公開日 2025年03月19日
更新日 2025年06月17日
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【前半】
- 第1回定例会新年度予算案(人口対策「子育て」「しごと」「移住」)について
【後半】
- 国勢調査員の募集について
放送の内容
オープニング
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、4月からの新年度に向けて、2月25日から小樽市議会の第1回定例会が開催されていまして、新年度の予算が審議されていると伺っています。
(市長)
この第1回定例会は、今週の21日に最終日を迎えることになっておりまして、主に新年度の予算についてご審議をいただいてまいりました。
(FMおたるパーソナリティー)
前回の放送では迫市長が注目する新年度の事業について、子育て支援策の充実、脱炭素、そして観光の見える化といった3つの観点からお話をしていただきました。その中で、定住人口の増加というキーワードを挙げられていましたので、今日はその人口対策という観点から、新年度の予算案について伺いたいと思います。
(市長)
人口対策は、持続可能な、今後も活力あるまちづくりを考える上で、小樽市の最重要課題だと認識しておりまして、人口減少と少子高齢化が進む中、喫緊の課題でもありますので、予算の配分にも配慮しながら、人口対策を総合的に進めていきたいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
総合的に対策を進めるということですが、まず、小樽市の人口の状況について教えていただけますか。
(市長)
小樽市の人口は、今年の2月末で10万3979人、約10万4000人ということですが、人口のピークは昭和39年、1964年ですから東京オリンピックの年でしょうか、20万7093人でしたので、この約60年間に人口がおよそ半分にまで減少したと言えます。近年は毎年およそ2000人ずつ人口が減り続けておりまして、この減り方を緩和させる、抑制することを目指しています。
(FMおたるパーソナリティー)
人口が減っているということですが、小樽市から転出していく方が多いということですか。
(市長)
転入と転出を比べますと、転出の方の方が多い状態が続いていますが、令和6年は、令和5年より転入数が少し増えた状況になっています。2000人ずつ減少しているとお話しさせていただきましたが、内訳というか構成というのは、以前とは随分変わっています。例えば、平成20年、2008年で申し上げますと、転入より転出が1099人多く、また出生より死亡が966人が多くて、合計で2065人の減少でした。社会減と自然減がともに1000人ずつということになりますね。しかし令和6年には、転入より転出が260人多く、出生より死亡が1845人多く、合計で2105人の減少でしたので、同じ2000人ずつ減っていますが、その構成というのは随分変わってきています。近年の人口減少の特徴は、お亡くなりになる方が多く、生まれる子どもが少ないという点にありますね。
(FMおたるパーソナリティー)
お亡くなりになる方が多くて、生まれる子どもの数が少ないというのが特徴なんですね。
(市長)
そうですね。小樽市の全体的な年齢構成で見てみますと、もちろん後期高齢者が増加していますから、お亡くなりになる方が、令和4年、2022年以降2000人を超えています。死亡数が高い水準で推移しています。一方で、出生数が減少しておりまして、昭和42年、1967年には3268人でしたが、令和6年には311人でしたので、この60年弱の間に、およそ10分の1まで出生数が減少してるんですね。
(FMおたるパーソナリティー)
出生数がピークの昭和42年の、10分の1ですか。それほどまでに少なくなってると思いませんでした。ちょっと驚きですね。この出生数の減少の背景にはどのようなことが考えられますか。
(市長)
いくつかありますが背景の1つとして、これから子育て世代となる20代の方々が小樽市に転入してくるよりも、進学あるいは就職、転勤、結婚などの理由で、市外に転出する数の方が多いという状況です。また1人の女性が一生の間に出産する子どもの人数が低い水準にあるのは、全国的な課題だとも言えますが、厚生労働省によりますと、日本全体で、1人の女性が一生の間に出産するお子さんの数というのは、昭和22年には4.54、令和4年は1.33という数字になっています。
(FMおたるパーソナリティー)
昭和のときとは大きく異なりますね。
(市長)
そうですね。国にも、今後も人口対策をしっかり進めるように求めていきたいと思っていますが、同時に小樽市として近年力を入れているのは、社会減の抑制、具体的には転入の促進、それから転出の抑制です。小樽市では放課後児童クラブの利用手数料の無償化、あるいは子どもの医療費の実質無償化、子育て世代の経済的な負担などに力を入れてきました。この番組でも何度かお話をさせていただいたことがありますが、0歳から19歳まで、また30歳から64歳までの年齢層で、転出よりも転入の数が多くなっていますので、一定の成果、政策の効果というのはあったと感じていますが、新年度も引き続き、人口対策に取り組んでまいりたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
年齢層によっては転出よりも転入の数の方が多いということなんですよね。取り組みの成果が表れていると聞きますとほっとした気持ちになりますが、ただ、人口減少は続いていますので、新年度に向けて小樽市ではどのような施策を進めていくお考えですか。
