FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和6年11月4日放送分

公開日 2024年11月06日

更新日 2025年03月06日

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【前半】

  • 認知症の取り組みについて

【後半】

  • 今冬の雪対策について

放送の内容

オープニング

明日へ向かってスクラムトライ!毎月第1、第3月曜日のこの時間は、明日へ向かってスクラムトライ!をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
明日へ向かってスクラムトライ!では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
さて、本日の「明日へ向かってスクラムトライ!」は、前半も後半も小樽市職員の方にお話を伺っていきます。まず前半は、福祉保険部福祉総合相談室地域包括ケアグループの主査で保健師の長谷川さんと、同じく保健師の久司(くじ)さんに、認知症のお話を伺います。長谷川さん、久司さん、どうぞよろしくお願いします。

(長谷川・久司)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、長谷川さんと久司さんは、どのようなお仕事を担当されてらっしゃるのですか。

(長谷川)
私たち福祉総合相談室の保健師は、高齢者になっても、市民の皆様が住み慣れた小樽市で、自立した自分らしい暮らしを続けることができるよう支援することを目的に、介護予防や認知症に関する事業を担当しています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、ありがとうございます。今日は、「認知症」に焦点を当てていきたいと思いますが、まずは長谷川さんから、認知症とはどういうものなのか御紹介いただけますか。

(長谷川)
認知症は、いろいろな原因で脳の働きが悪くなったりしたために、様々な障害が起こって、生活する上で支障が出ている状態のことを言います。厚生労働省の令和4年国民生活基礎調査では、介護が必要となった原因の第1位は認知症でした。

(FMおたるパーソナリティー)
介護が必要となる原因の第1位が認知症なのですね。様々な障害や、生活する上での支障とは、具体的にはどのようなことなのでしょうか。

(長谷川)
認知症の中で約6割と最も多いのがアルツハイマー型認知症ですが、多くの場合、記憶障害、いわゆる「もの忘れ」があり、直前の体験を全て忘れるような症状が見られます。例えば、朝ごはんを食べたこと自体忘れてしまうといったことがあります。また、その他の症状としては、時間や場所がわからなくなる、段取りを考えて物事を行うことができなくなるなど、人によって様々な症状が見られることがあります。

(FMおたるパーソナリティー)
このような、直近の体験の全部を忘れるような認知症を引き起こす原因というのは何なのでしょうか。

(長谷川)
アルツハイマー型認知症については、長い年月をかけて特定のタンパク質が血流に乗って脳に運ばれて蓄積し、脳の神経細胞が死滅する、脳が委縮することで認知症をきたすと考えられています。また、脳梗塞や脳出血が原因で脳細胞が死滅して、認知症をきたすこともあります。

(FMおたるパーソナリティー)
脳の神経細胞の死滅や脳の萎縮が原因で、体験したことを忘れるといった認知症を引き起こすというわけなのですね。

(長谷川)
そのほかにも認知症には、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがありますが、すべて脳に何らかの異常が生じて発症するものと言われています。

(FMおたるパーソナリティー)
認知症を発症すると、御本人も、御家族も不安な気持ちになるのではないでしょうか。

(長谷川)
ご本人も御家族も、不安や恐怖、孤立などを感じると言われています。例えば、周囲の人から「前にも言ったでしょう」と言われても、本人は覚えていませんので、指摘されたことに対する怒りの感情が、時として暴力といった形で表れてしまうケースもあります。

(FMおたるパーソナリティー)
ちょっといたたまれない思いになってしまいますが、御本人にとっても、その周囲の方にとっても、大変な不安や孤立感があるのではないでしょうか。

(長谷川)
そうした不安や恐怖、孤立感などと寄り添いながら、認知症についての正しい理解、対応を市民の方にお知らせして、認知症になっても安心して住める小樽市になるよう、行政として、保健師として支援していきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
認知症というのは、予防することができるのでしょうか。

