公開日 2025年05月21日
更新日 2025年05月21日
音声ダウンロード
■音声データダウンロード(5月19日放送分)29分(外部サイト:YouTube)
【前半】
- 北海道豊かな海づくり大会の開催について
- 戸籍への振り仮名記載について
【後半】
- たるトク健診について
放送の内容
オープニング
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
5月も下旬になろうかというところで、かなり気温も高くなって、緑も深まってきましたよね。イベントにもよい日和となってくるんではないかと思いますが、今日は6月1日に開催されます「北海道豊かな海づくり大会」についてのお話から伺いたいと思います。記念すべき第1回が小樽で開催されるということなのですが、この北海道豊かな海づくり大会がどのような大会なのか教えていただけますか。
(市長)
北海道が主体でありますが、「北海道水産業・漁村振興条例」というのがありまして、これに基づいて今年度から開催される大会で、海の恵みに感謝し、豊かな海を守り育て、次世代につなげるとともに、水産業の発展や地域の活性化を図ることを目的として開催されるものでありまして、小樽市も共催として、参画することになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
今回の大会は、主に築港地区と小樽港第3号ふ頭で行事が行われると聞いていますが、どのようなことが行われるんでしょうか。
(市長)
ニシンの稚魚の放流は築港臨海公園で行われますし、物販や展示などのイベントはウイングベイ小樽ですとか、あるいは第3号ふ頭では官庁船、海上保安庁水産庁の船の展示なんかも、第3号ふ頭で行われることになっています。また、大会関連行事として、先週の土曜日ですが、5月11日に塩谷海水浴場で行われた海浜清掃にも、私も参加してきました。
(FMおたるパーソナリティー)
それはお疲れ様でした。稚魚の放流に物販、展示、そして海浜清掃と、大会の内容が多岐にわたりますよね。先ほどこの大会が、海の恵みに感謝をしてそして海を守り、水産業を発展させることを目的とされてるとお話がありましたが、そうした幅広い目的が、大会の内容に反映されてるということですよね。
(市長)
そうですね。小樽市には約69キロの海岸線がありまして、直線距離にしますと小樽市役所から新千歳空港までの距離と同じくらいになるんですが、この長い海岸線を私たちは海水浴場ですとか、漁港、あるいはふ頭などとして使いながら、海から多くの恩恵を受けていることを、改めて認識する機会になるのではないかなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽の海岸線が小樽市役所から新千歳空港までと同じぐらいの長さっていうのは驚きましたね。海から受ける恩恵としてすぐに思いつくのは漁業ですが、改めて小樽の漁業について教えていただけますか。
(市長)
小樽で取れる魚介類というのは現在約40種類あるんですが、主なものとしてはホッケですとかタラですとか、スケトウダラ、ホタテの稚貝、ウニ。こういったものが主なものになっていますね。
(FMおたるパーソナリティー)
およそ40種類も魚介類が取れるんですね。確かにニシンの群来が来たと聞きますと、春が近づいてきたなってことを感じますし、シャコが並ぶと春だなとか秋を感じたりしますし、1年を通してさまざまな魚介類というのを楽しむことができますよね。
(市長)
江戸時代から、ニシン漁が行われておりまして、本州に戻る北前船での重要な荷物の1つでもありましたし、歴史の中で多彩な水産加工技術が培われてきたことも小樽の特徴でして、現在はすり身ですとか、あるいは飯寿し、数の子やたらこの加工、こういったものが行われていますね。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽の漁業や水産加工技術というのは、小樽の歴史とともに歩んできたということですよね。
(市長)
そうですね。令和4年に小樽市で100年以上続く、長寿企業や、組合を表彰させていただきましたが、その中にも、漁業水産加工と関連する事業や組合がありましたね。
(FMおたるパーソナリティー)
100年以上も続く歴史ある企業や組合があるんですよね。ちなみに、どの企業や組合が、100年以上も小樽市内で事業を続けられてるんでしょうか。
(市長)
水産関係で申し上げますと、明治には、現在の、小樽市漁業協同組合の前身となります、小樽郡漁業組合と高島郡漁業組合が設立されましたし、水産加工の面で申し上げますと、丸一土井水産、入久三浦水産が明治時代に創業されていますし、大八栗原蒲鉾店、大ワ大和水産などが、大正時代に創業しています。
(FMおたるパーソナリティー)
聞いたことがあるお名前ばっかりですが、100年以上の歴史がある企業や組合、こんなに私たちの身近にあるというのは、小樽の歴史の深さというのを感じますよね。
(市長)
やはりそうですね。小樽の歴史を深さ感じますし、全国的にも高い評価を受けている企業も市内にはたくさんありますので、確かな技術をもとに、今も新たな商品の開発に取り組んでおりまして、私たち市民の食卓に海の恵みを届けていただいている。合わせて、小樽観光を支えていただいているとも言えますので、本当に敬意を表したいと思いますね。
