公開日 2025年07月09日
更新日 2025年07月09日
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■音声データダウンロード(7月7日放送分)29分(外部サイト:YouTube)
【前半】
- 参議院議員通常選挙
- 自動運転バス実証事業
- クーリングシェルター
- 小樽ジョブナビ
【後半】
- JTとの連携事業~Rethink-Creator-PROJECT
放送の内容
オープニング
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、7月となりまして、大変厳しい暑さを感じますよね。昨日も32度を超える真夏日になりましたが、20日日曜日は参議院議員の通常選挙の投票日となるんですよね。
(市長)
今回の投票日は3連休の中日にあたりますが、レジャーやお仕事などで投票が難しい方は、期日前投票をご利用いただけます。
(FMおたるパーソナリティー)
3連休ということもあって、外出される方も多いんじゃないかと思いますが、期日前投票はもうできるんでしょうか。
(市長)
はい。先週の金曜日、市役所別館の3階に期日前投票所を開設いたしましたので、選挙前日の19日土曜日まで、午前8時30分から午後8時まで期日前投票を行うことができます。
(FMおたるパーソナリティー)
市役所ではもう期日前投票ができるんですね。今回も塩谷と銭函に期日前投票所は開設されるんでしょうか。
(市長)
おっしゃる通りです。塩谷サービスセンターでは15日火曜日と16日水曜日に開設します。それから、銭函市民センターでは、17日木曜日、18日木曜日に開設しますが、いずれも8時30分から午後8時まで開設させていただきます。
(FMおたるパーソナリティー)
期日前投票をするときですが、何か注意しておく点というのはありますか。
(市長)
投票所整理券の裏面に「期日前投票宣誓書」というのがありますので、あらかじめ必要事項を記入してからお持ちいただきますと、スムーズに受け付けられますので、ご協力をお願いしたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
皆さんの大切な一票を無駄にしないでいただきたいなと思いますね。
(市長)
そうですね、よろしくお願いしたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、今日は自動運転バスの実証事業についてのお話から伺いたいと思います。自動運転バスと言いますと、未来の夢の乗り物のように思いますが、実証事業と言いますとどのようなことをするんでしょうか。
(市長)
実証事業ですので、課題を把握するために行いますが、基本的に自動運転で走行するバスが小樽運河や栄町通りの付近の公道を走行することになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽の観光の中心地を自動運転バスが走るんですね。こうした実証事業が行われる背景について教えていただけますか。
(市長)
はい。ドライバー不足が深刻な状況になっていますので、将来、自動運転バスが実際に使われることを想定しながらテストを行う必要がありまして、このたび小樽市でも実施をすることになりました。
(FMおたるパーソナリティー)
まずはテストを重ねながらということではありますが、これは性能を上げていけば、自動運転バスが実際に使われるような未来が来るかもしれないということですよね。期待されるのではないかと思いますが、自動運転バスということは、運転手がいない無人運転ということになるんでしょうか。
(市長)
将来的にはそういうふうになるんだと思いますが、今回の実証事業では、運転手の方が乗った状態で自動運転が正常に機能しているかどうかを監視しながら運行することになります。バスは障害物を検知しますと自動で止まりますので、運転手の方が手動で運行を再開するということになるんです。
(FMおたるパーソナリティー)
運転手の方が乗った状態ではあるけれど、自動で走るということですね。具体的な運行ルートというのは決まっているんでしょうか。
(市長)
第3号ふ頭の小樽国際インフォメーションセンターから出発いたしまして、OMO5小樽や旧三井銀行小樽支店などが並ぶ色内大通りを通りまして、堺町本通りを抜けて、メルヘン交差点を左折して、道道小樽港線から、小樽国際インフォメーションセンターへ戻ってくる循環ルートになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
そうですか。バスと聞きますと、結構大きなものを想像してしまいますが、今回はどのようなバスを利用されるんですか。
(市長)
今回は乗客が8名まで乗れる比較的小型のバスで、外装は小樽のガラス細工をイメージしたラッピングが入るということで伺っています。
(FMおたるパーソナリティー)
8人ですから、小型のバスですね。
(市長)
そうですね。
(FMおたるパーソナリティー)
そして、ガラス細工をイメージしたラッピングが入るということなんですね。このバスですが、いつからいつまで走る予定でしょうか。
(市長)
まず、7月14日から8月6日までは、乗客を乗せないで安全に走行できるかテストをいたしまして、8月18日から31日まではどなたでも試し乗りをしていただける試乗期間にしたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