(長谷川)
認知症は、高齢者の5人に1人の割合で発症すると言われていて、私たちは予防という言葉を「認知症にならないようにするための対策」ということではなく、認知症になるのを遅らせる、また、認知症になっても進行を緩やかにするための対策という意味で使っています。認知症の前段階にもの忘れはありますが、日常生活への影響がほぼないという軽度認知障害という状態があるのですが、軽度認知障害と診断された方の半数以上に、その後アルツハイマー型認知症に進行したとのデータがある一方で、軽度認知症障害の状態にとどまる人もいれば、元の正常な状態に戻る方もいますので、予防がとても重要と考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
どういった予防策があるのですか。

(長谷川)
アルツハイマー型認知症をはじめ、多くの認知症は、高血圧や糖尿病の生活習慣病と関連があるとされています。普段の食事や運動が認知症の発症のリスクを下げると考えられています。

(FMおたるパーソナリティー)
普段の食事や運動といった健康管理が大切なのですね。そのほかにも認知症の予防のために、私たちができることというのは何かありますか。

(長谷川)
社会的なつながりを持つことも、脳の健康に良い影響を与えるとされています。小樽市では介護予防教室として、現在、市内22か所で開かれていますが、令和5年度には、実人数で550名、延べ人数にすると9,505名の方にご参加いただきました。こうした教室で、運動やレクリエーション、参加者同士のつながりの機会に触れることは認知症の予防に効果があると考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
人と関わり続けることが良いのですね。介護予防教室の詳細を知りたい場合や、参加したい場合はどこに問い合わせるとよろしいですか。

(長谷川)
市役所の地域包括ケアグループまでお電話いただければと思います。お待ちしております。

(FMおたるパーソナリティー)
ここまでは長谷川さんにお話をお伺いしましたが、ここからは久司さんにもお話を聞いていこうと思います。「もしかすると認知症かもしれない」と心配になった時、御本人や御家族はどのようにするとよろしいですか。

(久司)
御本人や御家族だけで抱え込まずに、かかりつけ医や地域包括支援センターへ相談することをお勧めします。

(FMおたるパーソナリティー)
地域包括支援センターとは、どのようなところなのでしょうか。

(久司)
高齢者に関係する相談窓口で、小樽市内の4か所に設置しています。地域包括支援センターには、保健師、看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員が配置されておりますので、それぞれの専門性を生かして、連携を取りながら、高齢者の相談に対応します。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市内の4か所ということだそうですが、どちらにあるのでしょうか。

(久司)
小樽市を、中部、南部、東南部、北西部の4つに分けて、それぞれに1か所ずつセンターを置いています。中部のセンターは稲穂、南部のセンターは築港、東南部のセンターは朝里川温泉、そして北西部のセンターはオタモイにあります。センターの担当地区や電話番号の詳細は、ホームページを御覧ください。

(FMおたるパーソナリティー)
相談したい場合は、まずは電話での連絡がよろしいのでしょうか。

(久司)
まずは電話で御相談してみてください。直接会って相談したい方は、センターの職員が訪問してくれます。センターに直接出向いて相談する方法もあります。

(FMおたるパーソナリティー)
電話や訪問、そして直接センターに出向く、色々な方法で相談ができるのですね。足を運んで相談したい場合ですが、どのような時間に伺うとよろしいですか。

(久司)
センターが開いているのは、月曜日から土曜日の午前9時から午後5時までで、日曜、祝日、年末年始は開いておりません。無料で相談できるので、お困りごとがあれば御相談ください。

(FMおたるパーソナリティー)
相談料はかからないのですね。何かあれば相談しやすいですね。

(久司)
地域包括支援センターにいる専門家であれば、これまで様々な方に対応してきた経験がありますし、そこで蓄積してきた知識がありますので、御本人や、御家族が抱える不安や孤立感に共感し寄り添いながら、適切な情報を提供して、御本人だけでなく御家族に対する支援もつなげていくことができると思います。

(FMおたるパーソナリティー)
「もしかして認知症では」と思われる症状に気付いたら、まずは、一人で抱え込まないで、御相談をしていただければと思います。さて、認知症かどうかをチェックするためのチェックシートがあると伺っていますが、そちらについて教えていただけますか。

