公開日 2020年10月17日
更新日 2021年09月13日
RSウイルス感染症が流行しています
小樽市内において、令和3年8月以降RSウイルス感染症の報告数が例年になく増加しており、重症化して入院を要するお子さんもみられています。
全国的、全道的にもRSウイルス感染症が流行しているので、改めて感染予防対策を徹底しましょう。
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、毎年秋から冬にかけて主に乳幼児で流行する呼吸器感染症です。2歳までにほとんどのお子さんがかかると言われていて、初めて感染・発症した場合は重症になりやすく、入院が必要となる場合もあります。
【潜伏期】潜伏期は2-8日、通常は4-6日。
【症状】発熱、鼻汁などのかぜ症状がみられ、多くは1-2週間で治りますが、せきの悪化、喘鳴、呼吸困難を起こす場合もあります。生後6か月以内の乳児や低出生体重児は重症化しやすく、細気管支炎、肺炎、無呼吸発作を引き起こすことがあります。中耳炎を合併することもあります。
感染と発病を繰り返しますが、再感染以降は症状が軽いため、家族内や保育所などの施設内で流行しやすい感染症です。成人では一般的にかぜ症状のみですが、高齢者、免疫不全の方、心肺疾患を有する方は重症化することがあります。
【治療】症状をやわらげる対症療法です。
感染経路
飛沫感染と接触感染です。
- 飛沫感染:感染している人がせきやくしゃみ、会話などをした際に飛び散るしぶきを吸い込む
- 接触感染:ウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップ等)を触った手を介してウイルスが口に入る
予防のポイント
- せきなどの呼吸器症状を認める場合は、接触を避けてください。特に、呼吸器症状がある年長児や成人は、可能な限り0歳児や1歳児との接触を避けましょう。
- せきエチケットを行ってください。外出時はもちろんのこと、せきなどの呼吸器症状がある場合は、家の中でもマスクを着用して児に接しましょう。
- だ液、鼻汁、たんなどが付着したものの取扱いに注意してください。児が日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤で消毒しましょう。
- 手洗いとうがいをこまめに行ってください。児のだ液や鼻汁に触れた時や、食事の前は必ず流水・石鹸による手洗い、アルコール製剤での手指消毒を行いましょう。
RSウイルス感染症の流行状況
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