誰でもということは私でも乗ってよろしいんでしょうか。
(市長)
そうですね。市民の方でも、観光でいらした方でも、どなたでもお乗りいただけることになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
市民の方でも観光の方でも、ぜひ乗ってみたいなと思いますよね。ルートは国際インフォメーションセンターが出発点となるということですが、乗りたいときは国際インフォメーションセンターに行くとよろしいでしょうか。
(市長)
ルートの途中にバス停を設ける予定ではありますが、定員8名という比較的小型のバスですので、途中乗車できるかどうかは確約できませんので、やはり国際インフォメーションセンターからご乗車いただくのが良いのではないかなと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
はい。途中のバス停で待っていても乗車できるかどうかわからないということですよね。乗車を予約するというのは可能なんでしょうか。
(市長)
一部の便で小樽市民の方が予約できる便を設けることを考えています。その他の便は予約を受けずに先着順でお乗りいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
予約できるとなりますと、家族で試乗するようなときにも乗りやすくなりますよね。
(市長)
このたびの実証事業は、将来に向けて市民の皆様の移動手段を維持する方法を考えるためのテスト運行ですので、まずは多くの皆様に関心を持っていただけるといいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
はい、ぜひ利用していただきたいと思いますが、いつか、実用化されることが楽しみですよね。
(市長)
いろいろ課題がありますので、着実にその課題の解決に向けていければなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
では変わりまして、クーリングシェルターについてのお話を聞いていきたいと思います。クーリングシェルターとはどのようなものなのでしょうか。
(市長)
市民の皆様が暑さから逃れて涼むことができる施設をクーリングシェルターとして指定させていただくことにいたしました。
(FMおたるパーソナリティー)
冒頭でもお話ししましたが、大変厳しい暑さがありますが、ご家庭にエアコンがないという方もいらっしゃるかと思います。今年は6月からすでに30度を超す日もありましたし、誰でも涼める施設があるというのは大変うれしいですよね。このクーリングシェルターを指定することになった背景を教えていただけますか。
(市長)
近年、北海道でも夏に危険な暑さを感じることが増えてきましたので、市民の皆さんの熱中症対策として運用を開始いたしました。また、この週末も土曜日で2名、日曜日で5名が救急搬送されていますので、本当に危険な暑さというのを実感していますね。
(FMおたるパーソナリティー)
以前、迫市長はこの番組の中でも、熱中症は屋内でもなることが多いということをおっしゃっていましたよね。
(市長)
昨年は小樽市内で76名の方が熱中症で救急搬送されましたが、そのうちの約8割が屋内で発症したものでしたね。
(FMおたるパーソナリティー)
室内でこの番組をお聴きのリスナーの皆さん、ぜひ室温にまずは気をつけていただきたいと思いますし、これから暑い日にはラジオとイヤホンを持ってクーリングシェルターでお聴きいただくということもお勧めしたいですよね。
(市長)
多くの皆様にこのクーリングシェルターを活用いただけるように、運用期間となります9月30日まで無料で予約不要でご利用が可能になりますので、お気軽に足を運んでいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
こちらのクーリングシェルターですが、指定されている施設というのはどちらになるんでしょうか。
(市長)
現在、市役所の別館1階や市立小樽図書館の児童室、学習室、視聴覚室といった公共施設をはじめとして、取り組みにご協力いただける市内のスーパーの共用スペースなどがクーリングシェルターとなっています。指定施設の一覧は、市のホームページをご確認いただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
はい。公共施設や店舗の一角の共用スペースなどがクーリングシェルターになっているんですね。これは、座席を確保するということはできるんでしょうか。
(市長)
施設の通常の運用の範囲内で共用スペースを活用いただく取り組みですので、座席に限りもありますので、施設の混雑状況などによっては座席が利用できない場合がありますが、ご理解いただきたいなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
共用スペースでは、他の方の迷惑にならないよう、思いやりの気持ちを持って過ごしたいですよね。
(市長)
この取り組みは、協力施設のご厚意があって成り立っているものですので、それぞれの施設のルールを守りながら、皆さんで健康に夏を乗り切れることを願っています。
(FMおたるパーソナリティー)
現在、クーリングシェルターにご協力いただける施設を募集されているんだそうですね。
(市長)
