公開日 2020年11月10日
更新日 2023年08月16日
3歳児健康診査後は就学時健康診断まで健診がありません。視力・聴力の異常の発見や、お子さんに関する不安や困り事などを相談する機会ですので、必ず3歳児健康診査を受診しましょう。
3歳児健康診査を受診される前に、自宅にて視力・聴力の検査をお願いします。検査の内容や方法については、健診前にお送りする書類の中に同封させていただきますので、そちらを御覧ください。
視力検査について
生まれたばかりの赤ちゃんは、明かりがぼんやりわかる程度の視力しかありません。その後、家族とのふれあいや遊びなどの生活の中で、徐々に視力が発達していき、6歳頃までに大人と同じくらいの視力に近づきます。3歳頃になると視力検査ができるようになってきます。
強い遠視や乱視、斜視などの異常があると、今後の視力発達に影響を与えるので、早期発見・早期治療が重要です。早期に治療を開始することで、治療の効果が高くなります。お子さんの視力を守るために、小樽市から郵送される「視力検査セット」で視力検査をし、3歳児健康診査を受診しましょう。
令和5年8月から、健診会場では眼科検査(屈折・眼位検査)を行います。眼科検査とは機器(フォトスクリーナー)を使用して、遠視・近視・乱視・斜視などを調べます。お子さんには、機器の画面を見つめてもらうだけで、短時間で検査できます。
検査について、詳しくはこちらをご覧ください。眼科(屈折・眼位)検査のご案内(3歳児健診)[PDF:520KB]
聴力検査について
3歳頃のお子さんは、社会性やことばの発達がめざましく、たくさんのことを覚えていく時期です。この時期に難聴があるとことばを習得することが難しくなります。難聴の程度が軽い場合、子どもは聞こえてくる部分的なことばや状況、ジェスチャーなどで理解しようとするため、本人・周囲も聞こえづらさに気づかないことがあります。出産後に聴力検査をしたお子さんもいらっしゃると思いますが、そのときは異常なしでも、その後、難聴になる場合もあります。また、中耳炎を繰り返すことでも難聴になることがあります。
難聴によってことばの成長が遅れる場合がありますので、早期発見・早期治療が必要になります。この機会に聴力検査をして、3歳児健康診査を受診しましょう。