(FMおたるパーソナリティー)
こうした海の恵みを味わうことができるのも、海の生き物が育まれるきれいな海があるからこそですよね。迫市長は先ほど海浜清掃にもご参加されたということでしたが、実際の清掃に参加されてみていかがでしたか。
(市長)
北海道豊かな海づくり大会の関連行事として、開催されたわけですが、この塩谷海水浴場での海浜清掃で、やはり回収したごみの中にはプラスチックごみなどもかなり見受けられました。
(FMおたるパーソナリティー)
この海洋プラスチックというのは、国内だけじゃなくて世界的にも問題になっていますよね。
(市長)
そうですね。魚、それから海鳥、クジラなどがプラスチックを摂取してしまい、最悪の場合、死に至るとも言われておりまして、海の生態系ですとか、海洋環境に影響を与えていると言われています。環境省によりますと、令和5年度に日本全体で1万1000トンから、2万7000トンのプラスチックが海へ流出したと推計されています。推計ですので少し数字に幅はありますが、大変多くのプラスチックが海へ流出したと報告されています。
(FMおたるパーソナリティー)
最大で2万7000トンですか、相当な量ですよね。海洋プラスチックごみに対して、私たちができることにはどのようなことがあるんでしょうか。
(市長)
例えばマイボトルを持ち歩いたりですとか、エコバックを使ったりすることで、プラスチックの容器や袋を減らす取り組みになると思いますし、また海、川、山などのレジャーでは、ごみを持ち帰るということも大切なことではないかなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
そういったことであれば、すぐにでも実践できそうですよね。さて、記念すべき第1回の北海道豊かな海づくり大会が小樽市で開催されますが、迫市長はどのような思いで取り組まれますか。
(市長)
道内外から集まる多くの皆様とともに、水産資源の保全ですとか、地球温暖化による海洋環境の変化などについて、認識を深め、また生産者も消費者も一体となって、豊かな海を守り育て、次世代に引き継いでいく理念を共有できるように、開催地としても協力していきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
道内外の各地からいらっしゃる皆さんにも小樽のおいしい魚介類味わっていただいて、そして一緒に海を大切にする気持ちというのを持っていただきたいですよね。大会の成功を願っています。北海道豊かな海づくり大会は、6月1日に築港地区、第3号ふ頭の各会場で開催されますので、皆さんぜひ足をお運びください。さてかわりまして、戸籍への氏名のふりがなの記載についてお聞きしたいと思います。国が5月26日に法律を改正しまして、戸籍に氏名の振り仮名が記載されることになりました。そもそも、戸籍の氏名に、これまで振り仮名は振られていなかったということなんでしょうか。
(市長)
おっしゃる通り、戸籍には氏名の振り仮名は記載されておりませんでした。
(FMおたるパーソナリティー)
で、戸籍に氏名の振り仮名が振られていないというのは意外なことだったなと、私は思ったのですが、振り仮名が振られるようになったこの背景について教えていただけますか。
(市長)
やはりデジタル化が進んだことによりまして、ふりがなで管理するほうが、データベース上の検索が容易になり、あわせて誤りを防ぐということができます。また、住民票の写しですとか、マイナンバーカードにもふりがなが記載できるようになります。
(FMおたるパーソナリティー)
振り仮名を振ることによっていろいろなメリットがあるんですね。
(市長)
日本の戸籍制度が始まって以来、初めて戸籍の氏名にふりがなが振られることになります。
(FMおたるパーソナリティー)
日本国民全員の振り仮名を確認するということでしょうか。
(市長)
はい。日本国内に住むすべての日本人に本籍地の市区町村から、戸籍に記載する予定のふりがなの通知を郵便でお送りすることになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
もう国を挙げての、一大事業ということになりますね。では、本籍地の市区町村からということは、小樽市に本籍を置いてる方であれば、小樽市から通知が送られる。例えば、札幌市に本籍があれば札幌市から通知が届くということですか。
(市長)
おっしゃる通りです。小樽市では、小樽市に本籍を置く皆様に8月下旬頃に通知をお届けできる見込みになっています。通知書の送付の時期は各自治体によりますので、小樽市以外の本籍地の方とは、時期が異なる可能性はありますね。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽市に本籍を置く方には8月下旬ごろに通知書が届くということですが、通知書が届きましたら、どうするとよろしいんでしょうか。
(市長)
皆様には通知書に書かれている振り仮名に誤りがないかどうか、ご確認をお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
