公開日 2020年11月04日
更新日 2020年12月17日
小樽市では、「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」の施行に伴い平成13年4月から市発注工事の入札・契約の適正化に努めておりますが、適正化指針が閣議決定されたことにより、下記のとおり、市が発注する工事の入札および契約の適正化に更に取り組むこととしました。なお、実施内容については、すでに平成13年度から実施済みのものも含め概要を記載しました。
平成15年4月1日現在
1.透明性の確保
(1)情報の公表
既に公表済の事項(指名基準、指名業者名、指名理由、入札者名、入札金額、落札者名、落札金額等)のほか、次に掲げる事項について公表
- 競争入札参加資格者の客観点数、主観点数およびそれらの合計点数ならびに順位
- 入札参加者の参加資格等級区分を定めた基準
- 予定価格(入札を行う工事と工事に伴う設計等の業務委託については事前公表)
- 予定価格の積算内訳
- 苦情処理の手続き
- 指名停止を受けた者の名称、期間および理由
2.公正な競争の促進
(1)入札および契約の方法の改善
- 市内業者の受注機会の確保を図るとともに、競争を高めるために、必要に応じ、公募型指名競争入札等の適切な導入などに努めていく。
- 中小・中堅業者に対する受注機会の確保を図るとともに、小樽市共同企業体取扱要綱に基づきJV制度を適切に活用していく。
- 設備工事等に係る分離発注については、工事の性質または種別、全体の工事のコスト等を考慮し、専門工事業者の育成に資することを踏まえ、その活用に努めていく。
(2)苦情処理システムの整備
苦情の申出の窓口、申出ができる者、対象の工事その他苦情処理の手続等について、要綱を策定、公表
3.談合その他の不正行為の排除の徹底
(1)談合情報への適切な対応
「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号)」第3条または第8条第1項第1号の規定に違反する行為があると疑うに足りる事実があるときは、公正取引委員会に通知する。入札談合に関する情報に対しては、国の談合情報対応マニュアルに基づき、今後も的確な対応に努める。
(2)一括下請負等建設業法違反への適切な対応
- 「小樽市発注工事の現場等における施工体制の点検要領」を策定、公表
- 当要領に従って点検等を行い、一括下請負等があると疑うに足りる事実があるときは、建設業許可行政庁等への通知を適切に実施
(3)ペナルティの厳正な運用
- 「小樽市競争入札参加資格者指名停止等措置要綱」の公表と適正な措置の実施
- 指名停止の相手方の商号または名称、期間、理由等の公表
4.公共工事の適正な施工の確保
(1)公共工事の施工状況の評価
- 「小樽市工事成績評定要領」、「小樽市工事成績評定基準」の公表
- 工事成績評定点を請負業者に通知、公表
- 工事成績評定に対する説明請求の受理および回答とその公表
(2)施工体制の把握の徹底等
- 「小樽市発注工事の現場等における施工体制の点検要領」の公表
- 監理技術者等の専任制を徹底するため、工事着手前に監理技術者資格者証の確認、監理技術者本人の確認、工事施工中に監理技術者の常駐状況の点検を実施
- 現場等の施工体制を把握するため、工事施工中に施工台帳および施工体系図に基づき点検を実施
- 元請業者の適切な施工体制の把握のため、建設業の許可を示す標識の掲示、建設業退職金共済制度適用事業主の工事現場である旨を明示する標識の掲示、工事カルテの登録等の確認を実施
- 一括下請負の点検については、監理技術者の専任、施工体制、元請および下請の担当工事、実質的関与等について、点検を実施
5.その他入札契約の適正化の促進
(1)不良・不適格業者の排除
- 監理技術者の点検では、工事着手前に監理技術者資格者証の確認および監理技術者本人の確認を実施
- 工事施工中の点検では、監理技術者の常駐状況、施工体制台帳および施工体系図が実際の施工体制に合致しているかどうか等の確認を実施
(2)建退共制度の普及とその適正な履行の確保
- 建退共制度の普及とその適正な履行を確保するため、「小樽市発注工事に係る建設業退職金共済制度関係事務処理要綱」を策定、公表
- 下請を含めた建退共証紙の貼り付けを確認するため、「建退共証紙貼付実績書」を工事完成後に提出することを義務付け
お問い合わせ
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