公開日 2024年11月20日
更新日 2025年03月07日
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【前半】
- 保健所とこども家庭課のウイングベイ小樽への移転について
- マイナ保険証とマイナンバーカード申請について
- 11月の市長出張について
【後半】
- 「オアソビプロジェクト」について
放送の内容
オープニング
明日へ向かってスクラムトライ!毎月第1、第3月曜日のこの時間は、明日へ向かってスクラムトライ!をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
明日へ向かってスクラムトライ!では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、気温がぐっと下がりまして、雪も降って、いよいよ冬を迎えるという感じがしますね。
(市長)
もうすでに、11月1日には除雪対策本部を立ち上げていますので準備万端整えていますが、冬に備えてタイヤ交換をされた方も多いと思います。この季節は、脱輪事故が近年起こりやすいと聞いていますので、ドライバーの皆様は、改めてナットのゆるみなどが無いように、今一度御確認をいただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ドライバーの皆さんには、今一度安全運転をお願いしたいと思います。さて、今日ですが、まずは富岡にある保健所と、こども家庭課がウイングベイ小樽へ移転する話題ですね。こちらからお話を伺いたいと思いますが、いよいよ移転の日が近づいてきたということですが、準備のほどはいかがですか。
(市長)
内装工事につきましては順調に進んでおりまして、今月の最終週には工事を終えて、12月2日からウイングベイ小樽の1番街、4階で業務を開始することになっています。窓口に御用の方は、12月2日からは富岡の庁舎ではなく、ウイングベイ小樽へお越しくださいますようにお願いしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
移転した後は、リスナーの皆さんが注意しておかなければならないことなどはありますでしょうか。
(市長)
まず、窓口にお越しになる場合の入り口について御注意いただきたいと思うのですが、保健所と、こども家庭課が業務を開始する午前8時50分には、まだウイングベイ小樽のすべての入り口が開いておりませんので、午前8時50分から午前10時までの時間帯につきましては、1番街のJR小樽築港駅に一番近い、地下1階と2階の入り口を御利用いただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
地下1階といいますと、車で来た方の地下駐車場からの入り口ということですね。
(市長)
はい。おっしゃる通りです。お車の方は、1番街の地下駐車場に停めていただいて、JR小樽築港駅に近いエレベーターで4階へ上がっていただきたいと思っています。午前10時までは、1番街の5階以上の立体駐車場からの入り口はまだ開いておりませんので、地下駐車場をご利用いただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
あと、開いているのが2階の入り口ということでしたが、JR小樽築港駅からの連絡通路から来たところの入り口ですね。
(市長)
バスですとか、あるいはJRでお越しの方、また徒歩でいらした方は、JR小樽築港駅に一番近い2階の入り口から入館をいただいて、エレベーターで4階へ上がっていただきたいと思っています。朝10時までの入館方法につきましては、回覧板ですとか市のホームページでお知らせをさせていただきたいと思っていますので、ご確認をお願いしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
4月からは総合福祉センターと、勤労女性センターも同じ階に移転を予定していますが、これらのセンターや保健所、それからこども家庭課がウイングベイ小樽に移転するねらいについて、改めてお聞かせいただけますか。
(市長)
今、築港地区では、北海道済生会とウイングベイ小樽の運営会社であります株式会社小樽ベイシティ開発が、ウェルネス、つまり「健やかで幸せに」という考え方に基づいて、福祉や健康に関する様々な取組を進めていまして、市としても連携を深めていきたいと考えています。4月には、社会福祉協議会ですとか総合福祉センターなども合わせて移転する予定ですので、こうした移転が、民間と行政との協力の深まりにつながり、さらにそれが新たな行政サービスの提供ですとか市民の健康維持、あるいは子育て環境の充実につながるように取り組んでまいりたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ウェルネス、「健やかで幸せに」という考え方と、保健所それから福祉関係の部署やセンターはとても相性が良いようにも思いますので、新たな庁舎の今後には、引き続き、注目をしていきたいと思います。
(市長)
私どもといたしましても、利便性はしっかりと確保していけるように努めていきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
では変わっては、12月2日から、健康保険証が新たに発行されなくなって、基本的にマイナ保険証を利用することになるという話題について、お話を伺いたいと思います。もうすでに、マイナ保険証をお使いの方もいらっしゃるとは思いますが、多くの方が、医療機関や薬局の受付で健康保険証を利用して受付をしています。こちらは12月2日からはどのように変わるのでしょうか。
(市長)