通知書の振り仮名を確認して、もし誤りがなければどのようにするとよろしいですか。
(市長)
誤りがなければ手続きは特に必要ありませんが、通知書に記載した振り仮名が戸籍に記載されます。もし誤りがあれば、令和8年5月25日までに、正しい振り仮名を届け出ていただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
誤りがもしあれば、正しい振り仮名の届け出が来年の5月25日まで必要だということですね。その場合の届け出ですが、どのようにするとよろしいですか。
(市長)
マイナポータルを利用して、オンラインですることができます。また窓口での届け出や、郵送での届け出も可能ですので、ご不明な点があれば、市のホームページをご覧いただくか、戸籍住民課へお問い合わせいただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
新しく生まれてくる子どもについては、出生児のときに振り仮名がつけられることになるということでよろしいですか。
(市長)
はい。5月26日以降は、出生届に記載した振り仮名が戸籍に記載されることになります。振り仮名につきましては、「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない」というルールが設けられましたので、これはご注意いただきたいと思いますね。
(FMおたるパーソナリティー)
「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない」と、ちょっと解釈が難しいかもしれないですが、どういうことでしょうか。
(市長)
例えばですが、漢字で「太郎」と書いているのに振り仮名を「ジョージ」ですとか「じろう」とすることは漢字の意味や読み方と振り仮名の関連性が認められませんので、戸籍に記載することはできません。こうしたルールにつきましても、ご不明な点があれば戸籍住民課へお問い合わせいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。名前というのは漢字だけではなくて、読み方もアイデンティティに関わる大切なものだと思いますので、小樽市に本籍がある方には8月下旬頃に振り仮名を確認する通知書が送られてくるということですので、しっかりと確認していただければと思います。前半は、小樽市迫市長にお話をお伺いしました。迫市長ありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
後半は、小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今日は福祉保険部保険年金課庶務係、谷本(たにもと)さんに小樽市国民健康保険で実施している、「たるトク健診」についてのお話を伺います。谷本さんどうぞよろしくお願いします。
(谷本)
お願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
毎年、たるトク健診についてのお話を伺っていますが、どうぞ今年もよろしくお願いします。
(谷本)
今年もたるトク健診について熱くPRしていきますので、よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
よろしくお願いします。では、改めて、たるトク健診とはどのような健診なのか教えていただけますか。
(谷本)
はい。たるトク健診は、小樽市国民健康保険に加入されている、40歳から74歳の方々を対象に行っている特定健康診査のことです。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽の「たる」、小樽のお「トク」な「特」定健診で、たるトク健診という愛称でしたよね。
(谷本)
そうです。生活習慣病の原因となるメタボリックシンドローム、つまりおなか周りの肥満に加え、血圧・血糖・血中脂質のどれかの値が一定基準から外れていると該当する状態で、その兆候が分かる検査となっています。これらを放置していると、「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」など生活習慣病の発症につながり、そこからさらに心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる重い病気を引き起こすリスクが高くなりますので、そうならないためにも、たるトク健診を受けて、ご自身の健康状態を確認し、早期から生活習慣を見直すことが大切です。
(FMおたるパーソナリティー)
そうでしたね。生活習慣病の早期発見や、重篤な病気を予防するためにも、大切な健診でしたよね。そのたるトク健診ですが、どれぐらいの方が受診されていますか。
(谷本)
たるトク健診は、小樽市国保の3人に1人が受診している健診です。令和元年の受診率は19.6%と全国でもほぼ最下位にいた小樽ですが、令和4年度は全道の平均受診率を超え、30.4%となり、R5年度は34.4%となりました。人数で言うと約2000人も増え、皆さんにだいぶ認知していただけるようになりました。
(FMおたるパーソナリティー)
