公開日 2024年12月04日
更新日 2025年03月07日
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【前半】
- 冬道の事故防止と砂まきについて
- 小樽市議会第4回定例会について
- 障がい者週間について
【後半】
- 放課後児童クラブについて
放送の内容
オープニング
明日へ向かってスクラムトライ!毎月第1、第3月曜日のこの時間は、明日へ向かってスクラムトライ!をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
明日へ向かってスクラムトライ!では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
あっという間に今年も12月に入りまして、何かと気ぜわしくなってきますから、体調管理や交通事故にも気を付けないといけないですよね。
(市長)
冷え込む日も増えてきましたが、これからの時期、路面の凍結で歩行者の転倒事故ですとか、あるいは自動車のスリップ事故が起こりやすい時期になってまいります。出がけに調べてきたのですが、去年11月から今年3月までの間なのですが、消防本部の調べでは、冬季の路上転倒件数というのは軽傷から重症も含めて91件あったそうですので、転倒にはくれぐれもお気を付けいただきたいなと思っています。市では、坂道の途中などに砂袋を備え付けた砂箱を設置していますが、これはどなたでもお使いいただけますので、事故の防止のため滑り止めの砂をぜひお使いいただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
思い出しましたが、私も新年早々転んで手首を捻挫してしまいましたので、本当に気を付けたいなと思いますが、市民の皆さんにも、ぜひ砂まきにご協力していただきまして、砂まきボランティアという制度があるのだそうですね。
(市長)
そうですね。登録していただいた市民の皆様にあらかじめ砂をお届けいたしまして、急な坂ですとか狭い道など、市が機械などで砂をまけない箇所に砂をまいていただくボランティア制度です。趣旨に御理解をいただいて御参加いただける方は、ぜひ除雪対策本部に御連絡をいただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
リスナーの皆さんには、ぜひ滑り止めの砂を活用しながら、冬道での事故に十分気を付けていただいて、安全にこの冬を乗り切っていただければなと思います。さて、明日からですが、小樽市議会の第4回定例会が開かれるとお聞きました。今回はどのような議案があるのでしょうか。
(市長)
条例案といたしましては、新聞でも報道されていますが宿泊税導入にあたっての条例案を提出させていただきます。それから補正予算といたしましては、実は今日から保健所がウイングベイに移転をしていますが、来年4月には総合福祉センターと勤労女性センターが同じくウイングベイ小樽に移転しますので、そのための経費、あるいは新しい総合体育館の設計とか施工、そして現在の総合体育館の解体と撤去のための経費ですね。そして令和7年1月、来月になりますが、保存修理工事を終える予定の重要文化財旧日本郵船小樽支店の管理をいただく経費、こういったものを補正予算として計上させていただいています。
(FMおたるパーソナリティー)
様々な議論が今回もなされるようですが、まずは宿泊税、こちらについて教えていただけますか。
(市長)
観光都市としての存在感がさらに高まるように、宿泊税という安定した新たな財源を活用いたしまして、様々な施策に取り組んでまいりたいと思っております。宿泊税といいますのは、地方税法の規定に基づきます法定外目的税に位置付けられておりまして、宿泊者1人1泊200円をお納めいただくことを考えています。これらにつきましては、これまでも有識者会議を設置いたしまして、議論をいただいてまいりました。令和8年4月からの導入を目指しておりますが、この制度を広く皆さんにお知らせする期間が必要となりますので、今回の議会に提案をさせていただくことにいたしました。税収といたしましては、初年度で約2億2,000万円を見込んでいます。
(FMおたるパーソナリティー)
今回も観光客の方が本当に増えている印象がありますが、観光は小樽の目玉でもありますし、観光地としての魅力がさらに高まることを期待したいところですね。
(市長)
私どもとしても有効に活用していきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて変わっては、新しい総合体育館、こちらの建設ですが、どのようなスケジュールで行われる予定なのでしょうか。
(市長)
スケジュールですが、年明けの1月から、設計と建設を行う事業者の募集を開始する予定になっています。その後は事業者の選定のために約1年、それから設計や建設に約3年の期間を見込みんでいますので、令和11年度のオープンを目指しています。新しい総合体育館には、プールをはじめとしたスポーツ設備はもちろんのことですが、小さなお子様が保護者と過ごせるキッズスペース、それから市民の皆様の憩いの場やイベント会場としてもお使いいただける市民交流スペースも整備する予定になっていますので、是非多くの市民の皆様に御利用いただけるような体育館にしていきたいなと思っております。
(FMおたるパーソナリティー)