基本的に医療機関や薬局の受付では、マイナ保険証を利用いただくことになります。ただ、マイナ保険証への切り替え手続きがまだお済みでない方は、申請しなくても届けられる資格確認書で受診ができることになっています。また、今お持ちの健康保険証は有効期限まで利用できますし、有効期限が切れた場合でも、必要な方には資格確認書が交付されることになっていますので、御安心いただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
マイナ保険証の利用が基本ですが、これから届く資格確認書ですとか、有効期限内の健康保険証も使うことができるということですね。今、手元にある健康保険証の有効期限はいつまでなのでしょうか。
(市長)
国民健康保険ですとか後期高齢者医療制度に加入されている方でしたら、来年の7月末日まで現行の保険証をお使いいただく事ができます。加入している保険によって異なりますので、御不明な方は、加入している健康保険の問合せに御確認をいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
その他、資格確認書も利用できるということですが、資格確認書はどのように受け取ることができるのでしょうか。
(市長)
基本的に申請は不要になっています。12月2日以降、新しい健康保険に加入される方は、御自身が加入する医療保険者から無償で交付されることになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
こちらは、申請は必要が無いということで、しかも無償で交付されるんですね。では、肝心のマイナ保険証ですが、こちらはどのようなものなのか、改めて教えていただけますか。
(市長)
マイナ保険証への切り替え手続きといたしまして、健康保険証として使えるようにしたマイナンバーカードのことなのです。
(FMおたるパーソナリティー)
マイナンバーカードをマイナ保険証として使うためには、どのようにするとよろしいのですか。
(市長)
市役所の窓口はもちろんですが、パソコンですとかスマートフォンなどを使って手続きを行うことも可能になっていますし、お近くのセブンイレブンにありますATMでも手続が可能になっています。また、顔認証付きカードリーダーのある医療機関、あるいは薬局で手続を行うこともできますが、事前に医療機関や薬局にカードリーダーがあるかどうかは御確認されることをお勧めしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
様々な方法で手続ができるということですね。
(市長)
手続の際には、マイナンバーカードと4桁の暗証番号が必要となりますので、あらかじめ御準備をお願いしたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
マイナンバーカードをお持ちでない方は、まずはマイナンバーカードを取得することから始めなければいけないと思いますが、マイナンバーカードはどのように取得できるのでしょうか。
(市長)
インターネットなどで申請することもできますが、市役所の戸籍住民課、もしくは朝里郵便局の窓口でも申請が可能となっています。
(FMおたるパーソナリティー)
市役所の戸籍住民課、それから朝里郵便局の窓口で申請ができるのですね。
(市長)
戸籍住民課では、祝日を除く月曜日から金曜日までの午前8時50分から午後5時20分まで申請を受け付けていますし、夜間受付として第3木曜日は午後8時まで、第2土曜日には午前9時から午後3時まで窓口を開けておりますので、図書館側の入り口からお入りになり窓口へお越しいただければと思っています。また、朝里郵便局では、祝日を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで申請を受け付けています。
(FMおたるパーソナリティー)
窓口には何を持って伺うとよろしいでしょうか。
(市長)
持ち物が無くても申請はできますが、戸籍住民課の窓口で申請する場合、年金手帳や介護保険証、健康保険証など、本人確認書類を2点お持ちくだされば、できあがったカードを御自宅に郵送させていただきます。どのようなものが本人確認書類と認められるのかにつきましては、事前に小樽市のホームページを御確認いただくか、市役所の戸籍住民課へお問い合わせいただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
顔写真は持っていかなくてもよろしいのですか。
(市長)
窓口で写真を撮影することもできますので、顔写真を必ずしもお持ちいただく必要はありません。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。これからマイナンバーカードの取得をお考えという方は、様々な方法で申請ができますので、御自身に合わせた方法を御検討なさってはいかがでしょうか。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、迫市長ですが、毎年11月は大変出張が多いのだそうですね。
(市長)
そうですね、前回もお話しさせていただきましたが、11月2日から8日までは姉妹都市のニュージーランドのダニーデン市を訪問してまいりましたし、先週金曜日から昨日までは九州に出張していまして、今日もこれから東京の方に向かうことになっていまして。
(FMおたるパーソナリティー)
今日これからですか。
(市長)
はい。今月のほぼ半分は小樽を離れているということになりますね。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。お話の中にありました九州ですが、これも毎年恒例の物産展ですか?
