ナホトカ市の最近のできごと(2009年7月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近の出来事をお伝えします。

2009年7月16日 カーメンカ川の改修の半分が終了

 ナホトカの中心部を流れるカーメンカ川が変貌を遂げつつある。工事区間のうち最も長い区間の整備が、市との契約に基づいて、9月1日まで竣工することになっている。(詳細記事は以下のとおり)
  ナホトカ市の発注計画に基づいて、ポストィシェフ通りとマリノフスキー通りに架かる橋の区間で、川底の清掃と石のブロックによる護岸が予定されている。工事延長は780メートルで、昨年の工事延長の3倍となることから、今回の河川整備は、複合商業施設「中国の壁」 (写真左)沿いの片側で行われている。市の入札の結果、「ストロイテリ(「建設者」の意)43」社が請け負うこととなり、5月の始めに着手した。
 「今日までに総工事量の50%以上が終了し、第一工事区間のポストィシェフ通りに架かる橋から「中国の壁」までの270メートルの区間で工事を終えた。清掃と しゅんせつが行われ、水面から2メートル50センチの高さまで2列に石の蛇篭(注)が積まれた (写真右)。その上を帯状の鉄筋コンクリートで覆い、さらに、装飾されたフェンスを保護するための柱が取り付けられることになっている。」とイリーナ・サゾントーヴァ整備局長は語った。
 「中国の壁」周辺では護岸工事が最盛期を迎えている。マリノフスキー通りに架かる橋までの次の工事区間では、予備的な土上工事が行われている。作業は順調に進んでおり、必要となる材料、建設機械、作業員らも確保され、同社は契約期間の9月1日までに工事を終えるとしている。
 イリーナ・サゾントーヴァ局長によると、市行政府はすでに隣接する次の工事区間の整備の準備を開始したとのことだ。今年度の予算では、全区間で散策路を整備することになっており、その総面積は5000平方メートルに及ぶ。
 このほか、「中国の壁」の所有者が、商業施設を通り抜けることができる三つの通路の建設に着手しており、これによって地域住民は迂回をせずに、マリノフスキー通りから河岸に出ることができるようになる。また同時に、カーメンカ川に面した「中国の壁」の壁面が、今年改修されることになっている。

(ナホトカ市管区行政府 広報担当)

(注)蛇篭(じゃかご) 丸細長く粗く編んだ籠の中に、栗石や採石などを詰めたもの。河川工事の護岸、水制などに用いる。(岩波書店 広辞苑より引用)

2009年7月15日 知事に沿海石油加工工場を説明

 沿海地方のセルゲイ・ダリーキン知事とナホトカ市のオレグ・コリャージン市長が、沿海石油加工工場の説明会に出席した。説明会では、「ロスネフチ」社沿海石油加工工場のウラジミール・ニケリャソフ第一副支配人が施設建設の経過について報告を行った。(詳細記事は以下のとおり)

  沿海石油加工工場は、ナホトカ市行政管区とパルチザンスク市の境界に敷地面積720ヘクタールを有する巨大な生産コンプレックスとなる予定である。さまざまな生産施設の建設にあたっては、1000名から2500名が必要となり、その大部分は技術者である。
 石油の生産能力は年間2000万トンである。すでに第一段階で、ガソリン、灯油、プロパン、ブタン、コークスや硫黄など幅広い製品の出荷が計画されている。第二段階では、ポリエチレンやポリプロピレンなどが生産されることになっている。
 工場の計画、建設段階で、環境の問題には特別の配慮を払わなければならない。全ての段階で、環境に有害な物質を排出しない最新のテクノロジーが採用されることになっている。
 計画への投資者は「ロスネフチ」社で、同社は工場建設のほか、社会基盤の整備にも投資を行うこととしている。石油加工工場の建設者や労働者のための「石油工業労働者」と呼ばれる住宅地区の建設が計画されており、すでに、住宅の一棟がナホトカ市の「漁業者通り」沿いに建設されている。
 セルゲイ・ダリーキン知事は、「ロスネフチ」社の計画を高く評価している。知事によると、この計画は、炭化水素原料の輸送や高度な加工を行うクラスターの構築を予定している沿海地方の2025年までの発展戦略に合致するとのことだ。工場建設は新たな雇用の場の創出と、国内外の市場で求められている品質の高い製品の供給とを可能にするものだ。

(ナホトカ市管区行政府 広報担当)

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