公開日 2019年12月23日
更新日 2021年01月06日
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【前半】
- インフルエンザ早期流行。小学校の学級閉鎖が相次いでいることについて
- 議会議論始まる。小樽市議会第4回定例会について
- 「明日へ向かってスクラムトライ!」番組1年を振り返って
【後半】
- 北海道新幹線について
放送の内容
オープニング
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話しを伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティー)
早くも12月半ばとなりまして、これからは年の瀬、お正月。あっという間にが1年が過ぎ去っていくような慌ただしさがありますね。
(市長)
そうですね。
本当にちょっと前にお正月を終えたかなと思ったら、もう終わりですから、本当に早いなと思っています。今年1年振り返りますと、平成の時代はいろんな自然災害、地震も含めて多かったので、新しい令和の時代にはそういう自然災害がないようにと思われた方もいらっしゃったと思うんです。台風15号ですとか、台風19号、大変大きな台風が、その後も雨があったりして、大変大きな爪痕を日本に残したということで、改めて私たちもしっかり災害に備えていかなければならないなという思いを新たにした1年でもあったと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
この番組の中でも災害対策についてはお話を市長からもしていただきましたが、やはり備えあれば憂いなしといったところもありますよね。
(市長)
そうですよね。これまでは地震、それから津波に備えようということでやってきて、去年の胆振東部があって停電にも備えなければならないねということで停電にも備えようと。今回、河川の氾濫というまた新しいテーマが私どもに与えられたような感じがしますよね。北海道小樽の場合は、銭函の星置川、それから新川が危険な河川としていますが、市内にも中小の河川がありますから、これらについてもどういう対応ができるか、しっかり考えていかなければならないと思っていますね。
(FMおたるパーソナリティー)
備えなければいけないと言いますと、寒い時期になってきますとインフルエンザも気をつけなければいけないというのもありますね。
(市長)
そうですね。
(FMおたるパーソナリティー)
今年はこの集団風邪インフルエンザ、早くも10月中旬あたりから小樽市内では流行しているということですよね。
(市長)
そうですよね。例年より一ヶ月ほど早く流行しているということなんですね。11月から特に小学生以下の年代を中心に患者さんが増えているということなんですが、11月以降の状況で申し上げますと、12月の12日木曜日の段階で小学校で7校35の学級、それから中学校では2校2学級がすでに学級閉鎖になってるんですね。昨年のことを思い出すと12月末に警報レベルの流行となりまして、年が明けて1月になっても落ち着くことなく長期にわたって蔓延し続けたという状況なので、しっかり年末から年始にかけて気をつけなければいけないと思いますね。
(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。基本的なことかもしれないですが、インフルエンザを予防するためには、うがい手洗いをしっかり基本的なことをやっていくしかないですね。
(市長)
そうですよね。あとは予防接種なんでしょうか。やっぱりしっかりやるということだと思いますね。
(FMおたるパーソナリティー)
改めて体調管理にも気をつけていきたいなと思います。さて、前回の放送でも話題になったんですが、市議会の第4回定例会が今、真っ只中ということで、実は、今日のこの時間も議会が行われている真っ最中ということで、今日は収録でお届けしているんですが、いろいろな審議、それから議論の最中と思いますが、市議会議員さんからの質問、今回はどういったものが中心になっているんですか。
(市長)
そうですね。やっぱり一番多かったのは、公共施設の再編素案というものを前回の議会でお示しをしました。その後に市内各所で10月に市民の皆さんから意見を聞く会を行いまして、本来であるとこの12月の議会で、私どもが3パターン示したんですね。39ある公共施設をどう再編していくか、これは複合化とか統合化かと言ってるんですが、お示しをしてご意見をいただいたんですが、様々な意見をいただきましたし、その再編の素案にもない新たなご意見もいただいたりしたものですから、この12月の議会に私どもとして一つにまとめきれなかったんですね。ですからもう1回先送りをした次の3月の議会に、今度は一つにまとめた案をお示ししようと思ってるんです。そういった経過について議員の皆さんからご質問をかなりいただきました。
(FMおたるパーソナリティー)
これは市民の皆さんにとっても大きな関心事であるところだと思うんですが。
(市長)