(市長)
そうですね。毎年、この時期は宮崎と鹿児島の山形屋という老舗の百貨店を訪問することになっていまして、今年も訪問してまいりました。特に、鹿児島の山形屋さんは「日本一物産展の売り上げが多い百貨店」として有名ですが、今回で60回の物産展という記念の年でもありました。本当に宮崎、鹿児島両店の山形屋さんには本当に長年お世話になっていますし、この2つのお店だけで物産展期間中の売り上げが1億円以上あるのです。
(FMおたるパーソナリティー)
すごいですね。
(市長)
お店のトータルで、鹿児島の山形屋さんだと期間中で10億円の売り上げがあるとおっしゃっていました。
皆さんご存知のなると屋さんですとか、大高酵素さん、LeTAOさんですとか阿部製麺さんですとか、そういったお店も小樽からは出店をしておりました。
(FMおたるパーソナリティー)
そうですか。1億円というのはすごいですね。今日はこれから東京に出張されるそうですが、今回はどのような東京の件なのですか?
(市長)
ポートセールスと言いまして、港のPRに船会社さんなどを訪問することになっています。クルーズの関係で申し上げますと、豪華客船である「飛鳥」を運行しています郵船クルーズさんですとか、それからディズニークルーズを運行しているオリエンタルランドさんも、今回初めて訪問させていただくことになっていまして、小樽の港をPRしていきたいなと、港だけではなく観光も併せてPRしていきたいと思っていますし、クルーズとは別ですが、小樽港を利用いただいている荷主さんにもご挨拶をさせていただきたいと思っています。DCMホーマックさんは小樽の港を使って荷物を揚げていただいていますので、こういった荷主さんにも御挨拶をさせていただきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ディズニークルーズが小樽にやってくるというのは楽しみですね。
(市長)
皆さん期待されていると伺っていますが、なんとか小樽にも寄港いただければなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
出張の成果をまた期待していたいなと思います。
(市長)
しっかりまちのPRをして、小樽の発展につなげたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、ありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」後半は、小樽市役所職員の方々にお話を伺っていきますが、今日は小樽商科大学と北海道大学、そして小樽市が共催するイベント「オアソビプロジェクト」についてお話を伺っていきます。今日は小樽市総合政策部官民連携室主査の池田貴裕さん、そして、本日は、小樽商科大学准教授の藤原健祐さん、商学部3年の松代菜優さんにもお越しいただきました。池田さん、藤原先生、松代さん、どうぞよろしくお願いします。
(池田・藤原・松代)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
それでは、まず、お一人ずつ自己紹介をお願いできますか。
(池田)
はい。私、小樽市の池田と申します。本年4月に新設されました総合政策部官民連携室に配属となりまして、大学や民間企業などと本市をつなぐ、官民連携の推進に向けた業務に携わらせていただいております。
(藤原)
小樽商科大学の藤原健祐です。大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻で准教授を務めております。
(松代)
小樽商科大学商学部3年の松代菜優です。地域活性化サークル「O-ASOBI」の代表を務めております。本日はよろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
皆さんありがとうございます。よろしくお願いします。放送が始まる前に藤原先生にお伺いしたのですが、今回ご紹介いただきます「オアソビプロジェクト」、今回で3回目の開催を迎えるということで、藤原先生と松代さんが中心となって、イベントの企画・運営を担われていると伺っています。それでは早速、今回の「オアソビプロジェクト」の背景や目的について教えていただきたいと思いますが、池田さん、お願いできますか。
(池田)
この「オアソビプロジェクト」は、文部科学省と国立研究開発法人科学技術振興機構の補助事業に採択されています「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の一環として開催しています。COI-NEXTというのは「若者が、自分の選択肢を増やして、他人とともに自分らしく幸せに生きる社会」の実現を目指していまして、本プログラムの代表機関であります北海道大学COI-NEXT事務局、そして本日お越しいただいています小樽商科大学様と小樽市が、イベントを共催しています。
(FMおたるパーソナリティー)
COI-NEXTという国のプログラムに基づいて、市と大学が連携して進めているのですね。藤原先生、大学としてこの取組に対してはどのような期待があるのでしょうか。
(藤原)