共用スペースをクーリングシェルターとして運用いただける施設を募集しています。冷房設備があること、それから無料で開放できること、それから休憩用の椅子などがあり、空間が適切に確保されていることなど要件はありますが、趣旨をご理解の上、ご協力いただける方は、生活環境部環境課へご連絡をいただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ぜひご協力をお願いいたします。
(市長)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
最後になりますが、小樽ジョブナビについてのお話をお伺いしたいと思いますが、小樽ジョブナビとはどのようなものなのでしょうか。
(市長)
インターネット上で小樽市内の企業情報を無料でまとめて掲載をするポータルサイトでして、小樽市で仕事を探す方にお使いいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
市内の企業をまとめて紹介するポータルサイトということなんですね。どのような点が特徴的なんでしょうか。
(市長)
市内企業を業種、エリア、キーワードなどで検索することが可能になっています。また、実際に働いている現場の画像ですとか、会社紹介の動画なども見ることができますので、企業の雰囲気を感じ取っていただけるのではないかなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
雰囲気が少しでもわかりますと、会社に関心を持つきっかけになるかもしれないですよね。
(市長)
はい。このポータルサイトで雰囲気を感じていただき、さらに詳しくお知りになりたい方は、それぞれの企業のホームページのリンクがありますので、そちらから、より詳細な情報を確認いただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
どのような方に小樽ジョブナビを使ってもらいたいと思われますか。
(市長)
小樽市内の若い方々ですとか、市内で就職や転職を希望する方はもちろんですが、小樽市への移住を考えている方にも、やはり暮らしと仕事というのは切り離せないものですので、ご利用いただきたいと思っています。また、中学生ですとか高校生の皆さんにもご覧いただいて、市内の企業に興味を持っていただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ぜひたくさんの皆さんに見ていただきたいということですが、情報の掲載を希望する企業も随時募集されているんだそうですね。
(市長)
そうですね。小樽ジョブナビが小樽市の企業のデータベースとして利用価値を高めるためには、情報を掲載する企業様のご協力が不可欠だと思っていますので、掲載は無料ですので、ぜひご参加いただければと思っていますが、掲載を希望される企業様は、産業港湾部商業労政課が事務局を務めています小樽地域雇用創造協議会の方へご連絡をいただければと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
情報の掲載は無料ということですから、ぜひ小樽にこういった企業がある、こういった会社があるということをたくさんの方に知っていただくためにも掲載していただきたいなと思いますね。詳しくは小樽地域雇用創造協議会へご連絡をお願いします。市内企業の魅力、それから雰囲気を伝えられるポータルサイトとして、皆さんにご利用していただきたいなと思います。前半は、小樽市長、迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、ありがとうございました。
(市長)
ありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
後半は小樽市職員の方にお話を伺っていきますが、今日は小樽市で7月9日水曜日に開催されます「Rethink Creator PROJECT 小樽セミナー」についてお届けをしていきます。このセミナーは、小樽市、そして小樽市と包括連携協定を結ぶJT、そして本プロジェクトの主催者であります株式会社クリエイターズマッチの3社連携により実現した取り組みです。今日は、小樽市総合政策部官民連携室の池田さん、そしてJT北海道支社の辻さんにお越しいただきました。池田さん、辻さん、どうぞよろしくお願いします。
(池田、辻氏)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
それでは、お一人ずつ自己紹介をお願いしたいと思います。まずは池田さんからお願いします。
(池田)
私、小樽市職員の池田と申します。昨年4月に新設された総合政策部官民連携室に配属され、現在は小樽市と民間企業、大学など、さまざまな主体をつなぐハブの役割を担っています。市の課題に民間企業等の持つ柔軟な発想や技術などを取り込むことで、共に課題解決を図る官民連携の取り組みを推進しています。
(FMおたるパーソナリティー)
では辻さんお願いします。
(辻氏)
JTの辻と申します。JTには昨年度より入社しておりまして、今回の「Rethink Creator PROJECT」や弊社の森林保全活動「JTの森」を通して、自治体や地元企業の皆様と協力しながら、「より愛される地元」の創出に向けた活動に力を入れています。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。それでは早速、本日お越しいただいている辻さんがお勤めのJTと小樽市との関係性や、このセミナーの開催に至った背景を、池田さん教えていただけますか。
