公開日 2024年10月23日
更新日 2025年02月28日
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【前半】
- 衆議院議員総選挙の期日前投票について
- 日本港湾協会「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」について
- 旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫100周年を迎えて
- 市の窓口などでのキャッシュレス決済方法の拡大について
【後半】
- がん検診について
放送の内容
オープニング
明日へ向かってスクラムトライ!毎月第1、第3月曜日のこの時間は、明日へ向かってスクラムトライ!をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
明日へ向かってスクラムトライ!では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、10月も下旬に入りまして、ちょっと空気が冷たく感じる時期になってきましたが、その分、紅葉も進んできましたね。
(市長)
そうですね。ナナカマドも染まっていますので、秋が深まってきた感じがしますが、一方で、衆議院選挙戦も後半ということで佳境に入ってまいりましたね。
(FMおたるパーソナリティー)
もうすでに期日前投票も始まっていますものね。
(市長)
少し期日前投票についてお話しさせていただきたいと思いますが、期日前投票は10月26日、投票日の前日まで市役所で行われています。時間は朝8時半から夜8時までとなっています。すでに投票入場券がお手元に届いているかと思いますので、投票入場券をお持ちいただきたいと思っています。一部、投票入場券が届いていないところもあると聞いているのですが、投票入場券がなくても会場で住所とお名前をお書きいただければ投票することができますので、会場の方に出向いていただければと思っています。市役所以外でも期日前投票ができることになっていますので、お話をさせていただきたいと思いますが、明日明後日、22日、23日ですが、塩谷のサービスセンターで期日前投票が可能となっています。それから24日、25日の木曜日、金曜日では銭函の市民センターで期日前投票が行えることになっていまして、時間はそれぞれ午前8時半から夜8時までとなっています。ぜひ我々の生活を守るため、あるいは経済を守るための一票ですので、ぜひ皆さん投票所に行っていただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて今日は、小樽港が「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」の候補となっているという話題からお話を伺いたいと思うのですが、まず、「ポート・オブ・ザ・イヤー」というものは一体どのようなものなのでしょうか。
(市長)
公益社団法人の日本港湾協会が、港湾、それから臨海部の活性化に寄与し、「みなとの元気」を高めた港湾を、投票に基づいて選定をするもので、あわせて表彰もされますが、これがポート・オブ・ザ・イヤーという賞になっています。港湾の数は日本におよそ1,000あるといわれていますが、毎年1港のみが選出される大変貴重な表彰になっています。
(FMおたるパーソナリティー)
1,000港ある内の1港ということですものね。小樽は、今年は第3号ふ頭に大型のクルーズ船が続々と停泊しましたよね。
(市長)
3月に大型クルーズ船対応の岸壁が完成いたしまして、これまでは第3号ふ頭というのは大体7万トン8万トンクラスの船が接岸していましたが、この岸壁の完成によりまして13万トンから14万トンクラスの船が接岸できるようになっています。今年は4月から12月までで、合計32回のクルーズ船の寄港が予定されています。
(FMおたるパーソナリティー)
9か月の間に32回ですものね。
(市長)
32回という寄港は、平成26年度に41回というのがありますので、これに次ぐ過去2番目の多さです。以前は、停泊場所が第3号ふ頭と、特に大型船は勝納ふ頭に停泊をしていまして分散していましたが、今年はすべてのクルーズ船の停泊が第3号ふ頭ということで予定をされています。
(FMおたるパーソナリティー)
第3号ふ頭の辺りには、新しい施設もできましたね。
(市長)
第3号ふ頭とその周辺では、現在、再開発が進められていますが、3月には常時英語対応ができます観光案内所ですとか、おみやげ店さんなどが入る国際インフォメーションセンターが完成しています。4月には、このセンターを代表施設とする第3号ふ頭の施設群が、国土交通省に「みなとオアシス小樽」として登録もされているのです。
(FMおたるパーソナリティー)
国土交通省からですか。登録された「みなとオアシス」というのは、どのようなものなのですか。
(市長)
これは、港を核としたまちづくりを促進しようということで、国が平成15年に設立した制度なのですが、すでに国内では160か所を超える港の施設が、みなとオアシスとして登録をされています。旅客施設、それから観光案内施設、駐車場ですとか、あるいは産地直売施設などの施設を構成施設として、住民が参加した地域振興の取組が継続的に行われることを要件として登録をされるというものなのです。
(FMおたるパーソナリティー)
第3号ふ頭の周辺は、施設の面でも地域振興の取組の面でも、国に認められたものとなったということですよね。
