公開日 2018年01月11日
更新日 2018年01月11日
小樽市都市景観賞
小樽芸術村
平成28年に開設された小樽芸術村は4棟の建物と中庭から構成され、小樽市指定歴史的建造物の旧高橋倉庫は「ステンドグラス美術館」、旧荒田商会は「小樽芸術村ミュージアムショップ」、旧北海道拓殖銀行小樽支店は「似鳥美術館」として活用され、旧三井銀行小樽支店は、平成29年2月に小樽市指定有形文化財に指定された。
歴史に芸術という新たな要素を加えた複数棟の歴史的建造物と中庭とが一帯的に活用されることにより、個々の歴史的建造物の価値が高められるとともに、新たな景観空間が創出されたことが評価された。
(旧)岡川薬局
昭和5年に建築された旧岡川薬局は、平成5年に小樽市指定歴史的建造物に指定され、平成22年から、1階部分をカフェやレンタルスペース、2階和室部分をゲストハウスとして改修し、保全・有効活用され、地元住民との交流も生まれた。
歴史的建造物の新たな活用モデルとして建物の価値を高めたことが評価され、平成23年度に小樽市都市景観奨励賞を受賞した。
受賞後も、出店者が入れ替わる形式のカフェやレンタルスペースでのイベント、宿泊費と労働の等価交換を行うワーキングステイ制の導入など、歴史的建造物を活用した独自の運営方法を取り入れるとともに、地域交流の拠点となるイベント等を開催するなど、創意工夫の努力が認められ、継続して活用されている点が評価された。
小樽市都市景観奨励賞
※景観賞に準ずるもので良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められるもの
NPO法人小樽民家再生プロジェクト
平成24年に設立し、小樽の民家、古民家の保護に向けた「物件所有者と入居希望者とのマッチング」や「移住・起業支援ハンドブックの作成」、小樽伝統の石蔵の保護を目的とした「小樽石蔵シンポジウムの開催」など、民家の再生に関して多角的な活動を行っており、良好な景観保全活動への積極的な取り組みが評価された。