FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和元年9月2日放送分

公開日 2019年09月09日

更新日 2021年01月06日

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【前半】

  • 北海道新幹線活用小樽まちづくり協議会について
  • 市長就任一年を振り返って

 

【後半】

  • 北後志周産期医療協議会について

 

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は「明日へ向かってスクラムトライ!」お送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに市民の皆さんからも市政に対するご意見ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
 

前半

(FMパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」お送りしていきます。
前半は迫俊哉市長に最近の出来事や市政にまつわるお話を、そして後半は、小樽市役所職員の方にお話を伺っていきます。
まずは小樽市長迫市長にお話を伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)
よろしくお願いいたします。

 

(FMパーソナリティー)
早いもので9月になりましたね。まだ何か、残暑が厳しいなという感じがありますけれども。

 

(市長)
そうですね。まだ、昨日今日あたり、気温がかなり高いなと感じています。

 

(FMパーソナリティー)
あまり夏らしいことができなかった私としては、もう少し夏の日差しがあってほしいなと思うのですけれども。
8月末になりますが、まちづくりの観点で北海道新幹線活用小樽まちづくり協議会というのが開催されたそうですね。

 

(市長)
そうですね。ご存じのように2030年に北海道新幹線が開通されますし、天神の地区には新幹線の駅も建設されるということで、新幹線をどのように活用していこうかということを、他の民間の皆様と議論する場として、昨年の12月に発足をさせて頂いて、今回で3回目になりますけれども、委員の皆さんから色々と貴重なご意見を伺ったところなんですね。

 

(FMパーソナリティー)
はい。今、委員の皆さんという話がありましたが、どういったメンバーで協議会というのは行われているんですか。

 

(市長)
この会議のメンバーは、商工会議所、それから小樽商科大学、あるいはJR北海道、後は町内会の代表の方ですとか、あるいは公募で応募いただいた市民の皆さんなどからなっている協議会なんですね。

 

(FMパーソナリティー)
いろんな方々にお越しいただいて。

 

(市長)
そうですね。いろんなご意見をいただきながら、新幹線が小樽を通ることによってどんなメリットを享受できるかということで、今からしっかり議論しておこうということで立ち上げてるんですね。多分、大きな問題ですから、2030年、あっという間に来てしまうと思いますので、今からしっかりとそれに備えておこうということで立ち上げて、民間の皆さんからご意見をいただくことにしてるんですね。

 

(FMパーソナリティー)
駅の看板にも、2030年開業予定、何時間何分で繋がりますみたいなことが書かれてあって、すごく夢が広がるなって思いがあります。

 

(市長)
そうですね。

 

(FMパーソナリティー)
具体的にはどういったことを話し合われているんですか。

 

(市長)
そうですね。まだまだこれからなんですが、過去2回開催された時には、天神の地区にできる新幹線の駅の中に、どんな機能を盛り込んでいこうかということを、少し議論させていただきました。新幹線の駅と今のJR小樽駅とは直線で3キロから4キロ離れてますよね、そこの交通対策、この後は、どういった形で交通対策を講じることで新幹線を利用される方の利便性を高めていけるかどうか、2次交通と言ってますが、これから2次交通対策をどうしようかという事が一つです。それから多くの方に新幹線を利用していただかなければなりませんから、観光客の誘致のためにどのようなPRが必要か、これはソフト対策と言ってますが、今はその2次交通対策とソフト対策、この2点で部会を立ち上げようかということで考えています。先日の会議の中では、その前にやはり新幹線が数多く小樽に停まってもらわなきゃ困るよね…と。

 

(FMパーソナリティー)
ダイヤの関係ですね。これからですもんね。

 

(市長)
ダイヤの問題はこれからなりますが、そういったことも今から戦略的に議論していかなければならないので、2つの部会だけではなくて、もう1つの戦略的な議論をする場も考えた方がいいんじゃないのかというご提言もいただきましたので、これからはそんなことも踏まえて考えていきたいなと思ってるんです。

 

(FMパーソナリティー)
そもそも北海道で新幹線というと新函館北斗駅がありますけれども、それができるまでは新幹線ってどんなものかとか、北海道の中にいて、なかなか触れる機会ってないですよね。

 

(市長)
ないですよね。私たちもやっぱり札幌まで来て初めて新幹線の効果っていうのが享受できると思ってるので、いろんな期成会などを通じて新幹線の早期開設・建設を要望させていただいてるんですね。

