FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和元年12月2日放送分

公開日 2019年12月09日

更新日 2021年01月06日

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【前半】

  • B-1グランプリ(兵庫県明石市)あんかけ焼きそば親衛隊4位入賞について
  • 創業200周年藤崎百貨店での「第12回小樽の物産と観光展」について
  • 第4回定例会に向けて

 

【後半】

  • 小樽のものづくり(歴史と技術)について

 

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

 

前半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話しを伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)
よろしくお願いいたします。

 

(FMおたるパーソナリティー)
早いもので12月に入りまして、今年も残すところあと1カ月ということになりましたね。なんだか寒い日が続くのかなぁと思ったら今日は雨ですね。

 

(市長)
でも、明日、あさっては大荒れのような予報も出ていますので、日によって寒暖差がある感じがしますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。路面状況も気をつけたいですし、体調管理もちょっと気をつけたいところもありますね。

 

(市長)
そうですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
さて、小樽にちょっと嬉しいニュースがたくさん届いています。前回の放送でも触れましたが、迫市長自らが、道外のいろいろなところに直接伺って小樽の宣伝をするというシティプロモーションをしていただいているということで、トップセールスの話なんですが、迫市長も応援にかけつけましたB1グランプリin明石、なんと小樽市民のソウルフードあんかけ焼きそばが全国4位の栄冠に輝いたということですね。

 

(市長)
そうですね。良かったですよね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
おめでとうございます。

 

(市長)
本当に良かったです。11月23日と24日の2日間、明石市で行われまして、私は23日一日だけ参加させていただきましたが、小樽あんかけ焼きそば親衛隊の皆さんが現場に参集して、このイベントに臨んでいただいたんですが、30名を超えるメンバーがいらっしゃるんですね、初めて見ましたけれど。改めてトップセールスとかシティプロモーションとは言いますが、それとは別に、市長として市役所を離れて、ああいうふうに現場を知るということは、とても大事だなと思いました。もちろん、少しお手伝いさせていただいて、小樽の街のPRもさせていただきましたが、明石のまちづくりだとか、イベントのやり方だとか、そんなことを知るということも、やっぱり市役所の中だけでは分かりませんから、そういう意味でも大変良い出張だったなと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
このB1グランプリですが、食事の面だけではなくて、街全体の取り組みと言いますか、街のプロモーションも審査の中に全部含まれているそうですね。

 

(市長)
そうですね。ですから、たくさんのあんかけ焼きそばが売れましたが、それだけでは決してないんですね。ただ単なる人気投票だけではなくて、街をどうアピールしていくか、PRしていくかということも大事な要素だっていうことを聞いていました。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい。まあその中で今回は4位、3位の銅賞のブロンズグランプリに後一歩だったんですが、全国55の団体が参加している中での4位ですから、これまでの最高順位が9位・・・

 

(市長)
そうですね、確か9位と聞いています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そこから見たら大躍進ですよね。

 

(市長)
大躍進ですね。私は本当に一日しか分かりませんが、大変良いお天気に恵まれたんですね、11月23日というのは。小樽のブースでも多いときで待ち時間30分というのもありましたから。

 

(FMおたるパーソナリティー)
わーっ!そうですか。

 

(市長)
大体常時15分、20分はお待ちいただいてたんですが、もうブースからはみ出るくらい並んでましてね。はみ出てしまうと30分、35分という待ち時間ですし、やっぱり多いところで1時間待ちという時間の掲示も出てました。焼きそばって結構多いんですよね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。

 

(市長)
なんとか焼きそばっていうのがありましたが、あんかけっていうのはやっぱり独特ですよね。あんをかけるという焼きそばは独特だったので、もちろん味も良いですし、多くの皆さんに喜んでいただいたというのが、一番の収穫ではないでしょうか。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。これを機会にぜひ小樽にもたくさんの皆さんにお越しいただけるような形に繋がると嬉しいですよね。

 

(市長)
そうですね。街のPRもさせていただきましたが、その時、ぜひ今度は小樽に食べに来てくださいというPRの仕方ですからね、ぜひあんかけ焼きそばを食べに、小樽にお越しいただければと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
市長もお疲れ様でした。

 

(市長)
いいえ、とんでもございません。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そして、明日からまた出張になるんですね。

 

