公開日 2025年01月08日
更新日 2025年03月07日
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- 年末年始の休暇について
- 年頭行事、新年度予算編成について
- 能登半島地震をふまえ、小樽の防災状況について
- 昨年の振り返り~港周りの整備について
- 国土交通省による第3号ふ頭の施設群「みなとオアシス」の登録について
- 子育て世帯の暮らしやすさ、こどもの学習環境向上への取り組みについて
- 新年の抱負、展望~小樽の民の力で「日本遺産」認定を目指す~
- 迫市長が挙げる「今年のキーワード」とは
放送の内容
オープニング
明日へ向かってスクラムトライ!毎月第1、第3月曜日のこの時間は、明日へ向かってスクラムトライ!をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
明日へ向かってスクラムトライ!では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
本編
(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!お送りします。小樽市、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、新年明けましておめでとうございます。
(市長)
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
よろしくお願いいたします。新年最初の明日へ向かってスクラムトライ!ですが、本日は迫市長に30分間、たっぷりとお話を伺っていきます。さて、年末年始のお話からお聞きしたいと思うのですが、市役所は12月28日から1月5日まで、今年は9連休だったと伺いましたが、迫市長は年末年始はどのようにお過ごしになったのでしょうか。
(市長)
そうですね、少し長い期間でしたので、ゆっくりすることもできました。特に、昨年の11月から12月にかけまして非常に出張が多くて、そのまま12月の市議会を迎えることになりましたので、書類に目を通す時間が本当になくて、少し9連休を使いまして、溜まっていた書類なんかにも目を通すようにいたしましたし、今日から御用始め終わりまして、色々なスケジュールをこなしていかなければなりませんが、いろんな場面で御挨拶もしなければなりませんので、どういったテーマで御挨拶をしようかということであったり、これからまだまだ多くの課題を解決していかなければなりませんので、少し仕事のことも考えながら時間を過ごすことができました。
(FMおたるパーソナリティー)
やはり9連休でしたから、なかなか普段はできないことも取り組めたり目を通せたりと。
(市長)
非常に有効に使うことができたかなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、市役所は今日から仕事始めということになりますが、新年の年頭はどのような行事が予定されているのでしょうか。
(市長)
今日は午前中に新年交礼会がありましたが、12日日曜日には消防出初式、それから二十歳を祝う会が予定されております。あとはいろんな行事があるのですが、一番大事なのは新年度の予算の編成作業に入っていきますので、2月の下旬の市議会に新年度予算を提案させていただくことになるのですが、2月の上旬までには予算案は固めなければいけませんので、これから連日のように各部からのヒアリングを行っていくということになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
もう2月ですから、あっという間ですものね。
(市長)
そうですね。その間に通常の仕事もこなさなければいけませんので、非常にタイトな日程になっていますが、なんとか2月上旬までには新年度予算を編成したいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、昨年をちょっと振り返ってみますと、1月には、元日に石川県能登半島で直下型地震が発生しまして、家屋の倒壊ですとか土砂災害、それから津波などで大きな被害がありました。昨年は、ちょうど元日に迫市長とともに「明日へ向かってスクラムトライ!」の番組をお送りしたのですが、この放送が終わってから数時間後の地震の発生ということで、まさに衝撃とともに始まった1年となりましたね。
(市長)