令和11年度のオープンを目指しているということですね。新しい総合体育館の完成を楽しみにしています。そして、こちらも楽しみですが、重要文化財の旧日本郵船株式会社小樽支店は、来月工事を終えるということですが、ずいぶん長いこと工事をしていたという印象がありますね。
(市長)
令和2年7月から工事を開始いたしまして、当初は令和5年には工事を終える予定でしたが、屋根の内部の木材に想定以上の傷みがあったり、施設の特徴でもあるのですが、内装に使っている金唐革紙(きんからかわかみ)の納期が遅れたというような理由もありまして、結果として4年半の工事となりました。工事を終えましたら、開館準備といたしまして、令和7年4月末には皆様に入館いただけるように準備を進めてまいりたいと思っています。リニューアルした後は、階段を上れない方にも2階の装飾の様子などを御覧いただけるように、1階に大型モニターを設置いたしまして、より多くの方々に施設の魅力を感じていただけるような展示にしたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
重要文化財でもありますし、小樽の歴史を伝えます大切な建物ですから、開館をこちらも楽しみにしておきたいと思います。さて変わりまして、明日から障がい者週間が始まるとお聞きしていますが、まずは障がい者週間とは何か、こちらについて教えていただけますか。
(市長)
障がい者週間は、障害者基本法で12月3日から9日までの1週間と定められていまして、この法律ではすべての障がいのある方について、個人の尊厳を重んじることですとか、あらゆる分野の活動に参加する機会があること、こういったことが基本的な理念として掲げられています。こうした基本的な理念につきまして、広く皆さんに御理解を深めていただく週間として定められているのが障がい者週間なのです。
(FMおたるパーソナリティー)
障がいのある方が、個人の尊厳を大切にされて、あらゆる分野で活動ができるような社会を目指すということですね。
(市長)
はい。小樽市でも、小樽市総合計画におきまして、障がいをお持ちの方も含めて「誰もがいきいきと健やかに暮らせるまち」を、まちづくりのテーマのひとつとして掲げさせていただいています。
(FMおたるパーソナリティー)
「誰もがいきいきと健やかに暮らせるまち」というのが、小樽市のまちづくりのテーマのひとつなのですね。障がいのある方がいきいきと活躍されると聞きますと、ひとつの分野としてはパラリンピックなどのスポーツの活躍を思い出しますよね。
(市長)
スポーツが思い出されますが、ここ数年、市内にお住まいの方で、全国の障がい者スポーツ大会の水泳競技で好成績を残されまして、市役所へ出場報告にいらしてくださっております。水泳につきましては「小樽たんぽぽ」という、北海道ハンディキャップ水泳連絡協議会に所属する団体などが選手の練習を支えていただいているんですね。
(FMおたるパーソナリティー)
御本人の練習が何より大切でしょうが、こうして指導される方ですとか活動を支える団体の存在というのも大きいですよね。
(市長)
おっしゃる通りだと思います。スポーツの分野に限らず障がいのある方御本人や御家族、それから地域で支える各種団体の方々など、多くの方々によって活動が成り立っていると思います。10月20日に私も伺わせていただきましたが、本人の会の全道交流会という、障がいのある方やその家族が交流する全道大会が、今年は小樽市で開催されまして、多くの皆様が会場にいらっしゃって、大変盛況のうちに終えられました。また令和4年度には小樽市の功労者といたしまして、障がいのある方のコミュニケーション支援に取り組んでこられた、小樽手話の会、小樽点訳友の会、小樽朗読友の会の3つの団体を表彰させていただきましたが、小樽市では障がいのある方の生活を支援する団体が、長年にわたって質の高い活動を継続してきていると実感しています。
(FMおたるパーソナリティー)
こうした障がいのある方も、いきいきと健やかに暮らせるまちというのを目指して、小樽市ではどのようなことに取り組まれてらっしゃるのですか。
(市長)
様々な障がい福祉サービスを行っておりますが、今年の10月からは、代筆・代読支援員派遣事業というのを開始しております。この事業は、視覚障がいのため読み書きが困難な方に代わりまして、書類等の読み書きを行う代筆・代読支援員を派遣するというものでして、これまでの生活支援のサービスにはなかった新しい事業なのです。
(FMおたるパーソナリティー)
これまでは、こうしたサービスはなかったのですね。
(市長)
家事全般の援助を行う「居宅介護」というサービスがありますが、代筆や代読を行うには時間が不足していましたし、外出時の「同行援護」というサービスもありますが、御自宅の中での代筆や代読は含まれていませんでしたので、新たにスタートさせました。代筆・代読支援員派遣事業というは、北海道内の市のなかでも、小樽市のほか函館市と岩見沢市でしか実施されていないサービスなのです。
(FMおたるパーソナリティー)
北海道内の市では3つの都市しか実施していないサービスなんですね。かなりサービスも充実してきたと思いますが、他にも小樽市で取り組んでいる施策というのはなにかありますか。
(市長)
市の職員が、日常の挨拶や自己紹介などを手話で行うことができるように、令和2年度から職員の手話研修を行っていまして、今年度までで、延べ291名の職員が手話研修を受講しているのですね。