(池田)
小樽市とJTは、令和3年に包括連携協定を締結しまして、まちの美化や観光振興、防災など、さまざまな分野で連携を進めてきました。今回は、包括連携協定に基づく取り組みとしてJTの社会貢献活動「Rethink PROJECT」のうち、地域人材の育成を目的とした「Rethink Creator PROJECT」のセミナーを小樽市で開催することになりました。
(FMおたるパーソナリティー)
こちらのセミナーは、小樽市とJTの包括連携協定に基づく取り組みとして開催されるんですね。ちなみに、小樽市でセミナーが開催されるそうですが、こちらのセミナーにはどのような特色があるんでしょうか。
(池田)
全国各地で開催されるRethink Creator PROJECTセミナーでは、各地方自治体が地域住民や外部の方に対して発信したい、または発信に課題を持っている地域の魅力をテーマに選定しています。今回、小樽で開催されるセミナーでは、小樽市が令和7年2月に単独認定を受けました「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」をテーマとして扱うことによりまして、参加者に地域の魅力を再認識していただいて、その気づきやセミナーで学んだ考え方やスキルを基に、小樽の地域活性化につなげていただきたいと考えています。
(FMおたるパーソナリティー)
小樽市が初めて単独で認定された日本遺産をテーマとして扱うということですが、小樽市としては、市民や観光客の皆さんへこのストーリーや身近にある歴史的建造物をより浸透させていきたいという思いもあるかと思いますから、是非多くの方にこのセミナーを受講いただきたいですよね。
(池田)
村岡さんのおっしゃる通り、このセミナーには幅広い世代の、多くの市民の皆様にご参加いただきたいと考えています。特にメインターゲットとしては、これから地域を担う若者や若手から中堅の社会人の方などの参加を期待しているところです。
(FMおたるパーソナリティー)
先程、池田さんから、このセミナーが小樽市と包括連携協定を締結するJTの社会貢献活動の取り組みの一環として開催されると伺いました。ではここで、JTの辻さんにお話を伺いたいと思いますが、まず「Rethink PROJECT」とはどのような取り組みなのか教えていただけますか。
(辻氏)
「Rethink PROJECT」とは、「Rethink~視点を変えて物事を考える~」ことで、地域の課題を見つめ直し、より良い社会づくりを目指すJTの社会貢献活動の総称です。その中の一つが、今回の「Rethink Creator PROJECT」での座学を通じて、視点を変える力で「Rethink」とワークショップを通じて考えを形にする力「Create」を学ぶことで、地域の魅力発信を実践することを目指しています。
(FMおたるパーソナリティー)
視点を変えて物事を考え、地域の魅力を発信するプロジェクトなんですね。この度、小樽でセミナーが開催されるそうですが、こちらの内容について教えていただけますか。
(辻氏)
小樽市で初開催となるこのセミナーは、株式会社クリエイターズマッチ主催、Rethink PROJECTが協賛し、小樽市にご後援をいただいて開催します。7月9日、明後日の水曜日の午後6時から午後8時30分の間、小樽経済センタービルで開催されます。当日は、情報編集の考え方を学ぶ座学と、実際にポスターを作成するワークショップを組み合わせた内容でして、地域講師が参加者のアイデアをもとにその場でデザインに起こす「Createライブデザイン」も実施されます。講師には、北海道で地域の魅力発信に携わるクリエイター2名をお迎えして、小樽市をテーマに「Rethink」すなわち視点を変えて考える方法をお話しいただきます。「Rethink」という視点を通じて地元の魅力を再発見し、それを自分たちの言葉と形で表現できる、そんな貴重な学びの場になると思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
座学とワークショップを一体で体験できるということで、参加者にとって学びが多い内容になりそうですし、地域の講師がその場でデザインを起こす過程を間近で見ることができるという点はとても魅力的ですよね。先程、池田さんからは、小樽市が初めて単独で認定された日本遺産をテーマとして扱うと伺いましたが、具体的にはどのような流れでセミナーは進行されるのでしょうか。
(辻氏)
当日の具体的な流れですが、参加者はまず、「誰に、何を、どう伝えるか」という情報編集の手法を学びます。その後、小樽市産業港湾部観光振興室の職員の方より、参加者の皆様に対して、日本遺産のストーリーだとか、構成文化財である歴史的建造物、そしてそれらを市民や観光客などに伝え浸透させていく必要性などについてご説明をいただきます。そして、そのインプットを踏まえて、参加者は構成文化財のうち、旧日本郵船株式会社小樽支店と旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫をテーマに、ワークショップを通じて実際にポスターを制作していきます。
(FMおたるパーソナリティー)
