FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和7年2月3日放送分

公開日 2025年02月05日

更新日 2025年05月30日

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【前半】

  • 今シーズンの積雪について
  • 第27回小樽雪あかりの路について
  • 市内の下水道管路について
  • 保育所入所申し込みと保育人材確保策について

【後半】

  • 「ゼロカーボンシティ小樽市」について

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長、迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ!、前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
2月に入りまして、寒さもいよいよ本番というところなのですが、寒さというよりは、何といっても雪が降りましたね。

(市長)
気温はどちらかというと高めではあるんですが、週開ける前までは、平年の半分くらいしか積雪がなかったんですけど。

(FMおたるパーソナリティー)
アスファルトの路面が見えていましたからね。

(市長)
今朝、担当に確認しましたが、昨日までのこの5日間で92センチで、昨日現在の積雪で言いますと112センチ、岩見沢が今106センチですので、もう岩見沢を超えてしまいました。ちょうど今、ここに来る前に札幌で会議がありまして、お隣の席に、岩見沢の松野市長がお座りになっていましたが、岩見沢はピーク時に140センチを超えてたということですからね。この後、まだどうなるかはわかりませんので、特に地球温暖化のせいもあって、なかなか冬の天候というのが予想しづらくなっているんですよね。どちらかというとドカ雪傾向であることは間違いありませんので、しっかり対応していかなければいけないなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
市民の皆さんも、除雪で大変お疲れの週末だったんじゃないかと思いますが、一気にたくさんの量が積もりましたから、除排雪も、まだまだこれからも大変かと思います。

(市長)
一気に降りましたが、だからといって除排雪を一気にってわけにはまいりませんので、まず今朝までには、バス路線を中心に拡幅除雪といいまして、少なくとも車両が交差できる幅員はまず確保したのと、それから、歩道の除雪を済ませてあります。これから本格的な排雪をすることになっていますが、今朝の通学時にちょうど私の出勤時間とぶつかりましたが、山の手小学校の生徒さんたちを見ましたが、かなり雪山が高くなっていますので、道路を横断するだとかというところでちょっと危険性も感じましたので、今朝の会議で、教育委員会の方には、特に、雪山が高くなって、見通しが悪くなっていますので、通学時あるいは下校時の交通安全指導というのを改めて徹底するように、要請はしておきました。

(FMおたるパーソナリティー)
通勤通学の時間帯に重なるというドライバーの皆さんは、雪山高くなっていますからね。

(市長)
子どもさんたちの通学時間には、特にご配慮いただければなと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね、一気に雪が降りましたので、皆さんご注意いただければなと思いますが。

(市長)
これからの生活道路も含めて、順次、除排雪を進めていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、よろしくお願いします。さて、逆に恵みの雪となったのが、いよいよ今週末から小樽雪あかりの路が始まりますが。実行委員会の皆さんとしては、胸をなでおろしてるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

(市長)
そうですね。週明ける前には雪が足りなくて、やはり会場に雪を搬入してたということもありましたので、本当に今、村岡さんおっしゃるように、恵みの雪だったかなと思います。今年はメイン会場が、小樽運河、それから手宮線、小樽芸術村の3カ所になります。小樽芸術村の中庭は、お子さんたちが遊べる子ども広場として、主に開放することになると伺っています。また、2月8日の土曜日、夕方の5時からのオープニングセレモニーも、この小樽芸術村の中庭で行われることになっています。

(FMおたるパーソナリティー)
今年はいつもの運河ではなくて、小樽芸術村の中庭ということなのですよね。今回、見どころといいますとどんなところになりますかね。

(FMおたるパーソナリティー)
運河会場については、今回は北運河エリアでの実施を取り止めまして、会場全体がコンパクトになりますが、メイン会場を中心部に集約するということで、来場者の皆さんの回遊性も向上するものと期待しています。昨年はおよそ25万人の来場者があったと聞いていますが、今年も多くの皆さんにお越しいただきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。ぜひ温かくして楽しんでいただけたら。ボランティアの皆さんも、お疲れだと思いますが、頑張っていただきたいなと思いますね。