(市長)
人口対策の柱として考えているのが、「子育て」「しごと」、それから「移住」という3点になります。
(FMおたるパーソナリティー)
「子育て」「しごと」「移住」ですね。いずれも大切な観点だと思いますが、「子育て」については前回の放送でもお話しいただきましたが、改めてお聞かせいただけますか。
(市長)
第1の柱の「子育て」については、さまざまな観点から総合的に施策を進めていきたいと思っていますが、親子、それから子どもの居場所の充実、という観点で事業を挙げてみますと、就学前のお子さん、それからその保護者が安心して過ごすことができ、なおかつ遊びを通して、交流したり、育児相談ができる地域子育て支援拠点としまして、ウイングベイ小樽の中に、親子の集いの場を開設することで、今考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
就学前のお子さんがいらっしゃる家庭にとっては、子どもを安全に遊ばせることができたり、保育の専門家に気軽に相談できる場があるということは、安心につながりますね。
(市長)
昨年、利用手数料を無償化した放課後児童クラブについてですが、4月からは開設時間を拡大をさせていただきます。現在の放課後児童クラブの開設時間は、学校がある日は、学校が終わってから6時まで。また土曜日や夏休み、冬休みといった学校が休みの日は、朝の8時20分から、6時までとしていますが、4月からは、学校がある日は学校が終わってから6時半まで、それから土曜日や夏休み、冬休みといった、学校が休みの日は、午前8時から朝の8時から6時半までの開設ということになります。またサービスの充実と質の向上ですね、これを図ることを目的といたしまして、今までの市の直営から、運営業務を民間事業者に委託したいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
共働きなどの家庭が多くある中で、終わりの時間が延びるだけではなくて、学校がお休みの日の始まりの時間も早くなるというのは、うれしいですね。
(市長)
そうですね。親子、子どもの居場所の充実という観点から2つの事業を挙げさせていただきましたが、これ以外にも、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援、それから保育環境の充実、それから従事者の確保といった観点から、安心して子育てができる環境づくりのために、さまざまな施策を進めてまいりたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
子育て環境のさらなる充実をお願いしたいと思います。では、人口対策の第2の柱であります、「しごと」についてお聞かせいただけますか。
(市長)
第2の柱、「しごと」ですが、まずは市内経済の活性化を図ることによる、雇用機会の創出が重要であると考えていますが、その上で小樽市内での就業を後押しする施策を進めていきたいと考えています。新年度の新規事業といたしましては、UIJターンを促進するため、東京にある大学の学生、それから大学院生が市内企業への就職活動に参加するための交通費ですとか、移住する際に要した移転費への支援を行うことにしたいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
東京の学生が小樽に就職しようとすると、移動のために費用がかかりますから、こうした支援を受けられるってのはうれしいと思いますね。
(市長)
そうですね。さらにですね、新たな事業として、看護だとか介護に関わる人材の確保のため、Webサイトの開設ですとか、それからSNSへの広告掲載、中高生などを対象とした出前講座や仕事体験。こういったものを実施するなどして、取り組んでいきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
看護や介護の分野で広くPRしながら、人材の確保に取り組んでいかれるということですね。
(市長)
おっしゃる通りですね。学生をはじめとする若い世代の市内企業に対する認知度向上を図って、企業の出前説明会、あるいは企業見学ツアー、こういったものを実施する他、市職員の採用試験に向けましても、合同企業説明会や個別の学校訪問などを通して、職場としての小樽市役所の魅力を、高校生や大学生にPRしていきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さまざまな分野でPRしながら、人材の確保に取り組んでいかれるということですので、多くの方に小樽市が就労場所として選ばれるようになるといいですよね。では、人口対策の第3の柱、「移住」についてお聞かせいただけますか。
(市長)
第3の柱、「移住」についてですが、これまでも取り組んできた事業ではありますが、移住情報サイト「笑(え)になるおたる」などによりまして、潜在的な小樽市への移住を希望する方に対して、情報を発信していきます。また移住してこられた方に、長く小樽に住み続けていただくためには、つながりが大切だと思っていますので、移住者同士が集まる場として、令和4年度から移住者ミーティングを再開していますが、新年度も実施することで取り組みを強化したいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