テーマとして取り上げられる国の重要文化財であります旧日本郵船株式会社小樽支店は、平成30年から工事に伴って長期休館となっていましたが、今年の4月からおよそ6年ぶりに一般公開を再開しまして、今後は北運河エリアの中核として期待されていますよね。また、旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫も、今年の3月にNPO法人が利活用計画を公表しまして、今後の建物の活用が注目されていると伺っています。ちなみに、このセミナーのワークショップで制作されたポスターですが、どのように活用されるんでしょうか。
(辻氏)
完成した作品は、市民や観光客の皆様に対して、日本遺産への関心を高めるためのツールとして、小樽市にご活用いただく予定となっています。
(FMおたるパーソナリティー)
ぜひたくさんの方にご覧いただきたいですよね。さて、これまで辻さんからJTの社会貢献活動の取り組みの一環として開催されます「Rethink Creator PROJECT」小樽セミナーの概要を伺ってきました。私も事前にホームページを拝見させていただきましたが、「Rethink Creator PROJECT」セミナーですが、全国62の地域でこれまで112回の開催実績があるということで、今年の4月には山梨のセミナー、今月3日には青森セミナーが開催されているということですが、池田さん、セミナーに参加された方からはどのようなお声をいただいているんでしょうか。
(池田)
私も過去の開催実績というのを拝見したんですが、北海道内でも札幌市、函館市、そして旭川市、釧路市、北広島市といった多くの地域で開催実績がありまして、どの地域でも「自分のまちを見直す良いきっかけになった」という声が多いようです。
(辻氏)
そうなんです。そういった声を本当に多くいただいています。実際に参加された方が、これを機に地域活動に関わり始めたりだとか、自ら発信を始めたりという事例もあると聞いています。また、ライブデザインを通じて、自分のアイデアが形になる過程を実際に体感することで、「自分にもできるかも!」といったような前向きな気持ちが育まれていくということもあると聞いています。
(池田)
小樽ではですね、今回、日本遺産を題材にすることで、実は市民の皆様の身近にある構成文化財の価値やストーリーを改めて知っていただきたいと思っています。その結果、まちの魅力を再発見して、地域に対する誇りでしたり、愛着につながれば嬉しい限りです。
(辻氏)
そうですね。本当にそうした積み重ねが、地域の魅力を見つけ、発信できる人を増やすことにつながると信じていますし、今回の小樽市の開催もその流れを生むきっかけになればと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
辻さん、池田さん、ありがとうございました。地元の文化や歴史に目を向けて、それを自分なりの表現で伝えていくというのは、とても意義深い取り組みではないかと思いますね。それでは、改めて小樽セミナーの開催情報を教えていただけますか。
(池田)
セミナーは7月9日水曜日午後6時から午後8時30分の間、小樽経済センタービル7階で開催されます。参加費は無料で、デザインの経験がない方でも安心してご参加いただけます。主催者であるRethink Creator PROJECTの公式サイトからお申し込みいただけますので、ぜひ多くの皆様にご参加いただければと思います。
(辻氏)
デザインは難しそうと感じていた方にも是非一度体験していただきたい内容となっています。楽しみながら地元を見直す、参加者の皆様にとって、そんな素敵なきっかけになることを期待しています。
(FMおたるパーソナリティー)
はい、ありがとうございました。このラジオをお聴きのリスナーの皆さんやその周囲の方々で、デザインに興味があるけど、なかなか一歩を踏み出せない、また地域の活性化に興味があるといった方がいらっしゃれば、ぜひこの機会に「Rethink Creator PROJECT 小樽セミナー」へご参加いただいてはいかがでしょうか。さて、ここまで「Rethink Creator PROJECT 小樽セミナー」について、池田さん、そして辻さんからお伺いしてきましたが、迫市長、小樽の興味深いセミナーになりそうですよね。
(市長)
そうですね。本市の日本遺産を題材とした今回のセミナーですが、文化や歴史といった小樽の魅力に、参加者の皆様が改めて気が付く貴重な機会にもなるのかなと思っています。特に世代を問わず幅広い市民の皆様がこのセミナーを通じて自らの視点で地域を見つめ直し、その魅力を発信していただき、そしてその地域の活性化に取り組んでいただくことは、小樽市にとりましても、市民の皆様とまちの未来を共に作り上げていくという観点で、大きな意義があると思っているところでもあります。このセミナーに参加されて得た気づきが、地域を愛し育てる第1歩となることを期待いたしています。
(FMおたるパーソナリティー)
迫市長、ありがとうございました。参加者の皆さんがまちの未来を共に作り上げる一員になる、このセミナーがそんなきっかけになるといいですよね。本日は迫市長、そして総合政策部官民連携室の池田さん、そしてJTの辻さんにお話を伺いました。迫市長、池田さん、辻さん、どうもありがとうございました。
(市長、池田、辻氏)
ありがとうございました。
エンディング
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この番組の再放送は、7月9日水曜日、午後7時からお送りします。また、次回の放送は、7月21日月曜日です。どうぞお楽しみに。