そうですね。ですから議会の方ではより議論を深めようということで議会の中に何か特別なテーマをしっかり議論するために特別委員会って設置することができるんですね。ですから、今回議会の方で、この公共施設の再編に関する調査特別委員会委員を設置することになりまして、19日に第1回目の特別委員会が開かれますので、その中で議員の皆さんのご意見にもしっかり耳を傾けていきたいと思っているんです。
(FMおたるパーソナリティー)
本当にいろいろな声が寄せられているのではないかと思うのですが、大事なのは実際に使われる市民の皆さんの声であったり、また今後、未来に向けてどういうものを残せるかということですよね。
(市長)
やはり今の市民の皆さんは、普段お使いになっている施設は今の環境でお使いになりたい、その気持ちはよくわかるんですが、30年40年先になった時に人口も半減すると言われてますし、この再編素案の中でお示ししているデータとしては、このままの施設をこのまま維持していくと4倍の費用がかかるということになっているんですね。3.8倍だったか3.9倍。そうすると人口の半分になっている中で費用は4倍かかるということは、今の時点からしっかり考えていかなければ、後世に大きな負担を残してしまうと思っているんですね。ですからそのことも踏まえながらご意見をいただきたいなと思ってますし、10月に行った意見交換会というのが、いろんなご意見を出されたんですが、次の世代を担う方々のご意見、若い世代の方々の参加も少なくてご意見があまりないんですよね。ですからこれからどういう形で意見を吸い上げて行こうかなと思うんですが、できれば若い方のご意見もお伺いしたいなという思いでいますね。
(FMおたるパーソナリティー)
もちろん今のまま、そのまま残せればもうこれ以上のことはないんでしょうけれども…。
(市長)
そうなんです。やっぱり人口が減っていく中で利用状況というのも変わってきていますから、それから財政のことも考えますと、公共施設の面積を減らすということよりもトータルのコストをどう下げていくかということが一番大きなテーマなんですよね。ですからその辺も踏まえながら、私どもは宿題としてこれから、今、三つの案を示したものを一つに絞り込んでいきますが、そのことをしっかり念頭に置きながら、できるだけ市民の皆さんに納得いく形で一つの案にまとめていきたいと思っているんですね。
(FMおたるパーソナリティー)
今後はこうした特別委員会などでもいろいろ案を練っていって、またの市民の皆さんにお示しをしていくという形になりますね。
(市長)
そうですね。また議会というのは公開していますので、でれば多くの皆さんにこの特別委員会もお聞きになっていただいて、その上でご意見もいただければ、より議論も深まるっていくんじゃないかと思いますね。
(FMおたるパーソナリティー)
この議会というのはどなたでも自由に入ってみることができるんですね。
(市長)
そうですね。市役所の中で行われている本会議、それから予算委員会、常任委員会といろいろあるんですが、それは市民の皆さんが傍聴できることになっていますので、公共施設の再編に関する調査特別委員会も開かれますので、ぜひ傍聴いただければと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
そして市長、早いものでこの番組「明日へ向かってスクラムトライ!」も今日の放送で令和元年、今年ラストということになったんですね。
(市長)
そうですね、本当に早いですね。あっという間に一年がすぎたなと思います。私の基本的な政治姿勢というのは三つあるんですが、その中で対話ということが一つあるんですね。いつも言っていますが、行政だけでは市政は進められないと思うし、市民の皆さんの持っている意見とかアイディアをお聞きしながら、それを市政に可能な限り反映していくということが、市民の皆さんにも納得いただけるまちづくりに繋がっていきますので、この放送を通じてリスナーの皆さんからもいろんなご意見をいただきますので、そういう意味ではこのスクラムトライの番組も市民の皆さんとの対話の一つを構成してるんだと思っています、いつも。
(FMおたるパーソナリティー)
「まちづくりがスクラムトライである」ということですよね。
(市長)
そうですね。まさにこの番組の名前の通りですよね。
(FMおたるパーソナリティー)
そうですよね。市長には本当に公務で大変お忙しいなか、月に2回このように番組にご出演をいただいて、本当にもうありがたいなと思うんですが、市民の方が聞いてるのはもちろんなんですが、インターネットサイマル放送で実は北海道外のリスナーの方もお聞きいただいて、そしてご意見をお寄せいただくということもありますので、今後も引き続きぜひ番組をお聞きいただいて、そして率直なご意見もこの番組宛にお寄せいただけると嬉しいですね。
(市長)
そうですね。ぜひご意見をいただきたいと思っていますし、私だけでなくて後半に出演している職員ですね、職員も職員なりにいろいろ工夫して市民の皆さんに分かりやすく市役所の仕事を説明してますが、これからもその時々に合った市民の皆さんにお知らせしたい内容を厳選してお伝えしたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