(市長)
たくさんの方にお越しいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
さて話題は変わりますが、1月28日に起きました、埼玉県八潮市の道路の陥没ですね。もう大変な状況になっていますが、生活の問題、ちょっと下水が使えないですとか控えなきゃいけないだとか、いろんなところに影響が出てきていますね。

(市長)
そうですね、非常に特異な事案と思っていますが、この事故を受けまして、国土交通省からは下水処理場に接続する下水道の管路2000ミリ、2メートルですね、口径2メートル以上の下水道の管路については、腐食等の異常がないかどうか緊急点検するように指示は出ています。小樽市の場合、最大口径が1800ミリ、1メートル80センチのものが、わずかにある程度でして、ほとんどは、200ミリから250ミリという、ものが大半を占めていますので、大きな口径のものは、ほとんどないということです。その汚水管の耐用年数というのは、50年と言われていますが、市内では耐用年数を超える汚水管が、全体で580キロあるうち40キロあるということで、これまでも調査をしてきました。調査の多くはカメラをマンホールに入れまして、地上でモニターで汚水管の内部を目視で調査するということを、これまでも続けてきました。調査の結果、やはり腐食の激しい汚水管もあったのですが、それは更新を実施していますので、その腐食の激しい汚水管の、距離にして20キロメートルの更新は終えていると、担当の方から伺っています。

(FMおたるパーソナリティー)
テレビの映像などをご覧になって、ちょっとショックを受けられた方も多かったかもしれないですが。

(市長)
非常に長期化してるという感じですよね。

(FMおたるパーソナリティー)
今後の対策を市としてはどのようにお考えですか。

(市長)
基本的には引き続き調査を継続して、その腐食の程度というのを確認していく作業を地道に続けていくことがやはり大事ではないかなと。
そのことによって、大事に備えていくということになると思いますので、引き続き今回の事案を踏まえて、しっかり作業を継続していきたいなとは思っていますが。

(FMおたるパーソナリティー)
なんせもう生活に直結するところですのでね。

(市長)
そうですね。特に埼玉の件は広範囲にわたってるということも、非常に大きな影響を与えているなと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
一刻も早く復旧されたいなと思いますね。さて、お話は変わりますが、認可保育所と認定子ども園の利用開始の申し込み受け付けが、実は今行われているところなんですよね。

(市長)
4月の利用開始分につきましては、1次の申し込みが1月6日から2月14日まで。それから、2次の申し込みが2月17日から3月14日までとなっています。すでに申し込みが始まっていますので、ご利用をお考えの保護者の皆さんには、子育て支援課の方にお問い合わせの上、受け付け期間中に、必要書類を窓口へお持ちをいただくか、郵送でお送りいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
保育所へ入所できるかどうかというのは、子育て世代にとっては大変大きな関心事でありますが、小樽市の入所待ちの児童の状況っていうのは、今どうなんでしょうか。

(市長)
1月時点で、0歳児に50名以上の入所待ちが発生しています。

(FMおたるパーソナリティー)
50名以上ですか。これはどのようなことが理由として考えられますか。

(市長)
アンケート調査を行っています。民間保育施設の施設長や保育士の方々にアンケートを行っていますが、やはり保育人材が不足をしているという回答が、寄せられています。入所待ち児童が発生する要因のほとんどは、やはりその保育士さん、保育教諭の不足というのが背景にあると我々も認識をしています。

(FMおたるパーソナリティー)
保育士ですとか保育教諭が足りなくて、子どもを受け入れることができない。入所を待っている、0歳児の方が多く発生してるということなのですね。少子化と言われていますが、この出生数が少なくなっている中でも、保育施設で入所待ち児童が生じるというのは、かなり深刻な人手不足と言えるんではないかと思いますが、小樽市ではこの人材確保のためにどのようなことに取り組まれていらっしゃいますか。