 

(FMパーソナリティー)
いろんな課題があるというふうに思いますが。

 

(市長)
そうですね。小樽に関わる問題もいくつかありますし、新聞などでもしばしば出ておりますので、リスナーの皆さんも記憶にあると思いますが、1つには時間の問題ですよね。東京と札幌の間を4時間半で結ぼうという計画があるのですが、これを実現するためにはいろんな課題をクリアしなければいけませんし、後は発生土という…今の新函館北斗から札幌間というのは、線路の80%はトンネル…

 

(FMパーソナリティー)
ほとんどトンネルですね。

 

(市長)
ほとんどトンネルで、そこから出てくる土砂をどのように処分するのかということです。

 

(FMパーソナリティー)
トンネルを掘った後の土ですよね。

 

(市長)
発生土と言っていますが、この発生土の処分地がなかなか順調に決まっていないということで、これがもしかすると計画にも影響するのではないかなと懸念する声もありますね。それともう1つ小樽にとって関係あるとすれば、あの新幹線が開通するということで従来の路線はJR北海道の経営から分離されるということになっています。今、一番問題なのは小樽から長万部方面の在来線、これがJRの経営から分離されるという前提がありますので、それじゃあ地域の皆さんの足をどう守っていくのかという議論も、これから沿線自治体の皆さん、これは北海道にも協力いただかなければならないんですが、こんな大きなテーマがまだまだ残されていますね。

 

(FMパーソナリティー)
小樽に住んでらっしゃる地元の方にとっても大きな問題になってきますよね。

 

(市長)
そうですよね。並行在来線と言っていますが、市内にも塩谷の駅、それから蘭島の駅、通勤通学などで使われていますから、こういう問題をどう解決していくのかというのは、やはり沿線自治体の皆さんとこれから議論を加速させていかなければいけないなと思っています。ただ、発生土の問題だとか、走行時間の問題だとか、並行在来線の問題は、先ほど言いました小樽のまちづくり協議会とはまた別なところで議論されることになっています。また別なんです。

 

(FMパーソナリティー)
いずれにしても新しくその駅ができる、新幹線が我が街にやってくるっていうのは、まちづくりにとっても大きなポイントになってきますよね。

 

(市長)
そうですね。ですから、いかに新幹線を利用して小樽の駅に乗り降りしていただくか、こういう戦略を今から立てていく必要があるんではないかと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
そうですね。たっぷりとお話を伺いたいところなんですが、今日はちょっと時間がありませんので、また詳しく改めてお伺いさせていただければと思います。

 

(市長)
そうですね。この北海道新幹線の問題については、市民の皆様にもいろいろ知っていただきたいこと、あるいはご意見をいただきたいこともありますので、近いうちにまた担当者に来てもらって、お話をさせていただければと思います。

 

(FMパーソナリティー)
よろしくお願いします。さて前回の番組の中でちょうど9月に入りましたので、市長に就任されてから1年ということで、本当にあっという間の1年だったのではないかと思いますが、その振り返りを今日はこの番組の中でさせていただければと思っていたんですが。まずこの1年、市長いかがでしたか。

 

(市長)
そうですね。昨年の8月の26日に急きょ市長選挙が行われることになりました。その選挙で当選をさせていただきました。市役所を早期に退職して一年半ほど政治活動してきましたが、市民の皆さんの中で、一番多かったご意見というのは除排雪の問題だったんですね。その前に雪が多くてバスが止まってしまったなんていう事例がいくつかあったりしていたので、まずこの問題を早期に解決しなければならないと思いまして、市長になってすぐ除雪体制を強化したりだとか、例年12月1日に設置してた除雪対策本部、雪の降り方も早くなっていましたから、これを半月ほど繰り上げたり、あるいは排雪についてはバス路線、それから子どもさん達の通学路の早めの除雪、これを心がけて実施をいたしました。概ね市民の皆さんからは良い意見はいただいておりますが、ただ昨年は例年に比べて降る雪の量も少なかったので、まだまだこの除雪体制が良かったかどうかということの判断をするのは、早いのではないかなと思っています。今シーズンもまもなく迎えますけど、さらに改善は加えていきたいなと思っています。それからもう一つは、市長に当選して10日後には胆振東部地震が起きて…

