公開日 2019年04月22日
更新日 2021年01月06日
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■音声データダウンロード(4月15日放送分)29分(外部サイト:YouTube)
【前半】
- 観光シーズン到来
- クルーズ船について
- 市議選がスタート
【後半】
- 子どもの学習支援事業「おたる子ども未来塾」
放送の内容
オープニング
(FMおたるパーソナリティー)
毎月第1・3月曜日のこの時間は「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、様々なジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半は迫俊哉市長に市政のお話しや最近の出来事などを伺っていきます。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
明日へ向かってスクラムトライ、今日もお送りしていきます。
前半は、小樽市長迫俊哉さんに最近の出来事や市政にまつわるお話を今日も伺っていきます。
迫市長、よろしくお願いいたします。
(市長)
こんにちは。よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
週末は随分暖かくなりましたね。
(市長)
そうですね。4月初めは肌寒い日が続いていましたけれども、土曜日も日曜日も暖かい日が続きました。
私が社長を務めているマリンウェーブ小樽、築港にあります小樽港マリーナでも海上安全祈願祭を行いましたし、4月19日にも第3号ふ頭から祝津とオタモイに航路を持っている小樽観光振興公社でも運行安全祈願祭を行うことになっています。いよいよ観光シーズンが到来したなと感じています。
(FMおたるパーソナリティー)
この安全祈願祭が行われると、いよいよ春が来たなという感じがします。
(市長)
そうですね。こういった施設は天候に左右されます。去年もゴールデンウィーク前半までは好天に恵まれたんですが、そのあとは夏休み期間中も含めてすぐれない天気が続きましたので、まずは天候に恵まれること、それから無事故を願っています。
(FMおたるパーソナリティー)
たくさんの皆さんにご利用になってほしいと思います。クルーズ船の寄港もそろそろですね。
(市長)
来週4月24日には今年の第1船が入ってまいります。去年は一年間で21回の小樽港への寄港がありましたが、今年は30回、さらに初めて小樽港に寄港する船も5隻ありますので、楽しみにしています。
(FMおたるパーソナリティー)
市民の皆さんのおもてなしがあって、港も賑わうと思います。
(市長)
今、大型客船に対応できるように第3号ふ頭を整備していますので、数年先にはこのふ頭にも大型客船が接岸できるようになります。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなると、港の顔も変わってきますね。
(市長)
ちょうど小樽駅前をまっすぐ下がったところが第3号ふ頭なので、駅を出て、大型客船が停泊しているという光景は絵になりますね。そんな光景も、これからしばしば見られるようになると思います。
(FMおたるパーソナリティー)
今年は30回のクルーズ船の寄港があるということで、こちらも楽しみですね。
(市長)
船が寄港した際には、ぜひ多くの方にお越しいただき、入港の歓迎、あるいは港を離れる時に見送りなど、多くの市民の皆さんに参加していただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
4月もあっという間にもう半ばで、あと10日もすれば大型連休となります。この10連休の間に小樽にいらっしゃるという方もたくさんいらっしゃると思います。この10連休の間ですが、市役所の動きはどうなっていますが?