(FMおたるパーソナリティー)
そんなにですか。日常の挨拶だけでも手話で対応してもらえると、窓口にいらした方のお気持ちは楽になるかもしれませんね。さて、その障がい者週間に合わせて、イベントが開催されるとお聞きしましたが、どんなイベントなのでしょうか。
(市長)
「小樽ほほえみフェスタ」というイベントなのですが、12月5日、6日の2日間、長崎屋小樽店で開催されることになっています。障がいのある方が育てた野菜ですとか、工芸品などが販売されますし、障がいに関する展示もありますので、私も時間を見て是非お伺いしたいなと思っていますが、ぜひリスナーの皆様にも会場に足をお運びいただきまして、「誰もがいきいきと健やかに暮らせるまち」というテーマに思いをめぐらせていただければなと思っております。
(FMおたるパーソナリティー)
12月5日、6日の2日間、長崎屋小樽店で開催されます「小樽ほほえみフェスタ」、ぜひ皆さん、足をお運びいただきたいと思います。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」後半は、小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今回は、小樽市こども未来部放課後児童課の宮田さんに、放課後児童クラブについてお話を伺います。宮田さん、どうぞよろしくお願いします。
(宮田)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、宮田さんは、スクラムトライ初登場なのですよね。
(宮田)
はい。平成22年に市役所に入庁して色々な部署で働いてきましたが、スクラムトライに出させていただく機会はありませんでしたので、ちょっと緊張しています。
(FMおたるパーソナリティー)
いきなりの生放送ということになっていますが、どうぞよろしくお願いします。それでは、早速お伺いしていきますが、まず、放課後児童クラブとはどういったところなのか教えていただけますか?
(宮田)
放課後児童クラブは、保護者の方が仕事をしているなどの理由から、放課後や夏休み・冬休みなどに、日中家で見てくれる家族がいない小学生を対象として、放課後児童支援員という現場職員が遊びや生活の場を提供しています。
(FMおたるパーソナリティー)
場所はどちらにあるのですか?
(宮田)
基本的には各小学校の余裕教室で開設しています。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。開設時間は何時から何時までなのでしょうか?
(宮田)
学校がある日は、学校が終わってから午後6時まで。土曜日や夏休み・冬休みといった学校がお休みの日は、午前8時20分から午後6時まで開設しています。
(FMおたるパーソナリティー)
こちらを利用するには、費用がかかるのでしょうか?
(宮田)
昨年度までは、世帯ごとの入会しているお子さんの人数や、所得の状況に応じて月額の利用手数料がかかっていましたが、今年度からは無料にしました。
(FMおたるパーソナリティー)
今年度から無料となっているのですね。
(宮田)
放課後児童クラブが必要な全ての子育て世帯を、所得の状況に関わらず支援すること、そして安全で安心して過ごせる子どもの居場所を確保することを目的に無料にしました。
(FMおたるパーソナリティー)
無料になったおかげで、利用されている御家庭への経済的な負担というのが軽減されたということで、喜ばれている方も多いでしょうね。
(宮田)
「負担の軽減」で言うと、もう一つ、今年度の冬休み期間に昼食提供をお試しで実施します。
(FMおたるパーソナリティー)
昼食、お昼ご飯の提供なのですね。
(宮田)
はい。先ほど放課後児童クラブの開設時間についてお話しさせていただきましたが、土曜日や夏休み・冬休みは、午前8時20分から午後6時まで開設しています。この日は学校がお休みですので、給食がないのです。ですので、午前中から午後までクラブを利用するお子さんについては、各自、家からお弁当を持参してもらっています。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですよね。うちもそうですが、奥さんが献立を考えるのを本当に苦労しているのですが。ただ、学校がある日の給食とは違って、「お弁当」っていうのも特別感があってお子さんにとっては嬉しいかもしれませんよね。
(宮田)
そうですよね。私も、学校行事がある時にお弁当を作ってもらうのはすごく嬉しかったですね。ただ、学校行事や何かのイベントの時に、その日だけお弁当を作るということであれば、家庭への負担はあまり大きくないかもしれませんが、夏休み・冬休みの期間、毎日お弁当を作らなければいけないというのは大変かもしれません。実際、放課後児童クラブでの昼食提供を希望する声も、共働きなどの家庭から寄せられているのです。
(FMおたるパーソナリティー)
うちも本当にその通りなので、お弁当があるかないかだけで大きな違いかと思います。毎日というのは大変ですからね。ということで、今回は、冬休みに昼食の提供を始めてみようということなのですね。
(宮田)
そうです。ただ、提供といっても、実際にはお弁当の宅配サービスを利用できるようにするというものです。
(FMおたるパーソナリティー)
どのようなことなのか教えていただけますか?
