公開日 2021年05月17日
更新日 2021年05月17日
このマップに示された箇所が地震時に必ずしも危険というわけではありません。
はじめに
近年、大地震などが発生した際、大規模に谷や沢を埋めた造成宅地又は傾斜地盤上に腹付けした造成宅地において、盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動(滑動崩落)が生じ、崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しています。
国は「宅地耐震化推進事業」を推進しており、盛土された造成地の位置と規模を把握し大規模盛土造成地の抽出を行い、大規模盛土造成地マップを作成し、小樽市は市民の皆様に大規模盛土造成地が身近に存在するということを知っていただくことで、防災意識を高めて、災害の未然防止や被害の軽減につなげることを目的として、国が作成したマップを公表しました。
マップは大規模盛土造成地のおおむねの位置と規模を示すものであり、マップに示された箇所が地震時に必ずしも危険というわけではありません。
大規模盛土造成地とは
以下のいずれかの要件を満たす盛土造成地を「大規模盛土造成地」という。
谷埋め型
盛土の面積が3,000m2以上の宅地
腹付け型
盛土をする前の地山の傾斜が20°以上の急な斜面で、高さ5m以上の盛土を行った宅地
(国土交通省「わが家の宅地安全マニュアル」より引用)
滑動崩落とは
谷や傾斜地などにおいて盛土造成されたひとまとまりの宅地が、地震による大きな揺れによって滑ったり崩れたりする現象を「滑動崩落」という。
(国土交通省「宅地耐震化の取り組みに関するパンフレット」より引用)
大規模盛土造成地の調査方法
平成31年度に国が「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」に基づき、市内全域を対象に大規模盛土造成地マップの作成のため調査を行いました。
大規模盛土造成地マップは、造成前と造成後の地形データ(地形図、空中写真)を重ね合わせ、その標高差より大規模盛土造成地を抽出しています。造成前の地形データは、現在に比べて精度が低く、重ね合わせた際にも誤差が生じるため、おおむねの位置や規模を地図に示したものです。
(「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」より引用)
小樽市大規模盛土造成地マップのダウンロード
【高画質】
【低画質】