(市長)
この10連休の間、市役所は開庁いたしませんので、御用のある方は早めに準備をしていただきたいと思います。また、市が持っている観光施設、特に博物館や図書館は、休まず営業いたしますので、多くの皆様にお越しいただきたいと思います。
昨年、アイアンホース号が故障しまして、大変多くの方に支援をしていただいて、今運行しています。この10連休中も乗車できるのですが、点検・整備のために4月30日と5月1日の二日間だけは運行をお休みしますので、ご注意ください。
(FMおたるパーソナリティー)
総合博物館は4月27日から5月6日までの連休中は、休みなく、毎日開館するんですが、アイアンホース号のみ4月30日と5月1日だけ整備のため運行をお休みするということですね。
(市長)
その他の市の施設に関しましては、4月号の広報おたるに一覧表が記載されていますので、そちらをご覧ください。
(FMおたるパーソナリティー)
観光で訪れて、博物館のアイアンホース号を楽しみにしているという方も多いかもしれませんね。
(市長)
そうですね。ぜひ多くの方にお越しいただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
ラジオネーム「ナツメロだいすき」さんからメッセージをいただいています。
「前回の『明日へ向かってスクラムトライ!』も拝聴しました。人口減少、なかなか難しい問題がありますが、小樽を活性化して定住者を増やす事を考えないといけないですね」と。
それから「以前にこの番組で海外からの観光客の方がメルヘン交差点から南小樽駅へ行くのにとまどっていた、市長になんとかならないでしょうかと言ったところ、さっそくその看板が取りつけられていました。」ということで、「市長にありがとうございましたとお礼を申し上げたいです。」ということです。
(市長)
3月中に看板を掲示しました。場所やスペースの問題から制約があり、多少小さな看板になってしまいましたが、電信柱3カ所に取り付けてあります。最近、南小樽駅を利用される観光客も多くなっていますので、少しでも役に立てればと思います。これからも何かあれば、工夫していきたいと思います。ありがとうございます。
(FMおたるパーソナリティー)
列車のマークと多言語で表示されていますね。分かりやすいのではないかと思います。
そして「海外からの観光客がたくさんいらしてますが、東南アジアに目を向けてみてはいかがでしょうか」というご提案をいただいています。「特にマレーシア、インドネシアはイスラムの方が多いので、お食事を改善していくと、他の観光地に先駆けて差別化を図れるのではないか」というご意見をいただいています。
(市長)
ありがとうございます。
昨年一年間で日本に訪れた外国人観光客は3千万人を超えました。そして2020年の東京オリンピックまでには、国は4千万人を目指す、2030年には6千万人を目指すということですから、これまで以上に多くの外国人観光客が日本を、そして小樽を訪れますし、もっともっといろんな国の方々がこの小樽を訪れることになると思いますので、「ナツメロだいすき」さんからのご指摘の通り、他の観光地に先駆けて差別化を図っていくということは、具体的にはこれから考えていきたいと思いますが、とても大事な視点ではないかと思います。参考になります。
(FMおたるパーソナリティー)
昨日の日曜日から、4月21日の市議会議員選挙の選挙戦がスタートしました。
(市長)
小樽市議会の定数は25名で、今回は29名の方が立候補していますので、昨日から選挙戦がスタートしています。
(FMおたるパーソナリティー)
今日から期日前投票も始まっていますね。
(市長)
そうですね。今日から期日前投票も始まっています。市役所の3階にある第1委員会室で、午前8時30分から午後8時まで期日前投票ができます。なお、16日と17日は塩谷サービスセンターで、18日と19日は銭函市民センターでも受け付けていますので、投票にお出かけください。
(FMおたるパーソナリティー)
21日日曜日が投票日になっています。お仕事やレジャーなどで当日投票に行けないという方も多いと思います。そういう方はぜひ3階第1委員会室に設けています期日前投票にご参加いただければと思います。
風疹が大変流行しているということで気をつけなければいけませんね。私もワクチンを打ったんですが、ワクチンが足りないという話も聞きます。
(市長)
保健所でも調べましたが、平成21年以降、小樽市で風疹患者さんはいませんでした。それが昨年の12月から風疹にかかる方がでてきて、3月末現在、累計23人を数えています。これは20代と30代の若い女性の患者さんの率が高いのですが、今年に入ってからは北海道全体で21人の患者さんがいますが、このうち16人が小樽市民ということで、北海道の4分の3が小樽市民ということなんです。私どもも大変危機感を持っていまして、今日はぜひこのことについてお話をしなければいけないなと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