(市長)
そうですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
宮城県仙台市の百貨店藤崎さんでトップセールスをされて、小樽物産観光をPRされてくるということなんですね。

 

(市長)
はい。そうですね。この時期、物産展の時期でもありますが、だいたい藤崎さんが最後だと思うのですが、先月はお話しましたとおり、宮崎とそれから鹿児島にあります山形屋さんというデパートでPRしてきましたが、明日仙台に渡りまして、4日から今度は北海道の物産展ではなくて、今度は小樽に特化した物産展なんですね。仙台にあります百貨店藤崎さんをお借りいたしまして、小樽単独の物産展をさせていただくという・・・。これは全国的に珍しいケースなんですね。明日3日は、先にミスおたるだとかが仙台に行っておりますので、関係官庁の表敬訪問ですとか、あとは地元の報道機関にあいさつ回りをした上で、情報番組にも出演されることになっています。私は4日のオープニングに顔を出して、ご挨拶をさせていただきながら、またここでも小樽の物産と観光のPRをさせていただきたいと思っています。小樽からも40店くらい出店されるということで、皆さんと一緒に小樽のPRをしていきたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
北海道物産展というのはよく聞きますが、小樽単体での物産展というのは非常に珍しいですね。

 

(市長)
そうですね。今回12回目になるんですが、小樽物産協会の皆さんのご努力によって、この単独展が実現できたということです。藤崎さんというデパートは創業200年を超える大変古い歴史を持つ老舗ですね。多分、年末年始の商材なんかを買われるんじゃないかなと思っていますが、多くの皆さんが楽しみにされていると思いますので、しっかりPRしていきたいと思ってます。

 

(FMおたるパーソナリティー)
東北、仙台の方面で言いますと、台風の影響もあったと聞いていますからね。小樽のおいしいものでぜひ皆さんを元気づけられるといいですよね。

 

(市長)
はい。そういった意味もありますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
気をつけて明日から行っていただきたいと思います。

 

(市長)
ありがとうございます。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そして12月に入りますと市議会の方も、第4回定例会ということで年末まで様々な議論が交わされるということで、こちらもちょっと忙しくなってきますね。

 

(市長)
そうですね。今年最後の議会が、ちょうど明日、提案説明を私が行います。実質的に明日から議会がスタートということで来週の月曜日から代表質問が始まっていきます。今回は、新聞でも報道されてますが、これから人口が減っていく中で、今ある公共施設をどう再編していくかといういくつかのプランを示していて、いろんな市民の皆さんのご意見を聞きながら、これを一つにまとめていく作業があるんですが、この事が一つ大きな議論になってくるんだというふうに思ってます。市議会の方ではもうちょっと議論を深めたいということで、この公共施設の再編に当たって、特別委員会ということで、これだけを議論する委員会の設置も決めたようですから、大変多くの皆様から注目をされていく案件だなと思っているんですね。それともう一つは、これもすでに新聞に出ていましたが、観光税という税金をこれから導入していきたいということで、先日、有識者会議を開いたところです。この有識者会議でもご議論いただきながら、観光税の導入について少し議論していきます。これは例えば、どういう仕組みにしていくかとか、いただいた税金を何に使うのかということです。1回税金をいただくのは、これは宿泊税ですから、宿泊事業者さんが1回お泊りになっている方から税金を取る形になりますので、宿泊事業者さんのご理解をいただけなければいけない訳ですし、できるだけ作業も簡便でなければいけないと思いますので、その辺がいくつかテーマとして残っていますので、その辺りが議会でも審議されるのではないかと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。市民の皆さんの関心もきっと高いであろうことになると思うんですよね。

 

(市長)
そうですね。この二つは多分市民の皆さんの関心が高いのではないかなと思いますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
公共施設については利用されてる方も沢山いらっしゃいますし、また未来の世代にどう残していくかということも考えていかなければいけないですものね。

 

(市長)
そうですね。やはり20年先になると人口が今の半分になるというような推測もされていますから、そういう中でどう公共施設を配置していくことが後世に負担を残さないかということを、今から議論していく必要があると思うんですね。私どもとしては過大な負担を後世には残したくない、そういう視点でしっかり議論していきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。そして観光税についても、これからどのような形にしていくのかと議論がなされている最中だと思うんですが。

 

