公開日 2020年10月10日
更新日 2020年12月07日
生鮮魚介類に寄生したアニサキスによる食中毒が発生しています
平成30年、小樽市内においてアニサキスによる食中毒が3件発生しました
アニサキスの特徴
- アニサキスとは魚介類に寄生する寄生虫の一種で、長さは約2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。
- サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、イカなどの魚介類の内臓表面にうずまき状になって寄生しています。
- 寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると、アニサキスは内臓から筋肉に移動することが知られています。
- アニサキス食中毒は、アニサキスが寄生している生鮮魚介類を生で食べることで、アニサキスが胃壁や腸壁に刺入して起きる食中毒です。
潜伏期間と主な症状
- アニサキスが胃壁に刺入して生じる胃アニサキス症は、食後数時間から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
- アニサキスが腸壁に刺入して生じる腸アニサキス症は、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
予防のポイント
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魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。
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丸ごと1匹の魚を処理する際は、速やかに内臓を取り除きましょう。
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内臓を生で食べないようにしましょう。
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アニサキスは目に見える大きさなので、魚をよく見てアニサキスを取り除きましょう。
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アニサキスは加熱又は冷凍により死滅します。中心部まで十分加熱するか、−20℃で24時間以上冷凍しましょう。
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通常の調理で用いる程度の塩、わさび、酢などではアニサキスは死滅しません。
参考リンク
お問い合わせ
保健所 生活衛生課
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