公開日 2021年06月27日
更新日 2021年08月26日
特別展「大月源二展新たなリアリズムを求めて」
趣旨
戦前プロレタリア美術の代表的な画家であった大月源二は、弾圧、解放に追い込まれた後、戦後は北海道に戻り「生活派」の結成に至った。本展では、仮釈放の翌年に描かれた「走る男」から1960年代までの作品の推移を粗描してみるとともに、残された言葉と背景をさぐり制作の動機や表現法の変化を辿る。
会期
平成29年4月29日(土)から成29年7月2日(日)まで
特別展「甦る炭鉱の記憶」
趣旨
小樽は北海道最初の鉄道・旧手宮線で産炭地と結びついていた。厳しい自然にさらされる北海道の生活に加え、危険を伴う労働と背中合わせのなか、炭鉱に住む人々は強い絆で結ばれ、生活を守り、そこにしかない精神文化を形成していった。本展では山で生きた人々の労働や生活、文化を知るため、夕張市教育委員会、三笠市ほか日本の近代化に大きな役割を果たした炭鉱にまつわる美術作品、資料を集め、あわせて小樽市が所蔵する手宮線関係資料を調査し展覧する。
会期
平成29年7月8日(土)から成29年9月17日(日)まで
特別展「後志の水彩画家間宮勇展」
趣旨
間宮勇は、札幌師範学校で藤野高常に水彩画の指導を受け、卒業後岩内で教職に就きながら道展・日本水彩展に出品し高い評価を受けた。厳しく人間と自然の営みに関わり合い、それらをよどみない筆致で表現し多くの人を魅了した水彩画家、間宮勇の作品を展覧。
会期
平成29年10月28日(土)から成29年12月24日(日)まで
特別展「ガラスと絵画による風土への賛辞 雪と氷のイメージ」
趣旨
新しい試みに挑戦し独自の個性を打ち出すガラス造形作家と、小樽の自然、重い雪や氷に包まれた独特の風土を描いた小樽ゆかりの画家による絵画をあわせて展覧。
会期
平成30年1月6日(土)から成30年3月4日(日)まで
企画展「命の脈動ー武石英孝展 日常から見えた尊いものたち」
趣旨
小樽生まれの武石英孝(1958〜)は北海道小樽桜陽高校在学中に、学生美術全道展で文部大臣賞を受賞したことから、美術の道に進む決意をしました。武石英孝の描く世界は、自身の思い出や記憶を辿り、探し求めた先に生み出されたものであるように感じられます。代表作のモデルは自身の娘で、背景に描かれる古い建物の木壁は、生まれ育った小樽の自宅から想起され、そこにかつての自分を投影させています。
本展は「小樽美術家の現在シリーズとして近年顕著な活動が認められる本市ゆかりの画家を紹介する企画であり、武石英孝のこれまでの足跡をご紹介する美術館による初の個展となります。
会期
平成30年3月10日(土)から成30年5月31日(木)まで