ナホトカ市の最近のできごと(2016年6月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

2016年6月2日

ナホトカ市と中国吉林市の商工会議所が協定書に調印

 2016年6月2日、ナホトカ市と中国吉林市は、両市の商工会議所間の協力についての協定書に署名を行った。


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 中国からの代表団が、ナホトカ市との経済協力関係の拡大を目的に同市を訪問した。実務者のグループは、中国北東地方の地方政府の代表、貿易、農業、建設会社の幹部によって構成された。団長は、吉林市商工会議所のチャン・ヤッツェ副会頭が務めた。

 ボリス・グラドキフ第一副市長と市議会からはミハイル・バセフ議長代理が出迎え、表敬訪問にはイリーナ・シェルビーナ市長補佐官、ガリーナ・コレイキナ産業部長、アンドレイ・クラシリニコフ商工会議所会頭が同席した。


 チャン代表は、ロシアによる極東及びバイカル地域の発展計画、同時にウラジオストク自由港に大きな関心を抱いていると述べ、両市の通商関係の拡大にとっていい刺激でもあると強調した。さらに、中国は、ロシアが重要な役割を担っている国際物流ルートとともに、アジアとヨーロッパを結ぶ新シルクロード計画を検討していると語った。

 グラドキフ第一副市長は、代表団にナホトカ市の社会経済状況を紹介するとともに、国際協力の視点からの将来展望について話した。特に、2015年度において、ナホトカ港は、貨物積換量が国内第二位であり、アジア太平洋地域におけるロシア最大の港であると説明した。


 会談ではより緊密な相互利益体制を構築することの必要性に結論が至り、プロジェクト実現の視点に立った対応の方向性が議論された。中国側は、観光、農業、食品加工、さらには運輸、建築の分野での実務レベルでの関係の活性化を重要視した。ミハイル・バセフ氏は青少年交流が重要であり、現在においても将来においても、その過程において善隣友好関係が強化されていると強調した。

 会談の最後にナホトカ市と吉林市の商工会議所が協定書の調印を行った。双方は通商協力拡大の条件を整えることとし、その分野での新しい関係を切り開くこととした。協定に基づき双方が互いに情報を提供することは、好しい関係の維持とパートナーシップ事業の実施のため、また、相互に代表者を招聘することは公式的な施策への関与のため効果的であろう。

 2016年は両市の友好関係がスタートしてから26年となる。この間、さまざまな共同事業や、青少年、専門家の交換が行われ、経済、文化、教育、医療の分野で経験が積まれている。

参考写真2

 

ナホトカ市行政管広報担ナタリヤ・ドゥボレヴィーナ

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