第3回　小樽市都市景観賞作品

北海製罐（株）　小樽工場及び倉庫

大正10年から昭和10年にかけて建てられた鉄筋コンクリート造の工場群であり、近代建築の特徴を見せながら、現在も操業を続けている。運河の竣工当初に建てられた工場群は、運河の盛衰を見守ってきた重厚さを周辺に漂わせている。

出抜小路と臨港線を結ぶ石畳空間（グラスシップ・協和浜ビル敷地内）

隣接する建物の所有者同志が協力し、敷地内の歴史的な建造物や出抜小路との調和を図るため、石畳を敷きつめている。臨港線から石畳の広場を抜け、出抜小路へとつながる空間は、異国情緒漂う雰囲気となっている。

オタル・サマーフェスティバル

小樽の2大イベント、潮まつりとポートフェスティバルを連動させることから、昭和61年より始められたイベントで、歴史的建造物のライトアップや「北のウォール街」でのジャズコンサートなどイベントでまちづくりの試みを行っており、夏の小樽に彩りを添えている。