そんなに多かったんですね。
風疹はどのような症状が現れるんですか。
(市長)
一般的な三大症状は発疹、発熱、耳の下のリンパ節が腫れる、このような症状が出てきます。このような症状を感じられた方は、風疹を疑ってみた方が良いかと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
発熱やリンパ節が腫れるというのは、風邪にも似た症状なんで間違えるという方も多いかもしれませんね。
(市長)
そうですね。風疹の特徴として、特に妊娠中の女性がかかると「先天性風疹症候群」といって、赤ちゃんに心臓病や高度の難聴などの障害が発生する可能性もあると言われていて、大変心配なんです。平成26年度から市で無料で行っている風疹に対する免疫があるかどうかの抗体検査を、20歳代から30歳代の女性に保健所から個別にお勧めの連絡通知をしています。この検査を受けて、風疹に対して免疫がない、または十分ではないことが分かった場合は、ワクチンを接種することで予防できます。まずは、この抗体検査のお勧めを強化していきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
この風疹の抗体検査、または予防接種については、男性も気をつけなければいけないですね。気にされている方も多いと思います。また、改めてお話を伺いたいと思います。
(市長)
風疹の抗体検査、予防接種については次回5月6日の放送で、さらに詳しく担当者からご説明します。
(FMおたるパーソナリティー)
最後に、迫市長から皆さんにお願いがあるということなんですが、どんなことでしょう。
(市長)
はい。私から市民の皆さんに一つだけお願いさせていただきたいと思います。
小樽市国民健康保険に加入されている方で、40歳から74歳までの皆様に対して、年一回の特定健康診査を実施しています。これはメタボリックシンドロームに着目して行われる健診ですが、診察、身体の計測、血液検査、尿検査を行い、生活習慣病の早期発見や重症化を予防することを目的に行っています。小樽市の特定健診の受診率が18%なのです。少しずつ増えているのですが、全国平均の37%に比べると半分です。全道平均の28%に比べても大変低い数字になっています。生活習慣病になると、食事の制限や、医療機関への長期の通院・治療で、日常生活にさまざまな支障が起こり、生活の質の低下にもつながるので、ぜひ、特定健診を受けていただきたいと思います。特定健診の対象となる皆さんには5月中旬ごろに、特定健診の受診券が送付されます。自己負担額は受診券にも記載していますが、税金の非課税の方は無料で、課税の方は健診の項目にもよりますが1000円程度で受診できます。
市内の約50カ所の委託の医療機関で実施しています。特定健診を受診された方には抽選で、食事の塩分を測定できる塩分計や、脳ドック、骨密度の健診の受診券などを進呈します。この機会にぜひお受けください。
(FMおたるパーソナリティー)
私もメタボリックシンドロームと言われるとドキッとします。
(市長)
そうですね。皆さん気をつけなければいけないと思います。特定健診を受診しますと、保健士から個別に皆さんの健康についてのアドバイスもさせていただきたし、いろいろな形でお手伝いできると思います。
(FMおたるパーソナリティー)
前半は迫俊哉小樽市長にお話を伺いました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
後半は、小樽市職員の方にお越しいただいてお話を伺っていきます。
本日は、小樽市で平成31年度から新たに実施される取り組みの中から、「子どもの学習・生活支援事業」についてお話を伺っていきます。担当の福祉部子育て支援室こども福祉課児童福祉係の半谷秀和さんにスタジオにお越しいただいています。
どうぞよろしくお願いします。
(半谷)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
まず初めに、子育て支援室、こども福祉課、児童福祉係と、長い名前の部署ですが、どのような業務を行っている部署でしょうか?
(半谷)
まず「子育て支援室」ですが、名前のとおり、子育て世帯の保護者の方やお子さんを、さまざまな方向から支援するための業務を行っている部署です。
子育て支援室には、こども福祉課とこども育成課と、課が二つありますが、こども育成課では保育所の入所や子育てに関する計画に関する業務をしています。私が所属している「こども福祉課」では、主に、お子さんの手当(児童手当)を支給したり、ひとり親家庭の方への手当の支給や、子育てをする上で、様々な困難を抱えている方への相談支援など、幅広い業務を行っています。
(FMおたるパーソナリティー)
子育てする上で困難を抱えているというお話がありましたが、最近は「子どもの貧困」という言葉を、新聞やテレビなどでよく耳にするようになりました。こういったことも、担当されているのでしょうか?