お忙しいところではありますが、引き続きこちらの番組の方も、市長、よろしくお願います。
(市長)
はい。わかりました。今年最後ということになりますが、リスナーの皆様にはくれぐれも良いお年をお迎えいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
ありがとうございます。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございました。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、後半は小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今日は建設部新幹線・まちづくり推進室主査でいらっしゃいます楯直和さんにお話を伺いしていきます。楯さん、よろしくお願いいたします。
(楯)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティー)
さて、楯さんは平成29年の入庁なんだそうですね。
(楯)
はい。私はいわゆる新卒ではなく、電気機器関係の技術者として本州や道内の民間企業で10年以上勤めたのち、平成29年に小樽市に入庁し、今年の4月に新幹線・まちづくり推進室に異動してまいりました。
(FMおたるパーソナリティー)
はい。電気関係の技術者ということなんですね。新幹線・まちづくり推進室というは、具体的にはどのようなことをされる部署になるのですか。
(楯)
はい。新幹線・まちづくり推進室は、室長以下14名で、まちづくりに関する調査企画や政策推進、まちの景観や歴史的建造物、地域公共交通、そして高速道路や北海道新幹線に関する業務を行っております。
(FMおたるパーソナリティー)
まさに多岐にわたる業務ということなんですが、この中で、楯さんはどの業務に携わってらっしゃるんですか。
(楯)
はい。私は、高速道路と北海道新幹線に関する業務に携わっております。
(FMおたるパーソナリティー)
はい。そういえば、高速道路といいますと、昨年12月8日に後志自動車道、余市〜小樽間が開通してから、早くも1年が経過ということになるんですが、開通後はどのような状況なんですか。
(楯)
はい、後志自動車道の交通量は、1日あたり平均3,000〜4,000台となっておりまして、順調に推移していると聞いております。ゴールデンウイークのピーク時には、1日10,000台を超えることもあったそうです。
(FMおたるパーソナリティー)
1日10,000台ですか。これはすごいですね。かなり利用されていますね。
(楯)
はい。私もプライベートで何度か利用したことがありますが、後志がこれまで以上に近くなったと感じました。後志地域の観光入込客数は前年よりも増えており、国道5号で来た人は帰りに後志自動車道、逆に後志自動車道で来た人は帰りに国道5号を使う人が多く、途中で小樽にも立ち寄りながら来る人が多いという声も聞かれます。
(FMおたるパーソナリティー)
移動がスムーズになって、足を延ばしたくなるという方も多いかもしれないですよね。移動がスムーズになるといいますと、楯さんのもう一つの業務である新幹線にも当てはまりますね。
(楯)
はい。本日は、その北海道新幹線についてお話させていただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティー)
はい。夢が広がるお話になりそうです。よろしくお願いします。
(楯)
ところで村岡さんは、新幹線に乗ったことはありますか?
(FMおたるパーソナリティー)
もう20年くらい前になりますけれども、本州で秋田新幹線に乗ったことがあるんですよね。
(楯)
そうなのですね。私は本州の岐阜県の出身ですので、東京に行くときに東海道新幹線をよく利用していました。
(FMおたるパーソナリティー)
東海道新幹線といいますと、かつてJR東海のCMにありました山下達郎さんのクリスマス・イブ、これがすごく印象に残っていたのを思い出しますね。
(楯)
ちょうどクリスマス前の今の時期ですね。とても懐かしい思いでいっぱいです。恐らく、ラジオをお聞きの皆さんの中には、新幹線といえばCMで見るくらいかなという感じで、なじみが薄い方もいらっしゃるかと思いますので、今日は北海道新幹線について理解を深めていただくため、クイズを考えてきました。今から、村岡さんに新幹線に関するクイズを出したいと思いますので、ラジオの前の皆さんもぜひ一緒に考えてみてください。
(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。クイズですね。新しい試みですね。がんばります。よろしくお願いします。
(楯)
それでは、第1問。北海道新幹線は、平成28年3月に、新青森駅から新函館北斗駅間が開業しました。現在は、新函館北斗駅から先、札幌駅までの間の建設工事が進められていますが、開業予定はいつでしょうか。次の中からお答えください。
1番、6年後の令和7年度(2025年度)。
