ナホトカ市の最近のできごと(2009年3月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

 小樽市の姉妹都市である ナホトカ市行政府のホームページ より、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近の出来事をお伝えします。

 

2009年3月24日 スケトウダラの出漁航海が好調

 オホーツク海でのスケトウダラ漁が終盤を迎えている。同海ではナホトカ遠洋漁業局やその関連企業の船舶で1000人を超える乗組員が従事している。フィレや助子などの製品は、外貨の獲得源にもなるので出漁航海はどの漁業会社にとっても重要なことである(詳細記事は以下のとおり) 。
 「漁は順調に行われており、今年は豊漁だ。学術機関もこれを裏付けており、チンロー(太平洋漁業海洋学研究所)は次年も大量のスケトウダラの接近が期待できると楽観的な予測を行っている。われわれの船団は順調に作業を行っており、計画指標を維持できるよう努力している。船団を構成する全ての船舶によって1日に900トンを超えるスケトウダラの水揚げがある。天候の変化によって若干の指標の修正は必要となるが全体としてはいい状況である。」と遠洋漁業局のセルゲイ・ユルタエフ船団局長は述べた。
 漁期の成果は乗組員たちにとっては重要なことだ。すなわち、豊漁は給料のアップを意味するからである。オホーツク海だけで、遠洋漁業局の船団は13隻の大型船で操業を行っており、どの船舶でも80名を超える乗組員が従事している。漁船には廃棄物を出さない技術が導入されており、原魚は100%利用されている。遠洋漁業局の関連工場では、スケトウダラの頭が落とされ、フィレ、すり身、助子などを生産しており、残った部分は魚粉にされている。加工度が高いフィレやすり身は、遠洋漁業局の商標<БАМРРОЛИЗ>が付され、主にヨーロッパで購入されており、原魚はロシアやアジア・太平洋諸国で好まれている。 
 遠洋漁業局やその関連企業にとって、漁期は1月24日にスタートし、3月下旬から4月上旬にかけて終了する。漁業規則によって、どの海域においても漁の終わりは3月31日と4月9日とされている。その後、スケトウダラの産卵が始まるため、この後10月15日までオホーツク海は禁漁となる。
 2009年のクォータ(割当量)は、国家によって、前の年より20パーセント増量されることになっており、この決定はスケトウダラの漁業者に受け入れられた。出漁は、この冬と秋の2つのシーズンに分割され、これによって、市場価格の維持が可能となる。10月15日からオホーツク海ではスケトウダラの2回目の漁期がスタートする。
 船団は当面、航海の任務を終えることとなり、漁のあとは陸揚げが行われる。冷蔵庫には一時に搬入ができないことから、港には2隻ずつが順次、接岸することになる。船団は、オホーツク海からナホトカまで5昼夜かけて帰港する。ほとんど4月いっぱいは乗組員たちと家族の久しぶりの再会で賑わうこととなる(ナホトカ遠洋漁業局広報担当) 。

2009年3月2日 オレグ・コリャージン氏が市長選に当選

3月1日に行われたナホトカ市長選で、現職のオレグ・コリャージン氏が当選を果たした。投票者の69.03%の支持を受け、獲得票数は30,767票だった(詳細記事は以下のとおり) 。

 ナホトカ市選挙管理委員会によると、ナホトカ市長選には44,572名の有権者が投票を行い、選挙人名簿に登載された選挙人による投票率は36.58%であった。アンナ、スレドニャ地区で79%、リヴァジャ地区で60%を超える高い投票率が示された。市長選の投票は105の選挙区で行われ、選挙管理委員会によって陸上に75カ所の投票所が設置されたほか、投票日の3月1日に航海に出ている30隻の船舶内にも投票所が設置された。候補者別の投票は次のとおり。

コリャージン・オレグ・ゲンナジーヴィッチ氏(現職)得票数30,767票、得票率69.03%
クチャシェンコ・オレグ・ヴィクトロヴィッチ氏(市議会法務部長)得票数3,950票、得票率8.86%
オレイニク・ビャチェスラフ・ミハイロヴィッチ氏(「ナホトカ電気系統」社地区長)得票数8,569票、得票率19.03%

 市選挙管理委員会ユーリー・カイダノヴィッチ委員長は、沿海地方選挙規則第78条第8項に基づき、投票数の50%を超える得票があったコリャージン・オレグ・ゲンナジーヴィッチ氏がナホトカ市長に承認されたと述べた。2004年12月19日に行われた前回選挙の投票率は44.2%で、その時の同氏の得票は26,550票で、得票率は50.21%であった。

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