あらためて地震で犠牲となられた方々の御冥福を心よりお祈り申し上げますし、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。私はちょうど車で出かける途中だったのですが、NHKの山内泉アナウンサーの避難を呼びかける強い口調は今でも耳に残っておりますが、慌てて自宅に戻りました。この地震によりまして、本市に大きな被害はありませんでしたが、市内でも忍路で20cmの津波が観測されたということでした。また、市立病院の災害派遣医療チームの5名が1月9日から14日まで石川県七尾市の病院に派遣されまして、支援活動も行ったところです。
(FMおたるパーソナリティー)
能登地方ですが、9月には豪雨にも見舞われまして、河川の氾濫ですとか土砂災害が発生しました。心が痛むばかりですが、小樽市ではこうした大規模な災害にどのように備えていこうというお考えでいらっしゃいますか。
(市長)
この豪雨が1月の震災復旧の妨げになっているという県民の方々が多いと新聞で読んだ記憶がありますが、地球温暖化によりまして自然災害が頻発化、激甚化していると言われていますので、備えを怠ることはできないと思っています。毎年、小樽市でも総合防災訓練を実施していますが、昨年は特にゲリラ豪雨の影響で崖崩れなどの被害が発生したという想定のもとで行いましたが、小樽はやはり山坂が多いので土砂災害には本当に気を付けていかなければいけないと思っています。市民の皆さんの安全・安心のために、必要な備えに日常的に努めていくということと、関係機関が相互に協力できる体制というのを日常的にしっかり構築して取り組んでいくということが必要ではないかなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
自主防災組織というのを耳にしますが、こうしたものがしっかり機能していたという話もあります。小樽市でも、そうしたところもこれから考えていかなければならないものの一つかもしれないですね。
(市長)
小樽の場合、自主防災組織の組織率というのは高くありませんので、やはり各町会協力を呼び掛けていきながら、自主防災組織の編成というのを市内でも進めていく。なにより自助、共助、公助と言いますが、公助というのはどうしても時間的に後になりますので、まず自助というのが大事になりますので、引き続き自主防災組織の編成には御協力いただけるように取り組んでいきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、今日は新年最初の回ということですので、昨年1年の市の話題について、迫市長と一緒に振り返りたいと思うのですが、明るい話題としましては、港の周りが大きく変わりましたよね。
(市長)
そうですね。やはり一番大きな話題ではなかったかなと私も思っています。昨年まず4月に、大型クルーズ船対応の小樽港第3号ふ頭の岸壁改修が終わりまして、去年は32回寄港があったのですが、その32回のすべてのクルーズ船を第3号ふ頭で受け入れることができまして、市内の中心部に新しい人の流れが生まれたということで、まさに「強みを活かしたまちづくり」の効果というのを実感しています。
(FMおたるパーソナリティー)
まちの中心部がだいぶ賑わっていたなと実感された方も多かったのではないかと思いますが、今お話の中に「強みを活かしたまちづくり」とありましたが、迫市長は小樽の強みと言いますとどのような点とお考えですか。
(市長)
よく聞かれますのでお答えしているのは、「港」と「歴史」だとお答えしています。特にクルーズ船に関して申し上げますと、やはり中心部に近い、港と中心部が近接しているというのが一番の強みですし、寄港地観光として近代以降の立地的な景観が保全されているというところが強みだと思っています。また、よく船会社さんから言われるのは、今、人手不足で観光バスの確保も難しくなっている中で、小樽の場合はまちと港が近接しているということで、徒歩で寄港地観光ができるということも評価をいただいていますので、これはやっぱり小樽港ならではの強みではないかなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
確かに、外国人の方がまちを歩いているのをよく見かけたなという印象がありましたよね。また、この番組でも昨年は1年を通して第3号ふ頭の話題をお伝えすることが多かったのですが、改めて振り返ってみたいと思うのですが、昨年の3月には、以前までおたるマリン広場だった場所に小樽国際インフォメーションセンターがオープンをしました。昨年のおたる潮まつりのときには、展望テラスが花火の観覧席となっていまして。
(市長)
一等席ですよね。
(FMおたるパーソナリティー)
最高の場所だったのではないかなと思うのですが、ですから、港に市民の皆さんにも親しまれる施設ができたと感じましたよね。
(市長)