この短期間で、14.8ポイントも上昇するとは、これは皆さんにとって身近な健診になってきたということですよね。
(谷本)
皆さんに知っていただけるようになり、年に1回はご自身の健康と向き合うことが習慣化しているのではないかと感じています。ですが、私たちの願いは、小樽市国保の方全員に、たるトク健診を受けていただくことです。1人でも多くの方に健診を受けていただけるように、「健診を受けると良いこと」をお伝えしたいと思います。
健診を受けると良いこと➀。ご自身の健康状態を数値で客観的に把握することで、生活習慣病のリスクを知ることができます。生活習慣病は自覚症状がないことが多く、気づかないうちに進行することがありますが、客観的な検査データを経年的に見ることで、生活習慣病のリスクを早期に把握することができます。早期に生活習慣の見直しに取り組むことで、腎不全や心不全、脳卒中などの重大な病気の予防につながります。
次に、健診を受けると良いこと➁。生活習慣の改善に取り組むことができる。健診結果をもとに、必要なアドバイスや指導を受けて、生活習慣を改善することで、数値の改善につながります。生活習慣の改善が必要と判断された方には、特定保健指導というものをご案内します。
次に、健診を受けるといいこと➂。ご自身の時間とお金を節約できる。お薬を飲む前の段階で、生活習慣の改善に取り組むことができた方、また、すでに通院中でも、生活習慣の改善に取り組むことで、重症化せずに、よい状態を維持できた方は、将来重篤な病気を防ぐだけでなく、ご自身の時間と医療費を節約することにもつながります。
1度健診を受けてみたら、「意外と時間もかからず受けやすかった」「やっぱり、健康なことが確認できた」など、受けてよかったということを実感してもらえるのではないかなと思いますので、受診券がお手元にある方は、ぜひ健診に足を運んでみてください。
(FMおたるパーソナリティー)
やはり健診はご自身の健康にとって大切なものであるということがわかりますよね。では、どのように受診するとよろしいですか。
(谷本)
対象者の方には、5月中旬頃に、たるトク健診の受診券をお送りしています。はがきよりも、縦長の圧着はがきで、中にピンク色の受診券が入っています。受診のスリーステップは、1、医療機関を決める。受診券に医療機関一覧と連絡先が記載されていますので、ご確認ください。銭函から塩谷まで広く受けていただくことができます。2、受診したい病院を選択し電話で予約。3、予約日に受診券と、マイナ保険証等を持参して受診。この3つになります。検査時間は、医療機関の混み具合等にもよりますが、約1時間程度になります。検査項目は、身長・体重・腹囲の測定、血圧、採血、尿検査になります。医療機関以外にも、「セットけんしん」、市内の会館などで行う「地域のけんしん」、バスで健診施設へ送迎する「バスツアーけんしん」などもあります。5月1日に新聞折り込みで「小樽のけんしんまるわかりブック」を配布しており、詳細がそちらに記載されていますので、参考にしてください。お持ちでない方は、ホームぺージをご覧いただくか、保険年金課へお問合わせください。
(FMおたるパーソナリティー)
受診する医療機関を決めて、予約して受診するだけでしたら、お仕事でお忙しい方ですとか、初めて健診を受ける方にも負担なく受けてもらえそうですよね。ただ、健診を受けた後、検査結果が悪かったなと不安になる方もいらっしゃると思いますが、先ほどおっしゃっていた特定保健指導というのはどのようなものなんでしょうか。
(谷本)
たるトク健診の結果から、生活習慣病の兆しのある方に対して、生活習慣の改善を支援し、発症予防をお手伝いするのが、特定保健指導になります。無料でご利用いただけます。「病院を受診したけど、先生が大丈夫だよと言っていたので受けません。」「自分で取り組んでいるから大丈夫です」などのお声を聞きます。ご本人にとっては体の不調も出ていないので、病院の先生からも治療するほどではないと言われていたら、何もしなくていいと思うかもしれませんが、年齢を重ねることで、確実に体への影響が出てきます。病気へ移行する前の、このタイミングでの生活習慣の見直しがとても大切です。
(FMおたるパーソナリティー)
特定保健指導で生活習慣の見直しをすることで、どのような効果というのが考えられますか。
(谷本)
メタボリックシンドロームつまり内臓脂肪を減少させるには、体重や腹囲の減少が不可欠です。実際に参加された方のデータを集計したところ、約3カ月で体重はマイナス1.8キロ、腹囲は2.3センチ減少しており、参加による効果を感じていただけると思います。特定保健指導は保健師や管理栄養士と一緒に検査データを見ながら、普段の生活の状況を振り返り、食事や運動などを通して、無理なく取り組める目標を一緒に立てて、生活習慣を整えるきっかけにすることができます。特定保健指導の案内が届いた方は、必ず受けていただきたいなと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
保健師さんや管理栄養士さんのような専門家がフォローしてくれるというのはありがたいですし、生活習慣病予防するためにもぜひ受けたい内容ですよね。ところで、このたるトク健診なのですが、費用というのはおいくらですか。
