが、何か気になる作品はありましたか?

(市長)
先日、展覧会の初日に会場で拝見させていただきまして、どの作品も本当に興味深いなと思いましたが、私は本村元造(ホンムラモトゾウ)さんの作品がとても印象に残っています。

(山田)
「さまよえる街」という、青いガラスでできた船のような形をしているのですが、船の上部が街並みのようになっていて、少し不思議な感じの作品ですよね。

(市長)
そうですね。

(山田)
どんなところがよかったと思われましたか?

(市長)
色は、綺麗な藍色ですよね。イメージはやっぱり長崎にある軍艦島のイメージのような感じがして、なんとなくこうSFっぽいなという感じが伝わってきまして、大変興味深く拝見させていただきましたね。

(山田)
そうですね、ガラスでこんな作品ができるのかというような私たちのガラスのイメージとはまた違ったすごく新しい感じの作品だなと思っていて、その他にも、今井瑠衣子(いまいるいこ) さんという方の作品なんですが、ガラスでできたシャツの作品なんですよね。まさにガラスでできたシャツなんですが、実際に見ると、ガラスでもこんな作品が作れるのという技術にすごく驚く作品で、もちろん触ってはいけない作品なんですが、触ってみるとひんやりするガラスでできているのですが、熱く熱されてできた作品という、そういうギャップもすごく面白いなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
多彩で個性的な作品ばかりですよね。これはぜひ市民の皆さんにもご覧いただきたいですよね。

(山田)
本当に全国レベルの素晴らしい作品ばかりなので、多くの皆さんに楽しんでいただけるのではないかなと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
展覧会ですが、特別展「現代日本のガラスアート 35人の精鋭がガラスの街・小樽に大集合」は、9月16日月曜祝日まで開催します。月曜日は休館です。祝日の振り替えの休館があります。期間中、ミュージアムショップで一部の出品作家の作品を買うことができます。また美術館は、中村善策記念ホール、一原有徳記念ホールを常設、また文学館も併設しています。そして先ほど、市長ともお話ししましたが、期間中には小樽がらす市も開催されているということなんですよね。

(山田)
展覧会期間中の7月26日~28日には、第13回小樽がらす市も開催されていて、美術館のちょうど横にある旧国鉄手宮線の線路の跡地を中心に、道内のガラス工房の皆さんによるガラス製品の販売が行われます。今年の夏はガラスの街・小樽を楽しんでいただける夏になりそうですので、ぜひ多くの方に楽しんでもらえたらと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
今回、ご紹介いただいた企画の内容など小樽市のホームページなどでもご覧いただけるということですからご確認いただければと思います。さて迫市長、今年の夏ですが、ガラスの街・小樽を楽しむ絶好の夏になりそうですね。

(市長)
そうですね。小冊子の副題にも、十人十色のガラスの展覧会とありますが、大変興味深い作品が展示されておりますので、多くの市民の皆さんに足を運んでいただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は、市立小樽美術館の特別展「現代日本のガラスアート 35人の精鋭がガラスの街・小樽に大集合」について、市立小樽美術館の山田さんにお話をお伺いしました。迫市長、山田さん、どうもありがとうございました。

(市長・山田)
ありがとうございました。

エンディング

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この番組の再放送は、7月17日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は8月5日月曜日です。どうぞお楽しみに。

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