ナホトカ市の最近のできごと(2009年2月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

 小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近の出来事をお伝えします。

2009年2月24日 日本の新作映画の上映

 2月27日から3月1日までナホトカで日本映画祭が開催される。在ウラジオストク日本総領事館が、ナホトカ市役所の後援を得て、市民に日本の最近の映像文化を紹介するために企画されたものである。(詳細記事は以下のとおり)
 映像は生け花や歌舞伎と並んで日本文化の一つであり、その特徴は人情味溢れる作品が多いことである。このたび、ナホトカ市民に日本の国民的な文化をより身近に感じてもらうための機会が提供された。
 ナホトカ市国際交流担当のイリーナ・シェルビーナ主幹は、2月27日から3月1日まで、映画館「海燕」で日本映画祭が開催されると述べた。3日間のプログラムは、2005年から2006年にかけての日本映画を上映するもので、作品は「ALWAYS 三丁目の夕日」、「雪に願うこと」と「時をかける少女」である。どの作品も高い評価を得るとともに、国際映画祭での受賞がある。字幕スーパーで上映され、入場は無料である。
 日本映画祭は毎年ナホトカで開催されている。舞鶴市、小樽市、敦賀市とは長い年月姉妹都市関係にあるが、日本映画祭はそれ以上に隣国の友好関係と相互理解を強調するものである。
  • 「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年、133分)
     映画監督:山崎 貴
     1958年の東京下町が舞台。夕日町三丁目に住む人々の暖かい人間関係が描かれている。
     
  • 「雪に願うこと」(2005年、112分)
     映画監督:根岸 吉太郎
     ばんえい競馬が行われている北海道が舞台。そりの上の騎手がスピードとパワーを競う。
     
  • 「時をかける少女」(2006年、98分、アニメーション)
     主人公の高校2年生の女子学生は鉄道事故に巻き込まれ、その後、時間を移動できる能力を身につける。

2009年2月9日 地産地消の推進

 ナホトカの食品市場の3分の1は、地域の食品加工企業に製造された食品群によって構成されている。2008年には、17メーカーによって1万6000トンを超えるさまざまな種類のパン、肉さらには乳製品が出荷された。(詳細記事は以下のとおり)

 ロシア人の家庭の食卓にはいつの時代にもパンがあり、それは今でも変わらない。製造協同組合の「ナホトカ製パンコンビナート」と七つの小規模工場の製品によってナホトカ市民の生活は支えられている。1年間で、パン製品のほか、菓子類やマカロニなど4,818トンが製造され、「話の世界」という企業では、タルトやピロシキなど23.6トンが出荷された。
 市乳業コンビナートは長い間閉鎖されていたが、昨年中頃から製造を再開。半年間で、製造ラインから出荷されたおいしく、健康によい製品757トンがナホトカ市や市外の消費者を惹き付けた。総生産の半分以上は、ケフィール(ヨーグルトの一種)、ヨーグルトや飲むヨーグルトで、いずれも生きた乳酸菌が豊富に含まれている。牛乳やサワークリームの売れ行きも好調である。
 製肉コンビナートとラチミール社のほか四つの専門工場は、1年間で1万500トンの肉製品を出荷した。地元メーカーによるペルメニ(ロシア風餃子)、ソーセージ、カツレツその他の総菜は地域で高い評価を得ている。
 ナホトカ市市場消費局ガリーナ・コレイキナ局長が指摘するように、自由競争の条件のもとで、移入品を選択するか、あるいは地場の製品を選択するかは、どの消費者にとっても正当な権利である。 このため、ナホトカの食品加工企業は市民の需要の3分の1を満たすだけで、余剰分は市外へと出荷している。「しかし、必要があれば、生産能力の増強によってパン、肉、乳製品の3種の食品群はナホトカ市民に十分供給できる」とガリーナ・コレイキナ局長は述べた。
 ナホトカの生産者たちは、弾力的な価格政策と品質の高さをもって、商品を市場に供給している。原材料価格が上がる中で、生産者たちは価格と品質のバランスを取ることに努めながら、良質な商品を提供している。

 

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