 

(FMパーソナリティー)
そうでしたね。もう一年ですね。

 

(市長)
そうですね。まもなく1年になりますけれども、即座に災害対策本部を立ち上げて対応にあたりましたけれども、やはり当時市民の皆さんからは情報伝達のやり方が十分ではないよというご指摘を受けまして、私どもも広報車を走らせましたけれども、なかなか行き渡らなかった。その中で一つの解決策として、この番組でもしばしばお話しさせていただいてますが、FMおたるさんの難聴地域を解消しなければ、蘭島ですとか、銭函・桂岡方面は聴こえておりませんので、その調査を今させていただいているところです。

 

(FMパーソナリティー)
そうですね。

 

(市長)
なんとか市内全域にこのFMおたるさんが聞こえるような環境を整えて、災害時にはこの放送を聴けば小樽の様子が分かる、このような環境を作っていきたいなと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
最近の小樽で言いますと、学校もお子さんの数が減ってきてるということもありますが、統廃合をして学校が減ってきているというところもありますが、その中で海上技術学校が小樽に残ってくれるというのは非常に嬉しいニュースですね。

 

(市長)
そうですね。市長になって、これも真っ先に取り組んだ案件なんです。国の方針として、桜町にあります旧海員学校、今、海上技術学校と言っていますが、建て替えができないということで廃校の方針が示されておりましたが、なんとかこの小樽に残したい、そういう思いで国土交通省ですとか、設置者であります独立行政法人海技教育機構ですとか、そこに何度もお願いに伺いまして、なんとか小樽商業高校、来年の3月に閉校になるのですが、それを北海道教育委員会から譲り受けて、そこに海上技術学校に入っていただくことで、引き続き小樽に残っていただくことになりまして。これは市長になって本当に最初に実になった大きな案件でとても嬉しく思っております。

 

(FMパーソナリティー)
そうですね。そしてその海上技術学校ですが、海上技術短期大学校という形になるんですよね。

 

(市長)
そうですね。今は高校の扱いですが、これからは海技教育の高度化というのを国は目的といたしまして、短期大学校になります。

 

(FMパーソナリティー)
小樽商大と近い位置にありますから。また新たな街づくりになっていきますよね。

 

(市長)
そうですね。新たな文教地区が形成されるんじゃないかなって思っています。

 

(FMパーソナリティー)
いずれにしても本当にこの一年、大変な一年だったと思いますが、まだまだ小樽の課題というのもたくさんありますよね。

 

(市長)
そうですね。いくつか解決した課題もありますけれども、やはり一番大きなのは少子化、それから高齢化、それから社会減少を含めたトータルの人口問題ですが、この問題はしっかりと取り組んでいかなければいけないなと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
そうですね。これは小樽に限ったことではなくて全国的なことでもありますけれどもね。そして若い方々が住みやすい街でもあるという、そういったまちづくりの体制が、今、必要になってきますよね。

 

(市長)
そうですね。特に若い世代の方々が小樽を離れられている実態はありますので、何とか若い世代の方々に、ここ小樽で安心して子育てができる、安心して働ける、安心して生活ができる、そんな環境を整えていく必要があるんではないかと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
その中で小樽を訪れる観光客の方ですとか、そういった数は増えていますので、大変小樽に魅力があると言うところも見逃してはいけないですね。

 

(市長)
そうですね。他の自治体に比べますと、やっぱり小樽の持ってる可能性とかポテンシャルというのは恵まれてると思いますので、それをしっかり生かしていく、小樽の強みを活かしていくということが必要なんだと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
さて、任期四年のうち残りはあと3年ということになりましたが、市長ご自身の抱負というのはいかがでしょうか。

 

(市長)
そうですね。先ほども言いましたけれども、割と身近な問題については比較的解決できたというふうに思っておりますし、解決できると思ってるんですが、やはり一番大きなのは人口減少の問題、これにどう立ち向かっていくのかということなんですね。毎年2000人以上ずつ人口が減少していってますよね。そうすると5年間で1万人、10年経つと2万人が黙ってても減少するというデータが出てます。これになんとか歯止めをかけていくっていう事が一つあると思います。それともう一つは人口が減少しても「町は元気だね」というような2つの視点から、人口の減少をできるだけ抑え、人口は減っても元気な街を目指す、この2つをテーマに取り組んでいきたいなと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
はい。わかりました。番組の中でも、たっぷりとそういったお話をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。前半は小樽市長迫市長に伺っていきました。迫市長、どうもありがとうございました。