おっしゃる通りだと思います。小樽国際インフォメーションセンターには、常時、外国語での対応が可能な観光案内所のほかに、小樽・後志地域の特産品を扱うポートマルシェotarue(オタルエ)が入っておりまして、他にも展望テラスですとか、駐車場なども設置されています。この施設は、クルーズ船の乗客、あるいは乗員の皆様ですとか、観光客の皆さん、そして市民の皆さんにもお越しいただける施設になっていると思いますし、営業時間が夜8時までとなっておりますので、夜の観光の活性化につながることも期待をしています。
(FMおたるパーソナリティー)
4月には、第3号ふ頭の岸壁整備が完了したことを記念しまして、クルーズ船岸壁の供用記念式典もありましたし、国際インフォメーションセンターを代表施設とする第3号ふ頭の施設群が、国土交通省から「みなとオアシス」として登録をされたのですよね。
(市長)
ちょうどダイヤモンド・プリンセスが入港していまして、それに合わせて供用開始の式典を開催いたしましたが、その際、国土交通省から、今、村岡さんがおっしゃられた「みなとオアシス小樽」の登録証をいただきました。全国で161か所目、道内で13か所目の登録ですから決して早い方ではないのですが、このみなとオアシスは地域振興の取組を行われている港の施設群が登録されるという制度でありまして、この第3号ふ頭も、市民が参加するクルーズ船の歓迎ですとか、あとは潮まつりの会場として地域振興の取組が行われている、こういったことが認められまして「みなとオアシス」の登録、認定をいただいたということなのですね。
(FMおたるパーソナリティー)
第3号ふ頭が整備されたことで、小樽港に入港したクルーズ船がすべて第3号ふ頭に接岸したということですが、迫市長は何か変化というのは感じられましたか。
(市長)
これまで大型船は勝内ふ頭に接岸をしていましたので、今回すべての寄港を第3号ふ頭で受けましたが、私もそうですが、市民の皆さんも体感的に「ずいぶん船が入っているな」とまずお感じになられたのではないかなと思いますし、先ほども申し上げましたように、特に市内の中心部に新しい人の流れが生まれたなと実感しています。第3号ふ頭は、14万トンクラスのクルーズ船まで、従来は7~8万トンだったのですが、整備を終えまして13万トン14万トンクラスのクルーズ船が接岸できるようになりまして、今年入った中で一番大きかったのは、パナマ船籍のカーニバル・パノラマという船なのですが、13万4千トン、乗客定員も4,000名ということですので、まさに「動くホテル」という感じがしています。市内中心部での消費拡大というのを期待されるのですが、船が接岸した時に商店街の皆さんが法被を着て、商店街のPRをされている光景もしばしば見かけましたが、やはり経営者の皆さんの意識も変わってきたなと、そういう思いで昨年は見ていました。
(FMおたるパーソナリティー)
昨年は、年末にも大きなクルーズ船が寄港しましたが、冬に寄港するのってちょっと珍しいですよね。
(市長)
そうですね、これまではやはり冬期間の波ですとか風とかもありまして、寄港が難しいのではないかと言われていましたので、これまで寄港することはありませんでしたが、やはり船が大型化しているということも一つあるのかなと思っています。ただ、冬にお客様をお迎えするということになりますと、事前にふ頭の除雪ですとか、あとは転倒事故のための砂まきといった、これまでにない配慮も必要になりますし、実際そういった対応をさせていただきました。ただ、クルーズ船の受入れ期間というのが、これまで4月下旬から10月下旬くらいまででしたから、この期間が長くなるということについては、さらに多くの皆様に小樽にお越しいただけることにもなると思っていまして、期待もしているところなのです。
(FMおたるパーソナリティー)
第3号ふ頭の話題のしめくくりとなったのは、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」の受賞ですよね。
(市長)
ありがとうございます。一般社団法人日本外航客船協会が主催をいたします「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」の特別賞に選定されまして、昨年12月19日に私も授賞式に出席をさせていただきました。この賞は、船会社さんですとか旅行会社さんが実施したクルーズ商品を表彰するものですが、特別賞というのは自治体ですとか団体等に与えられることになっていまして、先ほど申し上げましたように寄港地観光が可能な港であるとともに、あるいは市民の皆さん、それから観光客の皆さんや乗客の皆さんの交流空間として新たな賑わいを創出した、こういったことが評価されたと思っています。これからも港と市内地が近接した利点を活かしながら、さらなるクルーズ船の寄港誘致に努めていきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。さて変わりまして、昨年は、子育て世帯の暮らしやすさや、子どもの学習環境の向上につながる取組というのが進められました。4月には放課後児童クラブの利用手数料が無償化しましたし、8月にはこども医療費助成の対象が18歳まで拡大されるとともに実質無償化されました。2学期からは市内小中学校の全ての普通教室においてエアコンが稼働し始めました。まずは、放課後児童クラブについてですが、迫市長は昨年の取組をどのように振り返られますか。