(市長)
そうですね。これは、税金としていただいて、使い途をしっかり明確にお示しをしておく必要があると思うんですよね。外国人観光客も多くなってますのでね、wi-fi環境ですとか、あるいは多言語表示、あるいは災害時の誘導、あるいは除排雪などもそうですね。いろいろ使い途があるのですが、しっかり小樽観光の礎を築いていくためには、やっぱり財源も必要ですので、そういったものに充てていきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
私もかつて温泉旅館に勤めていた時は、お客様から入湯税というのを頂戴していたんですが、温泉という資源をしっかりを残していくためにも、整備をしていくということに使わせていただいたわけですけれども。

 

(市長)
あくまでも目的税ですから、何に使うかということはしっかりと市民の皆さんにもご理解いただいた上で、進めていかなきゃいけないなと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。いよいよ第4回定例会も明日からスタートということになっていくということですね。また、港湾計画の策定に向けた議論ですとか、公共交通新幹線の新駅についての議論というのも考えられますよね。

 

(市長)
そうですね。それだけ課題が多いということが言えると思いますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
こちらも是非また番組の中でもお伝えしていければと思います。

 

(市長)
そうですね。ご報告させていただければと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
市長も、小樽にいる時間が少ないんじゃないかなというくらい出張も多いですし、12月は大変かなと。

 

(市長)
そうですね。11月から12月の上旬にかけては、例年のことですのでね、しっかり小樽のPRはしていきたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい。よろしくお願いします。市長もぜひ、体調に気を付けて、お過ごしいただければと思います。

 

(市長)
はい。ありがとうございます。

 

(FMおたるパーソナリティー)
前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

 

(市長)
ありがとうございます。

 

後半

(FMおたるパーソナリティー)
後半は小樽市役所職員の方にお話しを伺っていきます。「明日へ向かってスクラムトライ!」、引き続き後半もお付き合いください。さて、今日は小樽市産業港湾部産業振興課主査でいらっしゃいます清水さんにお話しを伺っていきます。清水さん、どうぞよろしくお願いします。

 

(清水)
よろしくお願いします。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そして、引き続き迫市長もお付き合いいただきます。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)
よろしくお願いします。

 

(FMおたるパーソナリティー)
さて、清水さんは、産業振興課に配属されて2年目と伺ったんですが、これまでどういった部署を経験されてきたのですか?

 

(清水)
入庁した最初の職場は市民税課でした。その後、保健所の健康増進課、現在の保健総務課ですね、次に観光振興室、次に生活支援課、その次が子育て支援課、今のこども育成課ですね、今は平成30年4月から現在の産業振興課にいます。

 

(FMおたるパーソナリティー)
様々な職場を経験されていらっしゃるんですね。慣れてきたらまた次の職場へみたいなイメージがあるんですが、そういうのって大変ではないですか?

 

(清水)
そうですね。異動は4年程度なので、私に限らず市職員は色々な職場を経験してスキルアップしていると思います。異動ごとに仕事の内容がガラッと変わるので、勉強のし直しですが、知らなかったことを知ったり、もっと深く知ったり、もっと考える、そういう部分では楽しいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
まさに日々学びの生活になり、大変になるのではないかと思いますが、市職員の皆さんはそういった様々な経験を積みながら、小樽のための仕事をしてくださっているということなんですよね。

 

(清水)
そうですね。今日は、産業振興課職員として、小樽市の産業を支えている「小樽のものづくり」、その歴史や技術などについてお話をさせていただこうと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
小樽と言えば、一般的に観光のイメージが強いんじゃないかと思うのですが。

 

(清水)
そうですね。「小樽」というフレーズでイメージするのは、小樽運河やお寿司、ガラス工芸品などが多いと思いますが、小樽のものづくりは、北海道開拓の原動力と言っても過言ではないんです。

 

(FMおたるパーソナリティー)
ほ〜、「小樽のものづくり」というと、どういったものがあるんですか?

 

(清水)
一般的に製造業と言いますが、製造業といっても食料品製造業、繊維工業、プラスチック製品製造業、金属製品製造業など様々な業種があります。

 

(FMおたるパーソナリティー)
小樽ではどういった業種が多くなるのですか?

 

(清水)
小樽市の工業統計では、事業所数・従業者数・製造品出荷額等、すべての項目で食料品が高い割合を占めています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
食料品と言われるとイメージできますね。

 

(清水)
そうですね。11月に出演した商業労政課の木間が、物産展の話しの中で食料品関係にも触れていたと思います。なので今回は、機械・金属関連を中心にお話をしたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい。先ほど小樽のものづくりというのは、北海道開拓の原動力と言っても過言ではないというお話がありましたが、小樽における機械・金属関連の製造業の歴史は結構長いものなのですか?

