建物の建築年などを知る手がかり"棟札(むなふだ)"

公開日 2020年10月16日

更新日 2021年03月05日

歴史的な建物を紹介した本やパンフレットには、「この古い建物は、明治30年に建築され・・・」などと記載されているものが見られますが、一体どの様に調べるのでしょうか。古い建物がいつ頃に建てられたものか、判断する手がかりのひとつとして「棟札(むなふだ)」があります。

 棟札とは、建物の新築や修理を行った際に、その建物の繁栄と工事の安全を祈願して棟木や梁などの小屋裏に取り付ける札のことを言います。材質は木がほとんどで、形は短冊状の木の上部を山型にし、下部にいくほど細くするのが一般的です。また板面には、祈祷文や神様の名前、工事の概要・年月日、施主・施工者名などが墨書され、その建物の歴史を知ることができる貴重な資料となります。

 祝津3丁目にある市指定歴史的建造物「恵美須神社本殿」には、棟札が取り付けられており、そこには文久3(1863)年の建立とありました。

 

 棟札の例 

(※恵美須神社本殿の棟札ではありません)

棟札の例

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