私も移住者のうちの一人ですが、小樽に引っ越してきた頃は、やはり右も左もわかりませんでしたが、仕事などを通して多くの方とお知り合いになることで、小樽市民になっていくという感覚は、もうとても共感できますね。
(市長)
これから小樽市に移住したい、あるいは起業したいとお考えの方は、小樽市内での新規創業者に対する、事務所等の賃貸料、それから内外装工事に関する費用を補助する創業支援補助をご活用いただきたいと思っていますし、相談窓口として小樽商工会議所と連携をしまして、「移住・起業『ひと旗』サポートセンター」も開設しています。市への移住相談件数は、ひと旗サポートセンターで受けた分を含めまして、令和5年度は135件ありまして、そのうち32世帯、56人が小樽市に移住してこられました。引き続きワンストップでの移住相談の充実に努めていきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
市外からの移住や起業となると、小樽市内の地理ですとか物件情報なども、相談できる窓口があると安心ですよね。
(市長)
そうですね。また、小樽市への移住を促進する施策としまして、発達支援事業所等と連携をした親子ワーケーションや、短期の仕事と観光と地域交流を組み合わせた移住体験事業の他、移住に対する支援金や、住宅取得費等に対する、補助を引き続き行っていきたいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽にはいろんな方がいらっしゃって、歴史も深くて面白いまちだと思いますので、多くの方に移り住んでいただきたいですね。
(市長)
そうですね。ただいま申し上げました、「子育て」「しごと」、そして「移住」という3つの柱で、総合的に人口対策を進めて、より多くの方に小樽にお住まいになっていただけるように、これからもしっかり取り組んでいきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、4月1日から勤労女性センターと総合福祉センターがウイングベイ小樽へ移転しますね。
(市長)
勤労女性センターも総合福祉センターも、それぞれ建物の老朽化が進んでおりまして、現在の耐震基準を満たしていないということですとか、あとは十分な駐車場が確保できていないということなどから、早期に対応が必要だと考えまして、4月1日にそれぞれウイングベイ小樽一番街の4階に移転します。
(FMおたるパーソナリティー)
ウイングベイ小樽の一番街4階には、すでに保健所と、それからこども家庭課が移転していますよね。
(市長)
そうですね。今回勤労女性センターと、総合福祉センターが移転することで、健康や福祉に関連する行政機能が集まったフロアになります。今、築港地区では、北海道済生会さんとウイングベイ小樽の運営会社である株式会社小樽ベイシティ開発さんが、ウェルネス、つまり「健やかで幸せに」という考え方に基づいて、福祉や健康に関連するさまざまな取り組みを進めていますので、市としてもしっかりと連携を深めていきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ウイングベイ小樽での取り組みには引き続き注目していきたいと思います。前半は小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長ありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
後半は、市職員の方にお話を伺っていきます。本日は、小樽市総合政策部企画政策室統計グループの谷内(たにうち)さんにお越しいただいています。谷内さん、よろしくお願いします。
(谷内)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、今日は「統計業務について」と「国勢調査の概要と調査員の募集について」のお話と伺っています。まず「統計業務」と聞くと難しく聞こえるんですが、どのような業務か教えていただけますか。
(谷内)
私が担当している主な業務は、さまざま行われている統計調査の計画から実施と調査結果の集計や公表です。そのほかには、小樽市統計書の作成や、統計調査員の表彰に関わる業務などがあります。
(FMおたるパーソナリティー)
統計調査と並行して、小樽市統計書というものも作成されているのですね。小樽市統計書というものにはどういった情報が掲載されているんですか。
(谷内)
統計書には、前半で市長もお話していました、出生数や転入・転出者数などの小樽市の人口に関することや、統計調査の結果を掲載しているほか、市の財政についてのこと、バス・JRの乗車人数・交通事故発生件数や火事の発生件数、そのほかにも各方面からいただいた情報を掲載して、毎年作成しています。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽市内のいろいろな情報が掲載されているのですね。ちなみに、小樽市統計書はどのぐらい前から作られているのですか。
(谷内)
昭和30年ごろからの統計書を、統計グループで保管しています。新聞社さんや、町内会さん、地域活動団体さんなどから、昔の人口についてお問い合わせいただくことがありますので、統計書を確認しながらお答えしています。
(FMおたるパーソナリティー)
ずいぶん昔からの統計書が保存されているんですね。過去の積み重ねで現在がありますから、過去のデータを残し続けるのは、とても重要なことだと思います。ところで、メインのお仕事の統計調査についてもお聞きしたいと思いますが、どのような統計調査を行っているのですか?
