公開日 2020年11月20日
更新日 2021年03月05日
小樽郵便局
周辺の歴史的な街並と調和させるために、交差点に面する部分は他の角地の建物と合わせて曲面にしたり、最上階をセットバックさせて視覚的に高さを押さえるなどの工夫がされている。また、外装材や色彩などにも配慮することによってクラシカルなデザインの庁舎となり、特別景観形成地区内の交差点としての格調高い街角景観の形成に寄与している。
小樽米穀株式会社社屋
歴史的な街並の中にある交差点に位置するため、社屋の外装材やデザインを周辺の歴史的建造物と調和するものとしている。また、駐車場についても石造倉庫風にした車庫を敷地の角に配して駐車する車を目立たなくするなど、周辺の歴史的な街並にふさわしい街角となるように配慮している。
小樽オルゴール堂の一連の施設
▲小樽オルゴール堂 |
> ▲銀星館 |
▼アンティークミュージアム |
▲蒸気時計 |
平成元年に再活用されたオルゴール堂の建物は、入船七叉路の景観形成上重要な役割を担っているが、さらに、その周囲に、オルゴール堂や周辺の歴史的建造物と調和のとれた施設(銀星館、アンティークミュージアム)と工作物(蒸気時計)を建設している。地域住民と事業者が一体となって行った周辺の景観への配慮とこれら一連の施設づくりは、入船七叉路をより魅力ある個性的なものとするとともに、この地区の景観形成の先鞭にもなっている。
角磯ハブタイ屋本店と庭園
中心商店街の交差点という立地条件に配慮し、交差点に面する角地を緑豊かな庭園として通行人に開放している。店舗も色彩に配慮し瓦屋根をもつ現代的な和風デザインとなっており、全体として店舗と庭園と歩行者空間が一体となった個性的な街角景観を形成している。
ユーラシア404
外部空間の構成に配慮しながら、周囲の景色を積極的に内部空間に取り入れることによって、地域環境と建築物との関係において斬新な考え方を具体化した建築物といえる。地域の景観特性を活かすこのユニークな試みは、張碓地区のリゾート地としての評価を高め、人々の関心の眼を向けさせる誘発的な役割も果たしている。