 

(市長)
どうもありがとうございました。

 

後半

(FMパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りしています。
さて、後半は小樽市職員の方をお招きしてお話を伺っていきます。今回は小樽市保健所主幹でいらっしゃいます宇田川ゆかりさんにお話を伺っていきます。宇田川さん、よろしくお願いします。

 

(宇田川)
よろしくお願いいたします。

 

(FMパーソナリティー)
そして引き続き迫市長にもお話を伺っていきます。

 

(市長)
はい。よろしくお願いいたします。

 

(FMパーソナリティー)
さて、本日は北後志周産期医療協議会についてお話を伺っていくんですが、周産期医療って言葉はもしかすると聞き慣れないという方もいらっしゃるかもしれませんが、どういったことなのかを、宇田川さん、教えていただけますか。

 

(宇田川)
周産期というのは、聞きなれないと思いますが、妊娠22週から生後7日までのお子さんですね、その期間における妊娠・分娩に関わる母体・胎児・新生児の突発的な緊急事態に備えまして産科・小児科の両方から、総合的な医療体制が必要だということで、この時期の医療を特に「周産期医療」といっております。
後志地域における「周産期医療」の中心となる病院としましては、北海道が小樽協会病院を「地域周産期母子医療センター」として指定しておりまして、小樽協会病院はこの地域で周産期医療の重要な役割を担うことになっております。

 

(FMパーソナリティー)
その周産期医療なんですが、北後志の協議会があるということですが、これはなぜ協議会が作られるようになったのか、そういったところのお話をお伺いできればと思うんですが。

 

(宇田川)
はい。北後志周産期医療協議会の設立の経緯ですが、平成27年7月に後志地域の地域周産期医療センターである小樽協会病院が、産婦人科医師の退職により、分娩を休止することになりまして、この地域にとりまして大変大きな問題となりました。休止中は、小樽市内では、唯一分娩を扱っていた小樽レディースクリニックに多大なご協力をお願いすることとなりました。そのため、一刻も早く、産婦人科医師にお越しいただきまして、妊婦さんやこれから妊娠を予定しておられる方々に安心してお過ごしいただけるように、この地域の周産期医療を安定的に維持するために、自治体、病院、医師会など、地域全体で小樽協会病院のバックアップ体制を協議することを目的にいたしまして、平成28年5月に協議会を設立することになりました。関係者の皆さまには多大なるご協力をいただきまして、昨年の7月に分娩を再開することになりました。
協議会の委員は、積丹町、古平町、余市町、仁木町、赤井川村、小樽市の市町村長、あとは社会福祉法人北海道社会事業協会の理事長ですとか、小樽協会病院の院長、医師会、北海道保健福祉部などからなります15名で構成されてまして、協議会の会長は、小樽市長がなっております。

 

(FMパーソナリティー)
はい。この北後志周産期医療協議会が結成されまして、そして昨年、平成30年になりますけれども、7月に分娩再開ということになりましたが、この協議会、結構たくさん開催されたんではないかと思いますが、どういった支援が行われていたんでしょうか。

 

(宇田川)
そうですね。協議会は5回ほど開催いたしまして、主に産婦人科医師の確保のためにいろいろ検討しまして、平成29年12月に札幌医大ですとか、北海道社会事業協会とか協議会によりまして、「北後志地域における周産期医療の確保に関する協定書」を締結いたしまして、一丸となって、取り組んできたということです。

 

(FMパーソナリティー)
はい。小樽協会病院で分娩が再開されましたが、その後、協議会というのは何か活動はされてらっしゃるんですか。

 

(宇田川)
そうですね。協議会といたしましては、分娩再開に向けていろいろな取り組みをしましたけれども、再開後は今年の7月に協議会を行いまして、情報交換ですとか、課題の共有などをいたしました。そして引続き周産期医療体制を維持するために一丸となって協力していくということを、改めて確認をした次第でございます。

 

(FMパーソナリティー)
協会病院も施設の改修だとかが行われて、ますます利用される方には大きな支援が行われたんですよね。

 

