公開日 2025年03月31日
更新日 2025年10月01日
高齢者等帯状疱疹予防接種の実施について
この予防接種は、義務ではなく、ご本人が予防接種の効果や副反応等を理解した上で、接種を希望する場合にのみ実施します。
帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
ワクチンの効果
― | 生ワクチン | 組換えワクチン | |
---|---|---|---|
帯状疱疹に対する ワクチンの効果 (報告) |
接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 | |
接種後10年時点 | ― | 7割程度の予防効果 |
ワクチンの安全性
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
主な副反応の発現割合 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|---|---|
70%以上 | ― | 疼痛* |
30%以上 | 発赤* | 発赤*、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* | 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛 |
*:ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書より厚生労働省において作成。
対象者
令和7年4月1日から、高齢者等帯状疱疹予防接種が定期接種となりました。
令和7年度の対象者は、小樽市に住民登録があり、次の1又は2に当てはまる方となります。
- 令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳又は100歳以上になる方(対象の方へは、4月上旬に個別にお知らせの文書を送付しました。)
- 接種日に60歳以上65歳未満であり、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級相当の方)
※令和7年度~令和11年度の対象者については、高齢者等帯状疱疹予防接種実施年度別生年月日早見表[PDF:58.7KB]をご確認ください。
※令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象となります。
接種できる市内医療機関
受付時間、予約方法等は、医療機関によって異なります。事前にご予約ください。
ワクチンの種類
生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、接種回数や接種方法、接種条件などの特徴が異なっております
― | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|---|---|
接種回数(接種方法) | 1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) |
接種スケジュール | ― | 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 |
接種できない方 |
病気や治療によって、免疫が 低下している方は接種できません。 |
免疫の状態に関わらず接種可能です。 |
料金(自己負担額)
― | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|---|---|
接種回数 (接種方法) |
1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) 通常、2か月以上の間隔を 置いて2回接種 |
1回当たりの料金 | 2,500円 | 9,600円 |
ただし、次の1又は2に当てはまる方は、自己負担額が免除となることを証明する書類を、接種当日に医療機関に提示することで、自己負担額が免除となります。書類を提示せずに料金を支払った場合、後から料金を返還することはできませんので、ご注意ください。
- 生活保護受給世帯
- 市民税非課税世帯(接種を受ける本人を含めて世帯全員が非課税の方)
当日の持ち物
- 市から送付されたお知らせの文書(住所・氏名が記載されたもの)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等)
- 市民税非課税世帯又は生活保護受給世帯に該当する方は、本人確認書類と自己負担額が免除となることを証明する書類
- 対象者「2.接種日に60歳以上65歳未満であり、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級相当の方)」に該当する方は、本人確認書類と身体障害者手帳
自己負担額が免除となることを証明する書類
自己負担額が免除となることを証明する書類は、次の書類です。
- 生活保護受給世帯の方は、生活保護手帳
- 市民税非課税世帯の方は、次の1~3のいずれかの書類
- 市民税非課税世帯の方は、令和6年度又は令和7年度介護保険料額決定通知書兼特別徴収開始通知書(見本)[PDF:356KB]
- 令和6年度又は令和7年度介護保険料納入通知書(見本)[PDF:280KB]
- 上記1、2がない方は、保健所が発行する高齢者等帯状疱疹予防接種無料券(見本)[PDF:65.5KB]
無料券の申請
申請に必要な書類
本人確認書類、代理人が申請する場合も接種を受ける方と代理人の両方の本人確認書類
申請方法
1.下記専用フォームから申請する(受付完了後、1週間程度で無料券を自宅へ郵送します。)
申請に必要な書類を用意の上、フォームに入力してください。
https://logoform.jp/form/fqKj/1231340
2.保健所の窓口で申請する(受付完了後、その場で無料券を交付します。)
申請に必要な書類を持って、健康増進課(ウイングベイ小樽一番街4階(ビバホーム側))へお越しください。
3.駅前、銭函、塩谷サービスセンターで申請する(受付完了後、1週間程度で無料券を自宅へ郵送します。)
申請に必要な書類を持って、サービスセンターへお越しください。
4.申請書を郵送して申請する(受付完了後、1週間程度で無料券を自宅へ郵送します。)
高齢者等予防接種無料券交付申請書[PDF:508KB]をダウンロードするか、健康増進課へ電話(22-3119)で取り寄せて、記入済の申請書と申請に必要な書類を健康増進課(〒047-0008小樽市築港11番1号)へ郵送してください。
※1.専用フォーム、3.サービスセンター、4.郵送での申請は、無料券の到着まで1週間程度要するため、令和8年3月20日以降は、2.保健所の窓口で申請してください。
やむを得ない理由により、市外の医療機関等で接種を受けるとき
小樽市高齢者等帯状疱疹予防接種の対象者が、市外の施設に入院中又は入所中など、やむを得ない理由により、市外の医療機関等で接種を受ける場合は、接種を受ける前に小樽市から接種実施機関へ「高齢者等予防接種依頼書」を発行する必要があります。次の手順で手続してください。
- 接種を希望する方が入院・入所している施設職員が、
高齢者等予防接種依頼希望書[PDF:247KB]、高齢者等予防接種依頼希望書(別紙)[PDF:121KB]
高齢者等予防接種依頼希望書[XLSX:32.2KB]、高齢者等予防接種依頼希望書(別紙)[XLSX:32.7KB]
に必要事項を記入して、遅くても接種予定日の1週間前までに健康増進課へ郵送又はFAX(0134-22-1469)で送信するか、下記専用フォームから申請してください。
https://logoform.jp/form/fqKj/352798
※個人からの申請はできません。 - 健康増進課は、受付完了後、通常1週間程度で(遅くても2週間以内に)接種実施機関宛てに、高齢者等予防接種依頼書、予診票、償還払い申請書を郵送します。
- 接種実施機関は、「高齢者等予防接種依頼書」が届いてから接種を実施してください。
- 接種実施機関は、接種費用の全額を接種を受けた方へ請求してください。
- 接種を受けた方は、接種費用の償還払いを申請する場合、次の「償還払いについて」のとおり申請してください。
償還払いについて
小樽市高齢者等帯状疱疹予防接種の対象者が、市外の施設に入院中又は入所中など、やむを得ない理由により、市外の医療機関等で接種を受けるとして、「やむを得ない理由により、市外の医療機関等で接種を受けるとき」のとおり手続があった予防接種について、その予防接種費用(自己負担額)を償還払いします。ただし、償還払いの額には上限額があります。
- 償還払いの対象となる費用、償還払いの額、償還払い申請に必要なもの
令和7年度小樽市高齢者等帯状疱疹予防接種の償還払いについて[PDF:1010KB] - 申請期限
令和8年3月31日(必着厳守)
厚生労働省の帯状疱疹ワクチンに関する情報
予防接種健康被害救済制度
この予防接種により、生活に支障が出るような健康被害が生じた場合で、厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。
問合せ先 健康増進課(電話0134-22-3119)
下記の厚生労働省ホームページにも掲載されています。
予防接種健康被害救済制度について(外部サイト)