(市長)
こうした新しい施設の完成ですとか「みなとオアシス」として登録されたほか、長年にわたり北海道と本州の物流、それから人流を支えてきたフェリーの小樽-新潟航路が、今年就航50周年を迎えています。
(FMおたるパーソナリティー)
そうでしたね。
(市長)
ですから2024年は、小樽港にとって多くの話題がありましたし、小樽港がポート・オブ・ザ・イヤーとして選ばれるにふさわしい年であると思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ポート・オブ・ザ・イヤーとして選ばれるには、皆さんからの投票が必要なのですよね。
(市長)
そのとおりなのです。現在、投票の受付中で、投票期間は11月29日までとなっております。
(FMおたるパーソナリティー)
どのように投票するとよろしいのでしょうか。
(市長)
日本港湾協会のホームページにあります投票フォームから投票することが可能となっています。
(FMおたるパーソナリティー)
ぜひリスナーの皆さんには、日本港湾協会のホームページの投票フォームをご確認いただきたいと思います。もし、受賞された場合には、表彰式のようなものはあったりするのですか。
(市長)
例年、東京で表彰式が開催され、賞状ですとか盾が授与されると聞いています。
(FMおたるパーソナリティー)
その年に最も話題となった港として、ポート・オブ・ザ・イヤーに選ばれることになると、うれしいですよね。
(市長)
そうですね。2024年に日本の中で一番話題となった港は小樽港ではないかと思っておりますので、ぜひ市民の皆さんもリスナーの皆さんも、小樽港へ投票いただければと思っていますので、よろしくお願いをいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
日本港湾協会のホームページ、ぜひご覧ください。さて、今年は、旧北海製罐株式会社小樽工場の第3倉庫が、建設から100年が経過する記念の年だと伺っています。現在の旧第3倉庫を取り巻く状況について、お伺いできますか。
(市長)
北海製罐の旧第3倉庫は、令和2年に前の所有者であります北海製罐株式会社様から解体のお話がありまして、1年の時間的な猶予をいただいた中で、第3倉庫活用ミーティングでの議論ですとか、ガバメントクラウドファンディングでの皆さんのご支援、そして市民の皆さんの熱意によりまして、令和3年12月に譲渡を受ける判断をさせていただきましたが、100年を経過した建物ですので、老朽化が進んでいます。また、法律上の規制もありまして、今のままでは倉庫としてしか使えないというのが、現状になっています。ですが、この建物は小樽運河の景観と一体となった建物ですし、こうした景観上重要な古い建物を、将来に渡ってどのように利活用しながら保全をしていくのかということについて検討を、今、進めているところなのです。
(FMおたるパーソナリティー)
今は、NPO法人のOTARU CREATIVE PLUS(オタル クリエイティヴ プラス)という団体が中心となって、活用方法を模索している最中と伺っています。OTARU CREATIVE PLUSと言いますと、今月、北海製罐株式会社の事務所棟の講堂や運河公園などでイベントを開催されていたのですよね。
(市長)
そうですね。色々な事業を展開していただいたと思っています。私も、そのうちの一つですが、10月14日の夜に開催された、「第3倉庫はまーだかい」というシンポジウムがありまして、お邪魔をさせていただきました。この時、東京の天王洲アイルの再開発に携わった寺田倉庫の前のCEO中野善壽さんをお迎えいたしまして、活用案について活発に議論されていまして、大変印象的でした。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽市も記念フォーラムを開催すると伺っていますが、このフォーラムについてお話をお聞かせいただけますか。
(市長)
今、お話がありましたようにこのフォーラムは市が開催をするものですが、10月31日木曜日、夜6時から、マリンホールで開催をすることになっています。旧第3倉庫は、大正13年10月31日に完成をしていますので、ちょうど完成から100年を経た日に開催をすることにいたしました。
(FMおたるパーソナリティー)
フォーラムの開催日が、完成から、ちょうど100年後の日に当たるのですね。フォーラムですが、どのようなねらいがあるのでしょうか。
(市長)
はい。旧第3倉庫の完成から100年を契機に、市民の皆さんにも、まずは歴史的な価値、それから今後の活用案、今後の利活用の可能性や課題、こういったものを知っていただくためのきっかけとなることをねらいとしています。
(FMおたるパーソナリティー)
フォーラムは前半と後半に分かれていると伺っていますが、まず前半の内容について教えていただけますか。
(市長)
前半は、小樽市の文化財審議会の会長をお務めいただいています駒木定正さんと、星野リゾート北海道総括支配人の相内学さんとが対談する形式で、市内の歴史的建造物である旧小樽商工会議所をホテル事業に活用している事例を紹介させていただくことになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
歴史的な建物を再活用している良い事例ですよね。後半の内容はいかがでしょうか。
(市長)
