トピック展示 斎藤清と小樽

公開日 2021年07月22日

更新日 2021年07月22日

趣旨

小樽で青年期を過ごした国際的版画家・斎藤清の最初期の油彩作品と紹介するトピック展示。

小樽でガス会社に勤めていた斎藤清は、17歳のときに油絵という言葉を知り、食用油に水彩絵具を溶いてかいてみたといいます。その後絵を描きたい一心で看板屋で働き始めると、レタリングの作業から白(余白)をみてバランスをつける感覚を身につけます。

小樽時代に成田玉泉を通じて棟方志功にも出会った斎藤は、その後版画で大成。1951年のサンパウロ・ビエンナーレで日本人賞を受賞したことで名を広め、モダンな造形と日本的な風土性で、日本を代表する版画家として圧倒的な人気を得ました。余白でバランスをとる画面構成の感覚は、斎藤が小樽時代に描いた油彩画の印象的な光の表現にもみることができます。

本展では、小樽美術館所蔵の斎藤清作品と共に、小樽での若き斎藤清の姿に迫ります。

会期

令和3年7月22日(木・祝)〜令和4年1月16日(日)

小樽芸術村のとの相互割引を実施します

8月21日~9月23日(特別展Ⅲ期間)に、小樽芸術村「斎藤清」展のチケットを提示した方は観覧料を2割引きいたします。 

お問い合わせ

教育委員会教育部 市立小樽美術館
住所:〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
TEL:0134-34-0035
FAX:0134-32-2388
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