 

(清水)
はい。明治初期に、小樽港を玄関口として北海道開拓が進み、幌内からの石炭を運ぶために明治13年に北海道で最初の鉄道が小樽の手宮・札幌間に開通して、小樽港は石炭の積み出し港として繁栄したということは、聞いたことがあると思います。また、江戸時代中ごろから小樽は鰊の漁場として注目されていまして、鰊を求めて全国から人が集まって、財を成した人物も数多くいることが有名ですよね。日本遺産となった「北前船」がその時代を物語っています。こういった背景から、様々な物資が小樽に集まり、小樽から全国に発信されました。

 

(FMおたるパーソナリティー)
迫市長、これが「北海道開拓の原動力」になっているということに繋がるんですね。

 

(市長)
そうですね。小樽港が北海道の流通の拠点であったということで、小樽の製造業が発展していったという側面もあるのですが、今お話があった鉄道ですよね、鉄道が敷かれることによって鉄工業が根付いていき、そこで機械・金属関連の鉄工所も増えていったと、こういうことに繋がっていくと思います。それから、明治以降では北洋漁業が盛んでしたから水産加工業もそれによって礎も築かれていきましたでしょうし、農水産業の発展によってプラスチックフィルムの袋、あるいは印刷を行う企業が色内を中心に多く操業していました。それからゴムですね。ゴム工業は大正初期に「小樽ゴム工業商会」が設立されまして、これが北海道のゴム工業の発祥とされてるんですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
北海道の発祥というのは小樽なんですね。北海道開拓と発展には小樽が大変深く関わっているということなんですよね。清水さん、だから「原動力」につながっていくということですね。

 

(清水)
はい。今、市長がおっしゃったとおり鉄道の敷設によって、機械・金属関連の製造業が増えていきました。今でも市内にはいくつも鉄工所が操業しています。鉄工所もそうですが、北洋漁業が盛んになったことで水産加工業の発展と併せて缶詰製造も発展しました。その象徴が、北海製罐株式会社です。

 

(FMおたるパーソナリティー)
これはもう、小樽市民の皆さんにもおなじみではないかと思いますが、北運河にある北海製罐、「製罐のポー」という音が、皆さんにおなじみではないかと思いますが。

 

(清水)
そうです。小樽市民におなじみですよね。北海製罐は、前身の会社を含めて大正10年創業で、再来年2021年には100周年を迎える企業です。今でも北海道の農水産物を中心とした専用缶を製造していますが、有名なのは金色のカニ缶です。これは日本国内で小樽工場でしか製造していません。それだけ培ってきた技術があるということです。

 

(FMおたるパーソナリティー)
100年近く引き継がれてきた技術があるということは、すごいことですよね。

 

(清水)
はい。すばらしいです。小樽が誇るものづくり企業の一つですね。北海製罐は、機械・金属製造業など「小樽のものづくり」産業を今もなお牽引しておりまして、地域に根差したものづくり企業です。

 

(FMおたるパーソナリティー)
「小樽のものづくり」の歴史は北洋漁業から水産加工業、缶詰製造業、鉄工業と繋がっていくということで、特に北海製罐さんは、小樽のものづくり産業の象徴的な存在ということも言えますよね。

 

(清水)
はい。北海製罐だけではなく、高島にある大川鉄工所も創業100年を超える歴史のある鉄工所です。船の錨(いかり)など鍛冶製品の製造から始まり、現在は建築鉄骨の加工や溶接などが中心ですが、その技術は発展しながら継承されています。ほかにも新宮商行やミツウマなど創業100年を超えている企業は少なくありません。

 

(FMおたるパーソナリティー)
言われてみると、100年を超える、もしくは100年近いという企業が、小樽にはけっこう多いですよね。小樽のものづくり企業というのは、それだけ、古くから小樽に根差して小樽とともに成長してきたということが言えそうですね。

 

(清水)
はい、そうですね。ただ、歴史だけではありません。市内には多くの機械・金属関連のものづくり企業があり、それぞれの得意分野で優れた技術を誇っています。10月には銭函3丁目にある防雪柵や防風柵などを製造販売している理研興業が、令和元年度北海道新技術・新製品開発賞のものづくり部門で最高賞の「大賞」を受賞したところです。

