事業内容
事業内容
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団 体 名
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NPO法人 歴史文化研究所
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事 業 名
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おたる案内人ジュニア育成プログラム事業
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事業の目的
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子どもたちに地元小樽の歴史を学んでもらい、最終的に旧日本郵船小樽支店のガイドを行わせることにより、郷土愛を醸成させ、表現力と社会力を育むことを目的とする。
また、小樽観光大学校が認定する「おたる案内人」を講師として活用し、観光都市宣言のまち小樽らしい新たな人材として位置付ける。
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実 施 額
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事業費
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470,000円
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助成額
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300,000円
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事業内容
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※★印は助成対象事業
◆おたる案内人ジュニア育成プログラム事業◆ ★
- 色内小学校をモデル校として5,6年生を対象に小樽の町のなりたちを「おたる案内人」が講師として伝え、なぜ小樽の町が現在の景観になっているのかを理解してもらい、歴史そのものを勉強するのではなく、あくまで「おたる案内人」ジュニアとして、自分の町を観光ガイドできる知識を身につけるための勉強を行いました。
- 5年生では、小樽の町の基礎的な歴史を体系的に勉強しました。教材は小樽観光大学校発行の「おたる案内人」テキストを基に、レジュメを毎回作成し、スライドを見せながら授業をしました。
更に、座学だけでなく、教室で学んだことを実際に見るため、フィールドワークを行いました。
小樽市総合博物館、運河館、余市水産博物館、旧日本郵船(株)小樽支店を学芸員の解説付きで見学、「おたる案内人」のガイドで歴史的建造物巡りを行いました。
- 6年生の前半は5年生で習った歴史の復習をし、後半は最終課題の旧日本郵船ガイドに向けて、建物の研究、ガイドシナリオ作りを行いました。
- 11月には、6年生が旧日本郵船にてガイド実践。5年生は教室内で修了発表を行いました。
- 今年度、授業用に作成したレジュメをテキストにし、修了した6年生へ配布し、もう一度歴史を振り返ってもらうことと、家族の方にも読んでいただきました。
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事業の日程について
事業日程
| 5月 |
5年生 ガイダンス |
6年生 現地見学
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6月
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5年生 小樽の歴史 |
6年生 現地見学 |
| 7月 |
5年生 現地見学 |
6年生 ガイド準備
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| 8月 |
5年生 小樽の歴史 |
6年生 ガイドシナリオ作成
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| 9月 |
5年生 小樽の歴史・現地見学 |
6年生 ガイド練習
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| 10月 |
5年生 現地見学 |
6年生 ガイド練習
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| 11月 |
5年生 修了発表 |
6年生 ガイド実演
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事業評価について
事業評価
| 1.事業の目的の達成度 |
今回行った授業は、小学校の副読本においても、小樽の歴史はほんの一部しか載っておらず、生徒たちには、初めて聞く話ばかりだったと思われます。
また、学校の先生以外の外部の人との授業で最初は戸惑いがあったようですが、授業を進めていく中で、生徒たちの言葉遣いや大人との接し方が良くなっていったと感じました。
さらに、「おもてなし」の授業を通じて挨拶や話し方なども身につけていきました。
教えることは初めての「おたる案内人」でしたが、使命感をもって取り組んでくれ生徒との接し方も慣れ、「おたる案内人」の新たな位置づけが確認されました。
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| 2.参加した方々や、周辺の方々の満足度 |
学校側からは、総合学習のテーマが「地域」ということで、初めての取り組みでしたが、思っていた以上の効果と生徒の成長が感じられたとのことでした。
色内小学校のPTAからは、地元育ちの自分たちも初めて知った歴史もあり、生徒以上に楽しめ、良い取り組みだと感じたとのことでした6年生の郵船ガイドを見学した方(小樽市及び関係者、観光客)からは、「予想した以上に上手なガイドで関心した。子供たちが自分の町の文化財に誇りをもつことは素晴らしい」との言葉を頂きました。以上の事から参加者・周辺の方々の満足度は高かったと感じています。
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| 3.今後の事業について |
平成25年度も色内小学校にて5,6年生を対象に、この事業を継続していくことが決まりました。
これまでの反省事項(NPOと学校)を踏まえ、カリキュラムを修正していきます。大きな修正点としては6年生のガイド実践回数を増やします。
これは学校、生徒、周辺の方からの要望でもあり、夏場からスタートし、秋までの来館者が多い時期に実施します。
実施日程に関しては、小樽市総合博物館、学校側と協議していきます。
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※ この「事業報告書」は事業を実施した団体(申請団体)から市へ提出された報告書です。