(谷本)
今年もたるトク健診の費用は無料です。たるトク健診は年に1回約8500円かかる内容の健診を、自己負担なく受けることができます。あわせて、今年も10月末までに受診した方全員に1000円分のクオカードをプレゼントする受診促進キャンペーンを実施しています。10月までに受診できなかった方にも、来年3月までにたるトク健診を受診すると、抽選でクオカードをプレゼントしますので、がっかりしないでくださいね。さらに、令和5年度から3年連続で受診した方には、来年6月に抽選を行い、市立病院で受けられる脳ドック受診券をプレゼントするキャンペーンも行っています。
(FMおたるパーソナリティー)
年に1回およそ8500円かかる内容の健診が無料ですし、しかも今年も受診促進キャンペーン、やってくれますか。
(谷本)
今年もやります。キャンペーンは申し込み不要で、たるトク健診を受診すると、自動的にこのキャンペーンに登録されますので、特別な手続きは不要です。またクオカードは受診されてから2~3カ月後に、郵送でお届けします。できるだけ10月までに受診をして、たくさんのお得を受け取ってください。
(FMおたるパーソナリティー)
受けるだけで自分の健康を守って、そしてクオカードがもらえるなんて、やはりお得なたるトク健診ですよね。
(谷本)
あわせて、普段から健康管理に積極的に取り組んでいらっしゃる方、通院中の方向けの情報になります。年に1度、ご自身で人間ドックをお受けになっている方や、職場で、たるトク健診と同様の検査項目を実施している方は、「自己申告健診」という方法があります。受診した結果を市に提供していただくことで、たるトク健診を受けたとみなすことができます。提出書類の確認がありますので、保険年金課までお問い合わせください。また、持病をお持ちで、通院中の方は、普段の治療で、たるトク健診の項目と同様の検査を実施していた場合、そのデータを医療機関を通してご提供いただくことで、たるトク健診を受診したとみなす、「みなし健診」という制度があります。通院と健診を併用することで、治療中以外の、普段は気づけない体の変化に気づくことができますので、まずは該当になるか、通院中の医療機関に相談してみてください。また、「みなし健診」や「自己申告健診」で検査結果の提供をしていただいた方も、受診促進キャンペーンの対象になりますので、お早めにご相談ください。
(FMおたるパーソナリティー)
その他、小樽市で実施されている健診情報というのは何かありますか。
(谷本)
たるトク健診の受診に合わせて、がん検診も一緒に受けられます。小樽市の助成で受けられるがん検診は、肺、胃、大腸、乳、子宮頚(けい)がんです。たるトク健診とがん検診をまとめて受けることができれば、効率よく健康チェックができると思いますので、ぜひ一緒にお受けください。受診できる年齢はそれぞれ異なりますが、70歳以上の方は、がん検診も無料で受けることができます。また、今年度から、がん検診を受けると健康ポイントがもらえます。この健康ポイントを貯めるとすてきなプレゼントがもらえますので、ぜひ、がん検診を一緒にお受けください。がん検診と健康ポイントについては、小樽市保健所健康増進課までお問い合わせください。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。
(谷本)
最後に、75歳以上の方の健康診査についてお話させてください。75歳以上の後期高齢者医療制度に加入されている方は、国保のたるトク健診とほぼ同じ内容の健康診査を無料で受けることができます。また、市内歯科医院において、お口の機能を調べる歯科健診も無料で受けることができます。いくつになっても、元気で健康に過ごすために、年に1回健康診査と歯科健診をお受けください。
(FMおたるパーソナリティー)
はい、ありがとうございます。小樽市で行われている健診情報について、いろいろお伺いしてきました。最後に迫市長から一言お願いできますか。
(市長)
我が国の平均寿命というのはどんどん伸びていますが、この平均寿命と健康寿命の間には、まだ数年もの差があるわけですので、小樽市としても、いろんな事業、取り組みによって、市民の皆さんの健康寿命を延ばしていくということは大事なテーマの1つだと思っています。今、担当の方からもお話がありましたが、たるトク健診も毎年、担当者も努力して、受診率も伸びていますが、まだ3分の1ですので、まだまだしっかり多くの皆さんに受診をいただきたいと思っています。健康づくりの第一歩として、まずたるトク健診を受けていただいて、気になる部分がありましたら、ぜひ、特定保健指導の方もご活用いただきたいと思っています。また、あわせてがん検診を受けて、毎日健康な日々をお過ごしいただければなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
本日は迫市長そして谷本さんにお話をお伺いしました。どうもありがとうございました。
(市長・谷本)
ありがとうございました。
エンディング
お送りしてきました「明日へ向かってスクラムトライ!」、お別れの時間です。
今日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。