ナホトカ市の最近のできごと(2009年12月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

2009年12月29日

コジミノで「東シベリア-太平洋パイプライン」が供用開始

プーチン首相

ロシアのプーチン首相が「東シベリア-太平洋パイプライン」 の供用開始のセレモニーに出席し、ナホトカ管区のコジミノ 石油特別港で、最初のタンカーに石油の積載をスタートさせ た。(詳細記事は以下のとおり)

 

ウラジミール・プーチン首相のほか、イーゴリ・シュバロフ第一副首相、イーゴリ・セチン副首相、ヴィクトル・イシャエフ極東全権大使、セルゲイ・ダリーキン沿海地方知事、オレグ・コリャージン市長らがコジミノでのセレモニーに出席した。「東シベリア-太平洋パイプラインの建設は、現在のロシアでは最大級のプロジェクトの一つで、その工事延長はバイカル-アムール(バム)鉄道よりも長い。5年の間にパイプラインの建設に3億6000万ルーブル、コジミノ石油特別港の建設に6000万ルーブルが投下された」とプーチン首相は述べた。

パイプラインの終点となるコジミノ石油特別港でのシステムの稼動は、新たな可能性を示すものだ。プーチン首相は、「このプロジェクトはロシア極東と東シベリアの発展を後押しするものであり、アジア太平洋地域の新しい、将来性のある市場を指向する戦略的なものだ」と語った。

 最新のパイプラインシステムは、原油を供給するばかりではなく、新しい技術やおよそ3000人の働く場を生み出すことになる。「パイプラインの建設に当たり、冶金工場では稼働率が上昇し、技術者たちの業務量も増加した」と首相は指摘した。

 「みなさんは世界的な金融経済危機の状況のもとですべてを成し遂げ、作業を終えることに成功した。しかも、電気供給などインフラが十分整っていないタイガの厳しい環境の中で作業を行った。今、すべてが成し遂げられ、それは技術者と労働者の才能と労働の賜物であり、まさに大事業である」とプーチン首相は述べ、新年に向けてのすばらしい贈り物であると強調した。

 タイシェット-スコボロジノ間の第一期建設は2006年4月にスタートした。この構想のルートは、イルクーツク州、サハ共和国、アムール州を経由する。そして終点のコジミノ石油特別港は沿海地方に属する。

 この構想の第一段階では、年間1500万トンの石油を取扱うことが可能となり、第二段階では、これが3000万トンになる。コジミノ湾からの石油は、アジア太平洋地域の諸国に輸出されることになっている。

ナホトカ管区行政府広報担当

 

 

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2009年12月18日

オレグ・コリャージン氏の5年

オレグ・コリャージン氏

オレグ・コリャージン氏がナホトカ管区行政府を主導してから5年が経過した。2004年12月19日に市長選に勝利し、2009年3月1日には厚い信任を得て、再選された。(詳細記事は以下のとおり)

 

 5年前までナホトカの住民たちを悩ませた問題を、今ではすでに思い出すことはなくなった。その一つは、オレグ・コリャージン氏が選任されるまでの数年にわたって解決が試みられた水道水供給の問題であった。新しい市長が着任してから作業班は、半年間この問題に対処した。ナホトカにとって水道水の安定供給は今では当たり前のこととなっている。冬期間の熱の安定供給も同様だった。もちろん、順調ではなかったが、市では計画に基づいて、10月15日から4月下旬あるいは5月上旬まで熱を供給している。燃料は、あらかじめ、しかも必要量が全量確保され、以前のように不足を来たすことはなくなった。

同氏が民選市長として最初に決めたことは、公営住宅事業の安定化であった。現在でも戦略的に実施されている。長年にわたりこの分野に蓄積された課題を一気に解決することは不可能であるが、同氏はこの問題を直接管理下におき、改善を続けている。

もう一つは都市整備の問題である。5年の間に、以前は夢のようだった計画が具体化された。特に、ダリニー通りを経由してナホトカ大通りに出るための工事に伴って、迂回路となる自動車道路が改修され、交通量の多い区間には街路灯が設置された。カーメンカ川の護岸や隣接する地域の整備も具体化された計画である。今日では整備された河岸の延長は1キロ以上になり、今後も工事は継続されることになっている。

ナホトカは明らかに変化を遂げており、内外に誇れる港湾都市としての風格を手に入れようとしている。通りは近代的な緑化が施されるとともに、バス停の改修プログラムのほか、既存公園の改修や新しい公園の新設が具体化されている。毎年、幹線道路とその他の道路との複合的な改修工事のため、多くの作業が遂行されている。

ナホトカ管区行政府の配慮の中心にあるのは社会的分野である。5年の間、文化、芸術施設が改築され、また、病院、診療所、学校、保育園を本来あるべき姿とするため多くの事業が行われた。15年もの停滞の後、住宅建築が復活し、新しい住宅や住宅団地が造られるようになった。当局は、礼拝施設の建設に積極的に関与している。ナホトカは、回教徒の礼拝堂が開かれた沿海地方では最初の都市である。トボリスキーの丘にはカザンの聖母マリアのイコンを祀った寺院が建設されているほか、レベジーナヤの丘には正教の鐘楼が姿を見せた。

行政府にとって地方議会の議員との建設的な関係が構築され、このことは行政課題の解決にとって重要な条件となっている。市は、多くの問題に関して、沿海地方行政府や知事の顕著な支援を感じ取っている。近年、ナホトカは沿海地方において独特な経済発展の拠点となっており、行政管区内においては大規模な国家プロジェクトが実現されている。それらは、コジミノ湾の石油特別港、沿海石油加工工場、ウランゲリ湾での「サハリン1」向けの石油天然ガス採取用プラットフォーム建造のためのドック、アジア太平洋諸国向けのヘリウムステーションなどの建設である。

ナホトカ管区行政府広報担当

 

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