事業内容
事業内容
団体名
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ゼニバコアートプロジェクト
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事業名
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海辺の子どもアートワークショップ
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事業の目的
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国際的に活躍しているアーティストとの協働体験により、子どもたちの心にある夢や可能性の芽を大きく育てるひとつの機会となることであり、その芽の一つ一つが、個性豊かで生命力の強いものに育っていき、のちにふるさと小樽の大きな原動力に繋がることを目的とする。
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実施額
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事業費
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405,940円
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助成額
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300,000円
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事業内容
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※★印は助成対象事業
◆アートワークショップ事業◆★
ストーリーとアートを絡めて、子どもも大人も一日その世界を楽しむ、銭函の海に住む「チョイナのお話」についてのワークショップを行いました。
『海辺のおひさまの会』(第一部) [8月4日 午前10時〜午後3時]
参加者数:200人(内、子ども72人)
- 海辺のオブジェ
ベトナム出身の彫刻家ダム・ダン・ライさんと流木を使ってオブジェを完成させました。
子どもたちひとりひとりに1本の流木を手渡し、オブジェに組み込んでいきました。(チョイナの国への扉を開く「鍵」のイメージ)
- チョークアート
世界で活躍するイラストレーターKinproさんと子どもたちで、海辺にある敷地内の駐車スペースいっぱいのチョークアートを行いました。
「チョイナ王・・・クジラに乗って笑顔を届けに!」と題した下絵をもとに色とりどりに塗りました。
完成後、2Fデッキから出来上がったチョークアートの世界を鑑賞しました。
- ランタン作り
子どもたちが紙袋を使ってランタンを作成しました。
切り絵を貼ったり、絵を描いたり、スタイルは自由に、Kinproさんのアートを見たり、ちょっとしたアドバイスを受けながら、自分らしいものを各々が作っていきました。(作ったランタンを『海辺のおほしさまの会(第2部)』で灯す。)
- うろこプロジェクト
平成24年6月30日〜7月13日にかけて行った事前ワークショップ(近隣の小学校、幼稚園、町内会の子供会などに出向き、1枚1枚思い思いの色に塗って、うろこを作成)で作ったうろこを1枚1枚重ねて、魚のオブジェを作成しました。アートワークショップ当日もさらに、空いた時間を利用して魚を作成しました。
※この魚は、海を渡って東北の子どもたちに見てもらいました。
『海辺のおほしさまの会』(第2部) [8月4日午後7時〜8時]
- ランタン点灯(第1部で作成したランタンを点灯)
- チョイナの影絵(チョイナの話を影絵も交えて朗読)
Kinproさんの書き下ろしによるチョイナの影絵のお話ではアイヌ文様の切り絵を使い額縁の中に美しい影絵が現れます。
ToyToy(小川基さん)によるトンコリ(アイヌの楽器)の演奏や効果音もついて、お話はクライマックスへ・・・美しい影絵と朗読と音楽で、チョイナの一日を堪能して終了しました。
*参考(補足)
●Kinpro:国内外で活躍のイラストレーター新矢千里。
今年度は、写真家・映画監督 蜷川実花のセレクトCDアルバムのイラストを担当する。東京スカイツリータウン「すみだ水族館」、京都水族館ミュージアムショップの商品デザイン、メリーチョコ、などの数々の商品デザインする。
今秋には、クロスホテル札幌で、「ART−Xまちなかアート・クロスエディション「kinpro展」」を開催する。
●ダム・ダン・ライ:ベトナム出身小樽在住のアーティスト。
昨年、国内でも権威あるKAJIMA彫刻コンクールでの入賞を果たし、精力的に製作を続ける。国内だけにとどまらず、韓国などでも発表の場を広げる。今年の夏は、芸術の森美術館での屋外展示Color Explosion - 色彩爆発が長期に渡り開催。芸術の森美術館監修の図録にゼニバコアートプロジェクトの昨年の作品も掲載。
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事業の日程について
事業日程
6月30日 |
事前アートワークショップ(張碓小学校地域子ども教室) |
7月10日 |
事前アートワークショップ(春香町内会子供会) |
7月13日 |
事前アートワークショップ(桂岡幼稚園) |
8月4日 |
海辺の子どもアートワークショップ |
事業評価について
事業評価
1.事業の目的の達成度 |
3年という時間をかけて、一つの到達点を見ることができたように思います。
ボランティアスタッフなどもそれぞれ、活動の場を多く持つ方達が小樽市内からたくさん参加してくれたこともあり、PRに繋がりました。
参加人数72名、スタッフの子どもや参加者の兄弟なども含めると予定の人数に近くなり、その保護者の数を入れると会場は200名近い人で賑わいました。
2部制にすることや、内容は統一性、関係性を持たせつつも、毎年来てくれる人にも満足してもらえるようたくさんのアイデアを出し、毎年、工夫も重ねました。
一年、 一年確実に進化を遂げたと思います。
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2.参加した方々や、周辺の方々の満足度 |
小樽市内・地元銭函・札幌市内のたくさんの親子連れが、笑顔で参加してくれました。
3年目にして、「感動しました〜」という声を何人もの方から頂いた事は、事業目的が参加者に少しずつ届いている事と受け止めています。
夜の部を初めて設け、海辺を一日を使ってのんびりと楽しんでもらった事もよかったと思います。
海辺のオブジェに影絵、トンコリの音、ランタンの灯りなど昼間の賑やかさとは違う様子に親子共々、たくさんの温かい言葉をいただきました。
嬉しい事に昨年に続き、札幌から参加された方で小樽・・・銭函に本格的に移住したいと思う方がいたこともまた海辺のふるさと小樽(銭函)のよさを体感していただいた結果のようにも思います。
また、スタッフやアーティストなどもこの機会を通して、いい出会いとなり、双方収穫が多かったということも嬉しい結果となりました。
たくさんのメディアにも3年目ということもあり、快く、取材をしていただいたり、宣伝していただいたりと、理解を得られたことも一つの成果と考えます。
このような機会を得て、スタッフ一同、貴重な体験ができ、大変喜んでいます。
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3.今後の事業について |
この経験を活かし、新たな挑戦をしていこうと考えています。
幼稚園や小学校などとの活動、地域でのイベントに参加など、今後検討をしていきたいと考えています。
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※ この「事業報告書」は事業を実施した団体(申請団体)から市へ提出された報告書です。