(市長)
放課後児童クラブにつきましては、保護者の皆さんからも大変関心の高い事業だと思っていますので、これからでも皆様からの御意見を伺いながら、経済的な負担だけではなくて、やはり心理的な負担も軽減できるようにサービスを見直してまいりました。子どもの放課後の預かりが必要な全ての子育て世帯を、所得の状況に関わらず支援することを目的として、4月から利用手数料を無償化させていただきました。また、この冬休みからは、コープさっぽろのお弁当の宅配サービスを利用した昼食の提供も試験的に始めることにいたしました。昼食提供は希望される方が申し込んで利用いただくもので、費用は保護者の御負担となりますが、御家庭でお弁当をお作りいただくか、あるいはお弁当を注文するか、それぞれの御事情により選ぶことができるようにさせていただきました。
(FMおたるパーソナリティー)
うちもそうですが、放課後児童クラブを利用されている家庭にとっては、本当に利用手数料の無償化というのは経済的に大変助かりますし、昼食提供もうちの子どもは豚丼が食べたいと言っていましたが、それぞれの御家庭に合わせて利用できるという大変便利なサービスですね。そして、こども医療費助成の対象が18歳まで拡大されまして、実質無償化されたことになりますが、こちらについてはいかがですか。
(市長)
こども医療費の助成も、子育て世帯の経済的な負担の軽減を図る、これを目的とした取組なのですね。これまでも市独自に助成内容の拡大を段階的に実施してきましたが、昨年8月の診療分から対象者を高校生の年代である18歳まで拡大させていただきまして、通院も入院も、初診時一部負担金のみの自己負担といたしまして、実質無償化を実施することができました。
(FMおたるパーソナリティー)
子育てをしていますと、病気や怪我で医療機関を受診するということは多々ありますので、実質的に無償となりますと、本当に家計としては助かりますよね。そして子どもの健康面でいいますと、8月の2学期から、小中学校の普通教室のエアコンが稼働しましたよね。
(市長)
先ほども少し触れましたが、地球温暖化の影響もありまして、夏の気温が年々高くなっていまして、まさに危険な暑さと言われています。私も実際そのように感じていますが、長い時間を過ごす学校の暑さ対策というのは大変重要な課題と位置付けまして、一斉に市内の小中学校の普通教室にエアコンを、昨年の夏休みまでに設置することができました。他の公共施設にも配備していかなければならないと思っていますが、まずはやはり子どもたちの健康を守って、学習環境を整える、こういった思いで一斉に配備できたということは良かったなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
子どもたちにとっては危険な暑さとなる日がありますし、エアコンの設置で快適な温度で勉強できるという環境になったのではないかと思います。さて、昨年を振り返ってのお話を伺いましたが、今回は新年初回の特別放送ということで、迫市長に30分たっぷりお話を伺っていきたいと思います。新年の抱負、展望についてもお話をお伺いしたいと思いますが、2025年、今年迫市長は何か楽しみにされていることというのはありますか。
(市長)
まずは、小樽市の日本遺産「候補地域」の審査が行われていますが、今年はこの小樽の日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」が認定されるかどうかという結果が、年明けにも通知がされるのではないかと伺っていますので、大変楽しみにしております。
(FMおたるパーソナリティー)
このストーリーですが、どういった内容になるのですか?
(市長)
地域の歴史的な文化財をひとつのストーリーとして繋げていって、そのストーリーが「日本遺産」として認定されるものなのです。ひとつひとつの建物を認定するということではなく、ストーリーを認定するということになっていまして、今、申し上げましたように「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」というストーリーで、日本遺産認定を目指しています。
(FMおたるパーソナリティー)
これが、小樽市が単独で認定を受けようとしているということなんですよね。具体的にはどういったものですか?
