公開日 2021年02月02日
更新日 2024年06月07日
北海道小樽市における基本計画の概要
計画のポイント
小樽市は、従業員数の約2割・売上高の3割・付加価値額の約2割を占める製造業と、従業者数の約2割・売上高の約3割・付加価値額の約2割を占める卸売業・小売業を中心とする経済構造をなしている。また、明治~昭和初期の面影を街並みに色濃く残し、情緒あふれる雰囲気を持つことから、国内でも有数の観光都市であり、年間約790万人の観光客が訪れている。交通インフラとしては、充実した道路ネットワークのほか、2つの国際港湾(小樽港・石狩湾新港)を有している。石狩湾新港地域では大型風車発電の計画が進むほか、北海道唯一のLNG輸入基地も存在する。
こうした地域特性を生かした事業を推進し、関連産業のさらなる付加価値創出を目指すとともに、安定かつ質の高い雇用創出や地域内の他産業への経済的波及効果により、地域経済における好循環環境を目指す。
促進区域
北海道小樽市
経済的効果の目標
- 1件あたり平均47百万円の付加価値額を創出する地域経済牽引事業を8件創出。
- これらの地域牽引事業が促進区域で1.39倍の波及効果を与え、促進区域で約522百万円の付加価値額を創出することを目指す。
制度・事業環境の整備
- 不動産取得税・固定資産税等の減免措置
- 小樽市中小企業等振興条例に基づく制度融資
- オープンデータ化の推進
- 事業者からの事業環境整備の提案への対応
- 就労希望者向けセミナーの開催
- 新規学卒者とのマッチング(合同企業説明会の開催など)
- 石狩湾新港地域における新たな開発の実施
地域経済牽引支援機関
- (独)日本貿易振興機構ジェトロ北海道
- (地独)北海道立総合研究機構
- (公財)北海道中小企業総合支援センター
- 国立大学法人小樽商科大学グローカル戦略推進センター
- 小樽商工会議所
地域経済牽引事業の承認要件
【要件1:地域の特性を活用すること(1~5のいずれか)】
- 小樽市の札樽自動車道・小樽港・石狩湾新港等の交通インフラを活用した物流関連分野
- 小樽市の金属製品製造業・プラスチック製品製造業等の集積を活用したものづくり関連分野
- 小樽市の小樽運河・石造倉庫群等の観光資源を活用した物流関連分野
- 小樽市の食料品製造業の集積を活用した食料品製造関連分野
- 小樽市の風力・LNG等のエネルギー資源を活用した環境・エネルギー分野
- 小樽市のデジタル関連産業の集積を活用したデジタル分野
【要件2:高い付加価値を創出すること】
- 地域経済牽引事業計画の計画期間を通じた地域経済牽引事業による付加価値増加分が4,610万円超
【要件3:以下の1~3のいずれかの経済的効果が見込まれること】
地域経済牽引事業計画の計画期間を通じた地域経済牽引事業により、促進区域内において
- 取引額:1%増加
- 売上:1%増加
- 雇用者数:1人以上増加
計画期間
計画同意の日から令和10年度末日まで
お問い合わせ
産業港湾部 産業振興課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線263
FAX:0134-33-7432