「小樽市ふるさとまちづくり協働事業」事業報告書 おたる案内人ジュニア育成プログラム事業

公開日 2020年11月20日

更新日 2021年05月12日

 事業内容

事業内容

団体名

NPO法人 歴史文化研究所

事業名

おたる案内人ジュニア育成プログラム事業

事業の目的及び期待する効果

子供たちに自分たちが暮らす小樽の歴史を学んでもらうことで、郷土愛(シビック・プライド)を醸成する事を目的とします。
また、プログラムを通じて実際に観光客に運河公園や小樽運河をガイドすることで、表現力が養われ、社会力が育まれることを期待します。
そして、観光都市としての新たな取組みとして、子ども達もガイドができる町として内外にアピールします。

実施額

事業費

313,240円

助成額

289,000円

事業内容

※★印は助成対象事業

◆おたる案内人ジュニア育成プログラム事業◆ ★

  1. 色内小学校をモデル校として5,6年生を対象に小樽の町のなりたちを「おたる案内人」が講師として伝え、なぜ小樽の町が今の景観になっているのかを理解してもらい、歴史そのものを勉強するのではなく、あくまで「おたる案内人」ジュニアとして、自分の町を観光ガイドできる知識を身につけるための勉強を行いました。
    今年度は「北海道ふるさと教育・観光教育推進事業」における指定校になり、北海道教育局からの視察と授業公開が行われました。
  2. 5年生では小樽の町の基礎的な歴史を体系的に勉強。教材は小樽観光大学校発行の「おたる案内人」テキストを基に作成したジュニア用テキストを使用し、スライドを見せながら授業を行いました。座学だけでなく、教室で学んだことを実際に見るため、フィールドワークを行うとともに、小樽市総合博物館、運河館、余市水産博物館を学芸員の解説付きで見学しました。
    11月には教室内で修了発表を行いました。5年生の修了発表後、後志教育局、小樽市教育委員会指導室、島牧小学校教頭、高島小学校教頭、色内小学校教員9名、「おたる案内人」4名で反省会、交流会を行いました。
  3. 6年生は、ガイド実践を行う場所(小樽運河の中央橋周辺、運河公園周辺)を選択した後、選択した場所のガイドポイントを研究しました。
    8月、9月で、計4回、6年生が小樽運河の中央橋周辺、運河公園周辺のガイドを実践しました。
  4. 今年度もテキスト及びガイド実践を告知するポスターを制作しました。また、新たにガイドの心構えをまとめたガイド実践マニュアルを製作し、ガイドポイント全箇所でお客様へのクイズを実施し、お客様に伝わりやすくする工夫をしました。

事業の日程について

事業日程

-

5年生の授業日程

6年生の授業日程

5月

ガイダンス・テキスト配布

おもてなしについて

6月

小樽の歴史の流れ・鰊漁・北前船について

実践ガイドのシナリオ作成

7月

商人について及び博物館見学

学校及び現地でガイド練習

8月

6年生のガイド実践を見学

小樽運河中央橋ガイド実施

9月

鉄道について及び6年生のガイド実践を見学

運河公園ガイド実施

10月

運河・港・歴史的建造物について

-

11月

修了発表(公開授業)

-

事業評価について                              

事業評価
1.事業の目的の達成度

今年度の5年生は24名で、理解力もあり、修了発表に関しては班毎で行いましたが、よくまとまった内容でした。また、発表内容を暗記している生徒も多く、意欲的な取り組みであると感じました。
今年度の6年生は、ガイド実践場所として新たに小樽運河の中央橋周辺が加わりましたが「おたる案内人」の指導のもと、ガイド内容をよく調べてまとめていました。周辺の自動車の騒音に負けない大きな声を出す努力が感じられ、よいガイドとなりました。
運河公園周辺グループのガイドに関しても、身振り手振りを交えるなど工夫が感じられました。挨拶や話し方なども身につけ、「おもてなし」を少しではあるが身につけました。
6年生は全日程終了後、学校内で会う時も、大きな声で挨拶するようになり、このプログラムの目的の一つが達成されたことを感ました。

2.参加した方々や、周辺の方々の満足度

観光客の方からは、6年生のガイド実践は、内容がよくまとまっていてガイド姿勢もよくできていたとの感想。また、「小樽に立ち寄った甲斐があった」、「旅の思い出が出来た」との声もありました。
今年度は各ガイドポイントでお客様へクイズを出す試みを行い、大変好評でした。しかし、クイズの内容が難しいものがあり、反省点となりました。次年度は3択形式のクイズにする予定です。
5年生の修了発表は公開授業となり、教室後方には大人が並び、緊張する教室内となったが4班ともまとまった発表ができました。反省会では、他校の教師からはジュニアプログラムに対する評価と生徒の発表態度の評価が高かった。
以上の事から参加者・周辺の方々の満足度は高かったと思われます。

3.今後の事業について

平成28年3月で色内小学校は閉校となるため、27年の6年生ガイド実践で事業は一旦終了となります。
現在学校側で、このプログラムの引き継ぎ校を検討しております。

※この「事業報告書」は事業を実施した団体(申請団体)から市へ提出された報告書です。

お問い合わせ

生活環境部 生活安全課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線226・295・389
FAX:0134-22-1345
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