ナホトカ市の最近のできごと（2016年5月）

• 小樽市の姉妹都市であるロシア沿海地方ナホトカ市の最近のできごとを、ナホトカ市行政府のホームページ（外部サイト）や現地の新聞などからお伝えします。
• そのほかの「ナホトカ市の最近のできごと」は「ナホトカ市」のページをご覧ください。

　美術展示センターの企画によるアート展「職人、芸術家たちがまちに」は、ナホトカ市の66年の祝賀に協賛する野外行事となった。

　「ナホトカ市の日」（注）にレーニン通りの並木道が、オリジナルの工芸品を入手できる野外ギャラリーに、そして、独創的な空間に変わった。ロシア芸術家協会ナホトカ支部の画家とアマチュアのデザイナーたちが、自分たちの独創性を広く来場者にアピールした。21名の作家が、美術展示センターに付属するクラブ「大衆的な作家」の働きかけで、様々な素材から作られた作品の展示即売会に参加した。薄いフェルト地の衣類、彩色された木製食器、シラカバ樹皮の加工品、そのほかアクセサリーや刺繍などが来場者の関心を引いた。

　「自由なマイクロフォン」と名付けられた広場は芸術祭の場所となり、即興の舞台では、市民が「ナホトカ市の日」を祝い、アマチュアのアーチィストたちが出演した。「アーティストたちが観衆と直接触れ合うことで、私たちは、野外舞台の伝統を復活させることできた。こうした感情の交流は、演者と観衆の双方を豊かにするものだ。」と美術展示センターのマリーナ・ヌルガリエーヴァ支配人は指摘した。

　本質的には市民の思い出が詰まった市立博物館の小広場がアート展にマッチした。移動スタジオで録音された市民の声が、最新の設計による歴史メディア・コレクションに加えられた。

　注）ナホトカ市は1950年5月18日に村から市となり、この日を「ナホトカ市の日」として、市内では毎年さまざまなイベントが開催されている。今年66回目を迎えた。

ナホトカ市行政管区広報担当マリーナ・ヴィノグラドーヴァ