2番、11年後の令和12年度(2030年度)。
3番、16年後の令和17年度(2035年度)。
(FMおたるパーソナリティー)
これはわかります。これは2番です。2030年、令和12年になりますね。
(楯)
はい。正解です。2番の11年後、令和12年度、2030年度になります。
(FMおたるパーソナリティー)
11年後、待ち遠しいですよね。長いようであっという間のような感じもしますけどね。
(楯)
少し先なので、北海道新幹線が札幌まで来ることを実感されていない方も多いかもしれません。なお、札幌市では2030年冬季オリンピック・パラリンピック招致を目指しているとのことですが、現時点の予定では新幹線の開業が開催に間に合わないスケジュールとなっております。新幹線の札幌開業時期については、冬季オリンピック・パラリンピックの誘致に向けた動きと合わせて今後も注目していきたいと思います。
それでは、第2問に入りたいと思います。将来、札幌駅まで新幹線が走るようになったときに、北海道内の新幹線駅は全部で何駅になるでしょうか。次の中からお答えください。
1番、5駅。
2番、7駅。
3番、9駅。
(FMおたるパーソナリティー)
うーん、これはどれもありそうな気がしますが、もう勘です。1番の5駅。
(楯)
正解は2番の7駅です。
(FMおたるパーソナリティー)
ダメでした。
(楯)
ちなみに7駅というのは、同一都道府県内にある新幹線の駅の数としては岩手県、それから新潟県と並んで最多となります。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。
(楯)
今、7駅と言ったんですが、村岡さん、道内の7駅、具体的にわかりますか。
(FMおたるパーソナリティー)
ちょっと待ってくださいよ。7つですね。まず札幌、小樽はありますよね。その隣が倶知安…。え?そこから先って、どうでしたっけ。長万部、新函館北斗と言ったらもう着いちゃいますもんね。7つ…あとどこでしょう。
(楯)
あと2つがですね、長万部と新函館北斗駅の間の新八雲駅、あと道南の木古内駅。
(FMおたるパーソナリティー)
あ、木古内。
(楯)
合わせて7駅になります。なお、新八雲駅と新小樽駅は、在来線駅とは異なる場所に新たに設置される予定で、駅名は仮称となっておりまして、正式には開業が近づいてから決まります。
(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。小樽にできる新幹線の駅は、在来線駅とは異なる場所に新たに設置される予定なんですよね。
(楯)
はい。ご存知の方も多いかもしれませんが、小樽にできる新幹線駅は、天神地区に設置される予定です。ただし、大規模な開発を行うことはせずに、新幹線利用者と街をスムーズに繋ぐ仕掛けを持たせた駅として、整備していく計画です。ちなみに、開業すると日本で最北の新幹線駅となります。
(FMおたるパーソナリティー)
日本で最北、最も北にある新幹線駅になるんですね。これは知らない方も多いかもしれませんね。
(楯)
ぜひ周りの方に、教えてあげていただければと思います。それでは第3問に行きたいと思います。現在運行している北海道新幹線の車両は「H5系」といいますが、この車両の1編成の座席数は何席でしょうか。次の中からお答えください。
1番、531席。
2番、731席。
3番、931席。
(FMおたるパーソナリティー)
まったく見当もつかないですね。「H5系」というくらいですから、1番の531席。ファイナルアンサーです。
(楯)
はい。正解は2番の731席になります。
(FMおたるパーソナリティー)
すごい数ですね。
(楯)
はい。現在運行している北海道新幹線の車両「H5系」は、10両編成で、一般的な5列シートの普通車、4列シートのグリーン車、そして3列シートのグランクラスの3種類の座席があります。ちなみに10両編成で全長は250メートルにもなります。
(FMおたるパーソナリティー)
長いですね。
(楯)
また、「H5系」の「H」は所有するJR北海道の頭文字の「H」になります。同様にJR東日本が所有する車両は「E5系」といい、こちらは東を意味する「EAST」の頭文字となっています。
(FMおたるパーソナリティー)
知識が増えますね。
(楯)
はい。このように新幹線は、一般的な特急列車や飛行機と比べて2倍以上の人を運ぶことができて、一度にたくさんの人を運ぶとことができるという特徴があるんです。
(FMおたるパーソナリティー)
これはたくさんの方に小樽に来ていただいて、もちろん私たち小樽市民も新幹線を利用して、道南や本州へ足を運んでみたいですよね。
(楯)
そうですね。私の出身地の岐阜県にも、新幹線を乗り継いで行けるようになるのですごく楽しみです。
それでは第4問に行きたいと思います。現在、北海道新幹線の車両「H5系」は、北海道新幹線の区間だけではなく、新青森駅から南の東北新幹線の東京駅までに乗り入れています。そこで、この車両「H5系」の営業最高速度は時速何キロでしょうか。次の中からお答えください。
1番、時速260キロ。
2番、時速300キロ。
3番、時速320キロ。
(FMおたるパーソナリティー)