(谷内)
毎月実施している調査から5年ごとに実施している調査までさまざまな調査があります。令和6年度は幼稚園・保育園とすべての学校を調査対象とする学校基本調査。一部の地域と世帯を調査対象とする、全国家計構造調査、農業と林業を営む全ての家や法人を調査対象とする農林業センサスを国からの依頼で行いました。ご協力いただきました方々には、大変感謝しています。
(FMおたるパーソナリティー)
調査対象が学校だったり世帯だったり農家だったりと、いろいろな調査を行っているのですね。令和7年度はどのような調査を実施されるんですか。
(谷内)
昨年度に引き続き、各学校などにご協力いただく学校基本調査を実施するのと、数ある統計調査の中で最も大規模で最も重要な国勢調査を実施します。
(FMおたるパーソナリティー)
国勢調査は、よく耳にすることがありますね。一番有名な統計調査だと思いますが、おうちに調査員の方が来て、調査票の記入のお願いに来たことがあった覚えもありますが、改めて、この国勢調査とはどのような調査なのか教えていただけますか。
(谷内)
はい。国勢調査は5年に1度、10月1日を期日として全国一斉に実施します。日本に住む全ての人と世帯を対象とする、とても大規模な調査です。これにより、将来の推計人口や地域ごとの人口分布を把握できますので、将来に向けた政策決定の基盤となる、大切なデータを得ることができます。大正9年の1回目の調査から数えて、22回目の調査となり、100年以上続く調査になります。
(FMおたるパーソナリティー)
100年以上も続いているんですね。小樽市も令和4年に市制施行100年を迎えましたが、小樽市の人口はどのように推移していますか。
(谷内)
はい。大正9年の第一回目の調査では、小樽市の人口は10万8113人でした。それから徐々に増加していき、昭和35年の第9回目の調査では最多人口の19万8511人となりました。それからは逆に徐々に減少していき直近の令和2年の調査では、11万1299人となり、第一回目の調査と同数程度になっています。
(FMおたるパーソナリティー)
ということは、増加と減少を経て、100年前の小樽市と今の小樽市の人口は同じくらいの数程度になっているということですね。継続して統計を取り続けてきたから、現在までの推移を確認できるというわけですよね。統計の歴史を感じますね。
(谷内)
そうです。とても歴史のある調査となっています。今は特に人口減少が進んでいますので、正確なデータを元に将来の地域づくりを進めるためには、国勢調査が欠かせません。正しいデータが集まることで、どの分野に、どの地域に力を注ぐべきか決めることができます。正確に調査して、現在の情勢を把握することで、未来につなぐことができると考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。人口減少社会のいま、正確な統計を作成するためにこの調査に参加することが、いかに重要かということがわかりますよね。この国勢調査を正確に実施するためには、調査員の活躍が必要になってくるということですね。
(谷内)
その通りです。直接、調査世帯の方と接する調査員の活躍が、とても重要になります。調査員の活躍により、初めて統計調査の円滑な実施と、それによって作られる統計の正確性を確保することができます。
(FMおたるパーソナリティー)
そんなとても重要な国勢調査の調査員のことについて聞いていきたいと思いますが、まずは、調査期間中の調査員の身分はどのようになりますか。
(谷内)
調査期間中の身分は、国に任命される、非常勤の国家公務員となります。公務員と聞くと、副業がNGなイメージがありますが、非常勤の公務員になるため、お仕事している方でも調査員になることができます。
(FMおたるパーソナリティー)
お仕事している方も調査員になれるんですね。では、調査活動について簡単に伺ってもよろしいですか。
(谷内)
はい。9月上旬に市が開催する説明会に参加していただき、調査内容を確認していただきます。9月下旬に担当地区内の世帯を訪問して、調査の説明と、調査書類の配布をしていただきます。10月上旬に、調査票を回収していただき、10月中旬に回答していない世帯へ再度回答のお願いをしていただきます。10月下旬に調査書類を市へ提出していただきまして、調査活動終了となります。調査活動終了後に、調査員報酬をお支払いしますが、担当する世帯数などによって変動があります。詳しい内容については、9月上旬に開催する、調査員説明会でご説明したいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
まずは、9月上旬に開催される説明会に出席して、調査内容を確認するということですね。
(谷内)
はい。未経験の方にも理解できるように、わかりやすく説明したいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
説明会を開催することで、未経験の方もスムーズに調査活動を進めることができそうです。説明会に出席したあと、9月下旬に調査書類を配布、10月上旬に調査票を回収ということですね。
(谷内)
