【2016年度】過去の特別展、企画展

公開日 2021年06月27日

更新日 2021年08月26日

特別展「木版の夢−小樽に版画の種を蒔く」

趣旨

 昭和初期、小樽で交錯した5人の版画家の木版を展覧しています。世界的に著名な木版の巨匠、棟方志功や斎藤清の小樽時代、彼らを結び付けた功績者、成田玉泉の画業の一端を紹介するとともに、成田の指導のもと版画家の道を歩み、上京後才能を惜しまれながら若くして亡くなった河野薫、北海道版画界のパイオニアとして活躍した金子誠治ら、小樽ゆかりの5人の版画家を紹介します。

会期

 平成28年4月23日(土)から平成28年7月3日(日)まで

 

 

特別展「おたる潮まつり50周年記念・まつり写真展」

趣旨

 郷土が誇るおたる潮まつりは今年で50年周年を迎えます。本展はその節目にちなみ、まつりの一瞬を切り取った写真家の作品を、北海道写真協会のご後援をいただき、厳選して展覧いたします。あわせて、まつりの創設に尽力した人々を資料によって顕彰し、小樽の魅力を改めて堪能いただく契機といたします。展覧会場での「潮太鼓」や踊りの実演など普及活動も充実させ、本展により郷土が持つ「美しさ」を再確認していただければ幸いです。

会期

平成28年7月9日(土)から平成28年9月18日(日)

 

 

特別展「藤倉英幸貼り絵・北海道63景〜静かな風を聴きながら〜」

趣旨

藤倉英幸は、1970年代にイラストレーションを独学で習得し、広く活動を展開します。1980年代後半から北海道の風景を洋紙を用いて貼り絵作品として描き始めます。以後、観光絵はがき的ではない、北海道の何気ない風景の魅力を引き出し、貼り絵作品を描き続けてきました。その作品は、北海道に住む人々にとっては原風景的ともいえるものであり、自らが住む北海道の魅力を改めて知る契機となるでしょう。また、道外居住者には、北海道の魅力あふれる風景を堪能してもらえるものとなっています。2008年からの3年間は、これまでの画業の集大成として、北海道内各地の63景を厳選して創作活動を行い、このほど完結しました。その成果は画集「静かな風を聴きながら」(2013年、共同文化社発行)として刊行されています。

本展は、北海道に根ざした作家、藤倉英幸の貼り絵原画作品を中心に展覧するものです。

会期

平成28年10月29日(土)から成28年12月25日(日)まで

 

企画展「小樽・美術家の現在シリーズ坂東宏哉展 大地のエレメント」

趣旨

宇宙への憧れを抱き、自然環境への観察を深め長い時間で変化してきた大地、岩石、水の表情、空気などに注目しながら制作を続けてきた坂東宏哉。
既成のキャンバスを用いず、プラスチックボードや板に珪藻土を盛ったり、水に強い紙に描いては乾燥させ、巻き取っていくという手法で帯状に会場を包み込んだり、ユニークな制作手法を実践してきました。近年の坂東は、空から眺めた大地の隆起や沈降からイメージを掻き立てられ、地質的なもののなかにある複雑な色や形から、制作を行っています。深い質感の漂う濃い青、内側にエネルギーを秘め脈々と息づく赤褐色がダイナミックに変化していく色彩の迫力にも圧倒されます。

会期

平成29年1月7日(土)から成29年2月26日(日)まで

 

企画展「小樽・美術家の現在シリーズ末永正子展ある日の風景から」

趣旨

華やかな色彩のハーモニーとスピード感のあるストロークで、軽快な抽象絵画を展開している末永正子。本展は、先駆的な現代絵画を一つの美の空間として堪能していただく企画であり、末永正子という画家にとって必然であった変化過程に沿って展覧するものになります。

 

会期

平成29年3月4日(土)から成29年4月23日(日)まで

 

お問い合わせ

教育委員会教育部 市立小樽美術館
住所:〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
TEL:0134-34-0035
FAX:0134-32-2388
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