(久司)
医学的な診断基準ではありませんが、公益財団法人認知症の人と家族の会が作成したチェックシートがあります。これは、会員の経験からまとめられたもので、暮らしの中での目安として参考になるものだと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
内容が気になるところですが、チェック項目には、どのような項目があるのでしょうか。

(久司)
項目は全部で20個ありまして、ここでは、もの忘れに関する4つの項目だけ御紹介したいと思います。1つめ、今切ったばかりなのに電話の相手の名前を忘れる。2つめ、同じことを何度も言う・問う・する。3つめ、しまい忘れ・置き忘れが増えていつも探し物をしている。4つめ、財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う。これらがもの忘れについての4つの項目です。

(FMおたるパーソナリティー)
番組をお聞きの皆様は、いかがでしたでしょうか。

(久司)
全部の20項目が掲載された認知症チェックシートは、小樽市の地域包括ケアグループが作成した「おたる認知症ガイドブック」に掲載しています。このガイドブックは無料で、地域包括支援センターや、市役所本館1階の福祉総合相談室、別館1階の介護保険課の窓口でお配りしています。インターネットが使える方は、小樽市のホームページからダウンロードすることもできますので、ぜひ御覧ください。

(FMおたるパーソナリティー)
同じことを何度も言ったり、物忘れが多かったりするのは私も気になるところなので、後ほどチェックシートを確認してみたいと思います。さて長谷川さん、最後にラジオをお聴きの皆さんにメッセージをお寄せいただけますでしょうか。

(長谷川)
認知症は誰にでも起こりうることですが、早期に気づき、適切に対処することで、本人も家族も充実した生活を続けることができます。大切なのは、孤立せず、周囲とつながりながらサポートを受けることだと思いますし、御家族も自分自身を大事にすることを忘れないでいただきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
長谷川さん、ありがとうございます。では久司さんからも、是非お願いします。

(久司)
認知症となっても、自分でできることがたくさんあります。残された能力に目を向けて、日々を大切に過ごされるということを願っています。誰しもが、将来の自分のこととして認知症を心に留めて、市民の皆様には進行を遅らせるための対策として、健康管理に努められることを願っています。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は、番組前半に、認知症について、福祉保険部福祉総合相談室地域包括ケアグループの主査で保健師の長谷川さんと、同じく保健師の久司さんにお話をお伺いしました。長谷川さん、久司さん、どうもありがとうございました。

(長谷川・久司)
ありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
さて、本日の「明日へ向かってスクラムトライ!」は、後半も小樽市職員の方にお話を伺っていきます。後半は、建設部建設事業室維持課に所属しながら、除雪対策本部事務局にも所属されています佐々木さんに、今年度の雪対策についてお話を伺います。佐々木さん、どうぞよろしくお願いします。

(佐々木)
佐々木です。よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
佐々木さんは、今の職場に来られてどのくらいになるのですか。

(佐々木)
私は1年前の令和5年度に小樽市役所に入庁し、建設事業室維持課に配属になりました。ですので、2年目になります。

(FMおたるパーソナリティー)
維持課という部署は、どのような業務を行っているのですか。

(佐々木)
維持課は、14名の職場になりまして、市が管理する道路や河川等の維持管理全般を担当している部署です。夏は舗装補修業務や、河川の浚渫業務などを行い、冬は除雪対策本部の除排雪事業班として除排雪業務を実施しています。私は主に除排雪計画に関することや、除雪機械及びロードヒーティング設備の整備点検や修繕などの管理を行っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ということは、佐々木さんは、雪に関する設備や機械に関わる業務を担当されていらっしゃるということなのですね。夏の間は、どのようなことをされているのですか。

(佐々木)
夏の間についても、前年度の除排雪の内容や費用などの検証をしたり、冬を迎える前に除雪機械やロードヒーティング設備の保守点検や整備、修繕などに関わる業務を行っていますので、年間を通して雪に関する業務に関わっています。

(FMおたるパーソナリティー)
夏の暑い時も含めて、一年を通して雪のことを考えていらっしゃるのですね。さて今日は、佐々木さんに今年度の雪対策についてお話を伺っていきますが、まず、除雪対策本部について教えていただけますか。