 

(FMおたるパーソナリティー)
なんと最高賞である大賞を理研興業さんが受賞されたということは、迫市長、これは小樽にとっても大変嬉しいニュースですよね。

 

(市長)
そうですね。ちょうど昨年の12月8日だったと思いますが、朝里と余市間の高速道路が開通しまして、あの開通式の日もすごく天気が悪かったんですが、担当者の方から「光るワイヤーロープ」の説明を受けまして、これを付けることによって雪が降っても視認性が高くなるというお話を聞きました。まさかその商品が小樽の理研興業さんで作られているということは、全然わからなかったんですね。でも、先日、理研興業の柴尾社長と副社長が受賞の報告に来てくれまして、小樽の企業が大賞を受賞されたということは、私どもにとっても大変誇りに思いますね。それだけ高い技術力がある、技術力だけじゃないでしょうか、もちろんアイディアも必要になってきますが、そういう意味でも大変誇りに思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
後志自動車道について言いますと、雪の中の高速道路ということもあって、最新の技術が多岐に渡って使われていると伺っていますが。

 

(市長)
そうですね。かなり高い所を通っていますからね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
その中でも小樽の理研興業さんが、最高賞の大賞を受賞されている。北海道の中の大賞ですからね。清水さん、これは本当にすごいことですよね。

 

(清水)
はい。全道で11件の応募があった中での大賞だと聞いています。今回は、理研興業が大賞受賞ということでしたが、前段でお話しました北海製罐の缶詰など、ほかにも高い技術力を持った企業が数多く操業しています。例えば、缶のリングプル、野菜袋・パンお菓子の袋、水道栓、住宅の屋根や床材、マンホールの蓋、公園などの遊器具、小樽運河のガス灯の木型など、言い切れませんが、小樽にはこういったものを製造している企業もあります。私たちの生活の中にも、小樽のものづくり企業の技術が関わっているかもしれません。こういった「小樽のものづくり」企業のことをもっと知ってほしいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
おっしゃっていただいただけでも、本当にたくさんの数があるんですが、目には見えないくとも、身近なところでかかわっているものも、まだまだあるかもしれませんね。そう思うと小樽にはどんなものづくりがあるのか興味が湧いてきますね。

 

(清水)
私たちは、こういった「小樽のものづくり」をお子さんにも知ってほしいという観点から毎年親子企業見学会というのを開催しています。普段は公開していない工場の中に入ってものづくりの現場を見てもらったり、その技術を知ってもらう取組となっています。こういう事業以外でも、一般の見学受け入れをしている企業もあるので、ぜひ興味を持ってほしいですね。今後も、様々なかたちで「小樽のものづくり」をPRしていきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい。「小樽のものづくり」がこんなに歴史が深いとは知りませんでした。ものづくりの重みを感じました。今日は本当にたくさんお伺いしてまいりましたが、迫市長、ぜひ、もっともっと「小樽のものづくり」を知ってもらいたいですし、また、小樽が誇るものづくり企業がたくさんあるということ、その技術が経済の活性化につながっていること、これからも「小樽のものづくり産業」が受け継がれ、小樽を支える元気の源であってほしいですね。

 

(市長)
そうですね。「小樽のものづくり」は、小樽の歴史のもとで成長し続けてきましたが、引き続き、磨かれてきた技術が小樽の経済の源であってほしいなと思います。今日は、機械・金属関連を中心とした「小樽のものづくり」についてお話をさせていただきましたが、ぜひ、市民の皆様にも、高い技術力を持った「小樽のものづくり」と企業があることで、地域の経済を支えていることを改めて知っていただければと思っています。親子企業見学会もそうなんですね。小さいうちから小樽にこんな企業があるということを知ってもらいたいという思いからやっていますので、いろいろな取り組みを進めていきたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい、ありがとうございます。本日は、小樽市長迫市長、そして「小樽のものづくり」について、担当の産業振興課清水さんにお話を伺いました。
迫市長、清水さん、どうもありがとうございましたす。

 

(市長、清水)
ありがとうございました。

 

エンディング

お送りしてきました「明日へ向かってスクラムトライ!」、お別れの時間が近づいてきました。
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