(宮田)
まず、今年度の冬休みにお試しで実施する昼食提供は、コープさっぽろさんの宅配サービスを利用します。保護者の方が、宅配を希望する日の4日前までに、LINEの専用アプリで注文をすると、お子さんが所属している放課後児童クラブにお弁当を配達してくれるというものです。お弁当の金額は1食当たり税込み522円で、毎日メニューが変わります。冬休み期間中のメニュー表を事前に配布しますので、お子さんの好き嫌いやアレルギーなどに応じて注文するかどうかを決められます。お弁当の注文は、あくまで保護者とコープさっぽろさんの個人契約という形ですので、お弁当代は全額保護者の方の負担になります。
(FMおたるパーソナリティー)
これは、必ずお弁当を注文しなければならないということではないですよね?
(宮田)
そうですね。選択肢の1つとして、お弁当の宅配サービスを利用できるようにするというものですので、注文しないこともできます。お子さんのために「手作りのお弁当を食べさせてあげたい」という想いがある一方で、「毎日お弁当を作るのは大変」という声を、現場の職員が日頃から保護者の皆さんと関わる中で受け止めていましたので、今回「お試し」という形で実施します。
(FMおたるパーソナリティー)
選択肢が増えるだけでも全然違いますよ。本当に嬉しいことですよね。親御さんたちのニーズに応えられるように、いろいろな取組をされていらっしゃるのですね。
(宮田)
ありがとうございます。それから、保護者の皆さんのニーズで言うと、さらにお知らせがあるのです。
(FMおたるパーソナリティー)
今日は盛りだくさんですね。何でしょうか?
(宮田)
来年度、令和7年4月から放課後児童クラブの開設時間を拡大します。
(FMおたるパーソナリティー)
開設時間の拡大なのですね。
(宮田)
そうです。先ほどもお話ししましたが、現在の放課後児童クラブの開設時間は、学校がある日は、学校が終わってから午後6時まで、土曜日や夏休み・冬休みといった学校がお休みの日は午前8時20分から午後6時までとしています。それが令和7年4月からは、学校がある日は、学校が終わってから午後6時30分まで、土曜日や夏休み・冬休みといった学校がお休みの日は午前8時から午後6時30分までの開設になります。
(FMおたるパーソナリティー)
共働きなどの家庭が多くある中で、終わりの時間が延びるだけではなく、学校がお休みの日の始まりの時間も早くなるというのは、嬉しいですよね。開設時間を拡大するにあたって、どのような議論があったのでしょうか?
(宮田)
これまでも開設時間の拡大を求める声は、保護者の多くの皆さんから寄せられていたのですが、現場職員の確保や体制の整備など、いろいろな課題から実現できずにいました。ただ、共働きの家庭からのニーズが多くなっていることもありますので、ついに来年度から開設時間を拡大します。
(FMおたるパーソナリティー)
これはうちも本当に助かりますが、実現に至るまでにはいろいろな経緯があったということですよね。
(宮田)
そうですね。家庭によって事情は様々ですし、それぞれにニーズがあると思います。そのニーズをくみ取って、皆さんがもっと利用しやすい放課後児童クラブにするために必要なこととしては、サービスの充実や保育の質の向上などがあります。また、それらを実現するためには、実際に現場で勤務する職員に対するきめ細かな支援や指導ができるような体制づくりというのも必要だと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
利用者の目線というものを大事にして、これまでいろいろなことに取り組んでいらっしゃっているのがお話からも伝わってきます。今後についてですが、何か取り組んでいこうと思っていらっしゃることはあるのでしょうか?