(半谷)
はい、私の部署で担当をしておりますが、「子どもの貧困」と一口に言っても、そのご家庭ごとで抱えている課題というのは異なりますので、私たち子育て支援の部署だけでは、なかなか解決できない課題もあります。
そこで、市の内部でも、お子さんに関係する部署が連携して、お子さんに対する課題に取り組んでいくために、「庁内連絡会議」というものを設置しておりまして、市でも関係部署が連携して対応していく体制をとっているところです。
(FMおたるパーソナリティー)
確かに、「子どもの貧困」と一口に言っても、何か一つのことを解決すれば、解消される問題ではないかもしれないですね。
迫市長、こういった問題は小樽市だけの問題ではなくて、国全体で考えていかなきゃいけない問題の一つでもありますよね。
(市長)
そうですね。本当に大切な問題だと思っています。国もこの問題については、重要だということで、平成25年には「子どもの貧困対策推進法」ができております。この法律の中で、「子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子どもが健やかに育成される環境を整備する」とはっきり明記されています。
この法律ができて、国をあげて、子どもの貧困対策を推進していく姿勢や、貧困の連鎖を断ち切ることに力を入れていくことが示されましたので、日本の社会全体として、子どもの貧困対策を推進する運動が高まって来ていると考えております。
(FMおたるパーソナリティー)
国としても力を入れている部分なのですね。今回のテーマの「子どもの学習・生活支援事業」について、具体的に内容を教えていただけますか?
(半谷)
はい、今回、平成31年度から新たに実施する「子どもの学習・生活支援事業」、これは迫市長の公約でもありますけれども、中学生を対象に、週1回、2時間程度、学習の支援を行うことをメインとして実施します。
曜日は、土曜日の午後を予定しておりまして、午後2時から午後4時までを基本の時間にしたいと考えています。
場所は小樽市勤労青少年ホームをメイン会場として行います。
(FMおたるパーソナリティー)
今年初めて実施する事業なんですね。対象者は中学生ということですが、どなたでも参加できるのでしょうか?
(半谷)
今回の事業の対象世帯は、ひとり親世帯の方や、経済的に不安を抱えている世帯の方とさせていただいております。お子さんへの学習の支援はもちろんなのですが、お子さんや保護者の方が、普段の生活の中で不安に思っていることや、今後の進学についての相談も
お受けいたします。参加料金も無料ですので、ぜひ多くのお子さんに参加していただけたらと思っております。
(FMおたるパーソナリティー)
料金も無料ということですので、参加しやすいと思います。実際に勉強を教えてくれたり、相談に乗ってもらったりするのは、小樽市の職員の方が直接対応されるのですか?
(半谷)
この事業については、外部に委託して実施することにしております。先月、事業者を公募して、選定したのですが、平成31年度は、
アルプスの少女ハイジのCMでお馴染みの、家庭教師のトライの(株)トライグループさんに委託することになっています。
(FMおたるパーソナリティー)
参加の申込みはどちらにすればよいのでしょうか?
(半谷)
はい、まずは申込先ですが、対象の世帯が制限があるので、申し込みは小樽市に申込書を提出していただきたいと思います。
参加を希望される方は、小樽市までお問合せいただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
参加の申込みについては、対象要件があるようですので、まずは小樽市に問合せていただければと思います。
問合せの際は、どちらにするとよいでしょうか?
(半谷)
はい、こちらこども福祉課というところなんですが、今回、今年から初めて行う事業ですので、参加するお子さんや保護者の方には、教室の名称があった方が、馴染みやすいと思いまして、また、参加されるお子さんが、自分の将来・未来への夢と希望を持って学ぶことができる場となるようにという願いも込めまして、教室の名前を「おたる子ども未来塾」とさせていただきました。その名前で問い合わせをいただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
素敵なネーミングですね。たくさんの方々に参加していただけるといいですね。
では、最後に迫市長からラジオをお聞きの皆さんに一言メッセージをいただけますでしょうか。
(市長)
今、半谷からお話もありましたが、これは私の公約事業の一つでもありますし、ぜひ推進したいと思っていた事業です。ようやく実施にこぎつけまして、名前も「おたる子ども未来塾」としました。勉強だけを教える訳ではありません。もちろん勉強も大事ですが、いろんな家庭の中でお困りになったこと、相談したいこと、いろいろな形で支援をさせていただきたいと思っていますので、ぜひ多くのお子さんに参加をしていただきたいと願っておりますし、今後も、小樽市で安心して子育てをすることができるように、子育て支援施策の充実に向けて取組を進めて参ります。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。
本日は、迫市長、そして、「子どもの学習・生活支援事業」について、担当の子育て支援室こども福祉課児童福祉係長の半谷秀和さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
エンディング
次回は5月6日(月)の放送です。どうぞお楽しみに。