後半は、パネルディスカッションになります。前半にも登壇された相内さん、それからまた、OTARU CREATIVE PLUS専務理事の福島慶介さん、そして私の3名がパネリストになりまして、旧第3倉庫の利活用に向けた可能性と課題について、議論を行うことになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
迫市長もパネリストとして登壇されるのですね。フォーラムの申込みは必要なのでしょうか。
(市長)
事前の申込みは必要ありませんが、10月31日夜6時から始まりますので、お誘い合わせの上、マリンホールにお越しいただければと思っています。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
(FMおたるパーソナリティー)
申し込みは必要ないということですので、ぜひリスナーの皆様も、10月31日木曜日、夜6時にマリンホールへ足をお運びください。
(市長)
お願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて変わっては、キャッシュレス決済についてのお話なのですが。最近ですと、現金を使わなくても支払いができる場所が多くなってきましたが、小樽市の窓口や施設でも、キャッシュレス決済の取組が広がっているのだそうですね。
(市長)
小樽市の窓口、それから施設では令和4年からキャッシュレス決済が可能となっています。現在、キャッシュレス決済で支払えるのは、戸籍住民課、それから市民税課、そして駅前と銭函と塩谷の3つのサービスセンターで、住民票の写し、所得証明書などを取得する際の手数料のほか、小樽市総合博物館の本館と運河館の入場料についてご利用をいただけることになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
今年11月1日からは、それぞれの窓口で使えるクレジットカードや電子マネーの種類も増えるんですね。
(市長)
クレジットカードを例に挙げますと、これまでは、VISA、マスターカード、それから銀聯に限られていましたが、11月1日からは、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、そしてディスカバーも使えるようになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
利用者の多いクレジットカードなどが追加になるようですね。電子マネーやQRコード決済についてはいかがですか。
(市長)
これまで、WAONですとかPayPayなどが使えましたが、11月1日からは、電子マネーのクイックペイ、それからJCBプレモも使えるようになります。キャッシュレス決済の方法につきましては、種類が多いので、ホームページをご確認いただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
利用できるクレジットカードや電子マネーの種類が増えますので、より便利になるのではないでしょうか。
(市長)
この11月の拡充というのは、クレジットカードや電子マネーの種類が追加になるものですが、今年度中には、市立小樽文学館・美術館、それから小樽市総合体育館の支払窓口でもキャッシュレス決済が可能となるように、今、準備を進めているところであります。
(FMおたるパーソナリティー)
文学館ですとか美術館でも使えるようになりますと、観光客の方にとっても利便性が向上しますよね。
(市長)
そうですね。市民の皆さまだけではなくて、観光客の皆さまにとりましても、便利に市の施設を利用していただけるように、引き続きキャッシュレス決裁の拡充に取り組んでまいりたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話を伺いました。迫市長、ありがとうございます。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!後半は小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今回は、小樽市保健所健康増進課保健師の五十嵐さんに、がん検診のお話を伺います。五十嵐さん、どうぞよろしくお願いします。
(五十嵐)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
五十嵐さんは、どのような仕事を担当されてらっしゃるのですか。
(五十嵐)
私は健康相談やがん検診、ウォーキング事業などを通して、市民の方々の健康づくりのための仕事をしています。
(FMおたるパーソナリティー)
本日は、がん検診についてお話を伺っていきます。がんはやはり日本人には多い病気なのですよね。
(五十嵐)
がんは、1981年から現在に至るまで、日本人の死因の1位です。今や、「2人に1人ががんにかかる可能性がある」という割合からもわかるように、罹患する方が多い疾患です。「不治の病」のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、早期発見、早期治療で治る時代になってきています。
(FMおたるパーソナリティー)
2人に1人ががんに罹る可能性があるということですが、がんとはどのような病気なのかということも含めて、改めてお伺いしてみたいと思います。
(五十嵐)