(宮田)
どうすれば小樽市の放課後児童クラブを、今よりももっと良いものにできるのか、またそのためには何ができるのか。今の小樽市が持っている知識やノウハウを、時代に合わせてアップデートしていく必要があると思います。そのためにも、小樽市は、令和7年4月から放課後児童クラブの運営業務を民間事業者に委託することにしました。
(FMおたるパーソナリティー)
民間事業者への委託なのですね。また新しい情報ですが。民間の事業者へ委託するということですが、委託することでこれまでと何か変わることはあるのでしょうか?
(宮田)
基本的に、お子さんを安全にお預かりするということに変わりはありません。委託することによって、民間事業者ならではのノウハウや独自のツールを活用することが可能になりまして、遊びの種類や学びの場が増えたり、ICTを活用するなど、時代に沿ったサービスの充実が図られることを期待しています。また、放課後児童クラブの運営を数多く経験している民間事業者に委託し、これまでに培った専門的な知識を小樽市の放課後児童クラブの運営に活用してもらうことで、保育の質の向上につながると思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
遊びの種類が増えるというのは、お子さんたちにとっても嬉しいことじゃないかなと思います。ちなみに、お子さんたちにとっては、これまで慣れ親しんだ職員の方がいらっしゃるのではないかなと思いますが、民間事業者へ委託をするとなると、これまでの職員の方は変わってしまうものなのでしょうか。
(宮田)
現在各児童クラブで勤務している職員は、委託先の民間事業者へ移って引き続き勤務していただくことになりますので、来年度から現場の職員が全く知らない人に変わるということはありませんので、安心してください。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなのですね。うちの息子も今通っている先生が良くしてくださるので、とても仲良くしていると、それが変わるとなると大丈夫かなと一瞬思ったのですが、現場の職員の方も変わらないということであれば、お子さんも親御さんも安心でしょうね。
(宮田)
保護者の皆さんには、今後、各児童クラブを通してお知らせをしたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
お子さんたちや親御さんたちが安心して放課後児童クラブを利用できるように、これまでも、そして、これからも様々な取組が行われていくのですね。さて、迫市長、放課後児童クラブですが、様々な充実した取り組みが行われていますね。
(市長)
やはり皆さんご存じのように少子化が進んでいますので、少子化対策として、これまでも第2子以降の無償化とか、それからこども医療費の無償化を高校生まで拡大するというような、ご家庭の負担軽減のための施策というのを様々実施をしてきましたが、その中にあって働きながら子どもを育てる御家庭にとりまして、放課後児童クラブはなくてはならないサービスだと思っています。担当の方からもお話がありましたように、放課後児童クラブの運営に関しましては、御利用されている皆様から様々な御意見を伺ってまいりましたので、それを反映する形で保育料の無償化、あるいは開設時間の延長、それから試行ではありますが昼食を提供するというようなかたちで、金銭面だけの負担軽減だけではなくて精神的な面での負担軽減、この両面からより良いものにしようと取り組んでまいりました。今後もやはり皆様からのご意見もお聞きしながら質の高いサービスを提供し続けていきたいと思っていますし、こういったサービスの提供にあたってはやはり現場で働いていらっしゃる放課後児童クラブの支援員の皆さんの御理解や御協力もいただかなければなりませんが、そういった御理解や御協力をいただきながら、さらに改善をしていきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
子どもを迎えに行ったときに、先生と少し話をしたり、交換日記のようなノートのやり取りをしているのですが、そうした現場の声を拾っていただいて、少しでも利用される皆さんが安心できるというのは、すごくありがたいなと思いますよね。ありがとうございます。本日は、迫市長、そして、放課後児童クラブについて、小樽市こども未来部放課後児童課の宮田さんにお話をお伺いました。迫市長、宮田さん、どうもありがとうございました。
(市長・宮田)
ありがとうございました。
エンディング
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
留守番電話・ファクスは0134-21-2000、E-mailは763@fmotaru.jp、またFMおたるのメッセージフォームからもお寄せいただくことができます。 はがきでという方は、郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1、FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
この番組の再放送は、12月4日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、12月16日月曜日です。どうぞお楽しみに。