小樽商科大学としましても、学生たちが地域課題に向き合う経験を通じて、将来的に地域に貢献できる人材に成長していくということに期待をしています。特に、地域の大きい課題としては、少子高齢化とか人口減少、そういうのがあるかと思います。それに伴って、地域の元気がなくなってしまうというようなことも考えられます。こういった課題を解決するには、課題を自分ごととして取り組む人がたくさんいる必要があると思っています。「オアソビプロジェクト」を通じて、学生も含めて地域の皆さんと協力しながら、改めて地域の魅力を考えたり、新しい視点で課題にアプローチしたり、そういうことができればいいなと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
では、具体的なイベントの内容について教えていただきたいと思います。池田さん、お願いします。
(池田)
「オアソビプロジェクト」は、先ほどもお話になりましたが、今年で3年目を迎えるイベントです。今年は11月30日土曜日、午前10時30分から午後5時の間、ウイングベイ小樽の5番街1階と4階を中心に開催されます。体験を通じて地域の課題に触れられる様々なプログラムが用意されています。具体的な内容については、イベントの企画・運営を中心に担っていただいています藤原先生と松代さんにご紹介いただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
では、藤原先生お願いします。
(藤原)
まず、1階のネイチャーチャンバーでは昨年に続いて、小樽市内のダンススクール「studio♪FLASH」さんのパフォーマンス、桜町中学校さん、小樽双葉高校さんの吹奏楽の演奏ですね。小樽商大生を中心に若者たちが自分の描く未来や地域課題へのユニークな視点を発表する「じぶんシェアリング」。こういった、若者が「自分らしさ」を表現する舞台というのを提供します。ほか1階の済生会ビレッジでは、家族みんなで健康について楽しく学べる「健康OASOBI」というコーナーがあります。ここでは体力テストであったり健康クイズ、赤ちゃんの模型のようなものを抱っこして体験をしていただくとか、食べ物が口から入って出ていくまでを冒険感覚で学べる「腸内トンネル」といったものもあります。是非こういった「こころ」と「カラダ」について遊びながら学んでいただきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
若者が「自分らしさ」を表現するステージ、そして、来場者の皆さんがご自身の「こころ」と「カラダ」を知る企画について、ご紹介いただきました。若者が「自分らしさ」を表現する機会って、普段なかなかないのではないかと思いますので、表現する側も聴く側も何らかの気付きを得て、自分なりに次の行動に繋げられる、そんな機会になると良いですよね。また、家族みんなで健康について楽しく学べるというコンセプトですがとても魅力的ですね。今、巷では「ウェルビーイング」という言葉をよく耳にするようになりましたが、自分自身、そして家族の「ウェルビーイング」を考える良いきっかけになるのではないかなと思います。では松代さん、他にはどのようなコーナーがあるか教えていただけますか。
(松代)
5番街1階では、小樽の海で拾ったシーグラスをレジンアクセサリーとして生まれ変わらせる体験である「OTARU SEA TREASURE」であったり、ウイングベイ小樽館内を巡る「ナゾトキチャレンジ」、それから「小樽あるあるかるた」といった企画が行われます。これらの企画を通じて、小樽の文化だとか自然を学んで、体感していただきたいなと考えています。また、5番街4階では、小樽商科大学のボランティアサークルである「小樽笑店」の協力によって「子ども向けの縁日」だとか、それから小樽のボードゲームスペースである「Marvin Garden」さんの協力によりまして、子どもも大人も楽しめる「ボードゲームスペース」だとか、地元の高校生が考える「10年後の理想の小樽」をテーマにした模型展示も行われる予定です。この企画を通じて、小樽の若者が地域について考えて、横のつながりを創り出すことを目指しています。
(FMおたるパーソナリティー)
なんだか楽しそうな企画が盛りだくさんですよね。私たちが海に行きますとよく見かける「シーグラス」をアクセサリーに生まれ変わらせる体験というは、来場者にとって、身近なものからSDGsを学ぶ良い機会となりそうですよね。そして、地元の高校生が考える「10年後の理想の小樽」、これを模型で展示する企画というのは、平面ではなく、敢えて立体で表現されるということですよね。より一層、見る人の発想をくすぐるものになりそうですよね。池田さん、他にも何かイベントはありますか。
(池田)
2番街2階では、北海道済生会さんの協力で「モルック&ボッチャ大会」でしたり「Robloxでゲーム制作」といった体験も行われます。お子様から大人まで、幅広い年齢層が楽しめる内容となっています。
(FMおたるパーソナリティー)
世代を超えて楽しんで、地域について考えられるプログラムが揃っているということで、大変素晴らしいですよね。さて、ここまでは「オアソビプロジェクト」の概要を伺ってきました。今回のイベントでは、地域の課題にスポットライトを当てて、さまざまな角度や視点から、その課題をイベント来場者に「自分ごと化」してもらう仕掛けがちりばめられています。地域課題の解決に向けて、とても効果的な内容と感じました。ここで、学生であります松代さんにお伺いしたいのですが、より多くの来場者の方に、地域の課題を「自分ごと化」していただくためには、どのような工夫が必要だと考えられますか。
(松代)