(佐々木)
除雪対策本部は、市道等の適切な除排雪を実施することにより、冬期間における道路の円滑な交通を確保し、安全で快適な市民生活を実現することを目的に設置された組織です。

(FMおたるパーソナリティー)
道路の除雪を行って、円滑で安全な交通を確保することが目的ということですね。除雪対策本部には、何名くらいの職員の方がいらっしゃるのですか。

(佐々木)
本部長の上石副市長以下118名となっており、複数の課の職員が兼務しています。

(FMおたるパーソナリティー)
なんと118名もいらっしゃるのですね。複数の課といいますと、どのような部署の方たちが関わっていらっしゃるのですか?

(佐々木)
私の所属している建設事業室維持課のほか、用地管理課や建築指導課などの職員が関わっています。

(FMおたるパーソナリティー)
だからメンバーが多いのですね。除雪対策本部が設置されている期間を教えていただけますか。

(佐々木)
除雪対策本部は、早期の降雪や路面凍結に対応するため、11月1日に設置し、翌年の3月31日まで開設しています。

(FMおたるパーソナリティー)
除雪対策本部を早期に設置することは、市民の皆さんにとっては安心する冬の体制となるのではないかと思いますね。

(佐々木)
除雪対策本部は、目的毎に班分けされていて、私が所属する建設事業室維持課の職員は事務局を兼任しながら、除排雪事業班として除排雪業務を実施する実働部隊になります。私は、自分が担当する地域の除排雪業務の執行管理などを行います。

(FMおたるパーソナリティー)
担当地域と言いますと、どのように地域分けをされているのでしょうか。

(佐々木)
市内を7つの地域に分けており、塩谷方面の北地域、松ヶ枝地域、望洋台・朝里地域、銭函地域、手宮地域、勝納地域、若竹・桜地域としています。それぞれの地域に除排雪作業等に対応する窓口として除雪ステーションを設置し、市民の皆さんからの問い合わせ等に対応しています。

(FMおたるパーソナリティー)
問い合わせ対応は、それぞれの地域の除雪ステーションで行っているのですね。

(佐々木)
除雪ステーションには、その地域の除排雪作業を請け負う業者が詰めています。除雪ステーションの場所や連絡先については、今月発行の広報おたる11月号に折り込まれている「除雪だより」や、市のホームページ、小樽市公式LINEを見ていただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
除雪だよりというのは、どのような内容が書いてあるのでしょうか。

(佐々木)
除雪だよりは、今年度における除排雪計画の主な変更点や、市民の皆さんに守っていただきたいルールとお願い、除雪の地域割やお問い合わせ先について記載しています。

(FMおたるパーソナリティー)
今年度は、除排雪計画はどのように変わったのでしょうか?

(佐々木)
1つ目の変更ですが、除雪ステーションでの夜間受付方法が変わります。これまで冬期間における市民の皆さんからのお問い合わせ等は、24時間体制で受付けしていましたが、働き方改革により除雪ステーションで24時間受付けすることが、体制上困難となりました。そのため、18時から8時については、留守番電話、または「道路・除雪通報サービス」によるメール受付に変更します。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね、夜間の時間帯は人が直接応対しない形になるということなのですね。働き方改革が進んでいることを考えますと、仕方がないかもしれませんね。そのほかに変更点はありますか。

(佐々木)
2つ目は、除雪ステーションの担当する地域が変わります。これまで、除雪第6ステーションが担当する区域であった緑地区や最上地区、富岡地区の一部について除雪第2ステーションが担当する区域に変更となります。

(FMおたるパーソナリティー)
緑地区や最上地区、富岡地区にお住いの方は確認が必要ですね。そのほかにも変更点はありますか。

(佐々木)
そのほかにも、今年度については除雪第7ステーションの拠点位置の変更や第1、第4ステーションの電話番号が変更になっております。

(FMおたるパーソナリティー)
今年度は変更点がたくさんあるのですね。

(佐々木)
詳細については、除雪だよりや市のホームページ、公式LINEを見ていただけたらと思います。また、ご不明な点などありましたら、建設事業室維持課にお問い合わせいただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
除排雪に関することにつきましては、市民の皆さんの生活に直結することですから、関心も高いと思いますが、毎年、どのくらいの問い合わせがありますか。

