危険物の貯蔵と取扱いについて

公開日 2025年06月09日

更新日 2025年06月09日

危険物の貯蔵と取扱いについて 

 ガソリン、灯油及び軽油は、消防法上の「危険物」に該当し、その貯蔵や取扱いについて厳格に規制されています。
 危険物は、貯蔵や取扱いの方法を誤れば、火災や爆発など甚大な被害を及ぼす可能性があります。
 私たちにとって身近な危険物であるガソリン、灯油及び軽油を例に挙げると、次のような特性があります。

ガソリンの特性

危険性   

  1. 極めて引火しやすい。
  2. 揮発しやすく、蒸気は空気より重いため、低いところに滞留しやすい。
  3. 布などの繊維製品にしみ込んだ状態では、空気との接触面積が大きくなるので危険(衣類や体に付着してしまった場合は、直ちに衣類を脱ぎ、大量の水と石けんで洗浄してください。)
  4. ガソリンが入っている容器を激しく動かすことで発生する静電気を蓄積しやすい。

注意点

  1. 火気を近づけない。
  2. 火花を発する器具の近くで使用しない

保管方法

  1. 保管している場所の風通し、換気をよくする。
  2. ガソリン用として性能試験に合格している容器または携行缶で保管する。
  3. 直射日光の当たらない冷暗所に保管する。
  4. 容器は密栓する。(ノズルやポンプを取り付けたまま蓋をしないで保管することは危険です。)

灯油・軽油の特性

危険性   
  1. 液温が引火点以上になると、引火する危険性はガソリンとほぼ同じ。(夏の暑い時期に風通しの悪い物置等、熱のこもる場所に保管することは危険です。)
  2. 布などの繊維製品にしみ込んだ状態では、空気との接触面積が大きくなるので危険(衣類や体に付着してしまった場合は、直ちに衣類を脱ぎ、大量の水と石けんで洗浄してください。)
  3. 揮発しやすく、蒸気は空気より重いので、低いところに滞留しやすい。
  4. 軽油や灯油が入ってる容器を激しく動かすことで発生する静電気を蓄積しやすい。
注意点
  1. 火気を近づけない。
  2. 火花を発する器具の近くで使用しない。
保管方法  
  1. 保管している場所の風通し、換気をよくする。
  2. 灯油は灯油用として性能試験で合格しているポリ容器で保管する。
  3. 軽油は軽油用として性能試験に合格しているポリ容器で保管するか、ガソリン用の容器や携行缶に「軽油」と表示したもので保管する。
  4. 直射日光の当たらない冷暗所に保管する。
  5. 容器は密栓する。(ノズルやポンプを取り付けたまま蓋をしないで保管することは危険です。)

 自宅のホームタンクに腐食、配管や部品の損傷はありませんか? 放置されている危険物はありませんか?
 もう一度、身の回りの危険物の点検を行いましょう!
 
また、ガソリンを携行缶で購入するときは、本人確認や使用目的の確認が必要です。詳しくはこちら
 事故を防ぐには危険物の特性を理解し、安全な取扱い方法を身に付けることが大切です。

 危険物に関する事故を防止するために、皆様のご理解とご協力をお願いします。

お問い合わせ

消防本部 消防本部予防課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111・直通0134-22-9181
FAX:0134-22-9182
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