この「オアソビプロジェクト」では、先ほどご紹介しましたように小樽商科大学だとか、地元のダンスグループなど地元に根付いた団体が、地元に根付いた空間で「自分らしさ」をテーマに色々なイベントを開催する予定です。これらを取り入れることで、ただこのイベントが「話し合いをする場」というだけではなくて、地域の魅力を感じて、私たちもそうですが、楽しみながら地域を考えるきっかけの場になるのではないかなと思います。こうした体験を通して住民の心に残ってもらうことで、地域課題への関心だとか積極的な関与のきっかけになっていただければいいなと思っています
(FMおたるパーソナリティー)
他人事なのではなくて自分の住むところ、自分の暮らしがあるこのまちは全て「自分ごと」なのだということを考えるきっかけにしていただきたいですね。さて、冒頭で「オアソビプロジェクト」は小樽商科大学、そして北海道大学、小樽市が連携して開催していると伺いました。松代さんにもう1点、学生の視点からお伺いしたいのですが、この先「オアソビプロジェクト」のほか、大学と市が連携してどのような取組を進めていくと、学生としては魅力的だと思われますか。
(松代)
市からの援助だとか協力を受けながら、例えば、まだうまく魅力が広まっていない小樽の名物の原石っていっぱいあると思うんですよね。それを見つけられる力が学生にはあるんじゃないかなと思っていて、地域の関心を高められるきっかけにもなると思うので、そういったプロジェクトがあったら楽しそうだなと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
確かに、長くそのまちに住んでいると、それが何か当たり前のようになって忘れているというか、気づきがない場合もありますから、そういったところは学生の方だったり若い方の視点で新たな発見につながるかもしれないですよね。それでは、今度は大学の視点から藤原先生にもお伺いしたいと思いますが、今回のイベントを通じて、今後の大学と市の連携にどのような可能性を感じていらっしゃいますか。
(藤原)
私個人として「課題解決を考える」というのは、「みんながそれぞれの幸せの実現を考える」ということと同じなのではないかなと思っています。先程、村岡さんも仰ってましたが、今の言葉でいう「ウェルビーイング」ですね。「オアソビプロジェクト」を通じて、大学と小樽市、地域が共に成長していけるよう連携を図っていきたいなと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
「課題解決」といいますと何か難しいイメージを抱いてしまいますが、自分やその身の回りの方の「幸せな状態を考える」と言い換えますと、抵抗感がなくなってイメージしやすくなるのではないかと思いますね。それでは、ここまで学生の視点として松代さんに、そして大学の視点として藤原先生に、それぞれ大学と市の連携の未来について伺いましたが、お二人の発言を伺って、池田さんは市の職員として、今後、大学とどのように連携を図りたいとお考えですか。
(池田)
これからも小樽商科大学をはじめとする大学との連携をさらに深めて、特に大学の持つ専門性でしたり、先ほど松代さんがおっしゃっていましたが、学生さんの既存の枠に捕らわれない柔軟な発想を、本市の地域課題の解決に活かしていただくため、大学側にフィールドワークを含めた調査・研究の場を提供しまして、市民、大学、そして本市の3者が「ウェルビーイング」な状態に向かうことができるような取組を推進してまいりたいと考えています。また、「オアソビプロジェクト」など、本市と大学が連携する取組を通じて、学生の皆さんが地域に愛着を持って、地域の課題を「自分ごと」として捉えていただき、将来の小樽を支える人材として活躍していることを期待しております。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。では最後に、迫市長にお話をお伺いしたいと思います。
(市長)
いろいろとお話がありましたが、市民の皆さんが地域課題に触れて、その解決に向けて行動を起こすということは、市民が主体となった「持続可能なまちづくり」を進めていくためにはとても重要だと感じたところでもあります。こうした活動が、本日お越しの松代さんをはじめとする商科大学の学生さんや、地域の未来を担う若い世代と皆さん方の成長にもつながっていけるのではないかと期待をしています。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。本日は、迫市長、総合政策部官民連携室の池田さん、そして小樽商科大学准教授の藤原先生、商学部3年の松代さんにお話をお伺いしました。市長、池田さん、藤原先生、そして松代さん、どうもありがとうございました。
(市長・池田・藤原・松代)
ありがとうございました。
エンディング
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
留守番電話・ファクスは0134-21-2000、E-mailは763@fmotaru.jp、またFMおたるのメッセージフォームからもお寄せいただくことができます。 はがきでという方は、郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1、FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
この番組の再放送は、11月20日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、12月2日月曜日です。どうぞお楽しみに。