(市長)
小樽市では、令和5年4月から、新規就労、それから就労を継続した方々に支援金を交付させていただいています。小樽市立の保育所を除きますが、市内の認可保育所、それから認定子ども園、幼稚園で就労を開始した方に、1年目に10万円、それから3年目に20万円、それから6年目には、30万円の支援金を交付させていただいています。昨年、実際に制度を利用している保育士の方々へ、アンケートも行いましたが回答いただいた、17人の方がいらっしゃるんですが、そのうち10人の方は支援金があるということによりまして、現在の職場で長く働き続けたいと思っているという回答をいただきましたので、支援金が就労を継続する、モチベーションというか、動機づけの1つにはやはりなってるんではないかなと思っています。また、就労を希望する方を支援するため、保育士等人材バンクを設置をしておりまして、スタッフを募集している保育所等から希望があった際に、人材バンクに登録されている、情報を提供することとしていまして、保育士の資格、あるいは幼稚園教諭の免許を有している方、また子育て支援員の研修を修了した方には、ぜひご活用いただければと思っています。これにつきましては、詳しくは広報おたる1月号の記事をご覧いただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長ありがとうございました。

(市長)
どうもありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
後半は、小樽市職員の方にお話を伺っていきますが、今日はゼロカーボンシティ小樽市についてお話を伺っていきます。小樽市生活環境部環境課主査の澤田昌子(さわだまさこ)さん、そして、本日は株式会社北洋銀行小樽中央支店融資課課長、坂井格介(さかいただすけ)さんのお2人にお越しいただきました。澤田さん坂井さん、よろしくお願いします。

(澤田、坂井氏)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
それでは恐れ入りますが、お1人ずつ自己紹介をお願いしてもよろしいですか。

(澤田)
小樽市生活環境部環境課の澤田昌子です。令和5年4月に現在の部署に配属され、公害対策など環境全般に関する業務や、地球温暖化対策の推進業務に携わっています。

(FMおたるパーソナリティー)
では、坂井さんお願いします。

(坂井氏)
株式会社北洋銀行小樽中央支店の坂井格介です。平成20年に入行し、国際部やタイへの出向を経て、令和5年4月に小樽中央支店に配属されました。現在は、法人融資や外国為替業務に携わっています。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。ではまず、小樽市で環境や地球温暖化対策の業務に携わっていらっしゃる澤田さんにお伺いしたいんですが、ゼロカーボンシティ小樽市について教えていただけますか。

(澤田)
小樽市は2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指して、2021年5月に「ゼロカーボンシティ小樽市」を表明し、さまざまな取り組みを進めています。その取り組みの1つとして、昨年10月には、市民と事業者の皆さんと一丸となって、ゼロカーボンシティを目指すシンボルとなるロゴマークを作成しました。このロゴマークは、小樽らしい古きよきノスタルジックさをイメージして、深い藍色を使い、小樽の水質の良さや豊かな自然の印象を与えてくれる水面をあしらったデザインです。このロゴマークは、どなたでも使用することができますので、多くの皆さんにさまざまな場面で使っていただきたいと思います。ラジオではリスナーの皆さんにお見せすることができず残念ですが、小樽市のホームページで、使用基準などを公開していますので、ぜひ、「小樽・ゼロカーボン・ロゴ」で検索してみてください。

(FMおたるパーソナリティー)
ロゴマークには、小樽の歴史ある街並みや自然も大切にしながら、ゼロカーボンシティを目指すという思いが込められているんですよね。先ほど、市民の皆さんと一丸となってというお話がありましたが、一緒にゼロカーボンシティを目指す上で、私たちにできることというのは何か身近にあるんでしょうか。

(澤田)
私たちが身近でできることは、それはずばり「デコ活」です。

(FMおたるパーソナリティー)
「デコ活」ですか。聞いたことあるんですが、どんなものかちょっと具体的に教えていただけますか。

(澤田)
「デコ活」とは、国が推進する、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしをつくる国民運動の愛称です。二酸化炭素を減らす、脱炭素の意味がある、「デカーボニゼーション」と環境に良い「エコ」をかけ合わせて「デコ」、それに活動・生活の「活」を組み合わせて、「デコ活」と名付けられました。

(FMおたるパーソナリティー)
国民運動とは、これまた大きな動きですが、具体的にはどのようなことが「デコ活」になるんですか。

(澤田)
具体的には、節電や節ガスをしたり、家電を省エネ性能の高いものに買い替えたり、照明をLEDに変えたりすることが「デコ活」になります。このような取り組みをすることで、電気代などの光熱費も抑えられるので、地球にもお財布にもやさしい取り組みです。また、自家用車をなるべく使わず歩いたり、公共交通機関を使うことや、ごみを減らす、分別をきちんとする、食品ロスを減らすということも「デコ活」になります。食生活で言えば、地元の食材を選ぶ地産地消も、「デコ活」につながるんですよ。