確か300キロは超えていたと思うんですよね。なので3番、時速320キロ。
(楯)
はい、正解です。3番の時速320キロになります。現在、北海道新幹線の区間では最高時速260キロとなっておりますが、乗り入れ先の東北新幹線の盛岡から宇都宮間では最高時速320キロで運行しています。新函館北斗駅から東京駅まで最速3時間58分で結ばれています。
(FMおたるパーソナリティー)
新函館北斗駅から東京駅までは3時間台で結ばれているということなんですね。そう聞くとすごく東京が身近に感じますね。
(楯)
はい。村岡さん、かなり新幹線に詳しくなってきましたね。
(FMおたるパーソナリティー)
楯さんのおかげですよ。ありがとうございます。
(楯)
ちなみに世界の高速鉄道に目を向けますと、中国では最高時速350キロ、フランス・ドイツなどでは日本と同じ最高時速320キロで運行されています。なお、最高時速500キロで運行を予定しているリニア中央新幹線の東京の品川から名古屋間は2027年の開業を目指して工事を進めており、将来は大阪まで延伸されるとのことです。それでは第5問に入りたいと思います。これは難しい問題になります。
現在、新幹線が運行している新函館北斗駅から九州の一番南にある鹿児島中央駅まで新幹線だけで移動しようとすると、最も少ない乗換回数は何回になるでしょうか。
1番、1回。
2番、2回。
3番、3回。
(FMおたるパーソナリティー)
北海道から九州までですからね。3回くらいは乗り換えがあるんじゃないですか。3番3回。
(楯)
正解は2番の2回になります。
(FMおたるパーソナリティー)
へー、2回の乗り換えで。
(楯)
はい。東京駅と博多駅で乗り換えになります。新函館北斗駅からはやぶさに乗って東京駅まで行き、そこでのぞみに乗り換えます。次に博多駅でさくらに乗り換えます。調べたところ12時間程度で着いてしまうようです。
(FMおたるパーソナリティー)
12時間。北海道から九州まで陸続きで12時間は、これは早いですね。
(楯)
はい。朝早く出れば、その日の夕方には着くことができます。盛り上がってきたところですが時間の関係もありますので、クイズは以上となります。村岡さん、いかがでしたか。
(FMおたるパーソナリティー)
いやー。知ってるようで知らないことがいっぱいありましたし、すごく新幹線にますます興味が沸きましたし、やっぱり早く新幹線に乗ってみたいなという気分になりましたね。
(楯)
ありがとうございます。少しでも新幹線について理解を深めていただけましたら幸いです。
(FMおたるパーソナリティー)
はい。新幹線クイズで大変盛り上がりましたが、迫市長、新幹線駅開業に向けた取り組み、確実に進められているということですよね。
(市長)
そうですね。市内でもすでにトンネルの工事が始まってるんですね。なかなか皆さんの目には届きにくいんですが、もう工事は始まっています。私たちも北海道新幹線の開業に向けまして、ちょうど1年ぐらい前だったと思いますが、小樽商工会議所と小樽市の2者で事務局を担う、いわゆる官民連携の組織なんですが、北海道新幹線小樽まちづくり協議会というのを設置しまして、その中で関係機関ですとか市内各団体、それから市民の皆さんにもご意見をいただいているところなんです。大きく分けて2つのテーマがありまして、新幹線を利用していただくためのまちづくりをどうしようか、皆さんに小樽に来ていただかなければいけませんから、まちづくりの面から議論いただこうかということが一つと、もう一つは先ほどもお話しにありましたが、在来線の駅と離れてますから、この二次交通対策と言ってるんですが、この移動を円滑にできるような戦略も考えていかなければならないということで、2つの分科会でご議論いただいてるんです。それともう一つはすべての新幹線が小樽駅に停まるわけではないんですね。小樽を通過していくケースというのもあるんですが、北海道新幹線のダイヤが決まるというのは、本当に開業の間近になってからなんです。小樽の駅にできるだけ新幹線に停まってもらいたいですよね。だから、そのための戦略も考えなきゃダメだよねというご指摘もあるので、先ほど言いました二次交通対策とソフト対策のほかに、何とか新幹線を小樽に多く停まっていただくような戦略も考えていこうというようなご意見をいただいてます。そういう中で開業まで11年ですが、多分あっという間に来ると思うんですね。官民が一丸となって一度しっかり取り組んでいかなければならないと思ってますし、新幹線の開業効果というのもしっかり小樽が受け止めることができるように皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。大変大きな事業だと思っています。
(FMおたるパーソナリティー)
今日は迫市長、そして北海道新幹線について担当の新幹線まちづくり推進室の楯さんにお話を伺いしました。
迫市長、楯さん、どうもありがとうございます。
(市長、楯)
どうもありがとうございました。
エンディング
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想もお待ちしています。