公開日 2020年12月14日
更新日 2021年01月12日
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2016年7月5日
夏の健康増進キャンペーン
2016年7月5日、夏の健康増進キャンペーンの最初の一ヶ月間で、およそ1800人の生徒たちが郊外のキャンプ場で休息した。
ナホトカ市教育局によると、「喜び(オットラーダ)」「アルバトロス」「夢(メチター)」「虹(ラドゥガ)」など6つの郊外キャンプ場が生徒たちを受け入れた。どのキャンプ場のプログラムも体力の向上や精神的なリラックスを図ることが目的とされた。
生徒たちの活動的で知的な休息、つまり、娯楽性のある行事のほか、創造的かつスポーツ的なゲームは、体力の向上と精神的なリラックスを助長した。
すべてのキャンプ場では5度の食事が提供され、健康診断や処置、治療のための体制が整えられている。
一部のキャンプ場では、専門性を有したカリキュラムが導入された。「夢(メチター)」というキャンプ場内では、毎年二週間、「博学者(エルージット)」と名付けられたサマースクールを開設している。ナホトカ市教育局と極東国立大学の共同事業で、すでに10年が経過している。50名の高学年が新しい知識を身に付けた。彼らは、高等教育を受けることを目指す積極的な生徒たちである。毎日、時間割が用意され、前半の一週間は、極東国立大学の講師が7科目の指導を行い、ここで学ぶ“博学者”たちは、数学、物理、生物、歴史、心理学、自然科学、そして、一般教養の分野で自らの知識を深めた。同時にこの一ヶ月間に、バレーボール、水泳、テコンドーを学んでいる生徒のためのカリキュラムが組まれた。
一方、こうした健康増進キャンペーンは生活が困窮状況にある生徒たちの参加も可能としている。労働社会発展局ナホトカ支局は100名を超える生徒を生活に困らないようにと鉄道線路員に就け、彼らは沿海地方にある「私たちの客(ナーシ・ゴスチ)」と名付けられたキャンプ場で休息した。
生徒たちの休息ための安全確保は専門家たちが担い、郊外キャンプ場は市教育局、ナホトカ消防第一部隊、交通警察などの点検を実施した。キャンプ場の決まりとして、防火、交通事故や水の事故防止、さらには緊急時の対応について、生徒たちやスタッフに指導された。
ナホトカ市行政管区広報担当マリーナ・ヴィノグラドーヴァ