(佐々木)
過去3ヵ年平均で言いますと、冬期間の11月~3月の間に約2,800件の問い合わせがあります。

(FMおたるパーソナリティー)
3,000件近い問い合わせがあるのですね。そんなに多くの問い合わせがあるのですね。中でも、どのような内容が多いのでしょうか。

(佐々木)
除雪依頼や排雪依頼のほか、除雪後に家の前に置いていく雪、置き雪についての問い合わせが多いです。

(FMおたるパーソナリティー)
置き雪に関しては、困っているという方が確かにいらっしゃるかもしれないですね。

(佐々木)
市の幹線・補助幹線道路の除雪作業は、小樽市から知床の斜里町までに相当する距離約400キロメートルを、限られた除雪機械で、交通量の少ない深夜から朝方の通勤・通学の時間の前までに短時間で完了させなければいけないことから、道路脇に雪を寄せる「かき分け除雪」を実施しています。このため、これに伴い発生する置き雪は、沿道の各ご家庭で処理していただいており、市民の皆さんにはご不便をおかけしていますが、ご理解を頂ければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽から知床の斜里町までに相当する距離を、限られた除雪機械でやらなければいけないということで、どうしても置き雪が発生してしまうということには、そういった理由があるのですね。

(佐々木)
自力での除雪が困難な方を対象とし、市道の除雪路線に面している世帯に対して、除雪後に発生する間口の置き雪を約1mの幅で除雪する「置き雪除雪」という福祉除雪の制度があります。その他の福祉除雪や雪に関わるボランティア募集の情報についても、今月発行の広報おたる11月号に詳細を掲載していますので、ご覧頂ければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
福祉除雪という制度があるのですね。冬期間の除排雪が困難な方は、一度相談されると良いかもしれませんね。さて、除雪対策本部では、今年度の雪対策については、どのように考えていらっしゃるのですか。

(佐々木)
道路パトロールによって道路脇の雪山や幅員の状況をしっかりと見極め、気象状況も十分に勘案しながら、適切なタイミングで計画的に排雪作業を行っていきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
「計画的な排雪作業」というのは、どのようなイメージなのでしょうか。

(佐々木)
昨年度に引き続いて道路の重要度、緊急度を考えながら、幹線道路、補助幹線道路、生活道路の順番に作業を行っていく方法で、円滑に進めていきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
道路の種類によって、順番に作業を行っていくのですね。

(佐々木)
重要度で言いますと、小学校周辺の主要な通学路、それから交通量のある主要交差点の見通しの確保に重点をおいて、適切なタイミングで予防保全的に作業を進めていきたいと考えています。また、観光に配慮した取組として、今年度より堺町本通線の歩道について、営業店舗前と空き店舗前に生じる路面の段差やツルツル路面を解消するため、人力作業班を新たに設けて、歩道空間の確保に努めていきます。

(FMおたるパーソナリティー)
適切なタイミングでの作業というのは、相手が自然ということもあって難しい問題かと思いますが、そういった中でも通学路ですとか主要な交差点、観光に力をいれて取り組んでいくということなのですね。その他に、市民の皆さんに何かお伝えしたいことというのはありますか。

(佐々木)
はい。冬期間の道路の円滑な交通を確保するためには、市民の皆さんに守っていただきたいルールやお願いがあります。特に、宅地内の雪を道路へ出す行為は、通行の妨げや事故の原因となり大変危険ですので、絶対に止めていただくようお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
確かに道路に雪を出すのは危険ですね。

(佐々木)
そのほかにも守っていただきたいルールやお願いがありますので、除雪だよりをご覧いただけたらと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
今年度の除雪だよりは要チェックですね。本日は、除雪対策本部事務局の佐々木さんにお話をお伺いしました。佐々木さん、どうもありがとうございました。

(佐々木)
どうもありがとうございました。

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
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この番組の再放送は、11月6日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、11月18日月曜日です。どうぞお楽しみに。

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