(FMおたるパーソナリティー)
すぐにでも実践できそうなものもあったり、知らず知らずのうちに「デコ活」をしてるなんてこともありそうですね。節電やごみの分別だけではなく、地産地消や自家用車をなるべく使わないことも、「デコ活」になるということで、「デコ活」といっても、幅広い活動になるんですね。衣食住の食と住の「デコ活」ってのはわかりましたが、衣服の衣の「デコ活」なんかもあるんでしょうかね。

(澤田)
もちろんです。クールビズ、ウォームビズをすることで、冷暖房の使用を抑えられるので省エネにつながりますし、今持っている服を長く大切に着ることや、再利用する・させることは、サステナブルファッションと呼ばれ、これも「デコ活」の1つです。「デコ活」については、環境省や小樽市のホームページなどで情報発信していますので、ぜひ、「デコ活」で検索してみてください。また「デコ活」は、一人一人の日常の取り組みが大きなうねりとなることが期待されています。SNSをご利用されている方はぜひ、「#デコ活」をつけて日々の取り組みを発信していただくなど、ご協力をお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
衣食住すべての暮らしの中で、日々「デコ活」としてできることがたくさんあるんですね。リスナーの皆さんもぜひ、今日からできる、「デコ活」、カタカナでデ・コ、活動の活で「デコ活」ですね、始めてみてはいかがでしょうか。さて、市民は「デコ活」を実践する、それでは、事業者はどのような取り組みをすればいいかお伺いしたいと思うんですが。今日は北洋銀行の方にもお越しいただいていますが、まずは、小樽市と北洋銀行との関わりですね、どういったものなのか教えていただけますか。

(澤田)
小樽市と北洋銀行は、これまで観光産業など、地域経済を活性化させるための事業を連携して進めてきましたが、昨今世界的な問題となっている気候変動対策の要となる脱炭素についても、何か連携できないかと情報交換をしている中で、小樽市としては、「市内企業への脱炭素化に対する機運醸成」という課題を抱え、一方、北洋銀行は、「気候変動をはじめとする環境問題への対応を優先的に解決すべき重要課題の一つ」ととらえていることから、双方の企業の脱炭素化の推進という方向が一致したため、昨年12月13日に、地域脱炭素社会の実現に向けた連携協定を新たに締結しました。この連携協定は、二酸化炭素の排出量を見える化するためのツールの導入を機に、脱炭素経営を始めていただけるよう、小樽市と北洋銀行、そして、今回の趣旨に賛同いただいたツールを提供いただける株式会社Sustechさんとの3社にて締結しました。

(FMおたるパーソナリティー)
気候変動への課題という中で、行政と金融機関、そして、民間が連携して、小樽市内の脱炭素化を進めるための協定を締結したばかりということなのですね。澤田さん、今のお話の中で、気候変動対策の要となっている、脱炭素という説明がありましたが、この、脱炭素という言葉ですが、先ほど「デコ活」のお話の中でも出てきたと思うんですが、改めてどういう意味なんでしょうか。

(澤田)
脱炭素は、今は当たり前に使われる言葉ですが、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量から森林などによる吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることで、カーボンニュートラルと同じ意味で使われています。気温が上昇する地球温暖化が気候変動の原因と考えられていますので、温暖化対策が気候変動対策につながります。

(FMおたるパーソナリティー)
気候変動と地球温暖化、そして脱炭素は密接に関係しているということなのですね。澤田さん、ありがとうございます。さて続いては、北洋銀行の坂井さんにもお聞きしたいと思うんですが、先ほど澤田さんから、小樽市と北洋銀行が連携協定を締結したというお話がありましたが、坂井さん、この協定では金融機関としての役割というのはどういうものなんでしょうか。

(坂井氏)
このたびの連携では、北洋銀行グループの融資商品とコンサルティングサービスを通して、小樽市内の企業への脱炭素経営に向けた支援と普及啓発について協議をさせていただきます。具体的には、二酸化炭素の算定代行から削減計画の策定、削減実施、情報公開まで各企業のフェーズに合わせた支援をしています。また、サステナブルファイナンスを通じて、脱炭素経営を含め、より高度なサステナビリティ経営の実現に向けて支援をしています。

