｢小樽市ふるさとまちづくり協働事業｣事業報告書　海辺の子どもアートワークショップ

ゼニバコアートプロジェクト

海辺の子どもアートワークショップ

国際的に活躍しているアーティストとの協働体験により、子ども達の心にある夢や可能性の芽を大きく育てるひとつの機会となることであり、その芽の一つ一つが、個性豊かで生命力の強いものに育っていき、のちにふるさと小樽の大きな原動力に繋がることを目的とする。

事業費

360,755円

助成額

150,000円

　◆ アートワークショップ事業　◆　★

1. Kinproと海辺のカーニバルの実施。
   • 海辺をキャンパスに巨大なチョークアートを楽しもう！
   • 海の仲間に変身して海辺を大行進しよう！
2. ダム・ダン・ライさんと流木アートの実施。
   • 流木を使って大きなオブジェを完成させよう！

※参考（補足説明）

• Kinproという名で国内外で活躍されている新矢千里さんを招いて、ふるさと小樽の潮風を感じながら、子ども達と協働で海の世界を表現しました。
• ダム・ダン・ライという小樽市張碓在住の国際的アーティストと共に海辺に巨大オブジェを作成しました。
  後日、ハルカヤマ芸術要塞に移設展示も可能となり、海と山に生える作品を感じる機会を得ました。
• 以上2日にわたる構成で、アーティストと子どもが共同で行うワークショップを開催しました。

※★印は助成対象事業

チラシ作成・広告掲載、ＨＰでの開催告知等

「Kinproと海辺のカーニバル」実施

「ダム・ダン・ライさんと流木アート」

「ダム・ダン・ライさんと流木アート」ハルカヤマ芸術要塞展示

「ダム・ダン・ライさんと流木アート」流木返却・集合写真配布

決算及び報告書の作成

参加者数に関しては、１．Kinproと海辺のカーニバルは、２回目ということもあり評判も良かったが、近隣の幼稚園や小学校などとの行事と重なり、集客が困難でした。
しかし、想定人数として100名ではなく、70から80名であったことがより内容を濃いものに出来たように思います。
２．ダム・ダン・ライさんと流木アートは、運動会シーズンで集客が厳しかったが、50名程度であったことが結果として良かったです。
大きな怪我やトラブルもなく、アーティストと参加者が一つになって、銭函の海を感じながらチョークアートと変身アートという楽しいアートワークショップをすることができました。
実施までの時間がない中での取り組みであったが、事業目的は十分達成できたように思います。

参加者の方には、大変共感していただき、「来年もやってほしい」という声を多く聞いています。
ボランティアで参加してくれたスタッフ等、学生も含め、運営サイドも納得のできるいい事業でした。
アーティストの新矢さんとダム・ダン・ライさんにも大変喜んでいただき、双方にとっての収穫は大きかったように感じます。
子どもの年齢層にばらつきがあり、屋外でのイベントということもあって、駐車場の問題や日程調整など近隣とのイベントスケジュールのすり合わせ作業を丁寧にしたほうが良かったと思います。
ＴＶ局からの依頼で報道番組での取り上げ、フリーペーパーでの取材などもあり、発信していくことで小樽の生活を楽しむことの魅力を伝える機会があったのではないかと思います。
Kinproさんは、札幌国際映画祭など国際色豊かな仕事、ダム・ダン・ライさんは、鹿島彫刻コンクール最終審査に進むなど、現在多方面で活躍する表現力豊かなアーティストとのコラボレーションは、子どもやその保護者達にも心に大きな栄養を与えてくれたと思います。
改善すべき点はあったが、今後に生かしていきたいと思います。

今回の経験を活かし、ふるさとで心豊かに暮らせるよう、その土壌作りをアーティストや住民と共に企画していきたいと思います。
近隣の幼稚園などからの依頼もあり、「一緒にやってみたい」という声が上がっており、来年度もその方向も含め検討してみたいと思います。