私たちの体はたくさんの細胞でできています。その細胞を作る遺伝子に、生活習慣や加齢が原因で傷がつくことがあります。すると、働かずに数ばかり増える細胞ができてしまうことがあり、それが塊になったものをがんといいます。
(FMおたるパーソナリティー)
がんにはいくつか種類があると思うのですが、何がんが多いですか。
(五十嵐)
これまでの小樽市の統計をまとめると、亡くなる方は、肺がん、大腸がん、胃がんの順に多いです。そして全国的に女性の乳がんは、ライフスタイルや生活習慣の変化により、かかる方が急増していると言われています。
(FMおたるパーソナリティー)
若い方もがんになるのでしょうか。
(五十嵐)
はい。日本では、毎年およそ100万人が新たにがんになっており、その3分の1が、20代から60代の働く世代です。特に、子宮頸がんは20歳代後半、乳がんは30歳代後半からかかる方が増え始める傾向です。この時期は、女性の妊娠・出産と重なる大切な時期でもあり、若い世代の方もがんに注意していただきたいです。
(FMおたるパーソナリティー)
毎年100万人が新たにがんになっているのですね。3分の1は20代から60代ということだそうですが、こうした、がんの予防になにか効果的なことはありますか。
(五十嵐)
生活習慣を整えることが大切です。まず、バランスのよい食事をとることです。保健所の各種料理教室では、楽しく、おいしく学ぶことができておすすめです。次に、適度に運動をすることです。座っている時間が7時間以上の女性は、そうでない方と比べて、乳がんの発症リスクが4割近く上がるという研究結果もあります。2本のポールを持って歩くスポーツ、ノルディックウォーキングがおすすめの運動です。他に大切なのはきちんと睡眠をとること、禁煙すること、お酒を飲みすぎないことなどです。
(FMおたるパーソナリティー)
過去の放送で、子宮頸がんにはワクチンを打つことも予防効果があるということでお話を伺いました。
(五十嵐)
その通りです。これらのことでがんの予防はできますが、絶対にかからなくすることまではできません。そのため、定期的にがん検診を受けて、がんを早期発見、早期治療することが必要となります。
(FMおたるパーソナリティー)
がんを早期に自分で発見するのは、難しいのでしょうか。
(五十嵐)
はじめにお伝えしたとおり、早期がんは高い確率で治るのですが、自覚症状がないことが多いので、発見が難しいと言われています。そのため、がん検診を受けることが、とても大切といえます。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽市民の方は、どのくらいの方ががん検診を受けてらっしゃるのでしょうか?
(五十嵐)
全国のがん検診の受診率を順位づけると、北海道はほぼ最下位なのですが、小樽市はその北海道の中でもほぼ最下位ということが、令和4年の調査でわかっています。その結果が影響しているのか、がんで亡くなる方の割合も、小樽市は全国、全道と比較すると高い結果です。そのため、一人でも多くの市民の方に、がん検診を受けていただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
全国の中で北海道がほぼ最下位、その北海道の中でも更に小樽は最下位ということですが、これはなんとか皆さんには検診を受けていただきたいと思いますが、小樽市のがん検診は、どのような種類があるのでしょうか。
(五十嵐)
胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診、乳がん検診、子宮頸がん検診の5種類があります。まず、胃がん検診にはバリウム検査と内視鏡検査があり、年度にどちらか1つを選んでお受けいただきます。バリウム検査は、バリウムという造影剤を飲んで、レントゲンを撮影します。内視鏡検査は、鼻か口からカメラを入れて、胃の中を撮影します。肺がん検診は、胸部レントゲン撮影と、50歳以上でたばこを吸う習慣がある方の痰を検査する喀痰検査があります。大腸がん検診は、2日分の便を容器に取り、血の混じりを検査する便潜血検査です。乳がん検診はマンモグラフィというレントゲン撮影です。最後に子宮頸がん検診は、視診、内診の他、子宮頸部をブラシでこすって細胞を取り、顕微鏡で見る細胞診検査を行います。
(FMおたるパーソナリティー)
5種類の検診があるということですが、がん検診は誰でも受けられるのでしょうか。
(五十嵐)
小樽市にお住まいの方で、職場や加入中の健康保険でがん検診を受ける機会のない方が、小樽市のがん検診の対象です。
(FMおたるパーソナリティー)
がん検診は、何歳から受けられますか。
(五十嵐)
女性は20歳から子宮頸がん検診の対象です。胃がんバリウム検査、肺がん検診、大腸がん検診、乳がん検診は、40歳から受けられます。50歳以降、その年度に偶数の年齢になる方が、胃がん内視鏡検査の対象となります。
(FMおたるパーソナリティー)
がん検診は、毎年受けられるものなのでしょうか。
(五十嵐)
胃がん内視鏡検査、子宮頸がん検診、乳がん検診は2年に1度、胃がんバリウム検査、肺がん検診、大腸がん検診は毎年受けられます。
(FMおたるパーソナリティー)
がん検診の申し込みですが、どちらでできますか。
(五十嵐)
