ナホトカ市の最近のできごと(2016年11月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

 

2016年11月15日

  • 2016年11月15日「ウラジオストク自由港」(※)の優遇措置により、ナホトカ企業の投資が刺激される。

 

ボストーチヌイ港

極東発展会社の情報によると、ウラジオストク自由港監視委員会は、ナホトカの企業の2つの投資案件を認めた。石炭の積み替えを専門とするロシアでも最大規模のステベ会社の株式会社「ボストーチヌイ港」は第3期積載コンプレクス(複合的施設。以下同じ)の建設に172億4500万ルーブル超を投資する。

また、合同会社「VCT」も物流コンプレクスの開設と事業運営のため1億4700万ルーブル超を向ける用意があると表明した。


 このように、ナホトカ管区内において、自由港の優遇措置を求める企業の数は17社に達している。全体としては5年の間に、これらによる投資額は248億1300万ルーブルが、労働市場においては1100超の雇用増加が見込まれている。現在、すでに8社が域内在駐の認定を受け、残りは極東発展会社からの承諾手続きの過程にある。


 物流と製造の分野において、大きな案件がある。たとえば、株式会社「ナホトカ漁港」は、工場の設備更新と処理能力の増強に39億ルーブル超を計画している。同社の敷地内に建設される積み替え施設は、取り扱う貨物の量を3倍、年間で300万トンまで増やすことを可能とする。合同会社「漁業船団燃料基地」は、石油ヤードの建設のため29億5000万ルーブルを投資する。合同会社「リバジャ漁港」は、港湾施設の更新に1億3450万ルーブルを投入する計画であり、同じく合同会社の「ソユーズ・ガス」は鉄道油槽車からタンクにLPGを移し替えるためのターミナルの建設を計画している。案件の実現には2億1000万ルーブルが必要とされている。


 その他として、700万から2500万ルーブルの投資を準備している案件がある。それらの企業は、光ダイオード製品、プラスチック製食器、標準規格の漁業用具さらには産業廃棄物の無害化のための製品の製造のために、新たな生産施設を稼働させたいと考えている。


 ナホトカ市を含む沿海地方の15の自治体におけるウラジオストク自由港の規定は、2015年10月12日から発効している。2016年7月には、サハリン州、ハバロフスク地方、カムチャッカ州、チュコト自治管区の重要な港湾に自由港の規定を適用することの決定が採決された。適用される連邦法によって認定された域内在駐企業は関税と税の優遇措置を受けられ、まさに企業の発展を可能とするものである。ナホトカ市行政府と議会は自らも、追加的な税の優遇措置を制度化した。

 

ナホトカ市行政管広報担ナタリア・ドゥブロビーナ


※)「ウラジオストク自由港」

 天然資源以外の輸出産業育成を目指すための経済特区で、域内の企業には税の減免や、外国人労働者雇用のための手続きの簡素化などの優遇措置が与えられます。

お問い合わせ

総務部 秘書課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111 内線211,212
FAX:0134-25-1487
このページの
先頭へ戻る