(市長)
明治以降に、港と鉄道の大動脈により急速に発展していく小樽は、未来を夢見た人々の「民の力」によって北日本随一の商都になりました。「北海道の『心臓』」と小説家の小林多喜二が表現した街には、多くの歴史的な遺産が生まれました。高度経済成長期に衰退した小樽は、荒廃した運河の埋立てを契機に忘れ去られていた遺産を「民の力」により保存、再生する道を選んでいきます。重厚な銀行建築、あるいはにぎわう運河とともに、路地のあちこちに近代遺産の姿を守り、活かす小樽市民の物語を見ることができます。これがストーリーの概略になっているわけです。ひとつのストーリーとすることで、地域のことを一体的に、わかりやすく皆様に知っていただくことができると思っていますし、こうした日本遺産の取組を通して、これまで以上に街の魅力を磨き上げていく、そういう思いでいます。
(FMおたるパーソナリティー)
是非、良い結果が出ることを期待したいと思います。
(市長)
市民の皆さんも心待ちにされているのではないかと思っています。皆さんと一緒に吉報を待ちたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、昨年、迫市長ですが、新年の展望に関わるキーワードとしては「猛暑」「がん健診」「外国人」や「クルーズ船」「公園整備」などを挙げられましたが、2025年、令和7年ですが、今年のキーワードを挙げるとすると、どのようなものを思いつかれますか?
(市長)
そうですね、いくつか挙げられると思いますが、ひとつには「除排雪」それから「歴史」「外国人」それから「宿泊税」、こういったところかなと思っています。今、申し上げました除排雪につきましては、昨年年が明けて。
(FMおたるパーソナリティー)
すごかったですよね、ドカ雪が。
(市長)
ドカ雪がまいりまして、計画的に早めに除排雪に取り組んでいかなければならないと思いまして、早いところでは年末に排雪に入っていますし、今年は早め早めに除排雪を行いながら、豪雪に備えていきたいなというのが一つ。観光地には多くの外国人観光客がお見えになっていますが、転倒などで怪我をされる方も増えているということもありまして、観光に配慮した除雪を充実していきたいということで、機械ですとなかなかすぐに対応できないので、人力班というのを組織しまして、機動的に対応できるような班編成を行っていくとしております。それから歴史ですが、長い間改修のために閉館していました旧日本郵船の小樽支店が新たな指定管理を経て、この春にはリニューアルでオープンをすることになっています。私も楽しみにしていますし、小樽の課題である北運河地区への観光客の回遊性、こういったものも期待できるのではないかなと思っています。それから外国人なのですが、昨年の夏に小樽にお住まいになっている外国人の方が1,000名を越えまして、少しずつ増加しています。これはやはり人手不足もあって、市内の企業でも外国人材を採用されているということが背景にあるわけですが、まだまだ伸びていくだろうと思っています。小樽の人口を支えているだけではなくて、経済の現場を支えているわけですが、やはり将来に向けては外国人との共生社会、こういったものを意識しながら、政策はやっぱり考えていかなければいけない時期にきているなと思っているところです。それから宿泊税につきましては、昨年の12月の第4回定例会で条例が可決をされまして、令和8年4月から宿泊税を導入していきたいと考えています。既に新聞報道等はありますが、お一人1泊200円と、定額制ということで有識者会議の意見も踏まえまして決めさせていただきました。観光振興のための新たな財源ともなりますので、1年かけてしっかりと観光宿泊税の使い道を考えていきながら、大切な財源として活用していきたいなと思っているところです。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。では最後になりますが、今年度の抱負について、お願いできますでしょうか。
(市長)
先ほど申し上げましたように、1月は新年度予算の編成作業が本格的に始まります。多くの行政課題に向き合って、市民の皆さんが安全・安心に暮らせるまちづくり、これはもちろんですが、観光などの産業面や、お住まいをし、生活する場として本市が「選ばれるまち」となることを目指して、しっかりと市政を進めてまいりたいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。「明日へ向かってスクラムトライ!」次回の放送は、1月20日月曜日です。次回もよろしくお願いします。今日は、迫市長に30分たっぷりお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
エンディング
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
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この番組の再放送は、1月8日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、1月20日月曜日です。どうぞお楽しみに。