病院での受診をご希望の方は、病院に直接ご連絡をお願いします。小樽市立病院と済生会病院では、複数の検診をまとめて受けられる「セットけんしん」をやっているのでおすすめです。検診日が決まっていますので、予約の際にご相談ください。次に、お家の近くから無料バスで札幌の対がん協会に行き、すべての検診を受けられる「バスツアーけんしん」や、町内会館などに検診車が来て受診ができる「地域のけんしん」があります。これらは保健所で受付をしています。さらに、平日はお仕事等で時間が取れない方には、「日曜けんしん」がおすすめです。こちらは、対がん協会へのお申込みとなります。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。バスツアー検診ですとか、地域の検診、日曜検診などいろんな健診があるのですね。ぜひ皆さんには受診していただきたいと思いますが、このがん検診ですが、費用はおいくらになるのでしょうか。
(五十嵐)
全ての検診を受けると、費用は約6千円です。70歳以上の方、市民税非課税や生活保護の方は無料です。
(FMおたるパーソナリティー)
がん検診の情報ですが、何からわかりますか。
(五十嵐)
毎年5月1日に、小樽の検診情報がまとまった「おたるのけんしんまるわかりブック」を新聞折り込みで配布しています。「けんしんまるわかりブック」は郵送も可能で、申請は小樽市のホームページからか、保健所へのお電話をお願いいたします。小樽市のホームページでも「けんしんまるわかりブック」は公開しており、広報おたるにも、その月の検診情報を掲載しています。今後も検診情報を皆さんにわかりやすくご案内できるよう、工夫してまいります。
(FMおたるパーソナリティー)
がん検診について聞きたいときは、どちらに相談するとよろしいですか。
(五十嵐)
保健所へのお電話でご相談いただけます。保健師が町内会や趣味のグループにお伺いしての説明もできるほか、がんの予防方法や健康情報についてもお話をさせていただけますので、ご希望の場合は保健所までご連絡をお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
では、ラジオをお聴きの方に、五十嵐さんからメッセージをお寄せいただけますか。
(五十嵐)
がんが進行してから発見されるほど、治療にかかる時間や費用の負担が大きくなります。早期に発見できれば、そのぶん治療の負担が少なくてすみますよ。小樽市に住む皆さんが、これからも元気で、好きなことを楽しんで生活するために、がん検診を受けてみませんか。そして、ぜひご自身の大切な方にも、がん検診をお勧めしてみてくださいね。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。さて保健所なのですが、実はこの後、移転を控えてらっしゃるのですよね。
(五十嵐)
そうなのです。今年12月2日月曜日に、保健所と、こども家庭課、こども家庭センターが、ウイングベイ小樽へ移転することになりました。場所はウイングベイ小樽1番街の4階、JR小樽築港駅側です。現在の保健所庁舎では、11月29日金曜日まで業務を行う予定となっています。各種手続きや乳幼児健診などでご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。12月に保健所がウイングベイ小樽に移転するということで、買い物のついでに立ち寄ることもできますし、これまでよりも身近になるのではないかと思います。これからの保健所の取組にもぜひ期待していただければと思います。さて迫市長、今回はがん検診についてお話を伺いました。がん対策がますます重要になってくると感じましたが、いかがですか。
(市長)
がんは人口の高齢化に伴いまして、今後も死亡者の増加が見込まれています。これは小樽市も例外ではありません。減少させるには、がん予防と、がん検診による早期発見、早期治療が必要になってきますし重要であると思っています。小樽市のがん検診の受診率が低いこと、あるいはがんの死亡率が高いことは、早急に解決しなければならない課題だと思っています。市といたしましては、がん検診の受診率向上のためにさまざまな取組を実施しておりますが、今後はこれまで以上にがん検診の必要性を皆さんに広め、受診をしやすい環境づくりをまず目指していきたいと思っています。これまでがん検診を受診していた方は素晴らしい習慣としてお続けになり、受けたことがない方やしばらく受けたことのない方は、今回の放送を機にぜひ受診を検討いただければと思います。なお、不明な点や講話のご要望は、いつでも保健所にお問い合わせをいただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。本日は、迫市長、そして、がん検診について保健所健康増進課保健師の五十嵐さんにお話をお伺いしました。迫市長、五十嵐さん、どうもありがとうございます。
(市長・五十嵐)
ありがとうございました。
エンディング
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
留守番電話・ファクスは0134-21-2000、E-mailは763@fmotaru.jp、またFMおたるのメッセージフォームからもお寄せいただくことができます。 はがきでという方は、郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1、FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
この番組の再放送は、10月23日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、11月4日月曜日です。どうぞお楽しみに。