(FMおたるパーソナリティー)
脱炭素経営というね、ちょっと難しい言葉が出てきましたが、これはどういうものなのですか。

(坂井氏)
まず脱炭素経営とは、気候変動対策の視点を織り込んだ企業経営のことです。
気候変動など環境の変化はビジネスへの影響も大きいことから、近年では気候変動対策を経営上の課題と捉えて取り組む企業が増えています。脱炭素経営に取り組むことで、企業のイメージアップ、他社との差別化、新卒採用を含めた人材の確保などにつながると思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
気候変動対策は企業が取り組んでいくことも重要なのですね。ただ、この脱炭素経営というのは、始めるのは難しいものなんでしょうか。

(坂井氏)
そうですね。企業から何から始めてよいかわからない、取り組み事例の情報が乏しい、設備導入にコストがかかる、社内に対応できる人材がいないなどの声を聞いています。脱炭素経営の基本というのが、知る・計る・減らす・続けるです。北洋銀行ではさまざまな課題を抱える企業に、脱炭素経営を始めてもらうきっかけとして、知る・計るを進めるために、株式会社Sustechと協業して、二酸化炭素を見える化するツールを普及しており、すでに小樽市内の企業にも導入していただいているところも多くなっています。ご関心のある企業は、北洋銀行までお気軽にお問い合わせください。

(FMおたるパーソナリティー)
見える化から始める。小樽市内の企業も増えてきてるということで、ここからさらに広まっていくことが期待されますよね。脱炭素経営、これはまず知ることから始めるというのが基本のようですが、まだまだ脱炭素経営のことを知らない会社も多いんではないでしょうか。澤田さん、そのあたりはどのように事業者に知ってもらうんでしょうか。

(澤田)
小樽市では、まずは脱炭素経営の入口を知ってもらうため、事業者を対象としたセミナーを行っています。昨年8月に脱炭素経営のキックオフセミナーを行い、今月2月13日には、ステップアップセミナーとして、省エネ対策を中心としたセミナーを小樽経済センターで行います。プログラムは「知る」の次のステップ「計る」につながる、省エネ診断についてや、国の省エネ支援を紹介しますので、何から始めればいいかわからないという方におすすめのセミナーです。これまで、脱炭素経営に関心のなかった事業者の方も、この機会にぜひ聞いていただきたいと思っています。2月13日木曜日、午後2時から経済センターで行います。参加される方は、2月7日までに、小樽市のホームページから参加申し込みをお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、ありがとうございます。まずは脱炭素について知る、そこからさまざまな取り組みが広がっていくことが期待されますよね。ここまでゼロカーボンシティ小樽市についてお伺いしてきましたが、迫市長、一人一人自分ごととして考える必要というのが、やはりありますよね。

(市長)
その通りだと思いますね。先ほど担当の方からもお話ありましたが、令和3年5月に小樽市ではゼロカーボンシティ小樽市というのを宣言させていただきまして、2050年に二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするということを掲げまして、これを実現するための実行計画というのも策定をしていまして、今後はこの実行計画に基づいていろいろ進めていかなければいけないと思っています。このゼロカーボンシティ小樽市を実現するためには、行政だけでは進めていくことはもう難しいと思っています。先ほどお話ありましたが、行政だけではなく、市民、それから事業者の皆さんと一丸となって、オール小樽で取り組まなければならない問題だと思っています。ですから、一人一人が身近にできることから始めていただいて、特に二酸化炭素の排出量の約25%というのは家計部門から出ているとも言われていますので、一人一人が身近で、できることから始めていただき、市民、事業者の皆さんと一緒に、脱炭素社会を目指していきたいと思っていますので、市民の皆さんの、ご理解と、そしてご協力もお願いしたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。今日は迫市長、そして生活環境部環境課の澤田さん、そして、北洋銀行小樽中央支店の坂井さんにお話をお伺いしました。迫市長、澤田さん、坂井さん、どうもありがとうございました。

(市長、澤田、坂井氏)
どうもありがとうございました。

エンディング

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この番組の再放送は、2月5日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、2月17日月曜日です。どうぞお楽しみに。

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