はい。調査書類の配布や回収には期間が設けられていますので、その期間内でご自身のペースで行うことができます。また、調査票の回収ですが、平成27年からオンライン回答ができるようになり、直接調査票を回収する件数が減ってきています。オンライン回答はいつでも簡単にできて、さらに調査員の負担も減るので、積極的に利用していただきたいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
インターネットの普及で、調査員の負担は減っているのですね。担当する世帯数や報酬について教えてください。
(谷内)
はい。担当する地区によって変わってきますが、1地区でだいたい40~70世帯ほどです。報酬は、1地区3~4万円程度になります。複数の地区を担当していただける方もたくさんいらっしゃって、大変助かっています。
(FMおたるパーソナリティー)
複数の地区を担当してくださる調査員の方がいるのはとても心強いですよね。小樽市では、国勢調査員は何人ほど募集されるのですか。
(谷内)
600人から700人募集する予定です。毎回の調査で、調査員の確保に苦慮しているので、たくさんの方に応募していただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
国勢調査の実施には、かなりの人数の調査員が必要になるんですね。調査員に応募したい場合ですけれども、どのような手続きが必要ですか。
(谷内)
ご足労おかけしますが、直接市役所本館3階の企画政策室統計グループまでお越しください。受け付けの際に、調査員申込書を記入していただき、調査の概要などを説明させていただきたいと思います。また、調査員証に貼り付ける顔写真の撮影にも御協力いただきたいと思います。申込書は市のホームページからダウンロードできますので、あらかじめ記入してから持参していただけると、受け付け時間の短縮になります。応募に関してご不明なことや、国勢調査についてお聞きしたいことがあれば、お問い合わせいただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
募集期間はいつまでですか。
(谷内)
5月末までを予定していますが、募集人数に達しない場合は、募集期間を延長する予定です。その際はホームページなどでお知らせしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。たくさんの応募があるといいですね。
(谷内)
はい。たくさんのご応募をお待ちしています。
(FMおたるパーソナリティー)
では、統計グループのお仕事の中に、統計調査員の表彰に関する業務があるとお聞きしましたが、こちらについても少し伺いたいと思うんですが、統計調査員の方というのは表彰されることがあるのですか。
(谷内)
はい。実は、長年にわたり統計調査に従事してくださった調査員の方々を表彰する制度があります。これは知事からの感謝状や大臣からの表彰、さらには、最終的には叙勲にまでつながることがある制度です。調査員のみなさんがどれほど貢献しているかを認めるために設けられたもので、非常に名誉なことです。
(FMおたるパーソナリティー)
長年の努力が評価されるというのは、調査員にとってもやりがいにつながりますね。
(谷内)
その通りです。長年の貢献が認められることは、調査員としても非常に誇りに思える瞬間だと思います。地域社会にとって大切な仕事をしているという実感が持てますし、その努力が形として表れるのは、大きな励みになると思います。
(FMおたるパーソナリティー)
統計調査員の表彰制度があるくらい、地域社会に必要とされてるお仕事ということがわかりました。改めて谷内さん、国勢調査員の募集について、お願いします。
(谷内)
はい。改めて、国勢調査員への応募をお願いしたいと思います。国勢調査は私たちの未来を形作るために非常に重要な調査であり、調査員の皆さんの御協力がなければ、成立しません。多くの方々に参加いただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
谷内さんの思いが伝わってきています。ありがとうございました。最後に迫市長から一言お願いできますか。
(市長)
今年は5年に1度の国勢調査の年ということで、国勢調査について少しお話しさせていただきましたが、国勢調査は過去と現在の統計から未来を推測できる、とても重要な調査になっています。先ほど申し上げました小樽市の課題でもある人口減少も、正確に人口を把握することが大前提となっていますので、正確な国勢調査の実施が必要不可欠ですので、市民の皆さんの協力をお願いしたいと思っています。また、統計調査員として日頃ご協力いただいている皆さんが、小樽市にとってもたくさんいらっしゃいますが、私にとりましても大変心強く感じていますし、長年ご協力いただいている調査員の皆様には深く感謝をしています。今後調査員として従事いただける方々には、これからも私たちのふるさと、小樽市の発展のためにご貢献いただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
本日は、迫市長、そして、企画政策室統計グループの谷内さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
(市長、谷内)
ありがとうございました。