(宇田川)
そうですね。協会病院さんの方にはLDRというお部屋を作りまして、妊婦さんが分娩で一番つらい時というのは、陣痛室から分娩室に移るということになりますが、そこを移動せずに一つのお部屋で陣痛から分娩を迎えるということで、妊婦さんのベッドの形が分娩台となりますので、リラックスした雰囲気で出産に挑むことができる設備、最新鋭のものを揃えたところです。

 

(FMパーソナリティー)
これ、すごいですね。

 

(宇田川)
はい。そうなんですよ。

 

(FMパーソナリティー)
うちの奥さんからも、陣痛から分娩台に上がるまでが、本当に大変だったと聞いていますから、これ、先に聞いておけばよかったと今、思いましたけど、そうなんですね。こうしたことで、協議会の在り方というのも、利用される方にとっては、非常にありがたいものがありますよね。

 

(宇田川)
そうですね。

 

(FMパーソナリティー)
市長、これは妊婦さんをはじめ、ご家族の方にとってもすごく安心できるお話ですよね。

 

(市長)
そうですね。先ほど人口の問題もお話をさせていただきましたけれども、安心してお子さんを生み育てる環境を作っていく上で、この問題はとても大事な問題だなと思っているんです。市民の皆さんには大変ご心配をお掛けしましたし、小林先生を始めとするレディースクリニックの皆さんにも大変なご苦労をお掛けしたなと思っています。現在、小樽協会病院は今、お話がありました通り、分娩を再開しておりますし、産婦人科の先生、それから助産師さんも定着いたしまして、正常分娩は、分娩件数の制限を設けずに対応していると伺っておりまして、私どもも安堵しています。これからも市民の皆さんに、ご安心いただけるような周産期医療を提供できるように、協議会としてもしっかりと支援してまいりたいなと思っています。

 

(FMパーソナリティー)
そうですね。宇田川さん、どうでしょう。協議会が発足して、小樽協会病院も正常に分娩が始まっているということですけれども、出産数というのはその後、何か変わったりということはあるんですか。

 

(宇田川)
そうですね。北後志6市町村の全体の出生数というのは、現在分かっている範囲ですけれども、平成28年693件、29年714件、30年604件とお聞きしています。

 

(FMパーソナリティー)
まあ、前後しているというところですね。

 

(宇田川)
そうですね。

 

(FMパーソナリティー)
小樽協会病院での出産数というのはどうですか。


(宇田川)
そうですね。昨年は、北後志6市町村の小樽協会病院様での出産数は46件ということになっています。

 

(FMパーソナリティー)
小樽協会病院でも分娩可能となっていますから、安心して皆さんにもご利用していただきたいというところはありますよね。

 

(宇田川)
そうですね。地元でぜひ、身近な地域で安心していただける環境が整いましたので、ご利用いただければと思います。

 

(FMパーソナリティー)
そうですね。
さて、迫市長、今回は小樽を含めですが、北後志周産期医療協議会について話をしていただく機会になりましたが、迫市長が協議会の会長ということになっていると思いますが、ぜひ、市長からラジオをお聴きの皆さんに一言メッセージをいただけるとありがたいんですが。

 

(市長)
そうですね。今、担当の方からもお話がありましたが、この地域の地域周産期医療センターとして、昨年7月に小樽協会病院さんで分娩を再開いたしました。この地域での周産期医療というのを維持できるように、私たち協議会も今後一丸となって、支援をしてまいりたいなと思っています。一方では、妊婦さんにも日常の健康管理に気をつけていただくことですとか、あるいは定期的に妊婦健診を受けていただくということ、それから妊婦さんもお子さんも体調不良の時もあると思うんですが、日中の時間帯に早めに受診するなど、そういった意味で上手な医療のかかり方についてもご協力をお願いしたいなと思います。妊娠出産は、病気ではありませんが、日常の健康管理が非常に大切だと思っています。多くの皆さんには、どうぞ健康に気をつけて、元気な赤ちゃんを産んでくださるようお願いをしたいなと思います。

 

(FMパーソナリティー)
はい。ありがとうございます。
今日は、迫市長、そして担当の宇田川さんにお越しいただきまして、「北後志周産期医療協議会」についてお話を伺っていきました。
迫市長、宇田川さん、どうもありがとうございました。

 

(市長・宇田川)
どうもありがとうございました。

 

エンディング

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次回は9月16日(月)です。どうぞお楽しみに。

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